【感想・ネタバレ】knowのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年10月25日

超情報化社会になり、脳の補助デバイス「電子葉」の移植が義務付けられた社会のお話

以下、公式のあらすじ
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超情報化対策として、人造の脳葉“電子葉”の移植が義務化された2081年の日本・京都。情報庁で働く官僚の御野・連レルは、情報素子のコードのなかに...続きを読む恩師であり現在は行方不明の研究者、道終・常イチが残した暗号を発見する。その“啓示”に誘われた先で待っていたのは、ひとりの少女だった。道終の真意もわからぬまま、御野は「すべてを知る」ため彼女と行動をともにする。それは、世界が変わる4日間の始まりだった―
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まだ咀嚼しきれていないけど、なんか凄い物語を読んだという感覚はある
そこはかとなく感じる森博嗣っぽさがある
でも、森博嗣だったらここまで説明的な文章を書かないと思うので、やはり別物ですね


近未来の常識
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幼少の頃から電子葉に慣れ親しんだ世代は、ネットで調べられることは全て 「知ってる」 と言う。ネットで調べられないことだけを 「知らない」 と言う。
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ネットの登場により、自分の記憶の仕方に変化があったのは自覚している
昔はちょっとした豆知識とかささいな情報もちゃんと覚えようとしていたけど
ネットで検索できる環境になった事で、いつでも調べられて今必要ではない情報は詳細をいちいち記憶しないようになった気がする
覚えるとしたら、エッセンスとその情報に行き当たるための検索ワード
まぁ、そんなネットの情報はなくならないという幻想も今では崩れ去っているわけだけれども、それでも昔のような情報の収集方法には戻らない
なので、未来にネットを脳の副次的なデバイスという捉え方は納得できる

ただ、膨大な知識にすぐアクセスできるからといって、それらを「知っている」というのはイコールではないかな
例えば、真偽の如何は置いておいて、wikipediaの内容を読んだところで、本質的なものは理解できないのと同様に
「知る」は段階があるからねぇ

作中でも「悟り」は知る事なのは同意できる
しかし、その知るには深さがあって、その深度は果てがないものでしょうね

なので、タイトルの「know」は「知る」と「脳」にかかってるんだろうなぁ



知ルというか、道終・常イチは何がしたかったんですかね?
まぁ、「死」の向こう側を知りたかったという事なんでしょうけど

常イチは何故死ななければいけなかったのか?
自分を発見させるだけなら他の方法もあるし
自ら死ななくても知ルと御野を引き合わせて巻き込む方法はあると思うんだけどなぁ
ってか、本当に常イチは死んだのか疑問

自分には遅いからといって、それを知らずに死ねるものなのか?


知ルが御野に会ったことがあるというのも説明されていない
機会があったとすると、やはり御野が14歳のとき大学の構内でベビーカーの子がそうだったって事か?
そんな昔の記憶があるという事なのか、それとも後で情報を知ったのか
どちらですかね?

この時点で既に未来が見えていたんだろうか?



帰ってこられる宇宙船の手段がいまいちよくわからん
結末は明確になっていないわけで
ただ単に意識が戻ったという方法ではないんじゃなかろうか?

物語のテーマとして、死の向こう側、輪、輪廻転生になっているという事は、以前の姿形とは違った生まれ変わりとして戻ってきた可能性もあるよなぁ
物語の描写の全てに意味があるとしたら、対談の先日のアレは明らかに異質だけど描写せざるを得なかったと考えると
つまりは次世代の存在として復活したって帰結になっちゃうんだけど
うーん、ちょっともやもやするものがある



「死んだあとのことなんて、子供でも知ってるよ」
という言葉

この子が一体どのくらい後の時代なのかわからないけど
知ルが何らかの方法で戻ってきて、それを社会にフィードバックしたというのは確か


一番いい味を出しているのは三縞さん
態度は明らかにアレですけど、典型的なツンデレで、御野との会話も面白い
知ルは御野の感情を知る事ができるけど、御野のレベルでは三縞の感情をまったく把握しきれていないというすれ違いを表現してるのですね

