野﨑まどのレビュー一覧

  • バビロン3 ―終―

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     先日『水曜日のダウンタウン』という番組で、ペットと一緒にドミノを並べられるかという企画が、放送されていました。

     ドミノの完成には、きちんとペットがコントロールできるかがミソです。ペットが勝手に歩き回ればせっかく並べたドミノは倒れてしまいます。

     挑戦者たちはそれぞれ苦労しながら、ドミノを並べて行くわけですが、その分完成したドミノを倒すときの快感は、ひとしおではないかと思うのです。

     苦労して積み上げたものを終わらせる快感……。これって小説にも応用できるように思います。ミステリの叙述トリックなんかは、読者が積み上げた世界をぶち壊します。

     そして、この『バビロン』。叙述トリックではあ

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    2018年08月02日
  • バビロン2 ―死―

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    「いつからこの小説が、ただのミステリーだと錯覚していた?」

     この小説の感想を書こうと思ったとき、まずこの言葉は書いておかないといけない、と思いました。いや、もうホントにこれはヤバイ。

     一巻を読み終えた段階で、この小説はヤバイという匂いがしていましたが、二巻に至ってそのヤバさが爆発します。

     そのヤバさの中心にいるのは、もちろん曲世愛。不可思議で邪悪な女、というのは一巻で感じていたのですが、彼女はもはやそんな言葉では収まりません。

     神話の世界にセイレーンという、海に住む化け物がいます。その歌声を聞くと船員は惑わされ、遭難や難破してしまい命を落とすそうです。

     曲世愛は文字通りのセ

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    2018年08月02日
  • [映]アムリタ

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    ネタバレ

    何て不穏な話だ。映画で人格を殺したり、精神を自由に出来るという発想。読みやすくて、どんどん読んでしまう。面白かった!

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    2018年07月02日
  • パーフェクトフレンド

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    好きな作家繋がりで読みました。

    今回は友達がテーマ。読んでいていろいろな感情が揺さぶられました。

    普段何気ない友人について、小学生にして数学者からの考察、論点に改めて友人・親友に対して深く考えさせられました。 小説って凄いなと強く実感。

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    2018年04月21日
  • 2

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    いい意味でとんでもない作品。

    スラスラ読める文面でアッという間に読破してしまった。 自主映画を作ったことがある人は感情をこれでもかと刺激されます。

    なんども固定概念が壊されました。 このオチは絶対読めない。

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    2018年04月21日
  • バビロン1 ―女―

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    予想の斜め上をいく壮大な構想に、ただただビックリ。
    まったくのフィクションでありながら、じわじわと人間の本質を問うてくるような筆力に脱帽。

    緻密に練り上げられ、しかも予想をことごとく外してくる展開の上に、キャラには軽めテイストを配するバランス感覚。

    すごい、この人天才かも、と久々に思わされた作家。

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    2018年04月11日
  • バビロン3 ―終―

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    バビロンの由来が明らかになり、沈黙の艦隊を思わせるサミットの論戦はニケーア公会議の様相を呈した後、魔界水滸伝か百億の昼と千億の夜か、という領域に。
    新域は原潜「やまと」と同様、人類に根源の問いを突き付ける。

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    2018年03月25日
  • バビロン3 ―終―

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    本作はⅡまでと比べ形而上学的な思考を要求される。正義とは何か、自殺は悪か、を問い続けてきたシリーズは遂に「善」そのものの定義に向けて動き出す。癖のある各国の首脳達は誇りと主義の下、サミットの場で意見を戦わせる。読んでいく内に彼らが好きになってくる。先導する今回の主役アレックスは感情移入しやすく馴染み深いキャラクターであり、同時に善性を象徴するかのような鍵となる存在。アレックスやシリーズ主人公の正崎が「善」の答に辿り着こうとする時、今回もまた絶望が待ち受けている。気付くと「最悪」を待っている自分がいる。

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    2018年02月01日
  • バビロン2 ―死―

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    読み手を圧倒的に絶望させる作品。あらゆる手で希望を摘み取る手法は感情移入することを躊躇わせるほど。自殺法をめぐる世論を動かす大勝負は、善と悪をの定義を考えさせるが、その裏ではまたしても「女」が悪意を振りまいている。前作よりもスピーディかつ抑揚のあるストーリーは相変わらず面白い。しかし今回はなかなか・・・・・・これ、もう勝てないのでは・・・・・・

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    2018年01月28日
  • バビロン3 ―終―

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    過去2作の主人公から離れて新キャラ目線で進む巻。序盤、今までのショッキングさは影を潜めていて、ともすれば繫ぎの巻である感が出てしまいそうなものを、展開を持たせる問題提議と終盤の圧倒的な加速は見事。続刊早く。

