野﨑まどのレビュー一覧

  • バビロン1 ―女―

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    題材や物語の設定は、とても面白い。ちょうど現実世界でも政治が熱く語られているからだろうか。しかし1点残念なのが登場人物たちのセリフ回しだ。アニメ化されているだけあって、『そんな口調ある?』と実写では再現できないような言い回しが散見される。物語に没頭しかけてはセリフに違和感を感じ若干冷める。その繰り返しなので⭐︎は4つにしました。

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    2025年02月03日
  • バビロン2 ―死―

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    戦慄の第二章
    禁断の映像化!

    曲世愛(まがせあい)は、言う
    「私、悪人なんです」
    悪にも意味がある
    正義が悪に飲み込まれる第二章

    タイトルをアニメからお借りしてくると
    第五話 告白
    曲世愛の中学時代の担当医の恐るべき告白
    第六話 作戦
    各党代表者による公開討論会のテレビ放映
    第七話 最悪
    討論会で封じ込めるはずの新域長に 逆転を許し
    そして曲世愛の登場で ほぼ全滅

    討論会の形状で 自殺法について 自殺そのものについて その是非を問うけれども
    曲世愛の凄まじい悪意に全て消滅してしまう

    「自殺法」について考察させるために
    “新域”構想という政策が作中に使われる
    関東の一部地域での新しい行政

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    2025年01月23日
  • バビロン1 ―女―

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    2015年刊行
    2019年コミカライズ、アニメ化

    絶望のアニメ化と称された“バビロン”
    原作未読で 惹きつけられておりました
    そして、私の知らないところで 評価が割れて
    アニメレビューは荒れていた模様

    そして、原作を読み アニメは原作に忠実であったように思う(忘れているところありますから)
    アニメを見ていたから小説をイメージしやすかったかな なかなかあの禍々しさは読み取れないかもしれない

    東京地検特捜部・正崎は、製薬会社の新薬不正事件を追っていた
    不正に関与していたと思われる人物の全身麻酔を使った自殺現場に遭遇する
    そこに新域と呼ばれる超都市構想地域での域長選の癒着問題に突き当たる
    と、

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    2025年01月21日
  • know

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    電脳社会の面白い小説でした。一気読み。
    アニメ化は読み手のイメージが決まりすぎていて、期待を裏切る可能性あるので、やめた方がいいかも。

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    2024年12月31日
  • know

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    超情報化社会2081年 日本・京都
    know 知ることについて とことんとんとん
    言語化して追求を試みている小説

    知ることは悟る事、それは真理
    知らない事は、何か、それは未来

    続編が出ない「革命のリベリオン」や
    最後まで観ていない「PSYCHO-PASS」とか
    内容忘れたけど確実に好きだった「東のエデン」
    等々、小説の中では“走馬灯”という単語があったけれど 忘れかけてた過去に見た作品のイメージがあふれてきた
    だから ストーリーに多少の強引さがあったとしても SFとして素敵な仕上がりなんだと思う

    まあ、ひまわりめろんさんのレビューの二番煎じだけど 最後に「すべてを知る」先が
    京都であり 

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    2024年12月12日
  • 小説家の作り方

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    面白そうなタイトルが気になり読んでみました!序盤は『この世で1番面白い小説』のアイデアを持つ紫に小説を書かせるために主人公の駆け出しの作家「物実」が指導をしていきますが…終盤になると思ってもいなかった展開となります……「あり得ない!?」と思いつつしっかり楽しめました!(笑)

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    2024年10月27日
  • know

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    面白かった!
    知ると生きるは同じこと、と言う台詞が印象に残った。
    SFだが読みやすく、わかりやすかったのも良かった。

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    2024年07月18日
  • ファンタジスタドール イヴ

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    アニメがあって、その前日譚が本書らしい。アニメは見ていない。この作家の登場人物の思考描写が毎回ユニークなものでとても興味深く拝見している。
    私にはない発想にいつも驚く。本作品も期待を裏切っていない。

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    2024年04月29日
  • know

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    ネタバレ

    最近は久しぶりに死後の世界とか霊とかおばけとな、そう言った類のことを考える機会がおおかったけど、今回もそんな感じの話にぶち当たって、やっぱり考えているものは引き当てるものなんだなと思った。2歳の息子は自分になる前を覚えてるっていうし(日本以外の国の男性で独り身だったらしい笑)やっぱり魂の生まれ変わりとか、死後の世界とか、あったらいいなって思う。知りたい!とは生きるということと言われて、ああ、良かったと思った。

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    2024年03月13日
  • [映]アムリタ

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    YouTubeで誰かが紹介していた
    ミステリとして取り上げられていたかどうかは失念したが、だとしても反射的に手を出すレーベルではないので何か気になるポイントがあったのだろう

    著者の名前はよく見かけるようになったが、お初
    これがデビュー作なんですね

    〜ざっくりあらすじ〜
    映画制作に携わる大学生の青春群像劇(???)