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ネタバレ購入済み

情報とは?を考えさせられるSF

2022年07月24日

電子葉を埋め込み、情報を格段に操る人が増えた社会。その電子葉を生み出した天才常イチ。
彼は何を考えていたのか。彼が育てた知ルはどうなったのか。情報の捉え方やこの情報化社会が突き進む先、処理能力の違いがどう影響するのか。この話から考えさせられることは多い。面白い。
情報と宇宙論、神話との結びつけ方も興...続きを読む味深かった。あたり作に出会った。

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Posted by ブクログ 2022年05月05日

脳に電子葉と言われるコンピュータを埋め込んで、飛躍的に情報処理ができる様になった未来の話。

面白かった。
クラスの考え方とか設定が良い。
「すべてを知る」ために行動する彼女の行動力が羨ましい。

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Posted by ブクログ 2022年03月19日

 知る大切さを改めて思い知らされた作品。
 最後の方は読者置いてけぼりでよく分からなかったが、情報化が進む今の世界に合っている本だと思うので、一読の価値はあると思う。
 特に、"覚悟"の話は興味深く読めた。
 本書で、想像力は知識によって左右されるものと語られており、読書をする意...続きを読む義が、自分の中でより確固となるものとなった。
 

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Posted by ブクログ 2022年01月16日

死んだ後のことなんて、子供でも知ってるよ。

おもしろかったー!
野崎さんはタイタンから二冊目やけど、基本的にはこういうテーマを書く人なんかな。
最後の一文を書きたいための一冊やったんかなー。とにかく知りたいというのがたどり着いたのがみんなに等しく来るのにみんな知らないものを、知りたいという欲求・・...続きを読む

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Posted by ブクログ 2022年01月13日

僕はこの本をタブレットで読んでいる。
その他にもPCを背負い、スマートフォン2台とスマートウォッチをつけている。
それに比べれば遥かにスマートな世界。
そこで繰り広げられるタタカイ。うん、戦いと言っていいと思う。
とにかく面白かった!
年の初めからこんな本に出会えるなんて!
今年もいいことがありそう...続きを読むです!

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Posted by ブクログ 2021年10月12日

面白かった〜
中二感は少しあったけど、大人な要素もあってバランスの良い話でした。

「知る」ことには限りがないなぁ

量子コンピュータが普通になってきたらどんな世界になっていくんだろうか、、、

想像できないことがやってくるって怖いけどワクワクしますね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年10月02日

文句なしで面白い
正解するカドとかバビロンよりこっちを映像化した方がいいと思う
風呂敷広げすぎないのがいいです
生きること=知ること
知識の終わり、終着点としての死に対して仏教、神話的な知識を持って人類最高の叡智が挑むという胸熱な展開
そして全部描くのでなく、エピローグで示唆する形でこっちに想像する...続きを読む余地を残して終わりを迎える
ぜひ映像化を願いたいけど、、
バビロンこけたし、難しいよな。。

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購入済み

ネットで何でも分かる時代だから

2013年10月21日

主人公が生きる時代では、人類は脳にもう1つの演算装置である『電子葉』の装着が義務づけられており、ネットの情報がまさにSF的に、日常的に展開される。人々は仮想レイヤーを街に表示させながら歩くことができる……そんな時代だからこそ、主人公の恩師の残した一人の少女が証明するのだ。何でもすぐに調べられて、『知...続きを読むっている』と『調べる』のタイムラグがないそんな時代に。
それでも人間は、見て聞いて触って知るのだと。
本文は大きく分けて2部構成である。
1つは主人公が少女に出会うまでの、万能情報社会。
1つは出会ってからの、新しい階梯へ進む少女との、万能だと感じていたはずの情報化社会について。
我々はネットを通じて様々なことを知る。
しかしうすうす気づいては居ないだろうか?
『本当に知りたいことはネットにはないのではないか』と。
漠然と抱き続けてきた感傷をこの本は刺激する。
知識と知恵と体験と経験とはそれぞれ何もかも違う。
そんな思いを抱いているなら、ぜひこの本を読むべきだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月13日

最近は久しぶりに死後の世界とか霊とかおばけとな、そう言った類のことを考える機会がおおかったけど、今回もそんな感じの話にぶち当たって、やっぱり考えているものは引き当てるものなんだなと思った。2歳の息子は自分になる前を覚えてるっていうし(日本以外の国の男性で独り身だったらしい笑)やっぱり魂の生まれ変わり...続きを読むとか、死後の世界とか、あったらいいなって思う。知りたい!とは生きるということと言われて、ああ、良かったと思った。

