野﨑まどのレビュー一覧

  • [映]アムリタ

    Posted by ブクログ

    一気に読んだ。

    作品の善し悪しではなく好みになるけれど、私の好みではあまりなかった。ストーリーが、というよりも文章が。誰にも感情移入はできなかったからか、結末もそうなのかーと流してしまうというか。

    文字なり映像で人の脳を支配する、というホラーでもある設定が元々あんまり好きじゃないというのもあるのかもしれないなあ…。
    面白くなかったわけでは決してなくて私の好みではなかっただけなので、別の作品を読んでみたいと思う。

    0
    2016年03月28日
  • 独創短編シリーズ2 野崎まど劇場(笑)【電子特別版】

    Posted by ブクログ

    ソムリエしりとりw

    何気に「インタヴュウ」が好き。「クウ!」も最後でジワっとくる。
    (前作よりも「これぞ!」と引っかかる作品が全体的に少なかった)

    0
    2015年12月22日
  • 舞面真面とお面の女

    Posted by ブクログ

    旧家に遺された「心の箱」と、その近くの広場にある「体の石」。「箱を解き 石を解き 面を解けーよきものが待っている」この言葉の真相とは。

    他の作品と比べて「綺麗に色んなパーツがハマった!」感が少し弱い。中途半端に未消化な要素が多いからか。

    0
    2015年09月18日
  • ファンタジスタドール イヴ

    Posted by ブクログ

    スピンオフのクヲリティにしては面白く読めた。女中とのオネショタ、小学生時代の同級生へのピーピング、母親の身体に対する値踏み、中砥の玄姦なと抜きどころ満載でありながら、あからさまなギャグを一切取っ払った文学的な構成に野まどへの信仰を強めざるを得ない

    0
    2015年09月14日
  • パーフェクトフレンド

    Posted by ブクログ

    夜中の2時から5時にかけて脳汁の赴くままに一気に書き上げたかのような序盤を経て、一つの概念を突き詰める作者お得意の敷衍から中盤の解に至ってもまだ弱く「あれ?今作は凡庸か?」と思わせてからの終盤のメタミステリじみた展開。余韻を残しつつの幕引きは、本作が一種の幕間劇であることを告げているのか。

    0
    2015年08月05日
  • なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

    Posted by ブクログ

    ある日、目に不具合を感じた。
    ある日、妙なものをみかけた。
    ある日…喋るうさぎと出会った。

    そしてうっかり太い縁を切られた(笑)
    それを修復してもらうため、がんばる主人公。
    そしてふと、切られたのに…という現実に気がつく。
    すぐに気がつかなかったという事は
    かなりの善人です。

    そして喋るうさぎは、日々の生活のグレードアップ化が
    素晴らしいほどうらやましいです。
    というより、貢ぎさんになっている彼女の手腕が
    突っ込みたいほど素敵です。
    これ、後でばれても正攻法でどうにかしそうな…。

    次々と繋いでいく縁。
    そしてすっかり忘れていた
    うさぎのもうひとつ出来る事。
    解放される、とは、まさにこの状

    0
    2015年06月10日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

    Posted by ブクログ

    初野﨑まどだが、カバーに書かれた「編集部の正気を疑う短編集」「この作品を許せた時、君はひとつ大人になる」的なテキストが、ある意味全てを表している感。この突飛な発想をしっかり文章化しているのはすごい。ラノベ寄りの星新一作品とでも言いたい作品群。

    0
    2015年06月01日
  • 舞面真面とお面の女

    Posted by ブクログ

    初めましての作家さん。
    叔父から呼び出され、従姉妹と興信所の調査員と共に
    被面が残した遺言の調査をする事になった真面

    箱を解き 石を解き 面を解け よきものが待っている

    この暗号をめぐるミステリかと思ったのだが
    不思議な面をつけた少女が登場してから
    何やら変な方向にシフトしていく。
    表面的な暗号をめぐるミステリではなかったんだなぁ

    何だろう・・・嫌いではないんだけど不思議な読み味です。

    0
    2015年05月16日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

    Posted by ブクログ

    突飛なアイデアをまとめた短編集。短編集とあって2巻から先に呼んだが、2巻の方が既成の枠をはみ出している感じが強く、2巻の方が面白い。小説の枠を飛び出すほど面白い作品が多い。むしろ小説の枠内に収まっている作品は中編で読みたくなる作品が多く、短編だと魅力が引き出し切れていない

    0
    2015年05月03日
  • 独創短編シリーズ2 野崎まど劇場(笑)【電子特別版】

    Posted by ブクログ

    アイデアの塊。良くも悪くもライトノベル。ストーリーに感動とかは一切ない。今までの小説の枠を逸脱することも目的として、本当に逸脱できている辺りが天才的。一発限りの出オチな創意工夫をひたすらにつぎ込む。奇抜な設定を作るのが得意な作者だと思ってたけど、本当にアイデアマン。

