野﨑まどのレビュー一覧

  • タイタン

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    仕事とはなにか。

    各々の答えがあるかと思いますが、その根幹に潜っていく小説です。

    近未来、人工知能タイタンの発明により、今ある社会問題は全て解決されました。結果、人類は働かなくてもよくなり、仕事は遠い過去のものとなっています。
    誰もが仕事を知らずに生きている世界が本作の舞台です。

    主人公はAIのカウンセラーとなり、AIに人間を伝えていきます。
    この主人公の内省は、人間の感情に深く潜っていく気持ちよさがあります。

    もともと著者の「小説」に感動して本作を読みましたが、こちらも負けないくらいに素晴らしい作品でした。

    文章も難しすぎず、不思議と穏やかで綺麗な文章で、私はとても好きです。
    幻想

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    2026年02月13日
  • know

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    ネタバレ

    こりゃすげえや…
    舞台は2081の日本。
    PCや携帯は過去の産物と化し、人の脳には”電車葉”が埋め込まれ、街中に情報読込物質が塗布された、まさに超情報社会。
    情報庁に勤める”クラス5”の は、電子脳ならぬ”量子脳”を埋め込まれたクラス9の”道終知ル”が掲げるある目的に付き添います。

    •どこにいても何をしてても他人に筒抜けのクラス0から、場合によっては違法に当たる行為も正とされるクラス5,6まで、情報についての階級分けが行われた世界線は不穏感たっぷりで少し怖い!
    •”知る”ということに対して作中で線密な考察が興味深かった!
    •電子脳を介して情報によるバトルが展開され、ワクワクが止まりませんでし

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    2026年02月11日
  • タイタン

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    『仕事ってなに?』

    2100年代、AIが普及していき私たちの仕事が失われていった世界。趣味で心理学を嗜んでいる主人公の元に、この世界の労働を担っているAIが故障したので治す(カウンセリング)して欲しいという‘’仕事”が舞い込んでくる。そしてその主人公は“仕事”を通して仕事は何かを考えさせられる。









    自分は特に最後のAIとの対談をしている場面が面白かった。

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    2026年02月08日
  • タイタン

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    ─今日も働く、人類へ─
    野崎まど著 「タイタン」


    好きな小説ってある?
    今まででいちばん良かったと思う小説は?
    そう聞かれたら真っ先に思い浮かぶのがこの作品。

    好きすぎたので人生初、読んだことある本を文庫版で買い直して再読の旅をしました。


    初めて読んだのがちょうど長く勤めた会社を辞めて転職を考えてる時期で、人生振り返ったり先を考えたり悩んだり迷ったり、そんな時期に出会ったこの究極の“お仕事小説”


    大袈裟に言うつもりは全くないけれど、ほんとにこれが究極だと思う。舞台は未来、SF要素を含み、人の心理を探り、ロードムービーの如く《仕事》とは何か、その答えを追い求めていく。

    ‎ひとつ

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    2026年02月03日
  • タイタン

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    読むのが遅いので読み終わるのに時間がかかったけど、めちゃくちゃ面白かった!

    AI(タイタン)により、仕事や家事から解放され、人々は趣味や自由を謳歌する未来。
    心理学を趣味にしていた内匠さんに「仕事」として依頼されたのは、動けなくなったAI(コイオス)のカウンセリング。
    カウンセリングの中で内匠さんとコイオスは旅をする。この旅の様子がとても興味深い。AIだけど、こんなアナログなんだ!さっと行かないのかぁー。
    小説のテーマは「働くことの意味」。
    普通は読者側に問題を提起したり考えさせられるけど、作者は答えをはっきりと明示している所が面白かった。

    著者のプロフィールを見てたらテレビアニメーション

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    2026年02月01日
  • タイタン

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    仕事ってなんだろう?
    ということをAIが発達して仕事という概念が無くなった未来の世界を描いたsf小説。
    誰かに取って影響を与えるもの。という考え方は視点として間違えていないと思う。とても面白い小説だった。

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    2026年01月14日
  • [映]アムリタ 新装版

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    ネタバレ

    その映画を見ただけで、人生を過ごしたのと同じだけの感動を与えればいい
    というセリフの通りの内容

    すべて最原最早の手のひらの上で転がされた

    後半のもしかしてと思い始めてからの展開が想像を超えた
    読み返すと序盤から伏線が貼られていたことに気づく
    人を殺すというのは殺人だけじゃないという発想はなかった
    最原最早が何者なのか、どうして映画で精神に関与できるのかそこは今後わかるのか?それともそこはSF作品だと言う解釈なのか

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    2026年01月06日
  • タイタン

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    昨今の生成AIブーム。
    人の力は偉大ではあるものの、人材が足りないなどと現場は悲鳴を上げ、業務効率化を求め生成AIを使った時間短縮が求められているけど、そういう意味でいったら自分たちの『仕事』は?と考える機会がありました。

    そんな中たまたま本屋のPOPに目線が止まった、この本のカバーに記載のキーワード

    「仕事」

    その言葉に惹かれ購入。
    SFとはいえ、『仕事』の真理まで行き着いたとき、自分はどういった読後感を覚えるんだろう?と。

    『タイタン』という生成AIは人間が思うことを、あれこれと提案し作ってくれる。『タイタン』のいる時代は今じゃ考えられない。むしろ憧れる。
    そんな時代に生きてる成果

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    2026年01月05日
  • [映]アムリタ 新装版