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Posted by ブクログ 2024年03月09日

情報のやり取りは脳に埋め込まれた「電子葉」で処理がされるのが当たり前の未来社会。全て、全知を手にいれるために行動する天才学者とその娘。

ブラックホールの中を覗ける場にいたら、覗きにいくだろうか?2度と戻ってくることができないとわかっていても。知りたいという欲求を叶えるために、天才はあらゆる準備を重...続きを読むねるのだ。凡人には思いもよならい方法で。
今回も私の想像を超える世界を見せてくれた作品でとてもおもいしろかった。

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Posted by ブクログ 2024年01月30日

友人に教えてもらい手に取った。
今まで読んだ事のないライトノベルのようなジャンル。近未来SF.将来こんな脳葉電子葉をいれた世界が実現しそうとワクワクしながら読んだ。読みやすく映像化しやすい。

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Posted by ブクログ 2024年01月04日

人々の脳に『電子葉』というコンピュータを埋め込んだ近未来日本。
高度なユビキタス社会の描写も面白かったし、主人公たちの辿る物語も非常に面白かった。
終盤のちょいとアダルトな展開は蛇足に感じたけど、全体的にはとても楽しめました!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月06日

未来の日本には、あらゆる場所に情報センサーがあり、そのセンサーを通じてあらゆる情報が集められる。そして、人間の脳には、コンピュータチップが埋め込まれ、その情報を受け取ると同時に脳内で処理する。主人公の女子中学生、知ルの脳には、量子コンピュータチップが埋め込まれており、情報処理能力が、普通の人間とは段...続きを読む違いだ。色々な経緯を経て、世界中でもう1人だけ量子チップを脳に持った人間と、情報のやり取りをすることとなる。それは、世の中の全てを知るための対話だ。対話を通じて、世の中の全てを知り、その後、死後の世界に旅立った知ルは、死後の世界の仕組みを知り、それをこの世界に伝えることが出来た、ということを暗示する場面でストーリーは終わる。
ストーリー的にとても面白いSF小説。一気に読んだ。

でも、「全てを知る」ことというのは、世の中の情報を全て集めてデータベースとして一箇所に保管し、それを処理できる量子チップの力を借りた脳を持つことなのだろうか?
物語の中に、知ルが恋心を抱く場面がある。誰かを愛することは、経験してみないと、どういうことなのか分からないのではないだろうか。世の中全てを網羅する情報データベースに知ルはアクセス出来、愛するということの一般的な意味合いや定義を知ることは出来る。でも、それでは、「愛」とは何かを知ったことにはならないのではないか。そういう風に考えると、愛ばかりではなく、何かを失った悲しみや、何かを達成した充実感や、誰かを妬む気持ち等も同じように、経験してみないと、知ったことにはならないはずだ。とすれば、人間として生きるとは、何かをデータベース的に知ることではなく、どれだけ心を動かされる経験をするかに大きく依るのだろう。

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Posted by ブクログ 2023年03月20日

こういう系統のSFをはじめて読みました。
文章をいれて、私の中で映像化していくという作業をしているので、まだ、完読してません。

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Posted by ブクログ 2022年07月05日

情報階級社会が進んだ世界の話。
階級社会が一度作られてしまったら、それを壊すことはなかなか難しいように思うが、この物語ではどんな敬意があったのだろうか。
先生との対話のシーンがいい。
ほどよいSF具合とボリュームで、思ったより読みやすかった。

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Posted by ブクログ 2021年10月25日

小説以上にこの物語を楽しめるものはない。野崎まどさんの世界観は言葉だからこそ自分の空想で無限に広げられる。シリーズ化してほしかった、この世界観、弱肉強食で甘くない世界だけれど、ほんと好き。

