野﨑まどのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
映画が非常に面白かったので、読んでみました。
映画をそのまま文字に起こした感じで、とくに新しい何かはありませんでした。小説として主人公の心情描写はありますが、映画の画面からも汲み取れる範囲のもので、これならまあ特に読まなくてもよかったなという印象。
常に映画が頭にある状態で読んでいるので、初見だったら面白いのかどうか全くわかりませんが、映画として面白い展開をそのままなので、小説としてはイマイチなのではないかと思われる。
個人的に、映画を見てない人にはこれを読まずに映画を見てほしいし、映画を見た人にはこれ読んでも特に何もないよ、と言いたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ設定は映画『マトリックス』のような仮想現実の世界設定。ストーリーや登場人物の設定は森見登美彦作品のようなライトノベルの香りのするいわゆるセカイ系のような感じ。二人の関係性が世界全体に大きく影響する。結末は映画『インターステラー』のように過去と現在、そして未来が相互に干渉、ループする、多重構造になっている。科学的根拠に基づくハードSFや、社会風刺を盛り込んだSFに読み慣れた人には物足りない印象を受けるかも知れないが、疾走感があり読みやすいと思う。位置付けとしてはSF色の強いライトノベルといったところだろう。SF初心者には是非勧めたい。
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購入済み
前衛的な小説
短編一つ一つに勢いがある
勢いがありすぎて話に無理があるのも気にせずに読める
むしろ気にしたら突っ込みどころ満載なので読むのが止まる
一気読みがおすすめの小説 -
Posted by ブクログ
ラノベ作家に、この世で一番面白い本のアイデアがあるから小説の書き方を教えてくれというファンレターが届くお話
ここで言う「この世で一番面白い本」とは今出版されている中で一番というものではなく概念的なものらしい
物語の途中まではのほほんとしたいかにもラノベ的展開なんだけど、最後のあたりでぞっとする瞬間があった
シンギュラリティもそう遠くない気がする
この世で一番面白い小説を書くためには10万冊読んで1万冊書くといいらしい
1万冊書くのはもう無理として、5万冊読むのも無理かな
ちなみに僕が今まで読んだ本を記録に残している分だけで約1000冊
記録していない分は期間でいうと20代のころなので単