野﨑まどのレビュー一覧

  • 舞面真面とお面の女

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    順番で読むと良いと聞いたので、順番に消化中。
    うーん、なんと表現したら良いのかわからないけど、アムリタと同じような雰囲気を感じます。
    ミステリーとは呼べないけど、話に引き込む話作りは上手だと思います。

    あー、だいたいこういう感じの作家か!と納得はしました。

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    2017年06月11日
  • BLAME! THE ANTHOLOGY

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    マンガを読んでいないとイメージしづらいかな?斜線は、マンガを読んでいるとニヤリとすること間違いないね。

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    2017年05月21日
  • 2

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    有名劇団に入る事ができた、と思ったら
    諸事情で解散の憂き目に。

    原因となった人間と映画を作り始めるのですが
    台本から予算から、最初から集めなければ、な状態。
    本当にじりじりと全てが集まって行くのですが
    一体どういう映画なのか、途中まで分からず仕舞。

    同じヒントを出されている、と分かってはいるのですが
    最後まで読んで驚きでした。
    なるほど、というのと、ええ!? というのと。

    しかしこれ、これ1冊でも面白く読めますが
    所要な登場人物達は、すべて別の話の主人公、の模様。
    そちらを読んでいると、より楽しいかもしれません。

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    2017年02月04日
  • なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

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    可もなく不可もなく。中村航とかああいう感じのさらっとした設定に小気味いい掛け合いが混ざる感じだった。
    短編仕立てだから仕方ないのかもしれないが、もう少しキャラに感情移入できるような何かが欲しかった。

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    2017年01月30日
  • ファンタジスタドール イヴ

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    野崎まどは、書くのに縛りが無ければ無いほど良いものを創り出す作家だ。「何でもあり」と言われて、本当に面白いものを書ける人は意外にいない。
    どの領域にまで到達するのか予想もつかない、というのが持ち味の作家に、本作は原作付きの前日譚というゴールが分かっている真逆の条件。それでも文学的風味付けを施して十分に良作として仕上がっている。言ってみれば、伊藤計劃のMGSノベライズのような位置づけか。

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    2016年11月21日
  • バビロン2 ―死―

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    ネタバレ

    野﨑まどのダーク成分がこれでもかと暴れ狂うシリーズ2冊目は相変わらず先が読めない。点線と実線のシーンは圧巻でした。

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    2016年09月24日
  • [映]アムリタ

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    ネタバレ

    友人にのざきまどさんを絶賛されたので、その第一作を読んでみました。

    好きな世界観です。キャラクタが魅力的。天才少女ってのに弱いのかも(笑)

    ミステリであって、すこし非科学的な結末で押し通していたのですが、これは好みのわかれるところかな。オチは、少し辛い感じでした。

    今後の作品でいろいろと展開していくそうなので、楽しみです。

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    2016年08月01日
  • 独創短編シリーズ2 野崎まど劇場(笑)【電子特別版】

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    人を食ったタイトルだが、内容も然り。小説の自由律、とでも言いたくなる短編の数々は、まずその様々な挑戦が面白いが、楽しめるか否かは人を選びそう。薦め難いが自分は面白い、という小説の中でもサブカルな立ち位置にある感。

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    2016年06月29日
  • 舞面真面とお面の女

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    ミステリーだと思っていたら……いや、もうジャンル分けの話は本当にいいわな、特にこの著者に関しては。マジックリアリズムさを醸しつつ、徐々に謎が解かれていくようでありつつ、実は解かれていたのは主人公の人格だったのね、という感。正直、人に勧められる面白さかというと首を傾げてしまうのだが、ワシは主人公の描き方が好き。著者はこのキャラを書きたかったのだろうな(推測)。この主人公のような(ある種で厨二感溢れる)思考は、身に覚えのある人にとっては面白いだろうし、自らを省みるキッカケにもなると思う。

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    2016年04月27日
  • [映]アムリタ

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    あなたはミステリを愛していますか?
     映画制作に参加することになった芸大の主人公。監督を務めるのは・・・天才少女 - 最原最早。
     まず難点を挙げると、天才の表現の仕方。恐ろしいものだということは伝わりますが、具体的に何が凄いのかよく分かりません。作品の評価を二分するところだと思います。逆に特筆すべきはエンドロールで、種明かしには目眩がしました。悪魔的な展開、大胆な伏線、短い話のなかで、ミステリの美味しい部分をぎゅっと詰め込んでいます。
     青春小説であり、ホラーでもあり、SFとも言える作品。読み手によってまた違った印象を受けそうです。