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Posted by ブクログ 2021年04月10日

面白かったです。表紙からもっとラノベしているかと思ったけれど、ゴリゴリの近未来SFでした。
超情報化社会で、人々は〈電子葉〉を前頭葉に着けている世界。
舞台は京都なので、過去と未来が混在してるのも良かったです。お寺や御所にも行くし。
〈電子葉〉を移植してクラス0〜6に分かれている人々の中でクラス5の...続きを読む官僚(?)連レルと、〈量子葉〉を移植されている知ルという少女が、世界を変える4日間。
連レルは振り回されてただけでもあったけど。
知ルはその名の通り全てを知ろうとしていて、ラストには『死』をも知ろうと彼岸に行ってしまったけれど、エピローグを読んで、彼女は戻ってきたのではないかと思いました。
4日後に会う人物は常イチだったのか。そう思うと切ない。
アニメ化されそうな題材だけれど、今のところラジオドラマにしかなってないのかな…。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年03月31日

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 ありそうで無かった京都SF。
 って、2013年か…なんであんまり流行らなかったんだろう? 流行ってた? 遅れてる?


 これもまた、よくある、ようでいて先端的なSF。それでいて古典への思考もしっかりとあって、その点京都を舞台にしているのも必然。京都御所内に記紀以前の文書が保管されている...続きを読むという設定も、なんというか完成されたSFが持っている有り得べき未来、と似た有り得たであろう過去のようで、ぐっと燃える。

 覚悟、という言葉の解釈が印象的でした。過去と未来。知りたい、行きたい、生きたい。なんだか着ることは生きること、を思い出した。
 知る、見る。生きる、走る。居る。いる、iru…

 どこまで?
 ☆4

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年02月03日

将来こうなることもあるかもしれないと思わされる説得力で、ぐいぐい知ルちゃんに主人公ともども引っ張られました。
死の先は怖いものではなく常識になる未来。人間がこの世で全知になったあと死の先でもまた全知を目指して知ルちゃんやさらに未来のひとたちが行ったり来たりするのでしょうか。クラス1のわたしには全く想...続きを読む像もつきません。

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Posted by ブクログ 2021年02月03日

「電子葉」によってインターネットから情報を得ることと、記憶から情報を呼び起こすことの時間差が失われた世界…という設定だけでワクワクする。私が生きている間には世界はこれに近い状態になるだろうな。流石に情報素子なんて便利なものは生まれない気がするが、メガネ型ウェアラブルデバイスなんかが普及すれば近いこと...続きを読むは起きるんじゃなかろうか。クラス*のいかにもなキャラだとか、弾道予測できたとしても避ける隙間はないだろとか思う点はないではないが、娯楽小説だしそのあたりのリアリティに突っ込むのも野暮だろう。全体としてサクッと読めて後味も良かった。アニメ化に向いてそうなスピード感とデフォルメ感。

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Posted by ブクログ 2021年01月11日

スピード感のあるSFでサクサク読み進められました。電子葉が脳に移植され、あらゆる情報を瞬時に取得できるようになった時代。昔は調べるときは紙の辞書を引いていました。今やスマホですぐに検索ができる時代です。でも時代がさらに進めば…脳内で瞬時に検索・処理ができてしまう。つまり「検索」することと「知っている...続きを読む」ことは同じ意味!便利なようでなんと危うい超情報化時代なのだろうか…。

この世で最高の情報処理能力を持つ少女・知ルは、感情がありながらもやはりロボットのように見える。人類の行き着く先を想像し、少しぞくりとした。

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Posted by ブクログ 2024年05月08日

人生で3冊目のSF、充分面白かった。圧倒的な世界観と設定の緻密さ。しかしそれだけで終わらず、しっかりとしたストーリー展開と素晴らしい読後感がある。途中から登場する1人の少女をキッカケに、前半とは全く異なる話になっていった。

設定も天才的ではあるが、全てを追おうとするとかなり難解であり、序盤は設定に...続きを読む入り込むのが少しキツかった。

因みに本題からはそれるが、SFの中でもより現実的に則したものもあれば、よりアニメっぽい、ラノベっぽいものもあるように思うが、自分はあまり後者は得意ではないのかもしれない。
それは個人的には良くない考え方に根ざしていると感じる。というのも読書とはアニメなどとは違うべき、といった無意識の思想がある気がする。さしずめ、せっかく読書をするのだから、身になるものを読まなければ、といった固定観念だろう。それはあまり好ましくないので今後もできる限り選り好みせず、幅広く読書をしていきたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月23日

