野﨑まどのレビュー一覧

  • なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

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    大学の生徒会的なところでデキる先輩・西院さんにコキ使われている主人公ゆかりくんは、ある日唐突に人と人とを結ぶ「縁」が見えるようになり、その縁を結んだり切ったりする神様のような「うさぎさん」と出会う。
    …うっかり自分と繋がっている誰かの縁を切られてしまったことから、それを結び直して貰うためにうさぎさんの手伝いをすることに。
    学園内の様々な、縁にまつわるエピソード。

    乙一でいう「白乙一」に相当するような、「白野崎まど」的なほっこり系作品。裏読みとか必要なく、適宜出てくる会話のセンスが野崎作品だなあと思いながらまったりする感じの。
    コンセプトはラノベの「神様の御用人」シリーズにちょっと似てるかなあと思った。

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    2016年04月26日
  • [映]アムリタ

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    まず、よくできた面白い話だなという感想。芸大生による自主映画の作成を軸とした青春ストーリーとして進んでいきますが、それだけではおわらず予想外の展開に。キャラの軽快なやりとりを楽しみながらすいすいと読んでいくうちに雲行きが怪しくなってくる。変わっているが可愛いらしい一人の天才の行動に、違和感と不穏な空気が積もっていき、最後には驚愕の真相が明らかになる。
    サスペンス、SF、ホラー的な要素もありながら、天才が何を考えているのかという謎が明かされていく驚き、騙し絵のように真相が隠された物語構成は、何よりミステリ的。
    キャラのコミカルなやりとりには正直微妙なところがあるかなとは思いました。読み終わって考えてみると、あれ、なんでこれ周りが違和感を感じないの?と思うような強引さもありますが、一人称であることも考えるとなんとでも解釈できるのかもしれません。また、天才の手法はどこまで適用できるのか、作中ではどこまで(他にだれかには?)適用されていたのか、などといろいろと考えたくなる作品です。

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    2016年04月23日
  • [映]アムリタ

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    天才少女を巡る人々の青春小説かと思っていたら、ミステリーだった。いや、例によってジャンル分けにたいした意味は無いが、この、読んでいる作品が変質していく感覚は、もしや著者の十八番なのだろうか。いや、本作はデビュー作だが。恐るべき能力。大学生の自主制作映画というモチーフも、個人的には思い入れがあり面白みを増した。映画の「意味」と「価値」を突き詰めていくような流れが、娯楽とは、と熟考させる。とにかくテンポ良く読みやすく軽妙で軽快、なのに心に引っ掛かる文章。ただ面白く読んでも良いし、考えさせられもする秀作。

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    2016年04月23日
  • 死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~

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    野﨑まど作品初読み。永遠の命を持つと言う生徒とその死、魅力的な謎に惹きつけられ、軽妙で読みやすい文体と無駄のない構成にあっという間に読み終わる。なかなか突き抜けた作品で楽しめました。他の作品も読んでみたいです。

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    2016年04月17日
  • [映]アムリタ

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     天才監督と称される女性に主役として指名された大学生が、学友らと映画を制作することとなった。だがその作品には深い意味が込められていて――。

     最初はラノベチックな冗談めかした会話となごやかな雰囲気の場面が続くが、徐々に制作している映画の裏に潜む意味を解き明かそうとする、ミステリー的な要素が増え始める。そして最後、予想を裏切られる結末。おもしろかった。個人的には二見と最原のボケツッコミが漫才っぽくてお気に入り。

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    2016年04月13日
  • 小説家の作り方

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    お仕事小説?ボーイミーツガール?と感じながら読んでたらSFだった。「この世で一番面白い小説を思いついた」女子大生と、売れない新人作家の邂逅は、なんとなくふわふわと進行していたのに、後半は集束に向かって一気に畳み掛けられ、全体として良いテンポ感。そのおかげか後半の展開はすごく印象深くなっている。軽く読めるのにこの深さは、作中の新人作家ではないけれど、著者のキャラ作りの巧みさゆえかも。この著者、まだ数冊しか読んでないけど、俄然他の作品も読んでみたくなってきた。

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    2016年04月06日
  • なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

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    最近実際には見えないことや、聞こえないこと、ありえないことなどを題材にした物語を読むことが増えてる気がします。
    これも なにかのご縁でしょうか?

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    2016年02月24日
  • 独創短編シリーズ2 野崎まど劇場(笑)【電子特別版】

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     もはや小説と呼んでいいのかすら謎なものもたくさんある野崎まどさんの奇想天外な短編集の続編。

     まずはカバーイラストのみの作品(?)にはじまり、店の看板、チャット、QRコード、ドキュメンタリー、果ては他社用のボツ原稿まで掲載するという暴挙。今回も笑わせていただいた。でも、どの話もじっくり下調べしているなあと感じる。それだけにホント才能のムダづかいだと思うけど、そこが好き。

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    2016年02月09日
  • 小説家の作り方

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    ラノベかーい。
    でも面白かった。スラスラ読める。
    おぉ、キレイな終わり方と思ったら続きがあって、裏があった。
    でもそれで人を騙すのは難しいんでない?
    アンサーアンサーがいい味だしてた。

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    2016年01月20日
  • 舞面真面とお面の女

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    途中でなんとく気づくのですが、最後はそうきますか、というような驚きがある作品でした。ラストでの追加ひねり技は野崎まどさんならではという感じはします。

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    2015年12月27日
  • 死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~

