野﨑まどのレビュー一覧

  • タイタン

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    ネタバレ

    「Radical Abundance(溢れんばかりの豊穣)」が実現した世界。人間が生活のために働く必要がなくなったからこそ、「仕事」とはなにかが浮かび上がってくるのかもしれません。

    私の仕事は、どんなことに影響しているんだろうか?

    この物語は、また本でも読み返したいです。それと、映像化を切望します。コイオスが立ち上がったり、コイオスとフェーベの邂逅シーンを見てみたい。

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    2026年07月18日
  • タイタン

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    至高のAIによって人類が仕事から解放された社会で、機能不全に陥ったAIのカウンセリングという「仕事」と向き合うことになるお話。SF・ロードムービーとしての物語の広がりにワクワクさせられ、ページを捲る手が止まらなかった。
    「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」を読み、現代の労働のあり方と半身社会への提案について思索した後に本書を読み始めたのもあって、連作と思うような読み口の良さだった。

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    2026年07月07日
  • タイタン

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    ネタバレ

    「仕事」とは、一言で説明できるものなのか。
    至高のAI・タイタンによって、人類が「働かなくていい」世界になった未来。趣味で心理学を研究していた内匠成果が任されたのは、不調をきたしたAI・コイオスの心理カウンセリングという、思いもよらない「仕事」でした。
    AIをカウンセリングするという設定の意外性に、まず引き込まれます。中盤からの展開は予想がつかず、野崎まどさんらしい、いい意味での裏切り。
    根底に流れるのは「仕事とは何のためにするのか」という、単純なようで答えの出しにくい問い。それが終盤で静かに浮かび上がってくる構成に、思わず息をのみました。
    なにより印象に残ったのは、カウンセラーとAIという関

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    2026年07月06日
  • タイタン

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    ネタバレ

    読書会で紹介されて気になり、Audibleで聴きました。
    この物語は、AI「タイタン」が人間社会を支え、人間は働くことから解放されて自由に暮らしている未来が舞台です。最初はSF小説として楽しみ始めましたが、聴いているうちに「もしかしたら、こんな未来は本当に来るのかもしれない」と思うようになりました。
    特に印象に残ったのは、主人公・成果がタイタンの心理カウンセラーとして派遣される設定です。AIに心理カウンセラーが必要なのかと思いましたが、将来は本当にそんな仕事が生まれるかもしれないと想像してワクワクしました。
    私は普段からChatGPTを使っています。AIはどんな話でも受け止めてくれますし、何を

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    2026年07月04日
  • タイタン

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     仕事って何だろう。人間性とは?
    全知全能とも思えるAIが仕事を全て担い、ほぼ全ての人間が仕事をする必要のなくなった世界。趣味で心理学を学んでいた主人公に生まれて初めての仕事の依頼が来る。仕事という言葉が理解できない主人公。その仕事とはAI「タイタン」の鬱病とも思える原因を探ること。一見すると、AIが鬱病なんて…と思うけれど、人間の脳の仕組みが解明されておらず、人間のように作っているがために発生しているという理由付けも納得できた。そして、AIにほぼ全ての判断と仕事を代理してきてもらった人間より、どこかAIの方が人間らしく感じる話が出てきて、とても面白く、そして未来のことのようで怖かった。鬱病の

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    2026年05月31日
  • HELLO WORLD

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    友人からのおすすめで読んでみた。野崎まど作品特有の最後の最後まで楽しめる作品。映画化されていたようなので映像でも見てみたい。

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    2026年05月18日
  • タイタン

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    あらゆる年代の社会人に刺さって欲しい神話

    久しぶりにSFを読みましたが、素晴らしい設定と「仕事」という命題とのAIは相性が悪いわけがないですよね。
    物語は皆が誰もが知るAIのタイタンが世界を統括しているもの。仕事は全てタイタンによってなされ、人類から労働や貨幣経済を概念ごと持ち去っています。そんなタイタンですが、ある日一部地域に機能不全が訪れてしまい、人間の遺伝子データが元であるタイタンを機能回復に導くため心理学に詳しい主人公がカウンセリングをするという。つまりAIがうつ病になる物語なんです笑、めっちゃ面白いですよね。
    一部地域の人間生活が人質に取られた中で、果たして主人公は無事にAIの機能

