野﨑まどのレビュー一覧

  • 舞面真面とお面の女 新装版

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    とても楽しい時間を過ごせました。謎解きなのですが少し不思議な世界が繰り広げられます。今のところ野崎さんの作品で残念な作品には出会っていません。この作品も最後の最後まで気を抜けない展開でした。
    この人の作品に登場する人物は、めずらしい名前が多いです。今回も舞面(まいつら)家のお話でした。次回の主人公はどんなお名前なのでしょう?

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    2023年11月12日
  • [映]アムリタ 新装版

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    ネタバレ

    野崎まどさんのデビュー作品を読むことができました。野崎まどさんを知るきっかけになった「バビロン」三部作へと繋がる片鱗が伺えました。
    人間という生物を科学者の目線で眺めた上で、閾値を超えた人間が及ぼす影響を観察しているような作品です。主人公は読者寄りの人間で、いわゆる多数派の人間の目から、超越した人物と接していきます。主人公と一緒に、閾値を超えた人物のことをなんとか理解し、解釈していくプロセスに引き込まれていきます。時にコミカルな面もあり学園恋愛物語の展開に、読者としてはいろいろと気になることになり、ページが止めることなく最後まで導かれていくのです。
    本書に登場する絵コンテのごとく、野崎まどさん

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    2023年11月04日
  • バビロン3 ―終―

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    冒頭から、これは2巻の続きなの?と思うほど、場所も登場人物もがらりと変わっていました。
    日本国内の新域で始まった波紋は、世界をも飲み込んでいくことになります。
    スケールが大きくなった舞台で、綿密に積み上げていく展開に多少の苛立ちを感じつつも、読み重ねていきます。物語の終盤に差し掛かると、急発進するスポーツカーのような加速が加わり最後のページに向けて怒涛の展開に立ち会うことになりました。

    本書には続きがあるかもしれないと思わせる終わり方です。

    今まで読んだことのない類の小説でした。著者の野崎さん、もしも、続きを考えているいらっしゃるなら気長に待っていますので、ぜひ前向きにお考えください。

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    2023年10月07日
  • バビロン2 ―死―

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    本書を読み終わって、放心状態のまま感想を書いていたのですが、マウス操作を誤って全て消去されてしまって、さらに放心状態が重なっています。かなりの長文を書いていただけに、思わず声を出してしまいました。夜の10時を過ぎていますが、別室でまだ仕事をしていたカミさんにも「どうした?」と驚かれ、迷惑をかけてしまいました。
    本書は、「死」についてと、「正義とは何か」と「悪とは何か」についてをテーマにした小説です。こんなテーマで小説を書きなさいと言われても、本書のような作品には到底及ばない自信があります。私の想像を大きく超えた物語を突きつけられました。
    本書で展開される出来事は、冷静に考えると荒唐無稽と言える

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    2023年10月05日
  • 2 新装版

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    何を書いてもネタバレになってしまうがとても面白かった。
    『2』とそれまでの『アムリタ』~『パーフェクトフレンド』は、映画『アベンジャーズ』と『アイアンマン』~『キャプテンアメリカTFM』の関係に似ていて読んでなくても楽しめるが読んでいるとより面白くなる。

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    2023年09月01日
  • HELLO WORLD

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    映画を見てもう一度深く見てみたいと思い読みました。1回だと少し理解に苦しみましたが、理解すると本当に面白かったです!
    キャラクター1人1人も結構良かったです!

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    2023年08月21日
  • 独創短編シリーズ2 野崎まど劇場(笑)【電子特別版】

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    比較的明るく楽しく読みました。短編集なので、ちょっとだけキリの良いところまで読み進めていくと、あっという間に終わってしまいます。こういう系、好きです。

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    2023年08月01日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

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    バビロンから来ました。バビロンとは違い、長編ではなく、短編集です。バビロンとは違い、明るく楽しく読めました。

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    2023年07月30日
  • バビロン1 ―女―

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    正義とは?悪とは?自殺はいい事?悪い事?という、答えの出ない疑問を考えさせられます。3巻まで出てます。3巻の続きまだですか?

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    2023年07月29日
  • [映]アムリタ 新装版

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    220ページほどで且つ軽快な語り口で半日も経たず一気に読んでしまった。
    一言で感想を言うと「な、なんじゃこりゃあ」
    6部作の1作目ということなので、早く続きを読みたい。ていうかこれがデビュー作なのかぁ。すごいなあ。
    読んでいて、川又千秋の『幻詩狩り』を思い出しました。

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    2023年07月28日
  • 2 新装版

    匿名

    購入済み

    これほど面白い小説は久しぶりに読んだ
    伏線の回収も見事でキャラクターも立っている
    素晴らしいとしか言いようがない

    #怖い #深い #ドキドキハラハラ

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    2023年05月19日
  • 2

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    いい意味でのなにこれ?というのが第一の感想。
    久しぶりにこんなに面白い本に出会った。

