国境の南、太陽の西

国境の南、太陽の西

660円 (税込)

3pt

あの日なら、僕はすべてを捨ててしまうことができた。仕事も家庭も金も、何もかもをあっさりと捨ててしまえた。――ジャズを流す上品なバーを経営し、妻と二人の娘に囲まれ幸せな生活を送っていた僕の前に、十二歳の頃ひそやかに心を通い合わせた同級生の女性が現れた。会うごとに僕は、謎めいた彼女に強く惹かれていってーー。日常に潜む不安と欠落、喪失そして再生を描く、心震える長編小説。

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国境の南、太陽の西 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    あれ、これも読んだことあるぞ。
    村上春樹の本、もしかしてほぼ読んでるな…
    でもいつ読んだかとかまるで記憶ない…

    いま、他の本も意識して読むと
    この本のダンス・ダンス・ダンスのその後みたいだなーと思った。

    ダンス・ダンス・ダンスでいったん現実に着地したものの、やっぱり心の震えを忘れられなくて、虚無

    0
    2025年11月11日

    Posted by ブクログ

    読み終わってすぐ感想を書いている。
    そうしないと、誰かに勧めるときにありきたりな言葉を使いそうだからだ。
    主人公は側から見れば順風満帆な生活を送っている。しかしその生活は自分の努力によるものではないと考えており、生活に満足していない。
    そんな時に小学生時代に心を通わせた女性と再会して、恋に落ちる。何

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    もっともっと評価されて良い作品。
    ストーリー自体は何かの恋愛小説で見たことがあるような王道な展開。けれども、そこに春樹の魅力的な言い回しや比喩、暗喩表現が加わって、ただの恋愛小説で終わらせない世界観を構築していて流石の一言です。文章のリズムも良く、展開も気になって読む手が止まりませんでした。
    内容と

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    最後の1行の「誰かがやってきて、」は、現実世界に引き戻され、島本さんが消えてしまった空洞に対して喪失感を抱いている(島本さんのことを深く考えていた)ところへ、有紀子がやってきたということなんだろうなと思う

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    友達にオススメしてもらいました!
    出てくる女性のセリフがすごく好きだし、感情移入というか、小説としてのこの物語に心揺さぶられました。

    僕が主人公だったら耐えられないな、と思うくらい僕からしたら辛いシーンがたくさんあって、でもこれは小説だからと割り切れて、言葉にできないけど新感覚でした。

    はじめて

    0
    2025年08月29日

    Posted by ブクログ

    島本イズミと、主人公のハジメ。出会い、別れ、そして大人になって、再開する。その一連の人生のポイントにおいて、偶然とある種のきっかけが、人生に影響を与えていく。父の仕事でイズミは藤沢の江ノ島に引っ越し、そこから人生を歩んでいく。ハジメは出版社に勤めて、女性を傷つけてしまった。あるとき、後ろ姿にイズミの

    0
    2025年08月01日

    Posted by ブクログ

    すごい上質でいて,それでいて体系的であり読みやすく面白い小説だった。
    誰もが感じる自分の欠陥や、味のない肉体を自分のペルソナや環境や、考え方やそんなものを変えることで補おうとする。
    しかし,それで変わるのは外見であり魂を纏う肉体であり欠陥ではない.
    ある意味では欠陥こそが自分自身なのかも知れない

    0
    2025年07月21日

    Posted by ブクログ

    主人公は金銭的にも人間関係的にも子宝にも恵まれ、束の間のことだったかもしれないが〝性的〟にも満たされた。率直に言って、僕は主人公のことをうらやましく思った。でもそれに反して、主人公は虚無感を抱え、喪失感に襲われている。もちろんそれは最終的に、島本さんを失ったことが大きな原因だろう。でも、絶頂のあとに

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    今あらためてこの本を読み返すと、心に刺さるところばかりで、畏怖をもって読み進めなければならなかった。たくさんの人が自分を通り過ぎ、決して少なくない人達を傷つけてきた。人はどこへも行けない、決して変われない。

    0
    2025年06月26日

    Posted by ブクログ

    若い時に読んでたら、拒絶感があったと思う。
    今は、良く言葉にしてくれたな、って思う。わかる〜!と言える。

    0
    2025年06月14日

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