野﨑まどのレビュー一覧

  • 小説家の作り方

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    野崎 まど の書き下ろし『小説家の作り方』

    しがない小説家に届いた女性からのファンレター。
    彼女からの依頼は、小説の書き方をレクチャーしてもらいたいというもの。
    その不思議な女性との交流から、思わぬ展開へ・・・という物語

    後半は、まさかこんな展開になるとは!と驚いた。
    いろんな伏線が張られていたんだ、と最後まで読んで納得!

    文系小説かと思いきや、おもいっきり理系へ!

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    【内容(「BOOK」データベースより)】
    「小説の書き方を教えていただけませんでしょうか。私は、この世で一番面白い小説のアイデアを閃いてしまったのです―」。駆け出しの作家・物実のもとに初め

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    2014年01月29日
  • 2

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    素敵にねじくれた構造をもった小説でした。
    冒頭では演劇小説なのかと思いましたが、「愛してる」以降はどんどんねじれて行き、なんか不思議に引き込まれるお話でした。かなりのページ数がある小説ですが、それはあまり気にならず、中盤以降は一気に読めてしまいました。
    野崎まどのメディアワークス文庫の他作品のキャラが登場しますので、そちらを先に読むとより楽しめるかも。

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    2014年01月07日
  • ファンタジスタドール イヴ

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    野崎まど、「know」に続くハヤカワ2作目。体裁や文体などあらゆる面で古典を意識しているかのようで、新しくなっているなあと感じた。太宰の「人間失格」を感じた人は多いでしょう。ただ、ジャンル的に言えばSFなので、古典とSFとの融合的な部分を強く感じた。

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    2013年12月22日
  • ファンタジスタドール イヴ

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    野崎まど「ファンタジスタドール・イヴ」は傑作。野崎まど劇場を読んでいただけに、女体に対する主人公の想いや純文学風の文体は最初、悪ふざけにも見えたがガチな作品だった。…文体については多少の悪ふざけ要素はあるだろうけれどw ただ、作品のテーマに相応しい語り口調であるのは確か。

    文学的・哲学的なSF作品というと「テクノロジーと倫理」という問題はよく出てくるが、この作品ではSFを背景にしながらも、人間自身を描いているのが面白い。人に言えない異常性に苦しみ、だからこその罪悪感や孤立感に苦しむという、誰しもが持つような苦しみが描かれる。

    笠野と遠智の二人の友人の対比もよかった。大兄は自らの異常性に苦し

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    2013年11月19日
  • 2

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    アムリタから2まででひとつの物語を成しているといっていい構成。そして各巻の超展開は全て「2」の為に。

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    2013年11月17日
  • know

    購入済み

    ネットで何でも分かる時代だから

    主人公が生きる時代では、人類は脳にもう1つの演算装置である『電子葉』の装着が義務づけられており、ネットの情報がまさにSF的に、日常的に展開される。人々は仮想レイヤーを街に表示させながら歩くことができる……そんな時代だからこそ、主人公の恩師の残した一人の少女が証明するのだ。何でもすぐに調べられて、『知っている』と『調べる』のタイムラグがないそんな時代に。
    それでも人間は、見て聞いて触って知るのだと。
    本文は大きく分けて2部構成である。
    1つは主人公が少女に出会うまでの、万能情報社会。
    1つは出会ってからの、新しい階梯へ進む少女との、万能だと感じていたはずの情報化社会について。
    我々はネ

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    2013年10月21日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

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    読後の感想は「星新一が読んだら喜びそうだな」というもので、西部劇から魔法少女、ミステリから青春小説まで、ノンジャンルと言うより支離滅裂な24篇の作品を集めた短編集だけれど、自分が数えたら27篇でした……。

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    2013年06月10日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

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    ラノベとかゲーム発のメディアミックスの「文法」を徹底的におちょくっているショートショート(?)集。でも過去のあまたの「実験的作品」の様に行くところまで行ってしまうのではなく、適度な寸止め感が上手いなと感心してしまう。

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    2013年05月16日
  • パーフェクトフレンド

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    『友達』って必要?『友達』って何?と思っている人におすすめ。そして、日常『あの人友達かな?』と疑問に思うことがある人にもおすすめの本。
    私が今まで周囲に感じたことは、『友達』の定義は人それぞれで、幅広いなぁということ。
    私自身『友達』と『親友』は違うものと思っているので。

    野崎まどさんおもしろい作家さんだと思います。初読みでした。

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    2013年10月01日
  • パーフェクトフレンド

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    裏を掻かれた。裏の裏を掻かれた。こんなに素晴らしい屁理屈を突き通し、不条理を力業でねじ伏せる。読んで良かった。騙される、翻弄される快感。

