【感想・ネタバレ】独創短編シリーズ2 野崎まど劇場(笑)【電子特別版】のレビュー

あらすじ

「電撃文庫MAGAZINE」連載の、図ありイラストあり、挙句はQRコードすら載った奇文珍文目白押しの短編が、1冊にまとまって文庫で登場! OLと退魔師、深窓の令嬢、ソムリエ、秘密結社、神主と破魔矢、人妻、大作家とコメ欄、徳川将軍とオーク、黄門さま、モーゼといった不可解極まるキャラクターたちが織りなす爆笑必至の物語の数々! 雑誌連載分に加え、恒例ボツネタ&書き下ろし+αとボリューム満点でお送りする、編集部の狂気を感じる短編集! ――この本を読んだ時、あなたは『賢者』へと覚醒する。

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Posted by ブクログ

比較的明るく楽しく読みました。短編集なので、ちょっとだけキリの良いところまで読み進めていくと、あっという間に終わってしまいます。こういう系、好きです。

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2023年08月01日

Posted by ブクログ

・カフェ
・ソムリエ
・二十人委員会
・人妻悦料理
・ワイワイ書籍
・大相撲秋場所フィギュア中継
・麻雀
・ねこさんぽ
とっても面白かった。表紙も可愛い!

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2016年04月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり滅茶苦茶だなぁと思ったら「クウ!」でちょっとホロリとさせられた。「まごのてコレクション」はほんのりブラック、「大相撲秋場所フィギュア中継」はひたすら笑った。

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2015年12月19日

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安定の面白さ。実写化をしようもない、文字だから本だからの仕掛けの連続は思わず感心しちゃうし、たまらない。

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2015年06月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久しぶりに読む野崎まど。タイトルの通り、(笑)と言った感じ。笑いのネタが全面的に散りばめられており、笑いが絶えない。『Cafe Bluetは元気です』『二十人委員会』『シンデレラアローズ』『人生RありゃQもあるさ』がお気に入り。QRコードは爆笑した。野崎まどのアイディア面白すぎる。素晴らしい。

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2015年03月26日

Posted by ブクログ

 開幕から医療行為投稿サイト「お医者さんになろう」でやられました。

 極短いユーモア短篇の詰め合わせと云うかオムニバスみたいな本ですが、本当にバラエティに富んでいます。

 巻末の広告から表紙裏まで一冊丸ごと"作品"です。自分の知る限り"才能の無駄遣い"と云う褒め言葉(?)が最も似合う作品であると断言出来ます。

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2025年06月13日

Posted by ブクログ

バカ小説集の2作目(笑)

前作よりも視覚に頼った作は少ないかな?
ま、それでもカフェの日替わりボードのやつはなかなか面白いアイデアだと思う

なかなかウケたのは、小説家になろうを揶揄した医者バージョンのやつ
オチの部分は、なんでそこまで気づかないんだよ というツッコミが大部分を占める

麻雀のやつは僕は結構笑えたけど、元ネタの麻雀放浪記とか哲也を読んでないと面白さ半減なんじゃなかろうか?
ムダヅモ無き改革の小説って感じかねぇ

個人的に一番好きなのは写経のやつ
チア部か写経かの揺れ動く心理とか
エクセル写経のバカバカしさと、オチを知ってからの「そういうことか」という納得のギャップもなかなか
ジャンルとしてはバカミスになるんじゃなかろうか?


そして前作にも増して1冊の隅々まで張り巡らされたネタ
今回は宣伝の部分まで侵食してるし
表紙詐欺とも言える裏表紙のコンビネーションとか
こんなエンターテイメント要素は好き

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2021年05月21日

Posted by ブクログ

ノンフィクションライターのphaさんがブログで「とてもうまい作家だ」と書いていたので、とっつきやすそうな短編集から手にとって見た。

多くのユーモアに共通する要素は「予定調和を裏切ること」だと思う。
・常識的に考えるとこうなりそうなのに、ならない
・文脈から推測するとこうなりそうなのに、ならない
世界観に引き釣りこんだ上で、最後に重要な前提をひっくり返す
などなど。
本書の作品は、いずれも読者の予定調和を裏切るのが上手い。中身は風刺だったりブラックジョークだったりといろいろだが、我々が普段生活するのと同じようなシチュエーションに、違和感や非現実という石が投じられ、苦笑・爆笑につながる。
もちろん、発想がそもそも非凡なのも間違いない(モーゼとエジプト王パロとヤハウェが麻雀を打つというシチュエーションだけで十分面白い)。

良かった作品
白い虚塔
どんでん返し。本書の1番目の作品だが、冒頭からやられた。

Cafe Bleuetは元気です!
カフェの看板だけで語られる物語。断片的な情報にもかかわらず。裏側で人々にどういうことが起きてるのか映像で再生できるのがすごい。

