野﨑まどのレビュー一覧

  • 舞面真面とお面の女 新装版

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    最後の方は「ええ〜!」って言いながらページをめくってました。前回読んだアムリタは衝撃的ラストだったけどベクトルは変わらなかった。でもこの本はラストでベクトルが切り替わります。それでも面白かった。野崎まどの作品を2作読んでみて、なんとなく展開が読めるようになった気がします。が!それを見越してすごい仕組みを仕込んでるのかも?と期待してしまう。次は死なない生徒殺人事件。

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    2020年01月13日
  • バビロン3 ―終―

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    えっ……まさか最終巻ではなかったとは…いやだってー終ーだし。最終巻かなと…思うじゃないですか?
    まあ「考える人」による善悪の結論でこのサブタイトルは納得できますけども!むしろ最終巻でこのサブタイトルじゃダメだなってなりますけども!いやほんと終わらなくてよかったです…
    うむ…やっぱり人は考え続けなくてはならんのだなあ…。
    しっかし愛さんは…うーむ…そんなに「悪いこと」が好きならもっと飽きっぽくなってはいかがでしょうか?妙に一途だよね…それが愛なのかな……

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    2019年11月26日
  • バビロン2 ―死―

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    ネタバレ

    後半の展開でじっくり読んでられない、読むのも辛くなってくる。
    最終巻読まないと、この気持ちの悪い余韻を消せない。
    『読む劇薬』とはよく言ったものだ。

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    2019年11月04日
  • 死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~

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    ネタバレ

    永遠の命の正体は、意識の共有。しかも共有の方法が「教え合う」というアナログな方法。それも凄いな。たまちゃんは、本当に永遠の命=不死って事なんだよね?
    野崎まどは、大体オカルトではなく説明が出来る現象のネタバラシ、後に超常的な現象ってパターンだよね。なんだかんだで、楽しく最後まで読んじゃうけどw

    「三角形と四角形の間の図形」
    「四角形と五角形の間の図形」
    概念すごw

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    2019年10月31日
  • 小説家の作り方

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    ネタバレ

    「この世で一番面白い小説が読みたい」と思った天才の作ったAIが暴走?して、主人公の小説家に小説の書き方を教えてもらう話。
    結局ずっと顔を合わせてた紫依代はロボットという事で良いのかな?

    「自立してるけど自我が無い」というAIのむらさきが、ハーモニーという小説の「思考を合理化させ過ぎて意識が無くなった人間」というのに重なった。

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    2019年10月20日
  • バビロン3 ―終―

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    ネタバレ

    積ん読していたバビロンシリーズを、「アニメのネタバレ情報が入る前に原作を読んでしまおう」と読み始め、そうしたらまんまと一気読み。

    曲世の禍々しい力は、正義感の強い正崎や瀬黒、無邪気なアレックスには効かないのでは、と予測していたら、全くそんなことはありませんでした。
    そうすると、曲世は、なんで最初に会った時に正崎を「骨抜き」にしなかったのか、また、瀬黒を自殺させなかった理由は何か、という謎が残ります。
    齋開花のように、正崎には何か使い道があると考えているのか……。

    そして、続刊は出るのでしょうか?

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    2019年10月04日
  • [映]アムリタ

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    もう一年以上も前に読友さんにいただいた本書。
    ようやく読めたよ!
    いやあ、面白かった! こう来たか!
    このゾクッとするラストの感じは、個人的には今まであんまり読んだことの無い種類の物語だなあ。
    一筋縄ではいかない2度落ちの展開は中毒性が高そうだ。

    それにしても、これがデビュー作というのは素直に感嘆する。
    今まで「なにかのご縁」は読んだ事があったんだけど、作者の本領はこっちらしいので、他の作品もチェックしていきたい。

    個人的には突っ込み属性の主人公と、とぼけるヒロインの会話が愉しくて好き。
    ここは自分の好きな某作家さんに似ているなと思ってしまった。

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    2019年08月19日
  • 独創短編シリーズ2 野崎まど劇場(笑)【電子特別版】