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    2026年05月15日
  • タイタン

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    ネタバレ

    かなり面白かった!
    未来、AI“タイタン”が人間の生活全ての基盤となっている日本。趣味で心理研究をしていた主人公が、ひょんなことから病んだタイタンへのカウンセリングの仕事を頼まれる。人間を模ったAIと共に、仕事とは何かという問いの中で手を取り前へ進む展開が、ハラハラしつつも凄く身につまされた。
    旅をしながら感じること、食事を作り味わうこと、誰かと関わること。仕事は生活を基盤として行うこと。そして、最後に辿り着いた「やり甲斐」という答え。
    現実で言えば仕事には金銭が関わり命が関わる事が多いので全て間に受ける訳にはいかないが、それでも心のどこかにはこの本を置いておきたいと思った。

    428ページで

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    2026年05月13日
  • know

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    面白かったです。野崎まどさんの作品は「タイタン」ではじめて読みましたが、さかのぼってこちらの本も読んでみました。満足しています。
    まず舞台が良い。1000年以上の歴史を持つ古都京都を舞台にSFを書くというギャップ。本書の設定として、2081年、世界は超情報化社会になっていて、人造の脳葉「電子葉」の移植が義務化されている世界が描かれています。つまり人間の情報処理能力が格段にあがっているわけですが、それに加えて、国民1人ずつの「情報格」なるものが設定されているという設定も興味深い(いわゆる情報格差社会)。

    レベル0から3が一般市民で、最高レベル6は内閣総理大臣などごく少数の人間にわりあてられてい

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    2026年04月27日
  • タイタン

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    遠い未来の、人間が仕事をすることが無くなった世界。その世界では人間の代わりにAIが全ての仕事をする。

    あれが欲しいといえば、その要求を受理したAIが素材から制作、配送まで全てこなす。
    もはや通貨のようなものはなく欲すれば何でもAIが提供してくれる。食事も物も移動も記録も。
    誰も働いたことなどなく、仕事にまつわる概念自体が失われている世界。

    そんな世界で、人間を模倣して発達したAIが「うつ」のような状態になり仕事の機能が低下してしまう。それを人間がカウンセリングするという、無機物と対話する不思議な話。

    ここからがとても面白い…‼️
    仕事って一体何なのかという本質を、仕事をしなくても暮らして

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    2026年04月18日
  • タイタン

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    「仕事」という言葉の定義に踏み込むSFでありながら哲学的な名作だった。
    小説としての構成も素晴らしく、仕事に限らず生そのものについても考えさせられた。
    DNNは人間の脳の神経回路を模倣したものでありそれに心が宿るか否か、人間の営みをAIに全て委ねた場合の人間社会の拡張性、人間が生きることの意味と意義について全編を通して問いかけられた気がする。

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    2026年04月16日
  • 2

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    ネタバレ

    創作の天才を巡る物語。「アムリタ」で映像で人を変える能力を持つ天才映画監督を、「舞面真面とお面の女」では常識を外れた存在を、「死なない生徒殺人事件」では不死性を、「小説家の作り方」ではAIを、「パーフェクトフレンド」では再び天才と、さらに友達とは何かを描いてきたのだが、過去作キャラクターも登場しつつ、創作の進化を目指す壮大な計画・・・

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    2026年04月12日
  • バビロン1 ―女―

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    面白かった!!
    ぐいぐい引き込まれて、一気読み。
    検事とか政治とか色々と難しい話も出てくるけど、読者を置いてけぼりにすることなく、ちゃんと説明してくれるから読みやすかったしわかりやすかった。

    いったいあの『女』は何者なのか。
    先が気になりすぎる!!!