    0
    2015年05月01日
  • 独創短編シリーズ2 野崎まど劇場(笑)【電子特別版】

    Posted by ブクログ

    まさか続巻が出ようとは…と思ったらMAGAZINEで連載してるのか。今回も正に“独創”にふさわしい独特の雰囲気と手法の凝らされた一冊でした。カバー裏やあとがきはある程度予想できたけど巻末広告まで作品にするとは恐れ入った。短編集なので読みやすさも変わらず。ネタの方は他の方も書いてるけど、老人多くないですか?(笑)

    0
    2015年02月28日
  • 小説家の作り方

    Posted by ブクログ

    どんでん返し、ではなく、敷衍。誰もが空想しながら途中で止めてしまうテーマをどこどこまでまでも推し進めていくパワーと軽やかさ。想像力の翼、という陳腐な表現があるが、この作者は言うなれば想像力のタキオンか。

    0
    2015年02月15日
  • 死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~

    Posted by ブクログ

    奇想が止まらない。読者に柔軟性と寛容の有無を突き付けてくるが、受け入れられれば類を見ない面白さの作家。

    0
    2015年02月14日
  • 死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~

    Posted by ブクログ

    【以下、ネタバレ?含む】

    もともと頭の回転が超低速なところにきて、ラノベなるものに不慣れなせいもあって、ラノベ特有の(?)小刻みなシフトチェンジについてゆくだけですでにひと苦労。ミステリーと思いきや、むむむ、オカルト学園もの?!予想外の結末をどういう顔で受け入れればよいのか、斉藤先生同様、正直なところよくわからないまま。

    0
    2015年01月15日
  • 死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~

    Posted by ブクログ

    読みやすくて、
    なかなかおもしろいライトな野郎。
    為になる話ではないけど、スナックで得た知識をひけらかすおっさんの話を聞くよりも何倍も、為にはなったよ。

    0
    2015年01月08日
  • 舞面真面とお面の女

    Posted by ブクログ

    【背表紙】
    面の名を持つ男とお面の女の物語。
     工学部の大学院生・舞面真面は、ある年の暮れに叔父の影面からの呼び出しを受け、山中の邸宅に赴く。そこで頼まれたこととは、真面の曾祖父であり、財閥の長だった男、舞面被面が残した遺言の解明だった。
     従姉妹の水面とともに謎に挑んでいく真面だったが、不思議な面をつけた少女が現れたことによって調査は思わぬ方向に進み……?
     第16回電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉受賞者、野崎まどが放つ異色ミステリ!

    野崎まどさんの本を読むのは『死なない生徒殺人事件』に続き二冊目。
    期待していたより地味な印象。
    この著者はもっとファンタジーな作風と思っていました…が

    0
    2014年12月14日
  • 小説家の作り方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    駆け出し小説家の主人公に、小説の書き方を教えて欲しいという少女が現れる話。
    最初はただ単に逢瀬を重ねていくだけだが、小説の書き方のレクチャーをしていくうちに、少女のある秘密に気づいてしまう。そんな話。
    小説って恐らく、ロボットには無機質な文は書けるけど、感情がないと書ききれないんだろうなと改めて思う。どの作家でもその作家の個性がでる。言葉の選び方、文の繋ぎ方、本から漂う雰囲気。本は偉大だ。同じ話を書いても、作家によって違う空気になる。
    ただ、惜しむらくは、印象があまりないということか。

    0
    2014年12月11日
  • 舞面真面とお面の女

    Posted by ブクログ

    大きな構想を考えて、土台を作っているのか。現代ミステリが縛られている枠に囚われずに、ミステリ本来の楽しさを味わえる作家。7.25

    0
    2014年11月20日
  • なにかのご縁2 ゆかりくん、碧い瞳と縁を追う

    Posted by ブクログ

    じいは素晴らしいじいだな…。
    何気に好きなこのシリーズ。
    確かにドス黒どんでん返しは(今のところ)ありませんが超越系女子もいらっしゃるし紛れもなく野﨑テイスト。
    何より私コミカル系野﨑さんの文章好きなんだよなあ…。
    土田先輩の漫画読んでみたい。

    0
    2014年10月31日
  • 死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~

    Posted by ブクログ

    そうか、これは「ラノベ」だったのか。
    軽く、薄い描写。おかげで止まることなく最後まで読み進めた。ミステリーの肝となる謎の数々の真相について驚愕したり呆然としたりといったことはなかったが。
    しかし不思議な感覚だ。嫌いにはなれない一冊。

    0
    2014年10月19日