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    ノンフィクションライターのphaさんがブログで「とてもうまい作家だ」と書いていたので、とっつきやすそうな短編集から手にとって見た。

    多くのユーモアに共通する要素は「予定調和を裏切ること」だと思う。
    ・常識的に考えるとこうなりそうなのに、ならない
    ・文脈から推測するとこうなりそうなのに、ならない
    ・世界観に引き釣りこんだ上で、最後に重要な前提をひっくり返す
    などなど。
    本書の作品は、いずれも読者の予定調和を裏切るのが上手い。中身は風刺だったりブラックジョークだったりといろいろだが、我々が普段生活するのと同じようなシチュエーションに、違和感や非現実という石が投じられ、苦笑・爆笑につながる。
    もちろん、発想がそもそも非凡なのも間違いない(モーゼとエジプト王パロとヤハウェが麻雀を打つというシチュエーションだけで十分面白い)。

    良かった作品
    白い虚塔
    どんでん返し。本書の1番目の作品だが、冒頭からやられた。

    Cafe Bleuetは元気です!
    カフェの看板だけで語られる物語。断片的な情報にもかかわらず。裏側で人々にどういうことが起きてるのか映像で再生できるのがすごい。

    麻雀出エジプト記
    小ネタの一つ一つが面白くよどみ無い。難があるとすれば、麻雀放浪記(哲也でもいい)と聖書の出エジプトの知識が無いと意味不明なことくらいだろう。

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    2019年07月31日
  • バビロン1 ―女―

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    ミステリ。
    著者らしくない政治絡みのストーリー。さすがに面白い。
    序盤から終盤までテンポ良く、インパクトある展開が続く。
    続きが気になる。

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    2019年05月20日
  • 死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~

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    ちょっと異質な推理小説。
    不死だと自己紹介した側から殺害される識別組子。
    その矛盾の殺人事件もさることながら、
    「不死の人間」という、どうやっても有り得ない謎に、
    最後には、"納得"の理路整然とした答えと"迷宮"を提供する作品。
    純粋に面白かった。おすすめ。

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    2019年01月21日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

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    あの将棋のやつも野崎まどだったのか!多分5ページ目ぐらいで合うか合わないか分かるタイプのラノベだと思いました。個人的には合う方。

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    2018年12月28日
  • バビロン2 ―死―

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    齋開化により自殺法が宣言され正崎検事を筆頭に法務省、検察庁、警視庁を跨いだ機密捜査班が組織される。自殺法の是非の討論番組が中継され、それを経て域議選挙が開催される。捜査班と共に正崎と淡々とした事務官の瀬黒が齋を追う中、曲世愛が全てに張り巡らすように暗躍し死に誘惑し、終盤は特にその勢いに飲み込まれた。

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    2018年10月10日
  • パーフェクトフレンド

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    【デジャヴをみているような現実の中で】

    あ、これはあれだ。と思う場面があって、でも。なんだろう。天才ってのは、いや。作り物の天才ってやつは、本当に面倒くさいやつなのだ。

    私たちの毎日は常識の中で作られていく。たった1つの非常識が、日常を非日常に変えてしまう。

    こんなことはありえない。そうだろうね、たしかに。普通ならありえない。でも覆せる。朝のこない世界も、人間がいない地球も作れる。死んだ人間だって蘇る。普通じゃなければ。

    さて。オセロ版を真っ黒にできる方法を一緒に考えようか。

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    2018年09月29日
  • バビロン3 ―終―

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    自殺出来る権利を保障する自殺法。世界でも採用する都市が出る中でサミットが開かれる。そして曲世愛を追う正崎はFBI捜査員になろうとしていた。
    副題に「終」とあったが騙された。意味が違った。世界に進出した自殺法の是非、曲世愛の行方など魅せる部分は多く引き込まれる。
    しかし曲世愛は無敵過ぎてどうするのか見当もつかない。

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    2018年08月30日
  • バビロン1 ―女―

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     小説、映画、ゲームにマンガ、アニメと、物語に触れていると、「こいつやばいやつだ……」というキャラに出会うことがあります。貴志祐介さんの『黒い家』なんかは、その典型です。

