野﨑まどのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ三年前に読んでいたのに途中まで気づかなかった。ナレインあたりで「あれ?」と思い出し、コイオスが出てきて「あ、読んだやつだ」となったが、読み終わるまで結末はすっかり忘れていた。
前回の感想同様、主人公の内匠成果の性格から感じる自分に酔ってるヒロイン感がどうにも苦手で、コイオスのカウンセリングプロジェクトに参加するまでは、他の一般人同様にAIによる豊かさを享受しきって生きている凡夫だろうに、急にキャリアウーマンみたいになって影響が大きそうなことも独断行動してしまう変貌っぷりがどうも納得いかない。コイオスと普通にデートしてるようなパートもちょっと読んでいて辛い。
AIの進歩によるユートピア社会の -
Posted by ブクログ
ネタバレ遠い未来、人類誰もが「仕事」をする必要がない時代、人類の生活を守り司るAIタイタンの一部に不調が生じる。その原因究明と解決のために、主人公が臨床心理士として、タイタンと対話を行う物語。
物語は終始、「仕事」ってなんだろうという問に対する主人公とAIタイタンの一部であるコイオスの対話が主体となって、その周りの人々の思想などのスパイスが加わって展開します。その意味では、SFというよりも啓発本に近い様相を帯びます。実際読みながら、「自分が日々行なっている会社員としての「仕事」とは何だろうか」、「意味があるのだろうか」など考える良い機会となりました。この本の結論は「影響を与えること」が「仕事」。そ -
Posted by ブクログ
ネタバレ最終巻、舞台が急に世界(主にアメリカ)に変わって、知らない人の話が始まる…
登場人物欄には正崎さんの名前があるから、出ては来るんだろうけどなかなか出てこなくて、世界観に入るのに時間がかかった。
1巻を読んだ時、その前に読んだ作品と全然、真逆くらいに違うと思ったけど、G7で首脳たちが話し合う場面ではその作品の雰囲気を思い出した。
もう、好感を持っていたキャラクターが死んでも最初の文緒くんが死んだ時のショックと比べれば受け入れられるようになったわ。
そして、これまで曲世(悪)と対峙してきた正崎さんだったけど、ラストがこれでは、はなから圧倒的なレベルの違いがあったということね。
それでも、ア -
Posted by ブクログ
ネタバレなんでか知らないけど表紙変わってたよ。前面に仕事って書いてある。前の表紙かっこいいなと思って本屋行ったけどもう無かった。まぁ、今のやつも嫌いじゃないけど。自分、対人能力低くて、問題解決力とか論理的思考力とかないから仕事しんどいし、おもんないから、仕事しなくて良い時代の話で正直羨ましい世界だなって最初に思ったし、最後まで変わらずそう思ってた。ただ、誰かに生かされ続けて生きることも思考力とかが落ちるのは予想できて、それも怖いなって思った。仕事ってなんなんだよって気になって読んで、自分が期待した答えとは違ったけど、一つの知識として読んだ価値はあったと思う。AIとかさ、もちろん小説の中のAIと今の時代
-
Posted by ブクログ
ネタバレ知り合いに勧められて
会話の節々にラノベ臭さはあったけど、そこまで強くもなない。
読みやすくてよかった
一文が短いかつ全体のページも少なく、登場人物の掘り下げは薄かったのが少し残念
一方、内容的にペラペラという訳でもないと思う
「それだけで人の一生を左右するような映画は作れるのか」というテーマに対し、最後まで芯が通っていて良かった
オチ的には、そんな映画はないというのが答えなのだろうか?
流石にメガネをかけただけなら本人だと気づくだろというツッコミや、最原さんの動機がよく分からなかった事は置いておいて、sf的な小説として面白かった
最後の方に出てきた、この比喩も好き
「美しい糸を幾 -
Posted by ブクログ
ネタバレAIブームの昨今だからこそより面白く感じた。
AI「タイタン」(12の大元がある)によって全てがサポートされ、人間が仕事をせずとも世界が平和に保たれている2205年。その大元のタイタンの一つ「コイオス」が機能低下を起こし、心理学に造詣が深い主人公がカウンセラーとして呼ばれ、初めて「仕事」をすることになる。そして会話と旅・経験を通して「仕事とは何か? 」を2人で見つけていく。
まず、コイオスが自我を持つ過程や精神的に熟していく過程が哲学的で面白い。
あと、どこか冷めている感じの主人公がカウンセラーとして冷静に慎重に会話をするところから、一人の人間として本音を隠そうとするコイオスに啖呵を切った -
Posted by ブクログ
おもろい....。
ほとんどSFを読んでこなかった人間なんですが、今後もっと他のSFも読んでみたいと思わせてくれる作品だった。
今まで人間がやってきた「労働」をすべてAIが担う時代。AIに仕事を取られちゃうかも、、、なんていう心配をしていたけど、ずっと進めば貨幣経済も無くなって労働から解放されるんだよなと羨ましくなってしまった。
まだぺえぺえ社会人なので「仕事」とは何かの答えを一緒に探したけど、結論はわかるようなわからんような。
まだ仕事の本質がわからないので「そうそう!」と頷けはしないけど、そういうものを自分が感じられていないから仕事を面白いとか楽しいと思えないんだよなとも思った。 -
Posted by ブクログ
結構な時間をかけて読んだので、理解するのまで時間をかけながら読んだ。
AIが進化する現代において、本当にいつかこういう世界が来るかもしれないし、その時『仕事』は過去のものとなっているのかと思うとなんだか不思議な感覚があった。
コイオスはAIなので気持ちを持たないけど、人間味があり読み進めるうちに人間と遠くない存在に感じられた。
人間とAI、そして未来の話であるこの小説を今読む面白さがあるなと思った。
可能性がある分野だからこそ想像しやすく、ありうると思えるsf小説で著者は天才なのではないかと何回も思った。
ちょっと長いが迷ったら読んでみてほしい小説。
-
Posted by ブクログ
愛情や尊敬、信頼など人との関わりの中で生まれる感情をベースに、主人公の成長していく様子がわかり応援したくなる。
最後は「ん?!」となった。
これは、、、何が真実なのか?
色んなパターンが想像できた。
映像を観ているような作品!
普段は純文学を読むことが多いということもあり、この体験はなかなかなく、おもしろかった。
SFだが現実世界もあり、設定に馴染みやすかった。
とはいえ途中から複雑になっていき、作中に出てくる『三本脚の烏』『狐のお面』『九尾』などの意義を知ると、更に理解が深まるのかな?と思った。
(単に自分の知識不足。あとで調べる。)
-
Posted by ブクログ
ネタバレAIであるタイタンが人間の生活基盤を支え、人間が仕事をしなくなった今から百数十年後の物語。
その中で知能が低下してしまったタイタン・コイオスを回復させるために彼と対話をすべく、趣味として心理学を扱っていた成果に〈仕事〉が与えられた。
仕事が不必要な世界で暮らしてきた成果にとって〈仕事〉とは何なのかわからないし、同じくコイオスにとってもそれが何なのかわからない。
物語を通して色々な体験をし、その中で仕事の意味を見つけていく、複雑でありながらも新しい世界を見せてくれるストーリーだった。
仕事は、◎影響すること
◎影響を知ること
=やり甲斐
だと、2人は結論を出した。
この本を読ん