あらすじ
「お前は記録世界の住人だ」本好きで内気な男子高校生、直実は、現れた『未来の自分』ナオミから衝撃の事実を知らされる。世界の記録に刻まれていたのは未来の恋人・瑠璃の存在と、彼女が事故死する運命だった。悲劇の記録を書き換えるため、協力する二人。しかし、未来を変える代償は小さくなかった。世界が転回する衝撃。初めての感動があなたを襲う。新時代の到来を告げる青春恋愛SF小説。
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現在と10年後の同一人物が
1つの目的に向かって協力する。
だけど
現実とデータの中という
別次元の世界が交わってるし
目的の裏にはドロドロとした感情が
ちょこちょこ見え隠れしてる。
なんかスケールが大き過ぎて
ポカーンと物語を眺めてるような感じもするけど
確実に物凄い世界に飛び込んだような気もする。
本当に面白かった!!
それに
丸善とかジュンク堂とか知ってる書店名や
実際に見て感動した京都駅の大階段が
登場するから楽しくて仕方なかったね。
Posted by ブクログ
映画の原作小説。
野﨑まど先生、最高です。
333ページの中に、堅書直実、一行瑠璃、ナオミの
繊細で鮮明な心情が"文字"で描かれている。
独特な世界観、緻密な描写力を持ったこの作品を、
SFというテーマの中で見事に創り上げている。
素晴らしい、素晴らしすぎる。
私は、映画を先に鑑賞したのですが、原作の小説であるこの一冊、感動で一杯の一冊でした。
表現描写など、とても面白いので、また機会があれば読み返したいです。
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映画を見てもう一度深く見てみたいと思い読みました。1回だと少し理解に苦しみましたが、理解すると本当に面白かったです!
キャラクター1人1人も結構良かったです!
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映画を見たあとに、内容の細かい所を理解したいと思い読みました。読んだ後に見た映画はより一層面白かったです。この物語の特徴はどんでん返しだと思います。すこし腑に落ちない所もありましたが、ヒロインはやっぱり可愛いです。
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HELLO WORLD
「お前は記録世界の住人だ」本好きで内気な男子高校生、直美は現れた「未来の自分」ナオミから衝撃の事実を知らされる。世界の記録に刻まれていたのは未来の恋人・瑠璃の存在と、彼女が事故死する運命だった。悲劇の記録を書き換えるため、協力する二人。しかし、未来を変える代償は小さくなかった。世界が転回する衝撃。初めての感動があなたを襲う。新時代の到来を告げる青春恋愛SF小説。
とのことで、多分、これを読んでも、何のことかわからないと思います。ただ、読み終わってから、これを見ると、すごく納得できるので、一度読んでみることをお勧めします。
タイトルにあるHELLO WORLD に惹かれて読みました。というのも、プログラミングで、一番最初に画面に表示させた文字がこれだからです。思い返してみれば、よく物語の内容を表している素晴らしいタイトルです。
ちなみに、主人公の直美は高校1年生です。すごく、青春、って感じでした。(笑)
SF小説と冒険小説。さらに、世界までもを巻き込んで物語は展開されていきます。すごく、近未来的で、でも簡単に想像できる、そんな世界でした。
人の「思い」は、本当にすごいな、と改めて感じました。人の熱い想いに触れてみたい方にも、お勧めです。
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映像を観ているような作品!
普段は純文学を読むことが多いということもあり、この体験はなかなかなく、おもしろかった。
SFだが現実世界もあり、設定に馴染みやすかった。
とはいえ途中から複雑になっていき、作中に出てくる『三本脚の烏』『狐のお面』『九尾』などの意義を知ると、更に理解が深まるのかな?と思った。
(単に自分の知識不足。あとで調べる。)
愛情や尊敬、信頼など人との関わりの中で生まれる感情をベースに、主人公の成長していく様子がわかり応援したくなる。
最後は「ん?!」となった。
これは、、、何が真実なのか?
