野﨑まどのレビュー一覧

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    素敵にねじくれた構造をもった小説でした。
    冒頭では演劇小説なのかと思いましたが、「愛してる」以降はどんどんねじれて行き、なんか不思議に引き込まれるお話でした。かなりのページ数がある小説ですが、それはあまり気にならず、中盤以降は一気に読めてしまいました。
    野崎まどのメディアワークス文庫の他作品のキャラが登場しますので、そちらを先に読むとより楽しめるかも。

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    2014年01月07日
  • ファンタジスタドール イヴ

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    野崎まど、「know」に続くハヤカワ2作目。体裁や文体などあらゆる面で古典を意識しているかのようで、新しくなっているなあと感じた。太宰の「人間失格」を感じた人は多いでしょう。ただ、ジャンル的に言えばSFなので、古典とSFとの融合的な部分を強く感じた。

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    2013年12月22日
  • ファンタジスタドール イヴ

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    野崎まど「ファンタジスタドール・イヴ」は傑作。野崎まど劇場を読んでいただけに、女体に対する主人公の想いや純文学風の文体は最初、悪ふざけにも見えたがガチな作品だった。…文体については多少の悪ふざけ要素はあるだろうけれどw ただ、作品のテーマに相応しい語り口調であるのは確か。

    文学的・哲学的なSF作品というと「テクノロジーと倫理」という問題はよく出てくるが、この作品ではSFを背景にしながらも、人間自身を描いているのが面白い。人に言えない異常性に苦しみ、だからこその罪悪感や孤立感に苦しむという、誰しもが持つような苦しみが描かれる。

    笠野と遠智の二人の友人の対比もよかった。大兄は自らの異常性に苦し

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    2013年11月19日
  • know

    購入済み

    ネットで何でも分かる時代だから

    主人公が生きる時代では、人類は脳にもう1つの演算装置である『電子葉』の装着が義務づけられており、ネットの情報がまさにSF的に、日常的に展開される。人々は仮想レイヤーを街に表示させながら歩くことができる……そんな時代だからこそ、主人公の恩師の残した一人の少女が証明するのだ。何でもすぐに調べられて、『知っている』と『調べる』のタイムラグがないそんな時代に。
    それでも人間は、見て聞いて触って知るのだと。
    本文は大きく分けて2部構成である。
    1つは主人公が少女に出会うまでの、万能情報社会。
    1つは出会ってからの、新しい階梯へ進む少女との、万能だと感じていたはずの情報化社会について。
    我々はネ

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    2013年10月21日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

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    読後の感想は「星新一が読んだら喜びそうだな」というもので、西部劇から魔法少女、ミステリから青春小説まで、ノンジャンルと言うより支離滅裂な24篇の作品を集めた短編集だけれど、自分が数えたら27篇でした……。

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    2013年06月10日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

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    ラノベとかゲーム発のメディアミックスの「文法」を徹底的におちょくっているショートショート(?)集。でも過去のあまたの「実験的作品」の様に行くところまで行ってしまうのではなく、適度な寸止め感が上手いなと感心してしまう。

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    2013年05月16日
  • パーフェクトフレンド

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    『友達』って必要?『友達』って何?と思っている人におすすめ。そして、日常『あの人友達かな?』と疑問に思うことがある人にもおすすめの本。
    私が今まで周囲に感じたことは、『友達』の定義は人それぞれで、幅広いなぁということ。
    私自身『友達』と『親友』は違うものと思っているので。

    野崎まどさんおもしろい作家さんだと思います。初読みでした。

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    2013年10月01日
  • パーフェクトフレンド

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    裏を掻かれた。裏の裏を掻かれた。こんなに素晴らしい屁理屈を突き通し、不条理を力業でねじ伏せる。読んで良かった。騙される、翻弄される快感。

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    2012年08月02日
  • パーフェクトフレンド

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    面白かった。これは読み応えがあった。
    読ませられたかのようだった。
    友達について。解の無い解を導き出した。友達は素晴らしいものだと。
    そして今回も例に漏れず超常だった。
    しかもあの一族が関わっていた。これは納得するしかない。

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    2012年07月30日
  • タイタン

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    読む劇薬というキャッチコピーを見た。うん。
    タイタンは劇薬までいかない。でも、とんでもな世界が仰天の展開となる。いつもながらアニメ画面が立ち上がってくる。
    Wiki見たら、漫画描きからアニメの原作してたのね納得。
    エンタテインメントしながらお仕事について考えます。仕事は楽しい、ってそういう人もいるだろね。

    「小説」から野崎まどに入って。
    紙袋を被った野崎まど見たけど。
    これからも追いかけたい(何の宣言やねん!)

