野﨑まどのレビュー一覧

  • タイタン

    Posted by ブクログ

    1984、すばらしい新世界、PSYCHO-PASS、古今東西のディストピアものには共通点がある。

    上位者は、人に優しくないということだ。

    例えば、1984とPSYCHO-PASSの世界を比べてみよう。その世界に生きる人間は表面上物質的な不足で不幸になっているか、数値的に最適化された幸福を享受しているかという違いはあれ、ビッグブラザーやシビュラシステムといった不可視の上位者(人間を越えたもの)に「管理」されているということは変わらない。

    では、本作タイタンが描く、2205年の世界はどうか。AI「タイタン」が全ての仕事を代替し、労働を消滅させた世界で、

    この上位者は、人に優しいのだ。

    0
    2026年07月04日
  • タイタン

    Posted by ブクログ

    SF要素強めの本かと思って購入したが、物語の中心は仕事とは何か?という哲学的な問いであったと感じた。
    SFも哲学も普段読むジャンルではないため、少し難しく感じたが、文章自体がとても読みやすいためすらすらと読むことができた。
    物語後半は仲間との熱い展開や仕事とは何かという問いに明確に回答しているため、私のようなSFや哲学のジャンルの本を普段読まない人にもお勧めできると思う。

    0
    2026年06月29日
  • タイタン

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。
    仕事がなくなった世界を舞台にすることで返って仕事とは何かの根本を読み進めながら考えることができました。

    0
    2026年06月28日
  • [映]アムリタ 新装版

    Posted by ブクログ

    大学生四人が、とっても面白い映画を撮る話。





    だけなら…星4もつけませんよね。

    彼女、最原最早は「天才」です。
    彼女が作る映画は「人を感動させる」「人の心を動かす」んです。

    これ以上は、書けません。なぜなら全てがネタバレになります。

    そう、これは「パンドラの箱」

    ぜひ、彼女の作る最高の映画に「見せられて」下さい。

    この映画はきっと、とても面白い。

    0
    2026年06月20日
  • know

    Posted by ブクログ

    電子戦描写が派手でこれはアニメ映えしそうだな〜と思った。独特の階層社会(クラス)の構造も説得力があって惹き込まれる。高度情報体同士の対話をブラックホールになぞらえるのも面白かった。エピローグの描き方も好きだった。ただ男女観というかそのへんの倫理観はかなりぶっ飛んでいるので、最終日前のあの描写はあまり気持ちのいいものではなかった…

    0
    2026年06月19日
  • タイタン

    Posted by ブクログ

    仕事とは何か、近い未来に訪れるであろうAIが人間の上に立つ世界とはどのようなものなのか、色々と考えさせられるお話でした。面白かった!

    0
    2026年06月15日
  • タイタン

    Posted by ブクログ

    鬱病になったAIという面白そうな、でも若干軽そうな印象を受ける背表紙の文章を読んで購入したが、読んでみるとえらい硬派なハードSFでびっくりだ。

    現実のAGIも目の前か、はるか未来か。

    ちなみに我らがGeminiに「仕事」について聞くとこう返答があった。
    「社会の中で自分の役割を果たし、対価を得ながら、自分を表現・成長させる営み」

    そうなると、この物語の設定ははたしてユートピアなのだろうか。

    0
    2026年06月09日
  • タイタン

    Posted by ブクログ

    遙か未来。人類はAI"タイタン"によって、「仕事」という概念をなくしていた。すべてがオートメーションによってまかなわれ、経済活動すら不要になった世界で、突如タイタンの機能が低下する。臨床心理士の下した診断は、タイタンの"うつ病"だった。
    恥ずかしながらこのところ色々と行き詰まっていて、貪るように本を読んではアウトプットもせずにいる。原因は明確で、生活習慣の乱れだったり、身体の不調だったり、仕事がとっちらかっていたり……。
    仕事。本書で語られるそれは、仕事が不要になった世界で語る「仕事とは何か?」。現代と地続きの独特なSF的世界観において、命題に答えを求め

    0
    2026年06月06日
  • 小説家の作り方 新装版

    Posted by ブクログ

    シリーズ第4弾
    今回も最後に驚かせてくれます。
    今のところ各シリーズに繋がりはなさそうだけど、どこかで繋がるのだろうか。

    0
    2026年05月27日
  • know

    Posted by ブクログ

    THE SFといったテーマをライトに読める作品です。
    SFらしい小難しい用語や理屈を並べるけれど、文系の自分でも「理解った」ような気分にさせてくれました。少女漫画的で、詩的で美しい。日本作家のSFが実写よりアニメに向いている作品が多いのは、そういった点があるからかも。