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    2016年04月22日
  • [映]アムリタ

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    一気に読んだ。

    作品の善し悪しではなく好みになるけれど、私の好みではあまりなかった。ストーリーが、というよりも文章が。誰にも感情移入はできなかったからか、結末もそうなのかーと流してしまうというか。

    文字なり映像で人の脳を支配する、というホラーでもある設定が元々あんまり好きじゃないというのもあるのかもしれないなあ…。
    面白くなかったわけでは決してなくて私の好みではなかっただけなので、別の作品を読んでみたいと思う。

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    2016年03月28日
  • 独創短編シリーズ2 野崎まど劇場(笑)【電子特別版】

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    ソムリエしりとりw

    何気に「インタヴュウ」が好き。「クウ!」も最後でジワっとくる。
    (前作よりも「これぞ!」と引っかかる作品が全体的に少なかった)

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    2015年12月22日
  • 舞面真面とお面の女

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    旧家に遺された「心の箱」と、その近くの広場にある「体の石」。「箱を解き 石を解き 面を解けーよきものが待っている」この言葉の真相とは。

    他の作品と比べて「綺麗に色んなパーツがハマった!」感が少し弱い。中途半端に未消化な要素が多いからか。

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    2015年09月18日
  • ファンタジスタドール イヴ

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    スピンオフのクヲリティにしては面白く読めた。女中とのオネショタ、小学生時代の同級生へのピーピング、母親の身体に対する値踏み、中砥の玄姦なと抜きどころ満載でありながら、あからさまなギャグを一切取っ払った文学的な構成に野まどへの信仰を強めざるを得ない

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    2015年09月14日
  • パーフェクトフレンド

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    夜中の2時から5時にかけて脳汁の赴くままに一気に書き上げたかのような序盤を経て、一つの概念を突き詰める作者お得意の敷衍から中盤の解に至ってもまだ弱く「あれ?今作は凡庸か?」と思わせてからの終盤のメタミステリじみた展開。余韻を残しつつの幕引きは、本作が一種の幕間劇であることを告げているのか。

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    2015年08月05日
  • なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

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    ある日、目に不具合を感じた。
    ある日、妙なものをみかけた。
    ある日…喋るうさぎと出会った。

    そしてうっかり太い縁を切られた(笑)
    それを修復してもらうため、がんばる主人公。
    そしてふと、切られたのに…という現実に気がつく。
    すぐに気がつかなかったという事は
    かなりの善人です。

    そして喋るうさぎは、日々の生活のグレードアップ化が
    素晴らしいほどうらやましいです。
    というより、貢ぎさんになっている彼女の手腕が
    突っ込みたいほど素敵です。
    これ、後でばれても正攻法でどうにかしそうな…。

    次々と繋いでいく縁。
    そしてすっかり忘れていた
    うさぎのもうひとつ出来る事。
    解放される、とは、まさにこの状

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    2015年06月10日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

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    初野﨑まどだが、カバーに書かれた「編集部の正気を疑う短編集」「この作品を許せた時、君はひとつ大人になる」的なテキストが、ある意味全てを表している感。この突飛な発想をしっかり文章化しているのはすごい。ラノベ寄りの星新一作品とでも言いたい作品群。

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    2015年06月01日
  • 舞面真面とお面の女

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    初めましての作家さん。
    叔父から呼び出され、従姉妹と興信所の調査員と共に
    被面が残した遺言の調査をする事になった真面

    箱を解き 石を解き 面を解け よきものが待っている

    この暗号をめぐるミステリかと思ったのだが
    不思議な面をつけた少女が登場してから
    何やら変な方向にシフトしていく。
    表面的な暗号をめぐるミステリではなかったんだなぁ

    何だろう・・・嫌いではないんだけど不思議な読み味です。

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    2015年05月16日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

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    突飛なアイデアをまとめた短編集。短編集とあって2巻から先に呼んだが、2巻の方が既成の枠をはみ出している感じが強く、2巻の方が面白い。小説の枠を飛び出すほど面白い作品が多い。むしろ小説の枠内に収まっている作品は中編で読みたくなる作品が多く、短編だと魅力が引き出し切れていない

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    2015年05月03日
  • 独創短編シリーズ2 野崎まど劇場(笑)【電子特別版】

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    アイデアの塊。良くも悪くもライトノベル。ストーリーに感動とかは一切ない。今までの小説の枠を逸脱することも目的として、本当に逸脱できている辺りが天才的。一発限りの出オチな創意工夫をひたすらにつぎ込む。奇抜な設定を作るのが得意な作者だと思ってたけど、本当にアイデアマン。

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    2015年05月01日