ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
64人の同時飛び降り自殺――が、超都市圏構想"新域"の長・齋開化による、自死の権利を認める「自殺法」宣言直後に発生!暴走する齋の行方を追い、東京地検特捜部検事・正崎善を筆頭に、法務省・検察庁・警視庁をまたいだ、機密捜査班が組織される。人々に拡散し始める死への誘惑。鍵を握る"最悪の女"曲世愛がもたらす、さらなる絶望。自殺は罪か、それとも赦しなのか――。
アプリ試し読みはこちら
「バビロン」
2019年10月~ TOKYO MXほか 声の出演:中村悠一、櫻井孝宏、小野賢章
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~3件目 / 3件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
純粋悪。 この言葉が似合うキャラクターは曲世愛の他には、ばいきんまんくらいじゃないか。 高い思考力はあっても思想はない。悪を為すこと自体が目的で、理解も共感も出来ない。それで特にアニメは評価が真っ二つに分かれてたと思う。 でも、理解出来ないものに理解を示すことがフィクションへの取り組み方だと捉...続きを読むえれば、私はこの作品が自分自身に与えた影響は大きいと思っている。
本書を読み終わって、放心状態のまま感想を書いていたのですが、マウス操作を誤って全て消去されてしまって、さらに放心状態が重なっています。かなりの長文を書いていただけに、思わず声を出してしまいました。夜の10時を過ぎていますが、別室でまだ仕事をしていたカミさんにも「どうした?」と驚かれ、迷惑をかけてしま...続きを読むいました。 本書は、「死」についてと、「正義とは何か」と「悪とは何か」についてをテーマにした小説です。こんなテーマで小説を書きなさいと言われても、本書のような作品には到底及ばない自信があります。私の想像を大きく超えた物語を突きつけられました。 本書で展開される出来事は、冷静に考えると荒唐無稽と言えるほどあり得ないようなものですが、本当にそんな出来事が起こりそうな現実感を与えているのは著者の力量のなせる技だと思います。 登場人物たちを好きにならずにいられない、会話や、仕草が描写され、感情移入してしまいます。そんな信頼関係を読者と作っておきながら、ラストに至る展開はもう、心かき乱されます。傷に塩、鞭の連打、全身が痛風の発作、のような衝撃を受けて放心状態になってしまうということです。 なるべく、ネタバレにならないように本書の魅力を語ったつもりですが、訳がわからないですよね。 平山夢明さんの作品と同様、取扱注意の作品です。 そして、忘れられない作品にもなりましたし、大好きな作品にもなりました。
ミステリ。シリーズ2作目。 これは…ミステリなのか? ラスト40ページは、エグい。 大好きです。
飲む劇薬? いいえ、これは「読む劇薬」。 正義と悪、検察官と"悪女"の話。 恒例のジャケ買い(※運命的出会い)で出会った1冊。 なぜか私の"引き"がいいのか……価値観をひっくり返す、けれど納得の1冊に出会ってしまった。 かつて、こんなに絶望する小説が存在...続きを読むしただろうか。 男をたぶらかしたり、裏切ったり。でも少し可愛げのある…そんなキャラクターとしての"悪女"観は黒く塗り替えられた。 これぞ本物の"悪"。 そして作品の重要なテーマとなるのは「自殺」について。 中盤、1つの新法を巡り、様々な思惑が交錯する展開。 最初は絶対ダメ!(…やっぱダメだよね?)と思ったけど、話や状況が進んでいくと、 「……た、確かに、確かに、確かに…ああああ確かにぃぃぃ」 後半は「確かに」しか口から出てこない! そしてラストにかけて… 恐怖の女「曲世愛」の魔の手が、読者の私の脳をも犯す。 手が震える。絶望が止まらない。嗚咽。めくりたくない。イヤダイヤダイヤダ。読みたくない。吐きそう。うっ…もうだめ。一旦休憩………これもうあと一文字でも読んだら吐く。ウギャアアアウボロロロロ。もう本ちぎる!ちぎるよ、捨てる!捨ててやる!読みたくないんだからあああああぁもう目も当てられない!!今以上の絶望なんてあるわけない。さすがにフィクションだし救われるよね?!最後は…みーんな幸せになるんだよね?!(白目)誰か…誰か。お願いだから救われて…誰か彼らを救っ………うわあああああ#@☆$%○々→¥€〆〒%◎★いやだやめてお願いだか…ぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!! 苦しい…苦しい…… ひいいいいなんて作品だこれは……! (読む劇薬なんてよく言ったもんだな!) 直接的な表現を使っているわけではないのに、生々しく伝わってくる「死」と「恐怖」。 いつのまにか彼に憑依するように、私もこの主人公とともに叫び、鼓動し、絶望し、泣いた…… そして本当に絶望的なのは… この絶望がまだ終わらないってこと…!