色んなパターンが想像できた。
Posted by ブクログ
「HELLO WORLD」
高校生、図書委員の堅書直実は、10年後の未来から来たという自分「カタガキナオミ」に衝撃事実を伝えられる。
「近い未来に事故死してしまう恋人の運命を変えろ」
文字通り二転三転する世界。
自分の次元より高次元の存在は認知することができない。気づいてしまったらどうなるのか。マトリックスみたいな世界観設定。
結末やエピローグは予想しなかった激アツ展開˙ᴥ˙
京都に住んでる人はさらに激アツだろうね
それでもモヤモヤは残る…|ω・*)
・ナオミ(現実)はいつ脳死になったのか?
・全部、一行瑠璃(現実)の計画だったのか?
Posted by ブクログ
新海誠にとっての「君の名は」
庵野秀明にとっての「エヴァ破」
が
野崎まどにとってはこの作品だと思いました。
自分の作家性を極限まで大衆性に寄せる。それはある意味、それまでの自分を大きく手放して、新しい人たちとつながる試み。その勇気に敬意を表したいです。
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何回も読まないと世界の設定を理解できないくらい設定が難しい。何度か読むとそういうことかと伏線回収がはまっていく感じが気持ちよかったし結末に納得が行った。
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お手軽に読める日本版マトリックス。
インセプションの要素も入っていた感じかな?
個人的には主観が入れ替わるところが分かりにくく、クライマックスの展開で少し混乱した。
サクッと楽しく読めました
Posted by ブクログ
直実が変わっていく大人になっていく様と、作品の構造、両方がとても作り込まれてるから読み進められた。
私の頭では理解するのに時間がかかったけれど、ゆっくり咀嚼していくと面白さに気づけた、はず。
読者に委ねられた部分を想像していくのは楽しい。
この世界観、理解できると本当に面白い!
ヒロインってもっとキラキラして描かれるものだと思っていたので、直実から見た瑠璃の個性がすごく新鮮。
瑠璃の堅物さが好き。
きっとそれは直実もそうなんだと思う。
読んで良かったです!
Posted by ブクログ
映画を観てから読んだのであらすじはわかっていましたが、改めて読むと二転三転がすごいなと思います。怪獣にやられたときはもうだめかと思いましたが、二人とも終わりはハッピーエンドでほっとしました。
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青春恋愛SF。映画化作品。映画未視聴。
よくある設定ではあるが、著者の本がそれだけで終わるわけもなく。
シンプルに、登場人物がとても好印象。
主人公のような優しい人でありたいし、一行さんのような真っ直ぐな人になりたい。
登場人物に素直に感情移入できて、クライマックスだけでなく、中盤から感動。
更に一捻りあるエピローグも好き。
アクションシーンだけはあまり好きではないが、全体的には大満足。
Posted by ブクログ
展開が2転3転しワクワクが止まらない作品でした。本書の冒頭はよくある展開のように思えましたが、中盤以降の展開は全く予想できないものでした。
大きな謎解き要素もありましたが、小さな伏線もたくさんあり楽しめました。個人的に好きなシーンとして主人公とヒロインの会話で好きな小説について教えあい、主人公はSF、ヒロインは冒険小説が好きと語ります。そして本書はその二つの要素を兼ね備えたものになっているという粋な計らいがとられていました。
以下ネタバレ含みます。
私が本書の中で一番好きなシーンは何事も自分では決められない主人公が苦難を乗り越えた先に「僕」がやりたいことが決められます。しかし、その「僕」がやりたいことは「俺」の指示だったというやりとりはシンプルでありながら奥深いものに感じました。
やはり本作の醍醐味は2人の自分の掛け合いだと思います。未来の自分を先生と呼び、先生は過去の劣っている自分が成長し、先生である今の自分を超えていくそんな熱い展開を披露してもらいとても嬉しく思っています。
Posted by ブクログ
量子コンピューターの内部に再現された仮想現実の京都を舞台に、16歳の高校生・堅書直実は未来の自分と出会う。初恋の人・一行瑠璃を救うために奮闘するが……。
瑞々しい恋愛とSFが程良く融合している。
映画のパンフレットでも言及されていたが、要するにロボットが出てこないゼーガペイン。
Posted by ブクログ
初の野崎まど先生でした。あちこちでお名前を見かけており、かなり気になってました。
読んでみて、とても面白かったです。SFボーイミーツガール小説なのかと思います。
小気味良く進んでいくので、とても読み易かったです。
他の作品も読みたいと思います。
Posted by ブクログ
恋愛SF小説❤️
宇宙のお話に発展していくかと思いきや未来から自分がやってきて変えたい過去があるというお話でした。SFとはいえ実現可能になりそうな程、手が届きそうな小説でした。
野崎さんは"小説"という小説にも髭の人が出てきますが、髭フェチなのでしょうか?