    伊藤計劃の「ハーモニー」のような雰囲気もありつつ
    人類未踏の「死」について踏み込んだ結末はとても興味深く、面白かったです。

    0
    2026年05月21日
  • タイタン

    Posted by ブクログ

    人間の仕事と、AIとロボットの関係について。

    将来AIが人間の仕事を肩代わりする世界が来ると思うが、本作はそれをSFストーリーとして書きながら色んな側面から仕事とは何かについて考えられていた。

    便利になっていく世の中で、改めて仕事の意味や価値について再認識する機会にもなってよかった。

    0
    2026年05月04日
  • [映]アムリタ 新装版

    Posted by ブクログ

    2年前に既に読み終えていたが、シリーズを通読するために再読。
    所々ラノベっぽい、悪く言えば寒いノリが展開されるところだけが好みではないが、話の筋は面白いと思った。
    最終巻にあたる「2」が楽しみ。

    0
    2026年05月03日
  • [映]アムリタ 新装版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。ラノベ調のものを久々に読んだからその新鮮さもあったし、見た人の人格を変える映画というぶっ飛んだ設定がいいね

    0
    2026年05月01日
  • バビロン2 ―死―

    Posted by ブクログ

    うわぁああ!!
    もう、言葉にできないですよ、これは。

    正義とは、悪とは。
    もうそういう次元の話じゃない気がする。
    彼女はいったい何者で、何がしたいのか。
    次で本当に終わるのかこれ…!!

    0
    2026年04月17日
  • バビロン1 ―女―

    Posted by ブクログ

    『小説』から始まる野崎まど本乱読期間。
    東京地検特捜部?ウッ刑事ドラマ……と思いながら序盤読んでいく。思ったより難しい、読みにくいような内容ではなかったし、堅物主人公と犬系男子な相棒の掛け合いで弾みがついてスラスラ進む。
    まあ途中までなんですけどね!
    最初の事件からほのかに香る作者特有のSF?ファンタジック?な世界観がページをめくるごとに増していく。作者の世界観が好みならきっと美味しい一冊である、はず。

    0
    2026年04月04日
  • タイタン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    三年前に読んでいたのに途中まで気づかなかった。ナレインあたりで「あれ?」と思い出し、コイオスが出てきて「あ、読んだやつだ」となったが、読み終わるまで結末はすっかり忘れていた。

    前回の感想同様、主人公の内匠成果の性格から感じる自分に酔ってるヒロイン感がどうにも苦手で、コイオスのカウンセリングプロジェクトに参加するまでは、他の一般人同様にAIによる豊かさを享受しきって生きている凡夫だろうに、急にキャリアウーマンみたいになって影響が大きそうなことも独断行動してしまう変貌っぷりがどうも納得いかない。コイオスと普通にデートしてるようなパートもちょっと読んでいて辛い。

    AIの進歩によるユートピア社会の

    0
    2026年03月18日
  • HELLO WORLD

    Posted by ブクログ

    SFの世界であっても、描かれる恋愛模様は現実世界に即したものであって、現象に限らず人間の感情は不変なのだと感じた。とても良かった。

    0
    2026年02月18日
  • バビロン3 ―終―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最終巻、舞台が急に世界(主にアメリカ)に変わって、知らない人の話が始まる…
    登場人物欄には正崎さんの名前があるから、出ては来るんだろうけどなかなか出てこなくて、世界観に入るのに時間がかかった。

    1巻を読んだ時、その前に読んだ作品と全然、真逆くらいに違うと思ったけど、G7で首脳たちが話し合う場面ではその作品の雰囲気を思い出した。

    もう、好感を持っていたキャラクターが死んでも最初の文緒くんが死んだ時のショックと比べれば受け入れられるようになったわ。

    そして、これまで曲世(悪)と対峙してきた正崎さんだったけど、ラストがこれでは、はなから圧倒的なレベルの違いがあったということね。

    それでも、ア

    0
    2026年02月18日
  • know

    Posted by ブクログ

    頭に電子機器を埋め込んで、情報の収集・拡散速度が飛躍的に高まった未来が舞台。

    登場人物の名前がなかなか特徴的。細かい技術の話はお手上げ。だけど、知ることを突き詰めたこの物語の目的と帰結は結構現実的にも思え、すんなり腑に落ちて楽しめました。こういう未来がいつかくるのでしょうか‥‥。そういった想像力も掻き立てられる面白い小説です。

    0
    2026年01月31日
  • [映]アムリタ 新装版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    知り合いに勧められて

    会話の節々にラノベ臭さはあったけど、そこまで強くもなない。
    読みやすくてよかった
    一文が短いかつ全体のページも少なく、登場人物の掘り下げは薄かったのが少し残念

    一方、内容的にペラペラという訳でもないと思う
    「それだけで人の一生を左右するような映画は作れるのか」というテーマに対し、最後まで芯が通っていて良かった
    オチ的には、そんな映画はないというのが答えなのだろうか?


    流石にメガネをかけただけなら本人だと気づくだろというツッコミや、最原さんの動機がよく分からなかった事は置いておいて、sf的な小説として面白かった

    最後の方に出てきた、この比喩も好き

    「美しい糸を幾

    0
    2026年01月27日