野﨑まどのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
買ってたのを忘れてた本
レーベルがラノベっぽいとこだけど
SF史に残る衝撃作って書いてたから
買ったんだったと思う
よくみたら野﨑まどだったので
期待して読んでみた
全人類働かなくていい
っていう設定が衝撃的だった
貧富の差は富でありたい人がいるから
なくならないと思うし
抜きん出たい欲がない世界なんて
ちょっと厳しい設定だなぁ
そんでこんな人数で
重大案件に立ち向かわなくないか?
人類の命運を1人にまかせんだろー
他に専門家おらんって世界なんやろか?
というこっちの勝手な悶々のせいで
突然進撃の巨人みたくなるまで
全く乗り切れなかった
最後の方の
エヴァンゲリオンみたいなとこも
ちょっと -
Posted by ブクログ
日本の新域で発令された「自殺法」は、世界を巻き込み始める
遂には、7ヶ国サミットで「自殺法」の是非が
各国トップにより討議される
この政治的議論の前に アメリカ大統領の
自殺、善と悪への熟考があり
キリスト教的視点から思考もある
タイトルの“バビロン”を 都市名のバビロンと思っていたけど 黙示録の大淫婦バビロンでした
聖なる者達の血に酔いしれる女
神によって焼かれ裁かれる女 p231
アニメのラストと大きな流れは同じだけれど
表現が違うところがあり
その部分については 私はアニメ派かなと思う
Ⅲに入りⅡの破滅的状況から舞台はアメリカに移り
まどさんの小説によく感じられる舞台の拡大化
結 -
Posted by ブクログ
ネタバレ情報の処理能力を突き詰めるとまるで超能力のようになり、人間のまま神に近づいていくような知ルを見ているのが面白かった。
クラス5だと威張っていたエリートの連レルが、知ルに出会ってからはすっかり低クラスの顔をしているのもなんだか面白かった。
情景が浮かんできて読みやすいし、このコンビなかなか良いぞと楽しく読んでいたが、どうしても気になったのが終盤で二人が男女の関係になったこと。そしてそれを肯定する第三者が用意されていること。
成人男性と少女。今の感覚ではナシだけれど、10年前ならアリだったんだろうか。電子葉や情報処理の話、人智を超えた力を読むのはとても楽しかったのに、二人の関係ありきで話が作られて -
Posted by ブクログ
ネタバレ薦められて読んだ。
設定が行き届いていて引っかからず読めつつ、情報素子や情報材などは星新一のようなざっくりしたSFっぽさで好みだった。
文体が小難しくなく平易なのもよかった。
うまいこと段階的に情報が明かされていって、主人公の独白のみかつ京都で4日間だけの話と限定された中で中弛みせず読ませられた。
知ルの倫理観が理解し難い場所に到達しており先生ともども死を厭わず、個人の生存欲求よりも上回る知識欲のための行動を命を捨ててまで選択させることで、人間の根源的に最も強い欲求は知識欲であることを強めに示していていいですね、と思った。自分もそれが起きたら自分はどうなるのだろう?ということを知りたいがために