【感想・ネタバレ】舞面真面とお面の女 新装版のレビュー

あらすじ

第二次大戦以前、一代で巨万の富を築いた男・舞面彼面。戦後の財閥解体により、その富は露と消えたかに見えたが、彼はある遺言を残していた。
“箱を解き 石を解き 面を解け よきものが待っている――”
時を経て、叔父からその「遺言」の解読を依頼された彼面の曾孫に当たる青年・舞面真面。手がかりを求め、調査を始めた彼の前に、不意に謎の「面」をつけた少女が現われて――?
鬼才・野崎まど第2作となる伝記ミステリ、新装版!

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Posted by ブクログ

とても楽しい時間を過ごせました。謎解きなのですが少し不思議な世界が繰り広げられます。今のところ野崎さんの作品で残念な作品には出会っていません。この作品も最後の最後まで気を抜けない展開でした。
この人の作品に登場する人物は、めずらしい名前が多いです。今回も舞面(まいつら)家のお話でした。次回の主人公はどんなお名前なのでしょう?

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2023年11月12日

Posted by ブクログ

[映]アムリタ シリーズの2作目。

野崎まどさん、ちょいちょい考えさせる事言いますね………ー→ ( ˙-˙=͟͟͞͞)!!



『[映]アムリタ』めちゃめちゃ面白かったので、期待大で読みました!

結果、こちらも負けぬ面白さ!!
ジャンルはSFなのかなぁ。

『[映]アムリタ』のシリーズだそうなのですが、続編という感じではないです。

舞台も登場人物も違うので、この話から読み始めても大丈夫。


連根山という山中にある叔父の屋敷に呼ばれ、そこで出会う不思議なお面少女とのお話。

第二次大戦以前に富を得た先祖から残された遺言、謎の箱、謎の岩、そして謎のお面少女…。

お面の少女は誰なのか
なぜお面を被っているのか
何のお面なのか
お面の意味とは

ーーーーー

「お前はこれまでの人生に、そしてまだ起こっていないこれからの人生に飽きているんだよ」
(本文より)

ーーーーー

日常を「こんなもんだろう」とそれなりにこなして生きている真面に対してお面の女みさきが言ったセリフなのだが、意味深で刺さる。(-_-;)

自分の進路を決断する時のどこか投げやりな気持ち。なるようになる。みたいな。
そんな所を見抜き戒めてくれるみさきに出会えていたらなぁ。
もっと早く、中高生の頃読みたかったなぁ。
各キャラも名前のセンスも素敵♡

山中のお家系ミステリSF。
好きです(〃´-`〃)♡

シリーズ3作目買っておけば良かった…。
読むぞ〜ヽ(´▽`)ノ

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2022年12月01日

Posted by ブクログ

舞面一族の話。
真面と水面が曾祖父の遺言の謎を調べると、仮面を被った謎の少女みさきと会う。
みさきの謎めいたキャラがこいつはもしやこんなやつなんじゃ?なんて色々考えたりできる。そういう系なオチなのねとのことで、アムリタのような衝撃はなし。
ストーリーとみさきのキャラが面白い!

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2025年12月02日

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主人公の舞面真面は曾祖父の遺言の解読を依頼される。
"箱を解き 石を解き 面を解け よきものが待っている"

調査を始めた主人公の前に謎の『面』をつけた少女が現れて…。

アムリタシリーズ第2弾!
しっかり最後には予想外の結末を用意してくれる野﨑まど先生!
ちょっとSFというかファンタジーな内容でした

読みやすくてあっという間に読み終えてしまいました
散りばめられた伏線が回収されるのはとても気持ちよかった!!

次のシリーズも楽しみ!

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2025年05月12日

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ネタバレ

ファンタジーを混ぜ込んでくるの、著者らしいなと思った。ポロッと放り込んだ何気ない情報をちゃんと回収してくる。

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2025年03月28日

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ネタバレ

 曾祖父が残したとされる遺言状を解読するよう叔父から頼まれた主人公の真面が従姉妹の水面と一緒に調査するなかで動物のお面を被ったみさきと名乗る謎の少女に出会っていき、曾祖父の真意が明らかになっていく過程で終始何処か異質な雰囲気が漂う世界観と遺言状の謎を解くストーリーに引きこれるも、遺言状の正体や曾祖父の真意の真相を見抜いたと思ったら最後の最後に全ての構図が崩れる感覚にゾクッとした。ラストで主人公とみさきに絆めいたものが生まれたのは良かった。

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2024年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こぢんまりとしたミステリかと思ったら、最後の最後でひっくり返された。
箱の中身の謎にたどり着けたのは自分の本性に気付いた真面だった、ってながれが見事。
前作の[映]アムリタほどの衝撃はないけど、キャラも好きだし会話のテンポのよさは相変わらずだし今作もやっぱり面白かった!