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    野崎まどさんの作品を読んでみたくなって、最初に読んでみた作品。
    最後の謎解きが今一つだったのですが、その先にあった本当のラストで、ガツンと頭を殴られた感じです。
    ミステリーというジャンルではなく、きっとこれは「野崎まど」という新ジャンルの読み物ではないでしょうか。

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    2015年12月14日
  • 舞面真面とお面の女

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    以下の順番で読むこと
    「[映]アムリタ」
    「舞面真面とお面の女」
    「死なない生徒殺人事件」
    「小説家の作り方」
    「パーフェクトフレンド」
    「2」

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    2016年01月17日
  • ファンタジスタドール イヴ

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    父子家庭に育ち、幼少期から使用人、同級生、など身近な女性たちと性に纏わる背徳的な思い出を重ねながら、それを払拭するかのように研究に打ち込む主人公と、その前に現れる、婚約者に裏切られた過去を持つ同僚。研究室の後輩女性を巡る主人公の想い、そこから導かれるものとは。

    これまでの「THE野崎まど節」のようなテイストではなく、どこか純文学や古典SF小説の香りのする文体。最後の最後の活字遊びが野崎風味?(でも多分野崎氏オリジナルの発想ではなく、メディアミックスありきの設定として前提に決まってた部分なんだろうな)

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    2016年02月16日
  • なにかのご縁2 ゆかりくん、碧い瞳と縁を追う

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    ネタバレ

    読み終わりました!


    登場人物が新たに増えましたね!
    一番最初のページのイラストと表紙も、
    今回もかわいくて素敵です♡

    うさぎさんと仲良く例の物を持っていて
    和んだな(笑)



    読み終わったあとに
    改めてみるともっといい。゚+(。ノдヽ。)゚+。



    漫画家さんの話も切なかったけど
    ラストはもっと切なかったです(´;ω;`)ウゥゥ
    ユリシーズが・・・・・

    色んなことが丁寧に描かれていますね。。


    続きもありそうな展開で・・・
    待ち遠しいです!

    ローラン君(最近「奇皇后」見始めたので勝杏里さんの声を久しぶりに聴いたので
    懐かしくて、ふと脳内ではつい勝杏里さんの声を想像してました////)とゆかり君。。
    良いコンビになりそうですね♪

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    2015年10月29日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

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    活字、と、ページをめくって本を読むこと、まで含めて読者に色んなネタを仕掛けてくるショートショート。あっこれ同じパターンじゃんーな話も幾つかあったりするけどそれは気にしちゃいけないお約束。たまたま東野圭吾『名探偵の掟』を同時期に読んだのでメタ視点を持ったキャラもの、としてどちらの作者もわかってて練ってあるなー、と思う。
    ヒッグス素粒子の話が個人的ベストかな。次点はライオンガールズ。

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    2015年10月22日
  • 独創短編シリーズ2 野崎まど劇場(笑)【電子特別版】

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    ネタバレ

    評価:☆4

    2巻になっても独特かつ実にくだらないネタ(褒めてますw)の数々。
    1巻より勢いは落ちたように感じるが、作者は鬼才であると感じさせるに足る一冊。

    ツボだったのは「ソムリエしりとり」「二十人委員会」「大相撲秋場所フィギュア中継」「メーユー夏バリューチャレンジ」辺りかな。

    どれも実際にあるものを面白おかしく弄っているから馴染みがあるかどうかで好みの差は大きく出るかなという印象。
    この作品は淡々とツッコミが入るというか爆弾級のボケが軽く流されていく感じが好きなんですよねw
    流石にもう続刊は出ないのかな?
    最後の「クウ!」を読んでても普通の小説でも十分楽しませて貰えそうだし次は同作者の他作品を読んでみるつもり。

    「浴びせ倒しですね」
    「死んでるよ」

    「メーユーやさしいキス……」
    「しない、しないから」

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    2015年09月18日
  • なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

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    きれいな野崎まど。大学生活のあの怠惰で無限の可能性に満ちたワクワク感が縁というテーマで繋がってて清々しい気持ちになれた。

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    2015年09月08日
  • 小説家の作り方

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    駆け出しの小説家のところに、女性からのファンレターが届く。彼女は、「世界で一番面白い小説」のアイディアはあるが形にすることが出来ないでいるという。かくして、奇妙な小説の書き方講座が始まったのだった。

    勘がいい人ならタイトルと序盤で途中までは全容が見えると思う。「アンドロメディア」とか「ルサンチマン」好きな人なら好きそうな展開だなーと思う。「アムリタ」や「死なない生徒殺人事件」系列の、読後のなんとも言えない生理的に持っていかれるような感覚はあまりなくピュアな話だなーと。

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    2015年08月30日
  • 2

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    創作、人間、感動、愛、進化。でか過ぎるテーマを軽やかに描く、何でもありのどんでん返しなら当代随一。作者のキャラに対する扱いの高低差は、ハンターハンターの陰獣と、ヒーロー大集合が同居している。

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    2015年08月20日
  • 独創短編シリーズ2 野崎まど劇場(笑)【電子特別版】

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    これまでの概念を覆す遊び心とアイディアでもはやライトノベルの枠に収まらない笑撃の第2巻。
    登場するキャラの年齢とネタが上の年齢向けで、表紙の女の子は何だったのか。そして巻末ミステリーの存在に気づかず見逃していた事実……もっと本編に出てきていいんだよ、小豆ちゃん?
    文とイラストの組み合わせで笑わせてくれる「シンデレラアローズ」や「大相撲秋場所フィギュア中継」あたりがやはり好きだ。

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    2015年08月09日