世界観と物語の締め方は好き。ただキャラクターには全く魅力を感じられなかった。あえてそういう描き方かもしれないけど。終盤のロリコン的展開にはドン引き。部下の女性キャラもほぼ意味がなかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月01日

テーマも面白かったし、ところどこパンチもあるし、エンタメ小説として面白いと思ったのだけれど、最後まで「ノレ」ませんでした。
やっぱり一番無理だなって思ったのが、女性キャラの描き方・扱い方。フィクションとはいえ中学生のヒロインと…彼女に対して…というところが、まあ出だしのプレイボーイぶりからも結構うー...続きを読むんって感じだったんだけど、最後までうーーーーーーんでした。全然関係ないですが、チェンソーマン無理だなって思ったのと同じ理由で無理でした。他の作品もこういうテンションなんだろうか。

せっかくギミックやテーマは面白いのになあ…
最後の一文の「死んだ後のことなんて、子供でも知ってるよ」も良かったんだけどね…うーん残念。死んだ後のことってなんなんでしょうね?そういうところはすっ飛ばして綺麗にまとまった印象。

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Posted by ブクログ 2022年12月17日

全ての情報を「知る」ことで行き着く世界とは何なのか。生きるために知り続けた少女が辿り着いた終着点と結末、それがもたらした新しい世界の在り方、そしてエピローグの締め方が本当に美しく、「いいSFを読めた」という高い満足感を得られました。どことなく「ハーモニー」に近い世界観(情報に管理された社会の在り方や...続きを読む、個性的な名前など)も好みでした。

ただ、割と展開が力技に感じられたことと、主人公が好みではなかったこともあって、途中までハマり切れなかったのだけ残念でした。とはいえこれは個人の好みの問題なので、間違いなく日本SF小説の傑作の一つだと思います。

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Posted by ブクログ 2022年10月29日

野崎まどさんはメディアに出演することがないので作品以外からの解釈ができず難しい。
本作は近未来のSF小説で天才と天才の邂逅が描かれている印象だ。知るというと、何を知れていないかということ。突き詰めて読み進めると概念の解釈が難しい。尖った才能ある作家さんなんだなぁ…。

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Posted by ブクログ 2022年01月13日

情報ネットワークが発達した近未来、電子葉という脳をネットワーク世界に繋げるためのものを頭に入れていることが当たり前の時代、知らないことがすぐ調べられる時代に、知るとはどういうことなのか、人はなぜ知りたがるのかを電子世界最強の脳を持った少女と共に知る話。
世界観や設定は結構好きで、登場人物も濃い人たち...続きを読むなので覚えやすく話が入ってきやすいので大分楽しめた。先生天才すぎる。
あと情報遮断した部屋での行為はいるかな…?と思ったのは正直なところである…

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Posted by ブクログ 2021年01月22日

電子葉を中心とした世界観には引き込まれたが、登場人物やストーリー展開があまり好きになれなかった。

ますどの人物も掴みどころがなく感情移入しにくかった(あえてそうしているのかもしれないが)。

また基盤となるのが超情報化社会であり、他にもコードや脳、死後の世界などがテーマとなっているが、個人的に興味...続きを読むをそそられる分野ではなく、全体を通して機械的で単調だと感じた。

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Posted by ブクログ 2020年12月30日

宇宙船=子供として生まれ変わるはなるほどなぁとなった。そう思うとラストシーンの意味もわかる(むしろ子供だから知っているのか)。読解力がないので厳しい。基本全部真相が明かされるミステリを読んできた弊害か。

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Posted by ブクログ 2022年06月26日

『指先が冷たい、当たり前でしょ、死んだんだから』

野崎まどは面白い。読めばだれだってわかる。1番稚拙な例えをするなら、西尾維新と伊坂幸太郎と森博嗣を足して3で割らなかったような作家だ。渦巻いている。均等なんかではない。溺れる夢のような現実に取り残されそうだ。死んだあとの先なんか、私は知りたくないけ...続きを読むれど。

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Posted by ブクログ 2021年06月24日

死の向こう側を見るためにというのは、すごく好みの話だが
ライトノベル臭が強くてちょっと残念
主人公がモテモテとか、敵キャラの設定とか

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