野﨑まどの作品一覧
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Posted by ブクログ
AIのおかげで人が仕事をしなくても良くなった社会で、AIが「仕事とは?」を考えるお話
社会のあらゆる領域がAIによって運用されるようになり、人類が義務的な労働から解放されている2205年
趣味で心理学を学んでいる内匠成果(ないしょうせいか)の元に「仕事」の依頼が来る
世界に12基ある「知能拠点」(タイタン)の管理局からの強引な依頼により「働く」事になる
12基のタイタンの内、2番目に作られた「コイオス」が謎の機能低下を起こしているという
その原因を探るべく、コイオスに働きかけで人格を可視化し、内匠はカウンセリングを行う仕事を任される
「彼」と対話した内匠は、彼が仕事の不調による「うつ病」であると診断する
他11基のAIでは人類の現在の生活を維持することができない
1基倒れただけで負荷が他のタイタンにも分散され、カスケードが起こって人類の生活が崩壊してしまう
果たして、コイオスの不調を解消する事ができるのか?
序盤のアレ
気分としては「立った立ったコイオスが立った」と喜ぶかのような興奮だったな
タイタンというネーミングと各名称はギリシャ神話のタイタン12神からだけど
この展開ありきの設定だったのだろうな
タイタンは必要な事だけに専念し、確認が必要な事は先回りせずに人に判断を任せる事に逆戻りという状況
うーん、システム運用の安全性としては、何でもかんでもシステムに任せるよりは安全なのだけどね
全てを任せるのではなく、本当に必要な意思決定のワンステップだけ人間がやるのがいいんじゃないですかね?
シリコンバレーの企業看板
Google、Yahoo!はともかくMetaは廃れたのか
あと、個人的にはパロアルトとかウケる
一般の人はそこまで知らないんじゃないですかね
人類の命運がおねショタに託される展開
ラノベ的にはアリなのだけど
お偉いさん達の危惧も、ですよねーと頷ける
12号基のフェーベ
前フリ的に、結婚するかと思ったけど違ったね
まぁ、その結果に近いような結末ではあるのだけど
終盤のシーンは「進撃の巨人」っぽくもある
英語訳は「Attack of TITAN」だしね
もしくは、ゴジラVSシリーズかな
人知を超えた存在同士のバトルというものは何故だか胸熱な気分にさせてくれる
結局、仕事についての結論
最近読んだ「古くてあたらしい仕事」では、人から必要とされること
と定義していたけど
この応えもそう違わない気がする
「やりがいのある仕事」や「いい仕事」という表現
森博嗣のエッセイでは
「~~がいがある」は「しにくい」の意味で
それをするのが好きでやってる事なので気にする必要なしというような事を書いてたな
現代人にとって仕事とは生きるためのお金を稼ぐ行為であって
そこに目的としての意義が根底にはない
でも、中にはやりがいや使命感を感じながら仕事をしている人もいる
そこから繋がる、最後のアノ存在
もし以前から存在するとしたら、コイオスの機能低下やその後の混乱の説明がつかないんだけど?
もしかして、最初からAIのシナリオ通りなのではなかろうか?
それにしても、タイタン同士でも情報を秘匿できるものなのか?
コイオス以外のタイタンは知っていたと仮定すると、やはり最初から仕組まれたものな気がする
人類の行く末が心配ではあるのだけど、ストーリー上ではその先まで描かれていて、社会的に不備無く回ってる感じ
でも、人々の思考や嗜好も、AIに上手い具合に誘導されているのでは?という疑問も残った
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今日も働く、人類へ
至高のAI『タイタン』により、社会が平和に保たれた未来。
人類は≪仕事≫から解放され、自由を謳歌していた。
しかし、心理学を趣味とする内匠成果【ないしょうせいか】のもとを訪れた、
世界でほんの一握りの≪就労者≫ナレインが彼女に告げる。
「貴方に≪仕事≫を頼みたい」
彼女に託された≪仕事≫は、突如として機能不全に陥った
タイタンのカウンセリングだった――。
アニメ『バビロン』『HELLO WORLD』で日本を震撼させた
鬼才野﨑まどが令和に放つ、前代未聞の超巨大エンターテイメント。
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Posted by ブクログ
こちらも娘がおすすめ? していたので読んだ。
相変わらず娘のチョイスは面白い。
ほんで、たしかにこれは他者におすすめする。
おすすめはするけど、…まあなんやろう…、エッジはきいてるかもしれん…。
小説を書く、ものを感じるということを物理的に書いた本、て感じかもしれへん。
感動するということは、いうたら他者や物事に心を動かされること、と、わたしは認識してるけど、それをフワァというのではなくて、
こうでこうでこうなったから気持ちが動く
みたいなことを説明するというか…。
いや、説明ではないな…。
追体験はまったくできない。
わたしは小説を読むとき、登場人物に自分の何かしらを投入して読むほうやけど、著者の小説は究極の俯瞰と思う。
自分が感じる気持ちさえ俯瞰で説明してくるから、面白いねんな。
で、たぶん娘はそういうところがささるんやろう。たぶん。
大人(?)より若い子のほうがささるかもなあ。
これをいうとかなり語弊があるかもしれへんけど、わたしらが子どものころの児童文学がこういう雰囲気やったような…。