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    ネタバレ

    この延長線上に「小説」があるんだなと思うと感慨深いです。
    癖のあるラノベ特有のボケとツッコミも、先輩たちが不自然に最原と二見をくっつけようとするところも
    ちゃんと物語に関係してくるところが上手いと思いました。

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    2025年12月10日
  • タイタン

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    AI「タイタン」が人間の「仕事」を肩代わりするようになった世界
    1機のAIの能率が落ちていることが分かった
    心理学を「趣味」にする主人公・内匠成果がそのAIのカウンセリングに挑むお話

    仕事が無くなった未来で「仕事ってなんだろう?」と考えるAIとヒト
    わたしたちが生きる現代での「仕事」とは何かを未来の人やAIの視点から回答してくれている

    SFだけどテーマは現実的
    突飛な展開だけど愛情を感じられて腑に落ちる着地だった

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    2025年11月30日
  • [映]アムリタ 新装版

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    天才少女・最原最早。最原が作ったアムリタを見て衝撃を受けたニ見。
    アムリタの影響力のすごいなぁ、むしろ怖いな最原とか思いつつ読んでたら、最後の映画館で明かされる真実に愕然。
    ポップな文体に騙されましたわ。
    最原の初めてできた彼氏・定本との愛の物語なのね。その過程が怖過ぎる。呪いか…いや、魔術だなこりゃ!

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    2025年11月28日
  • [映]アムリタ 新装版

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    [映]アムリタ
    一体いつから学生映画サークルの青春小説を読んでると錯覚していた…?

    これは愛の物語なのか、ミステリなのかホラーなのか。すごい小説に出会ってしまった˙ᴥ˙。

    登場人物も魅力的で一気読みでした。
    続編もあるみたいなので読みます˙ᴥ˙

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    2025年11月17日
  • タイタン

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    AIの管理する、人間は働かなくて良くなった社会になり150年。内匠成果はメインAIの不調に対処するプロジェクトに参加することになった。
    “仕事”とは何か、考え歩み旅をするSF。
    AIに人格を見出した先の展開、とても心地よい読後感。

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    2025年11月09日
  • [映]アムリタ 新装版

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    事前に細かい情報を入れず、なんとなく面白そうだな〜くらいのノリで読んでみると素晴らしい読書体験ができると思います。

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    2025年10月30日
  • 2 新装版

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    ここまで読んできた五冊の小説、なんだか大掛かりに組み上がる小説ばかりだった。それが、それがもう一度五冊で組み上がって、こんな、こんなものになるなんて。心動かされる読書体験でした。

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    2025年10月17日
  • パーフェクトフレンド

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    いやぁやられた。完膚なきまでに騙された。百合寄りの青春小説なのかと思いきや……。
    ヘンテコな名前の登場人物たち、そうはならんだろ、と言いたくなるような設定が、どういうわけかピッタリとはまる。これ以外の形をここに当てはめようとすると退屈で欠伸の出る代物に化けてしまう。
    266頁という短さながら中身は濃厚で、詰められたものは濃密だ。この分量がほどよい。これ以上長かったり、短かったりしたらテンポが狂ってしまう。寸分の狂いもない完璧な物語だ。

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    2025年09月21日
  • バビロン3 ―終―

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    アムリタの頃とはもはや作家としてのステージが違いすぎる。
    題目によって熟考し(本書においては、自殺、死、政治、法律、権利、人の在り方等大きく纏めると善悪について)、著者なりのイデオロギー、または問い。物語性を持たしたうえでそれらを我々に顕示している。私たちは考えなければならない。

    小さなコペルニクス的転回があった。
    私は自殺について、最初は物語にでてくる世間一般の答えしか持ちあわせていなかった。
    ただ今は違う。それをここで遺すほどのことでもない気がするので割愛するが、著者の出した答えにも納得している。続くことが善、終わることが悪。
    そう定義してみると、あらゆることがしっくりとはまる感覚がある

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    2025年09月09日
  • パーフェクトフレンド

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    ●「友達」をテーマにした小学生の青春コメディという感じだが、中盤から雲行きが怪しくなり、ラストの超展開で圧倒された。この著者の作品の中で、一番の傑作だと思う。

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    2025年09月05日
  • [映]アムリタ 新装版

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    ネタバレ

    アムリタから2までの6作読んだけどこれが一番おもろい。他も全部おもろいけど特に。
    犯人の動機が「愛する男に命をかけて守ってもらいたかった」とか「命をかけて守った女に殺されたと知った時の顔が見たかった」とかなかなかのサイコっぷりでやばい。
    そして読み返すとビデオ屋の店長のセリフからあの時点からずっと入れ替えさせられてたのだと気づく。

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    2025年08月28日
  • 2

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    野崎まど ここにあり
    デビューから全ての作品(計5作)がこの作品の為の序章でしかなかった
    自分の生活がかかっているものでこんなことをする作者、日本の歴史で今現在存在しないだろう
    (マニアックに言うと肉薄したのは黒い仏だけだとおもう)
    面白いとか、面白くないとかそんな話どうでもいいんですよ
    仕事で大事に作り上げた物をこんなことできる地点でこの作品は忘れるべきでないトンデモ小説なことは異論ないと思います
    というか、「2」ってタイトルと設定思いついたとしてもそれをこれだけの長編で描き切り過去のファンを捨てかねない内容
    いや本当に、普通ではない 傑作なのかはわからん

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    2025年08月15日