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    2018年01月12日
  • バビロン3 ―終―

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    完結するのかと思ったらまさかのつづく……。     
    ついに世界規模に発展してしまった物語。     
    曲世愛、世界へ進出。     
    善とは――。     
    悪とは――。     
    悪の道を邁進する曲世。    
    正崎善は、善を守れるのか。

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    2017年12月31日
  • バビロン3 ―終―

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     何もかもが規格外、という褒め言葉がふさわしい作品。素晴らしい小説には、人の精神を高揚させる力があることを、読者自身の身をもって教えられることになるだろう。
     前巻のあの終わりを引き継いで、次の巻がいきなりアメリカから始まるというのが、まずもってぶっ飛んでいる。正崎の登場を期待する読者にさっそくの先制パンチというわけだ。
     何事もなかったかのように、淡々と。長い分量を割いて、アメリカの登場人物の描写が始まる。その描写や演出ひとつ取っても、憎らしいほど丁寧に書かれている。やがて、自分が知らず知らずのうちにこのアメリカ人たちに感情移入していると気づく頃、満を持して現れる正崎のかっこよさといったら。

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    2017年12月13日
  • 2

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    前フリに5冊も読まないといけない
    なんという 鬼畜な小説
    しかし この5冊を読んでから
    「2」を読むと
    その用意周到に張り巡らされた
    野崎ワールドのすごさが実感できます

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    2017年11月30日
  • バビロン2 ―死―

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    自殺法うんぬんを隠れ蓑にして
    「これが悪ですよー」
    という 曲世の所業が酷い

    読み終わりは
    「あああああああああ~~~」
    と正崎善と同じく
    叫ぶことしか出来ませんでした

    動画を上手く使った
    人心掌握の方法など
    小説なのに
    映像がはっきりと目の前に見える
    そんな すごい小説でした

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    2017年11月22日
  • バビロン1 ―女―

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    曲世 愛に 正義がどこまで
    通用していくのか
    正崎は 勝てるのか!

    1巻では 曲世に対する
    底知れない恐怖のみが残り
    全然 その全貌が分からないところに
    もどかしくも 一気に読ませられました

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    2017年11月09日
  • [映]アムリタ

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    途中までは 最早のどこが天才なのか
    わくわくして読むのですが
    最後は しーんとした
    恐怖が襲ってきます
    でも 二見君が
    最後まで 映画を見れるのを
    喜んでいた気持ちがわかるなぁ

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    2017年09月11日
  • [映]アムリタ

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    はぁー面白い! 冒頭で映画制作キャンパスライフが始まるのかと思ったら違った。映画制作するしキャンパスライフするのも間違ってはいないんだけど。
    Web漫画『映画大好きポンポさん』も映画愛に溢れたドープな傑作だったけど、これもまたすごい傑作でした。普通の映画じゃない、超常的な映画、神様の作った映画についてのお話。映画制作の過程がある種物語の上でのトリックというかギミックとして使われていて、そういうところにも愛がある。
    愛がある作品というのはいいものだと思う。

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    2017年06月17日
  • なにかのご縁2 ゆかりくん、碧い瞳と縁を追う

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    ローランとユリシーズが何か鼻についてむかつくとか思っていたのに、縁結びに対する情熱は本物だったから最後読んでて辛くなった。
    森先輩の話が何気に心に刺さる。
    自分が努力しても届かなくて、諦めざる得ないのも縁が関わっているなんて知りたくなかった。残酷すぎる。
    前巻と比べてシリアスな話が多かった気がする。
    それにしても、先生ですら参考にする休講予報とは何だか面白そう。

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    2017年02月19日
  • なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

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    西院さん有能すぎる。
    縁が見えたら人生楽ができるとか考えてきたけど、そんなことなさそうだし、むしろ辛いことの方が多そう。
    うさぎさんもゆかりくんの縁を突然ちょん切んなくてもよかったような気がする。
    でも、うさぎさん可愛すぎる。
    縁結びの苦労とエンゲル係数を引き換えにうさぎさんと一緒はちょっと悩む。
    ところで、ゆかりくんの大学のサークル活動おかしなのが多い気がする。
    大学ってどこもそうなの?

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    2017年02月19日
  • バビロン2 ―死―

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    あの女がもらたす絶望の物語。 
    あの女に対抗するためにはあまりにも無力。 
    あの女に対抗するためにはあまりにも無策。 
    あの女と斎開化はやはり手を組んでいるのか。 
    あの女と斎開化が目指す場所はいったい何処なのか。 
    あの女の目的はいったい何なのか。 

    正崎善は――悪に敵うのか。

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    2016年12月11日