野﨑まどのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読むのが遅いので読み終わるのに時間がかかったけど、めちゃくちゃ面白かった!
AI(タイタン)により、仕事や家事から解放され、人々は趣味や自由を謳歌する未来。
心理学を趣味にしていた内匠さんに「仕事」として依頼されたのは、動けなくなったAI(コイオス)のカウンセリング。
カウンセリングの中で内匠さんとコイオスは旅をする。この旅の様子がとても興味深い。AIだけど、こんなアナログなんだ!さっと行かないのかぁー。
小説のテーマは「働くことの意味」。
普通は読者側に問題を提起したり考えさせられるけど、作者は答えをはっきりと明示している所が面白かった。
著者のプロフィールを見てたらテレビアニメーション -
Posted by ブクログ
昨今の生成AIブーム。
人の力は偉大ではあるものの、人材が足りないなどと現場は悲鳴を上げ、業務効率化を求め生成AIを使った時間短縮が求められているけど、そういう意味でいったら自分たちの『仕事』は?と考える機会がありました。
そんな中たまたま本屋のPOPに目線が止まった、この本のカバーに記載のキーワード
「仕事」
その言葉に惹かれ購入。
SFとはいえ、『仕事』の真理まで行き着いたとき、自分はどういった読後感を覚えるんだろう?と。
『タイタン』という生成AIは人間が思うことを、あれこれと提案し作ってくれる。『タイタン』のいる時代は今じゃ考えられない。むしろ憧れる。
そんな時代に生きてる成果 -
Posted by ブクログ
アムリタの頃とはもはや作家としてのステージが違いすぎる。
題目によって熟考し(本書においては、自殺、死、政治、法律、権利、人の在り方等大きく纏めると善悪について)、著者なりのイデオロギー、または問い。物語性を持たしたうえでそれらを我々に顕示している。私たちは考えなければならない。
小さなコペルニクス的転回があった。
私は自殺について、最初は物語にでてくる世間一般の答えしか持ちあわせていなかった。
ただ今は違う。それをここで遺すほどのことでもない気がするので割愛するが、著者の出した答えにも納得している。続くことが善、終わることが悪。
そう定義してみると、あらゆることがしっくりとはまる感覚がある -
Posted by ブクログ
野崎まど ここにあり
デビューから全ての作品(計5作)がこの作品の為の序章でしかなかった
自分の生活がかかっているものでこんなことをする作者、日本の歴史で今現在存在しないだろう
(マニアックに言うと肉薄したのは黒い仏だけだとおもう)
面白いとか、面白くないとかそんな話どうでもいいんですよ
仕事で大事に作り上げた物をこんなことできる地点でこの作品は忘れるべきでないトンデモ小説なことは異論ないと思います
というか、「2」ってタイトルと設定思いついたとしてもそれをこれだけの長編で描き切り過去のファンを捨てかねない内容
いや本当に、普通ではない 傑作なのかはわからん -
Posted by ブクログ
AIが進化し過ぎた未来、そこは人間の"仕事"が全く存在しない世界だった。
AIが作る娯楽を享受し、AIによって生活を支えて貰うことが当たり前。服選びもその日の遊びも生涯を共にする相手すらもAIが判断する方が優れているという認識が当然であり、迷う必要性もない。
この本の中で、人類は"判断力"を失っている。
判断力がないということはつまり、物事を考えるためのベース、脳内で報酬系関数の競合が抑制されているということを意味する。朝起きてから夜寝るまで、推奨活動プロセスを常時AIがサポートしている世界では悩む機会がなく、悩むことで獲得される確立的選択で得られる報