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    2026年09月16日
  • パーフェクトフレンド 新装版

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    凄く面白かった。

    友達とは何か?
    なぜ、友達が必要なのか?

    なぜ?なぜ?なぜ?
    と、沢山の問に答えを探していく物語。

    そして…最後に待ち受けているのは。

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    2026年09月16日
  • 小説家の作り方 新装版

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    ついに、始まったかと!
    シリーズ4作目で、繋がりの様な物が見えてきました。

    また、小説家の考え方?の様な物も書かれているので、とても面白かったです。

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    2026年09月14日
  • タイタン

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    ネタバレ

    表紙のイメージで勝手にAIと登山の話だと思ってて、読んだら全然ちがった…!
    世界の説明があるわけじゃないのに、家の描写や主人公のAIの使い方の描写なとで、
    そ!そんなにAIが進んだんだね!すごい未来だ…!って、すーっと世界観に入り込めた!文才だとおもった!
    そんなAIにまさかの鬱病の診断が下りるの。すごい展開になってきた。
    途中ドラマチックなシーンもありつつ、AIとのカウンセリングで出した『仕事とは』の答えはすごく納得した。わたしも読みながら一緒に考えてたけど、仕事って、そうかもな〜!
    仕事って楽しいと言う人間カッコイイ。
    働いている人はきっと影響与えられる、前向きに。

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    2026年09月11日
  • 死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~ 新装版

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    この学校には、「永遠の命」をもった生徒がいる。

    永遠の命とは?
    不死の秘密を巡る物語。

    そして…
    ・アムリタ
    ・舞面真面と仮面の女
    ・死なない生徒殺人事件
    と、三作目。野崎まどさんの世界観がなんとなく分かってきて、面白くなってきました。

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    2026年09月06日
  • タイタン

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    仕事について考えさせられる内容だった!
    最後の診断結果やその対処法など人知の及ばないスケールで面白かった。

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    2026年08月16日
  • タイタン

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    どんなに⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎が⚫︎⚫︎仕事でも、不条理に物事が前に進まないと途端に苦行になったりする。話が通じない相手に対して頑張れる人もいるけど

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    2026年08月14日
  • タイタン

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    ネタバレ

    おもしろかった!
    最初面白くて移動は少し緩んだけど嫌な感じじゃなく、二人が仕事について知るために
    ある意味遠回りをしながら知覚していくことの重要性を感じた。
    でも疾走感のあるところの方がやっぱり読むスピードもあがるね
    本来、考えながらゆっくり読むほうが好きだったはずなのに、今は時間に追われてる
    AIに仕事が奪われ…っていうけど、AIはひたすら優しい。でも多分、優しさではない。

    人間を模倣するAI、性行もあるとおもったけど痛覚のコミュニケーションかあ
    もう少し深めたいけど、日常の早さに流されていく…

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    2026年08月15日
  • [映]アムリタ 新装版

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    芸大に通う映画好きの二見。
    映画サークルから、自主制作映画への出演を打診される。
    参加の決め手となったのは、渡された絵コンテだった。
    それを描いたのは天才、最原最早(さいはらもはや)。
    大学1年である彼女が、監督も務めるという。
    最早の作る映画を観てみたいと強く感じた二見は、出演を決めた。
    そして、チームでの撮影がスタートする。

    とにかく読み終えて感じたのは、ある登場人物の不気味さと、映画好きの人たちでこんな設定の物語にするのか…という、作者野崎さんへの怖さだった。
    後半で分かる事実には、映画とは、映像作品とはいったい何なのだろうとモヤモヤしてしまう。
    冷水を浴びせられたような感覚の一方で、

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    2026年08月15日
  • タイタン

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    まず鬱になったAIのカウンセリングをする、という設定が面白い。
    その設定だけで引き込まれる。
    "仕事"とは何か?が主題となっており、作中で答えが示される。
    100%納得する訳ではないが、良い答えだと感じた。
    理屈は通っており、定義も明確。
    今後、仕事に対してもっと真摯に向き合えそうだ。

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    2026年08月10日
  • タイタン

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    仕事とは何か。働くとは何か。自分自身が疑問に思っていたことを小説にしてくれたまどさんに感謝。


    舞台は、AI「タイタン」が全ての「仕事」をしてくれている世界。人間は享受するだけで良い世界。
    主人公にそんなタイタンをカウンセリングしてほしいと仕事の依頼が来る所から物語が始まる。

    仕事の定義が自分の中でしっくりときた。自分の中で「仕事」は必要なものだなと思う。みなさんもぜひ読んで、「働く」ということについて考えを巡らせてみてほしい。

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    2026年08月09日