麻雀出エジプト記
小ネタの一つ一つが面白くよどみ無い。難があるとすれば、麻雀放浪記(哲也でもいい)と聖書の出エジプトの知識が無いと意味不明なことくらいだろう。

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2019年07月31日

Posted by ブクログ

カフェの軒先に置かれた一言メッセージ入りの黒板10日分だけで1話。
大相撲の実況解説をフィギュアを使って(写真で)やりきる1話。
巻末の広告枠を(文字通り)そのまま活用した館モノで1話。
雑誌(他社含む)でボツになった原稿を載せたものが6話。
あとはQRコードが文中に挿し込まれたり電子書籍の画面(読者コメント付き)が挿し込まれたり猫の写真(ただし猫は写っていない)だけ延々と続いたり、する一冊。

筒井康隆が好きな人にオススメ。

ライトノベルかくあるべし。

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2016年12月24日

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 もはや小説と呼んでいいのかすら謎なものもたくさんある野崎まどさんの奇想天外な短編集の続編。

 まずはカバーイラストのみの作品(?)にはじまり、店の看板、チャット、QRコード、ドキュメンタリー、果ては他社用のボツ原稿まで掲載するという暴挙。今回も笑わせていただいた。でも、どの話もじっくり下調べしているなあと感じる。それだけにホント才能のムダづかいだと思うけど、そこが好き。

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2016年02月09日

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ネタバレ

評価:☆4

2巻になっても独特かつ実にくだらないネタ(褒めてますw)の数々。
1巻より勢いは落ちたように感じるが、作者は鬼才であると感じさせるに足る一冊。

ツボだったのは「ソムリエしりとり」「二十人委員会」「大相撲秋場所フィギュア中継」「メーユー夏バリューチャレンジ」辺りかな。

どれも実際にあるものを面白おかしく弄っているから馴染みがあるかどうかで好みの差は大きく出るかなという印象。
この作品は淡々とツッコミが入るというか爆弾級のボケが軽く流されていく感じが好きなんですよねw
流石にもう続刊は出ないのかな?
最後の「クウ!」を読んでても普通の小説でも十分楽しませて貰えそうだし次は同作者の他作品を読んでみるつもり。

「浴びせ倒しですね」
「死んでるよ」

「メーユーやさしいキス……」
「しない、しないから」

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2015年09月18日

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これまでの概念を覆す遊び心とアイディアでもはやライトノベルの枠に収まらない笑撃の第2巻。
登場するキャラの年齢とネタが上の年齢向けで、表紙の女の子は何だったのか。そして巻末ミステリーの存在に気づかず見逃していた事実……もっと本編に出てきていいんだよ、小豆ちゃん?
文とイラストの組み合わせで笑わせてくれる「シンデレラアローズ」や「大相撲秋場所フィギュア中継」あたりがやはり好きだ。

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2015年08月09日

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計算し、考えられた短編は小説としての面白さを超え、初めて日本の作品が「モンティ・パイソン」の域に達したかとすら感じる。教養あるバカリズム、とでも言うか、実にツボである。

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2015年06月13日

Posted by ブクログ

衝撃度が少し緩まった感はあるけど、それはこちらが前作を読んだからなのかも。相変わらず、自由。そして、そこが楽しい。

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2015年03月17日

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人を食ったタイトルだが、内容も然り。小説の自由律、とでも言いたくなる短編の数々は、まずその様々な挑戦が面白いが、楽しめるか否かは人を選びそう。薦め難いが自分は面白い、という小説の中でもサブカルな立ち位置にある感。

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2016年06月29日

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ソムリエしりとりw

何気に「インタヴュウ」が好き。「クウ!」も最後でジワっとくる。
(前作よりも「これぞ!」と引っかかる作品が全体的に少なかった)

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2015年12月22日

Posted by ブクログ

アイデアの塊。良くも悪くもライトノベル。ストーリーに感動とかは一切ない。今までの小説の枠を逸脱することも目的として、本当に逸脱できている辺りが天才的。一発限りの出オチな創意工夫をひたすらにつぎ込む。奇抜な設定を作るのが得意な作者だと思ってたけど、本当にアイデアマン。

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2015年05月01日

Posted by ブクログ

まさか続巻が出ようとは…と思ったらMAGAZINEで連載してるのか。今回も正に“独創”にふさわしい独特の雰囲気と手法の凝らされた一冊でした。カバー裏やあとがきはある程度予想できたけど巻末広告まで作品にするとは恐れ入った。短編集なので読みやすさも変わらず。ネタの方は他の方も書いてるけど、老人多くないですか?(笑)

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2015年02月28日

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