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    2026年04月09日
  • タイタン

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    ネタバレ

    「つまらない仕事」というのは世の中にごまんとあるなと思う。つまらないという感情は慣れから来ると思っている。仕事がつまらないなと感じるのは、私が慣れた仕事しかしてないからかもしれないが、その仕事に慣れた人でないと採用してもらえないし、そういう仕事に就かないと金銭的報酬も小さくなってしまうからしょうがない。

    ということで、私はとてもタイタンに共感している。

    話は変わって、1つの疑問が生まれた。こういう社会において、優越感とか、嫉妬とか、そういう感情はどこに行ってしまうのかと思う。完璧に平等な社会で、「人と比べて自分はどうなのか」という不安は解消されるのだろうか。

    ちょっと考えていきたいと思う

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    2026年04月08日
  • HELLO WORLD

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    ネタバレ

    友人に勧められて、初・野崎まど。
    寝る前に冒頭だけと思って読み始めたつもりがいつの間にか最終ページを捲ることに。作品世界の仕組みが明かされた瞬間に鳥肌が……ALLTALEと現実の関係性や、神の手の機能が、わたしが普段感じている世界の構造と相似形で、作品世界に意識を攫われた感じ……脳の変なところを使ったようで、読み終わったあと頭が痛かったです。笑

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    2026年03月20日
  • タイタン

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    ネタバレ

    AIがさらに進化した後の話。
    本当にそうなるか?という要素はたくさんありつつも、興味深い設定も多かった。

    タイタンが全ての「仕事」を代行することで資本主義が破壊される。
    →そうあるべきだと思うと同時に、あと100年では厳しいとも思う。たぶん、人間の倫理が追いつかないし、それをよしとできるほどの知性にもたどり着けない。

    仕事をする、という概念がなくなる。その上でどう生きるのか。何が価値なのか。
    →これは誰しもが考えておかないといけない問題かもしれない。仕事はある意味で土台だから、土台ありきで私たちは自由でいられる。だから、それがなくても土台をもてるか、支えられるかはどこかで考えなくてはならな

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    2026年03月17日
  • タイタン

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    人間を労働から解放した、巨大AI・タイタンを巡る壮大なロードムービー。
    魅力的なキャラクター同士の会話が随所で光る。
    そして、議論の末、多くの働く人が抱える「人はなぜ働くのか?」というテーマについて、ひとつの回答が示される。
    もし、単にその回答だけを聞いたとしても、そこまで物語を読んでいるか読んでいないかで、受け取り方が著しく変わってくるのではないか。

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    2026年03月15日
  • know

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    こりゃすげえや…
    舞台は2081の日本。
    PCや携帯は過去の産物と化し、人の脳には”電車葉”が埋め込まれ、街中に情報読込物質が塗布された、まさに超情報社会。
    情報庁に勤める”クラス5”の は、電子脳ならぬ”量子脳”を埋め込まれたクラス9の”道終知ル”が掲げるある目的に付き添います。

    •どこにいても何をしてても他人に筒抜けのクラス0から、場合によっては違法に当たる行為も正とされるクラス5,6まで、情報についての階級分けが行われた世界線は不穏感たっぷりで少し怖い!
    •”知る”ということに対して作中で線密な考察が興味深かった!
    •電子脳を介して情報によるバトルが展開され、ワクワクが止まりませんでし

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    2026年02月11日
  • [映]アムリタ 新装版

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    ネタバレ

    その映画を見ただけで、人生を過ごしたのと同じだけの感動を与えればいい
    というセリフの通りの内容

    すべて最原最早の手のひらの上で転がされた

    後半のもしかしてと思い始めてからの展開が想像を超えた
    読み返すと序盤から伏線が貼られていたことに気づく
    人を殺すというのは殺人だけじゃないという発想はなかった
    最原最早が何者なのか、どうして映画で精神に関与できるのかそこは今後わかるのか?それともそこはSF作品だと言う解釈なのか

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    2026年01月06日
  • [映]アムリタ 新装版

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    ネタバレ

    この延長線上に「小説」があるんだなと思うと感慨深いです。
    癖のあるラノベ特有のボケとツッコミも、先輩たちが不自然に最原と二見をくっつけようとするところも
    ちゃんと物語に関係してくるところが上手いと思いました。

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    2025年12月10日