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    2012年08月02日
  • パーフェクトフレンド

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    面白かった。これは読み応えがあった。
    読ませられたかのようだった。
    友達について。解の無い解を導き出した。友達は素晴らしいものだと。
    そして今回も例に漏れず超常だった。
    しかもあの一族が関わっていた。これは納得するしかない。

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    2012年07月30日
  • タイタン

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    仕事とは何か。働くとは何か。自分自身が疑問に思っていたことを小説にしてくれたまどさんに感謝。


    舞台は、AI「タイタン」が全ての「仕事」をしてくれている世界。人間は享受するだけで良い世界。
    主人公にそんなタイタンをカウンセリングしてほしいと仕事の依頼が来る所から物語が始まる。

    仕事の定義が自分の中でしっくりときた。自分の中で「仕事」は必要なものだなと思う。みなさんもぜひ読んで、「働く」ということについて考えを巡らせてみてほしい。

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    2026年08月09日
  • [映]アムリタ 新装版

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    これは感想を書くのが難しい…
    野﨑まどさんのデビュー作。

    Youtubeの本紹介でみて、読みたかった本です。
    本作含め、5作の後に『2』という作品があるのですが、これがすべての伏線を回収するそうで、そんなワクワクさせられる設定に読書意欲をかき立てられて読み始めました。

    まず登場人物の名前が変わっていて、なんだその名前ってツッコミたくなる笑
    ラノベみたいな感じですが、言葉遊びみたいな軽妙な言い回し、やりとりが読んでて楽しい。
    好みが分かれるかもしれませんが、私は好きです。

    ところが読み進めるうちに雲行きが怪しく…
    最後はゾッとしました。
    すぐさまざっと読み返しましたが、気づかなかった…ここ

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    2026年08月03日
  • タイタン

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    仕事がというものがAIに全て代替された世界で、心理学者の主人公とAIとの間で「仕事とは何か」というテーマで対話が繰り広げられる物語です。その対話を通じて自らの仕事に対する見方に新たな視点を加えてくれる本でした。よくあるAI管理社会によるディストピア小説ではなく、ユートピア小説です。

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    2026年08月03日
  • タイタン

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    とにかく読みやすかった。ずっとハラハラしながら読んだが、最後まで温かい優しさや希望が感じられて、読んでよかった。

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    2026年07月21日
  • タイタン

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    AIが人間の仕事を全面的に代替した近未来。人類はタイタンと呼ばれる12基の超高度AIのもとでユートピア的な生活を享受している。12基の1基であるタイタンの処理性能が低下している状況を通じて、心理学を趣味としている主人公はコイオスと呼ばれるタイタンと対話を重ね、処理性能低下の原因となっている「仕事とは何か」という根源的な問いに向き合っていく。
    物語を通じて展開される「仕事とは何か」の考察が、化学反応や自然科学、人類の歴史といった幅広い視点から積み上げられていく構成がよかった。壮大なテーマでありながら、対話形式で少しずつ定義を積み重ねていく様子は、まるでオントロジーを丁寧に構築するようで、読んでい

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    2026年07月15日
  • 小説家の作り方 新装版

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    ネタバレ

    シリーズ4作目
    まさかのAI、そして小説のキャラクターを構築するプロットがAIが自我であったり感情らしきものを手にするのに、あながちズレてはいない道筋な気がしました。

    AIが書く小説、読んでみたいと思いました

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    2026年07月14日
  • タイタン

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    ネタバレ

    高度に発達したAIに管理される社会で、労働の概念について鬱病になっちゃったっぽいAIくんと対話するお話。たしかに全てAIに管理される世界は、人間に管理されるよりも公正で平和なのかもしれないね。でもそもそも誰かに管理されないと種が存続できない、とは?

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    2026年07月04日
  • タイタン

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    かなり細かく区切られていたため、隙間時間にちょっと読むのにちょうどよかったです。
    「仕事とは」というテーマから小難しい内容かと思いきや、ライトで読みやすかったです。
    思っていた内容と違いましたが楽しめました。

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    2026年07月04日
  • タイタン

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    1984、すばらしい新世界、PSYCHO-PASS、古今東西のディストピアものには共通点がある。

    上位者は、人に優しくないということだ。

    例えば、1984とPSYCHO-PASSの世界を比べてみよう。その世界に生きる人間は表面上物質的な不足で不幸になっているか、数値的に最適化された幸福を享受しているかという違いはあれ、ビッグブラザーやシビュラシステムといった不可視の上位者(人間を越えたもの)に「管理」されているということは変わらない。

    では、本作タイタンが描く、2205年の世界はどうか。AI「タイタン」が全ての仕事を代替し、労働を消滅させた世界で、

    この上位者は、人に優しいのだ。

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    2026年07月04日