アニメもあるようなので観てみます。
Posted by ブクログ
映画の疑問が解決するかと思い、読んだ。解決しなかった。映画はほぼ忠実に原作を映像にしていたと思った。
最後、ナオミがベットで目覚めるところは、直美と瑠璃が戻った世界とは別と言ってるのだろうか?
Posted by ブクログ
青春恋愛SF小説♡
って、どんななの···?
というわけで手にとってみました。
内気な高校生男子の初恋は、
ぎこちなくて、じれったい。
一生懸命で、ピュアピュアで、
なんかいいわぁ〜なんて、ふふ♡
しかしSFな部分は、
ちょっと私には難しかった笑
未来とか、過去とか、記録世界とか、
後半あたりからじわじわ複雑になってきました···
心に残ったのは、
純粋なラブストーリーの部分。
時を超えても離れない二人。
一気読みでした♪
Posted by ブクログ
面白かった!他と比べて特にすごいテーマがあるって感じじゃないかもやけど、話の構造がよおできとるな。
最後にはみんな幸せで良かったけど、つまりは実は脳死してたんは直実やったんかな?
野崎さんは京都に住んでるんかな。
Posted by ブクログ
直美は容姿普通か?
瑠璃はキレイな人?
映画になってる。たしかに一時期CMやってたかも。
コンピュータ内の世界に対する外界干渉もの。こういうネタは好き。
そういえばまた舞台が京都。言葉は標準語。
Posted by ブクログ
映画が非常に面白かったので、読んでみました。
映画をそのまま文字に起こした感じで、とくに新しい何かはありませんでした。小説として主人公の心情描写はありますが、映画の画面からも汲み取れる範囲のもので、これならまあ特に読まなくてもよかったなという印象。
常に映画が頭にある状態で読んでいるので、初見だったら面白いのかどうか全くわかりませんが、映画として面白い展開をそのままなので、小説としてはイマイチなのではないかと思われる。
個人的に、映画を見てない人にはこれを読まずに映画を見てほしいし、映画を見た人にはこれ読んでも特に何もないよ、と言いたい。
Posted by ブクログ
初期の作品から野崎まどを読んでいるため、『バビロン』あたりから序盤の緩やかさというか「野崎まどってこんな感じだったっけ…?」と感じるフツーっぽさが気になるようになった。
「顔が強い」のあたりからようやく、ああこれは野崎まど作品だ、と安心できる感じ。
未来の自分と協力して大切な人のピンチを救うべく史実を変えることに…的な話の主軸がオーソドックス過ぎるなあ、というのがどこか根底に残ってしまい野崎まどSFテイストが強くなる後半までちょっと間延びした感がある。
星3.6くらい。
Posted by ブクログ
『know』に続き、まど作品二作目。パッと表紙を見たとき「鴨川デルタじゃね?」と思い、購入。・・正解でした(^^ 簡単にいうと内気な少年が恋に落ち、世界を救う。アニメ映画の方が良さそう。前読んだロリコンSF(笑)の方が好きだなぁ、わたしは。星三つ半。
Posted by ブクログ
設定は映画『マトリックス』のような仮想現実の世界設定。ストーリーや登場人物の設定は森見登美彦作品のようなライトノベルの香りのするいわゆるセカイ系のような感じ。二人の関係性が世界全体に大きく影響する。結末は映画『インターステラー』のように過去と現在、そして未来が相互に干渉、ループする、多重構造になっている。科学的根拠に基づくハードSFや、社会風刺を盛り込んだSFに読み慣れた人には物足りない印象を受けるかも知れないが、疾走感があり読みやすいと思う。位置付けとしてはSF色の強いライトノベルといったところだろう。SF初心者には是非勧めたい。