     しかし、このバビロンに出てくる「曲世愛」(まがせあい)もかなりやばい。第一巻で彼女がしっかりと出てくるのは、取り調べを受けるシーンだけなのですが、それなのにやばさが伝わってくるのです。

     具体的に何がやばいのか、と聞かれると、それはまた難しいのですが、強いて言うなら、つかみ所の無さ。主人公の検事の厳しい取り調べに対して、のらりくらりとかわし、いつの間にか自分のペースに持ってくる。そのかわし方が、なんとも言えない気持ち悪さなのです。言葉自体は無邪気な感じなのに、言葉の奥底に邪悪さが垣間見える、と言えばいいのでしょうか。

     野崎さんの小説は、今までも普通の小説はもちろんライトノベルでもなかなか出てこなさそうな、キャラが出てきました。そのキャラたちに共通するのは常人の「理解の範疇を超えた」存在だと言うことだと思います。この曲世愛というキャラは、そんな野崎さんが生み出したキャラの黒い部分の集大成のような気がします。

     一つの不審死から、始まった事件は大きな政治的な企み、そしてさらに思わぬ展開につながっていきます。二巻への引きも上手くて、次の巻へも思わず手が伸びてしまうのではないでしょうか。
     

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    2018年07月31日
  • バビロン3 ―終―

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    ネタバレ

    最終巻のつもりで読んだら「そーゆー事かい」とまた続きを待たされる羽目に。早よ続き読みたい。続く事が善い事、終わる事が悪い事。、

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    2019年10月27日
  • 2

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    『怖い』

    300ページを一気に読んでしまうことくらいざらにある。読み終わるのが惜しいと思う作品だってたくさん出会ってきた。でも野﨑まどの作品は違う。早く終わって欲しい。自分に主導権のない夢を永遠と見せられているような。まだ終わらないのか。まだ、読まなければならないのか、そんな恐怖が襲ってくる。

    コミカルでもシニカルでもない、よくわからなければ、簡単に何かに例えてしまえるような、100円で買えるスナック菓子のような。騙されないと意気込みながら、300万を持って銀行のATMに走らされるような。わかりやすく例えようとするとなにも伝わらない。脳を洗われるような怖い。

    『本を閉じて、私は』


    安心した。ああ、よかった。と思った。大丈夫。私は、変わってない。その変化に気がつくことができない状態のままだ。冷静にこの小説が収まった場所に生きていられる。ああ、安堵している。

    書きたいことがあるのだけど、全てが蛇足に思える。語りたいけれど、友達もいない。作法が、あれがこれがと言いたいこともあるけど、ここには書けない。

    終わったと思わされていたとしても、それで構わない。私は多分感動したから。やっぱり、怖い。

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    2018年04月23日
  • 死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~

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    今回も野崎まどの見事な伏線、作品を司る魅力的なテーマ、印象に残るキャラクター達にどっぷりハマりました。

    主人公同様に不思議な世界に入り込み、「えっ?どういうこと」と疑問を投げかけられ、回答を探る。

    本当にアッという間にエンディングを迎えました。

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    2018年04月21日
  • バビロン2 ―死―

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    おもしろい。ぐいぐいひきつけられてこの巻も一気読み。
    「絶対に現実では起こらないようなファンタジーもの」はあまり好きじゃない自分にとって、「もしかしたら現実に起こるかもしれない…くらいの世界観」を描く、野崎さんの作品は好きです。
    あと、例の「悪い女」本格的に登場。その女とのやりとり。ラノベっぽいポップ?な感じで個人的にツボ。その中身はとてもグロいのですが…。

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    2018年02月06日
  • バビロン1 ―女―

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    まだ一巻目なのだが、おもしろい。
    文体が野崎さんらしからぬ硬さだったのもあって、中盤まで正直少し退屈気味だったけど、中盤以降引き込まれた。いつものようにヘンな「女」が出てきた。今回もぶっ飛んでそうで、期待がもてる(笑)

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    2018年02月05日