「いつからこの小説が、ただのミステリーだと錯覚していた?」 この小説の感想を書こうと思ったとき、まずこの言葉は書いておかないといけない、と思いました。いや、もうホントにこれはヤバイ。 一巻を読み終えた段階で、この小説はヤバイという匂いがしていましたが、二巻に至ってそのヤバさが爆発します。 ...続きを読む そのヤバさの中心にいるのは、もちろん曲世愛。不可思議で邪悪な女、というのは一巻で感じていたのですが、彼女はもはやそんな言葉では収まりません。 神話の世界にセイレーンという、海に住む化け物がいます。その歌声を聞くと船員は惑わされ、遭難や難破してしまい命を落とすそうです。 曲世愛は文字通りのセイレーンでした。ミステリの枠を超え、曲世は人の命を喰らい続けます。終盤の絶望感は、もはや言葉では表現できません…… 曲世の陰に隠れがちですが、この巻のテーマである自殺の是非についても色々考えさせられます。この巻のもう一つのハイライトは、自殺法の是非を巡っての討論番組。 各党の党首が倫理面、経済面などあらゆる側面から自殺法を否定します。しかし、それを凌駕してくるまさかの展開……。この展開を持ってくることができるのも、野崎さんの奇才ぶりを見せつけているように思います。 もはや化け物と(僕の中では)化した曲世をとめることは可能なのか? そして、曲世と自殺法は世界に何を求めているのか。話は三巻へと続きます。
読み手を圧倒的に絶望させる作品。あらゆる手で希望を摘み取る手法は感情移入することを躊躇わせるほど。自殺法をめぐる世論を動かす大勝負は、善と悪をの定義を考えさせるが、その裏ではまたしても「女」が悪意を振りまいている。前作よりもスピーディかつ抑揚のあるストーリーは相変わらず面白い。しかし今回はなかなか・...続きを読む・・・・・これ、もう勝てないのでは・・・・・・
自殺法うんぬんを隠れ蓑にして 「これが悪ですよー」 という 曲世の所業が酷い 読み終わりは 「あああああああああ~~~」 と正崎善と同じく 叫ぶことしか出来ませんでした 動画を上手く使った 人心掌握の方法など 小説なのに 映像がはっきりと目の前に見える そんな すごい小説でした
あの女がもらたす絶望の物語。 あの女に対抗するためにはあまりにも無力。 あの女に対抗するためにはあまりにも無策。 あの女と斎開化はやはり手を組んでいるのか。 あの女と斎開化が目指す場所はいったい何処なのか。 あの女の目的はいったい何なのか。 正崎善は――悪に敵うのか。
1作目より文体がよく読みやすかった。しかしテーマがどんどん広がり過ぎている印象。『政治』『死』『性』とどれも重めのテーマを上手く描いてはいるけれど、1つの作品に詰め込まれすぎていて、最後どう落とすの?と思えてくる。と…これは、まんまと3冊目に誘導されてるよね(汗)
戦慄の第二章 禁断の映像化! 曲世愛(まがせあい)は、言う 「私、悪人なんです」 悪にも意味がある 正義が悪に飲み込まれる第二章 タイトルをアニメからお借りしてくると 第五話 告白 曲世愛の中学時代の担当医の恐るべき告白 第六話 作戦 各党代表者による公開討論会のテレビ放映 第七話 最悪 討論会...続きを読むで封じ込めるはずの新域長に 逆転を許し そして曲世愛の登場で ほぼ全滅 討論会の形状で 自殺法について 自殺そのものについて その是非を問うけれども 曲世愛の凄まじい悪意に全て消滅してしまう 「自殺法」について考察させるために “新域”構想という政策が作中に使われる 関東の一部地域での新しい行政区画 新たな国家の試験運用の検証を目的としている その新域で「自殺法」を設定宣言するところから 問題提起となる 全く関係ないけど 某自動車メーカーさんが 造成中の実験都市がいよいよ入居が始まるらしい ほとんど全ての情報を管理していくらしいけど どんな運営になるのかとても興味がある さてと 第三章へ
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
バビロン
新刊情報をお知らせします。
野﨑まど
フォロー機能について
「講談社タイガ」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
HELLO WORLD
[映]アムリタ
死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~
小説家の作り方
[映]アムリタ 新装版
死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~ 新装版
小説家の作り方 新装版
2 新装版
「野﨑まど」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲バビロン2 ―死― ページトップヘ