    〜感想〜
    まずもって登場人物のノリがキツい
    小説だから度を超えた洒脱な会話とか現実味の無さは許容できるがギリギリのラインだな

    数撃ちゃ当たるで稀にツボを突いてくる
    真顔で醒めていく感覚を乗り切る

    そして
    しょせんはラノベレーベルと舐めてかかり、地面すれすれまで下がったハード

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    2024年03月12日
  • バビロン2 ―死―

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    ネタバレ

    序盤は、法律のことだったり難しい話が続いていたのでぼーっと読んでて、愛ちゃんのこと忘れてたら、可哀想な精神科医の叔父登場。愛ちゃんの中学時代の話、もう異常すぎる。愛ちゃん催眠術師かと思ってたら、根っからのサキュバス体質だったのね。そんなのチートじゃん。「悪いことだわ、、」って憂いながら、人を気持ちよく自殺に追い込む愛ちゃん。怖い。素敵。好き。
    九字院さん亡くなってしまって残念。愛ちゃんと九字院さんの絡み見たかったな。
    最後は正﨑さんと一緒に「まがせぇーーー」ってなったわ。もう勇者正﨑はボロボロよ。次回、魔王愛ちゃんとの戦いが楽しみ。

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    2024年03月12日
  • know

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    情報のやり取りは脳に埋め込まれた「電子葉」で処理がされるのが当たり前の未来社会。全知を手にいれるために行動する天才学者とその娘。

    ブラックホールの中を覗ける場にいたら、覗きにいくだろうか?2度と戻ってくることができないとわかっていても。知りたいという欲求を叶えるために、天才はあらゆる準備を重ねるのだ。凡人には思いもよならい方法で。
    今回も私の想像を超える世界を見せてくれた作品でとてもおもいしろかった。

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    2024年03月09日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

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     YouTubeチャンネルほんタメで、あかりん嬢がおすすめしていた気がして買った一冊。
     所謂典型的なSF系ショートショート。
     昨今のコントや漫才の如く、分かりやすい落ちが無い物も多い印象を受ける。
     他の人の感想と真逆の感想だけど、古参の読書家はこれ系の傑作も過去に多く読んでいるので…。
     発想力はすさまじく、斬新な展開に膝を打って喜んじゃう程の良さはあるが、ハッキリした落ちに繋げて欲しかった旧世代の感想です。
     こっちの方が流行りだから、敢えてのこの構造なんだろうけどね。
     火浦功とか好きな世代に。

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    2024年02月29日
  • バビロン3 ―終―

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    野﨑まどの作品には哲学がある。

    一作品ごとにテーマが設定されて、その概念であったり事柄を深掘りして本質を問い質す。そして必ず作者なりの解答や見解を示すという点で、哲学であるといえる。

    各国の首脳が善悪について論じ合う展開は、それぞれの国民性も相まって一旦の結論に達したかと思いきやの暗転。

    一体この作品はどこに向かうのだろう。
    続きを出してくださいお願いします先生。

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    2024年02月13日
  • バビロン1 ―女―

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    アニメ観てから即買い即読み。

    展開に次ぐ展開。
    何がテーマかも中盤までわからない。
    引き込まれる惹き込まれる。
    Fの意味は、絶対ファム・ファタルも含んでると思うんだけどな。

    これが野﨑まどとの出会い。

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    2024年02月13日
  • なにかのご縁2 ゆかりくん、碧い瞳と縁を追う

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    何かのご縁の第二巻です。一巻に続き波多野ゆかりさんが、うさぎさんと共に縁にまつわる物語を紡ぎます。野崎まどさんの作品は、緊張感を持って読む作品が割と多いので、このシリーズは安心して読むことができました。ほっこりします。

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    2024年02月10日
  • なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

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    野崎まどさんの小説で、ほんわかとした学園もの。安心して読める。
    そして私の敬愛してやまない動物が登場する。うさぎさん。
    友情、愛情、家族など、さざまなつながり、人と人との縁に関するストーリー。
    機内に案内されてから出発が遅れた福岡空港発羽田空港行きの飛行機で読み終わりました。

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    2024年02月09日
  • know

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    友人に教えてもらい手に取った。
    今まで読んだ事のないライトノベルのようなジャンル。近未来SF.将来こんな脳葉電子葉をいれた世界が実現しそうとワクワクしながら読んだ。読みやすく映像化しやすい。

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    2024年01月30日
  • know

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    人々の脳に『電子葉』というコンピュータを埋め込んだ近未来日本。
    高度なユビキタス社会の描写も面白かったし、主人公たちの辿る物語も非常に面白かった。
    終盤のちょいとアダルトな展開は蛇足に感じたけど、全体的にはとても楽しめました!

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    2024年01月04日
  • HELLO WORLD

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    新海誠にとっての「君の名は」
    庵野秀明にとっての「エヴァ破」

    野崎まどにとってはこの作品だと思いました。

    自分の作家性を極限まで大衆性に寄せる。それはある意味、それまでの自分を大きく手放して、新しい人たちとつながる試み。その勇気に敬意を表したいです。

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    2023年12月29日