野﨑まどのレビュー一覧
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野崎 まど の書き下ろし『小説家の作り方』
しがない小説家に届いた女性からのファンレター。
彼女からの依頼は、小説の書き方をレクチャーしてもらいたいというもの。
その不思議な女性との交流から、思わぬ展開へ・・・という物語
後半は、まさかこんな展開になるとは!と驚いた。
いろんな伏線が張られていたんだ、と最後まで読んで納得!
文系小説かと思いきや、おもいっきり理系へ!
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【内容(「BOOK」データベースより)】
「小説の書き方を教えていただけませんでしょうか。私は、この世で一番面白い小説のアイデアを閃いてしまったのです―」。駆け出しの作家・物実のもとに初め -
Posted by ブクログ
野崎まど「ファンタジスタドール・イヴ」は傑作。野崎まど劇場を読んでいただけに、女体に対する主人公の想いや純文学風の文体は最初、悪ふざけにも見えたがガチな作品だった。…文体については多少の悪ふざけ要素はあるだろうけれどw ただ、作品のテーマに相応しい語り口調であるのは確か。
文学的・哲学的なSF作品というと「テクノロジーと倫理」という問題はよく出てくるが、この作品ではSFを背景にしながらも、人間自身を描いているのが面白い。人に言えない異常性に苦しみ、だからこその罪悪感や孤立感に苦しむという、誰しもが持つような苦しみが描かれる。
笠野と遠智の二人の友人の対比もよかった。大兄は自らの異常性に苦し -
購入済み
ネットで何でも分かる時代だから
主人公が生きる時代では、人類は脳にもう1つの演算装置である『電子葉』の装着が義務づけられており、ネットの情報がまさにSF的に、日常的に展開される。人々は仮想レイヤーを街に表示させながら歩くことができる……そんな時代だからこそ、主人公の恩師の残した一人の少女が証明するのだ。何でもすぐに調べられて、『知っている』と『調べる』のタイムラグがないそんな時代に。
それでも人間は、見て聞いて触って知るのだと。
本文は大きく分けて2部構成である。
1つは主人公が少女に出会うまでの、万能情報社会。
1つは出会ってからの、新しい階梯へ進む少女との、万能だと感じていたはずの情報化社会について。
我々はネ -
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これは感想を書くのが難しい…
野﨑まどさんのデビュー作。
Youtubeの本紹介でみて、読みたかった本です。
本作含め、5作の後に『2』という作品があるのですが、これがすべての伏線を回収するそうで、そんなワクワクさせられる設定に読書意欲をかき立てられて読み始めました。
まず登場人物の名前が変わっていて、なんだその名前ってツッコミたくなる笑
ラノベみたいな感じですが、言葉遊びみたいな軽妙な言い回し、やりとりが読んでて楽しい。
好みが分かれるかもしれませんが、私は好きです。
ところが読み進めるうちに雲行きが怪しく…
最後はゾッとしました。
すぐさまざっと読み返しましたが、気づかなかった…ここ -
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AIが人間の仕事を全面的に代替した近未来。人類はタイタンと呼ばれる12基の超高度AIのもとでユートピア的な生活を享受している。12基の1基であるタイタンの処理性能が低下している状況を通じて、心理学を趣味としている主人公はコイオスと呼ばれるタイタンと対話を重ね、処理性能低下の原因となっている「仕事とは何か」という根源的な問いに向き合っていく。
物語を通じて展開される「仕事とは何か」の考察が、化学反応や自然科学、人類の歴史といった幅広い視点から積み上げられていく構成がよかった。壮大なテーマでありながら、対話形式で少しずつ定義を積み重ねていく様子は、まるでオントロジーを丁寧に構築するようで、読んでい -
Posted by ブクログ
1984、すばらしい新世界、PSYCHO-PASS、古今東西のディストピアものには共通点がある。
上位者は、人に優しくないということだ。
例えば、1984とPSYCHO-PASSの世界を比べてみよう。その世界に生きる人間は表面上物質的な不足で不幸になっているか、数値的に最適化された幸福を享受しているかという違いはあれ、ビッグブラザーやシビュラシステムといった不可視の上位者(人間を越えたもの)に「管理」されているということは変わらない。
では、本作タイタンが描く、2205年の世界はどうか。AI「タイタン」が全ての仕事を代替し、労働を消滅させた世界で、
この上位者は、人に優しいのだ。
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