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2023年09月04日

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突然ファンタジー色が強くなってびっくりしました。
まさかそう来るとは。
SFもファンタジーといえばファンタジーですが。よりファンタジー色が強くなってます。

キャラクターもラノベ感が強かったですが、
それでも先が気になって一気読みできました。

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2021年03月31日

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最後の方は「ええ〜!」って言いながらページをめくってました。前回読んだアムリタは衝撃的ラストだったけどベクトルは変わらなかった。でもこの本はラストでベクトルが切り替わります。それでも面白かった。野崎まどの作品を2作読んでみて、なんとなく展開が読めるようになった気がします。が!それを見越してすごい仕組みを仕込んでるのかも?と期待してしまう。次は死なない生徒殺人事件。

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2020年01月13日

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要所要所、根拠の薄い論で謎が紐解かれていくが、物語の帰結としては概ね満足。
前作に比べてラノベのような表現は控え目になっているので読みやすい。

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2025年06月17日

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ネタバレ

めちゃ強い妖怪とそのお面の話。

「お前は人生に飽きている」ちょっと刺さった。

遺産として舞面財閥を主人公が復活させていく。

文体は相変わらず好きだが、話はそうでもないな…

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2025年03月20日

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前作「アムリタ」ほどの衝撃はなかったけど、それでも一筋縄ではいかないストーリーが面白かった。

続編ということですごく勘繰ってしまいすぎたところがあったので、もっと純粋に楽しめばよかった(笑)
次作はあまり構えすぎずに読もうと思う。

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2025年02月18日

Posted by ブクログ

天才作家と名高い野崎まど氏の描く、アムリタシリーズの2作目。
前作『[映]アムリタ』と比べると登場人物に癖がなく、また登場人物自体も少ないため、弾みの良い会話も相まってかなり読みやすい部類のミステリー。
だが、さすがは野崎まど氏。練られた設定は一癖も二癖もあり、一筋縄ではいかない展開が無数に読者を待ち受ける。

主人公の大学生・舞面真面(まいつら まとも)は義妹の水面と共に、叔父である影面から依頼を受ける。依頼の内容は真面らの曾祖父である舞面彼面(まいつら かのも)の残した遺言の謎を解くといったもの。

箱を解き 石を解き 面を解け
よきものが待っている

真面らは上記の遺言の謎を解いていく過程で、面にセーラー服というアンバランスな出で立ちの少女・みさきと出会う。
このみさきという少女がかなり曲者で、なぜか古風な話し方をするだけでなく、彼面の残した遺言の手がかりを知っているような素ぶりを見せるのだが、彼女はのらりくらりとした態度で真実をなかなか話そうとしない。
みさきの正体。みさきが仮面を着けている理由。彼面が残した「よきもの」とは。
なにを話してもネタバレになってしまうので、物語の結末はぜひ手に取って確かめて欲しい。決して前作にも引けを取らない衝撃のラストを味わえる。

『[映]アムリタ』とはまた違った設定のSFミステリーだったが、今回も思わず舌を巻いてしまうクオリティ。続くアムリタシリーズでは、この天才たちの道行を見届けることはできるのだろうか。

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2024年12月09日

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『[映]アムリタ』と比べるとオチがやや弱く感じましたが、充分面白かったです!
アムリタとは全く繋がりを感じませんでしたが最終作で全てが繋がるらしいですね。
読むのが楽しみです。

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2024年06月21日

Posted by ブクログ

『[映]アムリタ』から続けて。
短くまとまった可もなく不可もなくなミステリーだな~と読んでいたら、最後に「なんじゃこりゃあ」となった。
『2』までのシリーズだと分かった状態で読んでいるので、ここからどう繋がっていくのか楽しみ。

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2023年07月31日

Posted by ブクログ

曾祖父が残した謎めいた遺言が示すのは、莫大な遺産かそれとも……。

郷土史を絡めた謎解き要素や、ただのミステリで終わらせないラストの展開など、まさに伝奇ミステリと言うべきストーリーで中々に面白かったです。

アムリタもそうでしたが、ここからまだ続きがありそうなオチは「2」につながる伏線?なんにせよ次作も楽しんで読んでいきたいと思います。

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2023年02月17日

Posted by ブクログ

野崎まどの今まで読んだ中ではちょっと毛色の違う感じやったな。続きが前提としてありそうと言うか、描き切ってない感じ。
しかし、最終的にうしおととら味があるな。

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2022年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アムリタ、そして本作での共通点は二段階のオチがあることだと思います。一回目でそういうことか〜と思ったら、最後にもう一回ひっくり返される。個人的にはアムリタの方が好きでした。平安時代の妖怪の話が伏線になっていたのか〜と読み終わっておもいました。

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2020年05月05日

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