    最初から最後まで私が考えているあらすじとは全く違くてすごく新鮮なお話だった。

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    2023年03月18日
  • 2 新装版

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    ネタバレ

    とんでもない小説を読ませていただきました。皆さんがこれほど持ち上げるのも納得の一冊。まさにシリーズの集大成。例えるならアベンジャーズ・エンドゲーム。「創作とは何か?」「愛とは何か?」という疑問を進化論を交えながら紐解いていく過程は圧巻で鳥肌ものでした。シリーズ6冊と中々のボリュームでしたが、この本に出会えてよかった。

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    2023年02月23日
  • 舞面真面とお面の女 新装版

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    [映]アムリタ シリーズの2作目。

    野崎まどさん、ちょいちょい考えさせる事言いますね………ー→ ( ˙-˙=͟͟͞͞)!!



    『[映]アムリタ』めちゃめちゃ面白かったので、期待大で読みました!

    結果、こちらも負けぬ面白さ!!
    ジャンルはSFなのかなぁ。

    『[映]アムリタ』のシリーズだそうなのですが、続編という感じではないです。

    舞台も登場人物も違うので、この話から読み始めても大丈夫。


    連根山という山中にある叔父の屋敷に呼ばれ、そこで出会う不思議なお面少女とのお話。

    第二次大戦以前に富を得た先祖から残された遺言、謎の箱、謎の岩、そして謎のお面少女…。

    お面の少女は誰なのか

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    2022年12月01日
  • バビロン3 ―終―

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    前作の終わりで思考実験は死生観から善悪になるのだろうと思っていたが、中盤まで死生観の考察が続く
    そこから善悪に転換する部分は論理的なカタストロフを感じた
    議論の描写がメインだが非常にエキサイティング

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    2022年11月12日
  • 死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~ 新装版

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    最後に天名珠の正体が明かされ、その途端に『行成海とは友達ではない』『識別組子とは友達になりたい』の主張の意味を理解して、唸ってしまった。『友達というのは対等な関係』という意味がこんなにシビアで恐いことある? 正直、永遠の命がどうのこうのよりも、『友達』の二文字の重さに震える。それに加えて、こんなにも永く学んでたくさんの知識があるっていうのに、自分と別の種族とは分かり合えないのか…という失望も、ちょっとある。やっぱり難しいことなのか。

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    2022年10月28日
  • know

    ネタバレ 購入済み

    情報とは?を考えさせられるSF

    電子葉を埋め込み、情報を格段に操る人が増えた社会。その電子葉を生み出した天才常イチ。
    彼は何を考えていたのか。彼が育てた知ルはどうなったのか。情報の捉え方やこの情報化社会が突き進む先、処理能力の違いがどう影響するのか。この話から考えさせられることは多い。面白い。
    情報と宇宙論、神話との結びつけ方も興味深かった。あたり作に出会った。

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    2022年07月24日
  • HELLO WORLD

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    映画を見たあとに、内容の細かい所を理解したいと思い読みました。読んだ後に見た映画はより一層面白かったです。この物語の特徴はどんでん返しだと思います。すこし腑に落ちない所もありましたが、ヒロインはやっぱり可愛いです。

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    2022年04月21日
  • なにかのご縁2 ゆかりくん、碧い瞳と縁を追う

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    ネタバレ

    相変わらず言葉選びが面白すぎました。突然面白い文章をぶっ込んでくるから、気を抜いていると電車の中なのに吹き出してしまいそうになります。ニヤニヤしていただろうから、マスクをしていてよかった…
    第四話が本当に切なくて、電車の中で涙目になりながら読んでいました。最初はローランもユリシーズも鬱陶しいしイライラするなーなんて思っていたのに、ローランの縁結びに対する真剣な姿勢や、お互いがお互いを一番大切だと思ってるところに胸を打たれました。好きだなあと思ったところでの展開だったので、胸が苦しくなりました。
    3巻は出ないのかなあ…

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    2021年12月04日
  • なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

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    ネタバレ

    びっくりするくらい一瞬で読み終わってしまった…。さらっと読めるのにものすごく面白いし、心に残る素敵なお話ばかりでした。
    この小説自体が面白いのはもちろんのこと、何より文章が本当に面白いんです! 電車の中でふふっと笑ってしまいそうになりました。
    メガネをくいっと上げる以外仕事しない綾小路くんが好きすぎる…。本当にこれ以外ほぼ何もしていなかったのに、すごく印象に残っています。
    表紙や各章の始めのページに、お話に出てきたいろいろな物が描いてあって「あれ!?」ってなりました。だからプリンセス・パールちゃんの可愛さに私も気づけてよかったです。
    前半はわりとほのぼのしながら読めたのに、後半は急に感動するよ

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    2021年11月24日