野﨑まどのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『アムリタ』シリーズ第2弾。
野﨑まどさんの作品に出てくる登場人物は名前がほんと変わってて覚えにくい笑
まず、舞面真面(まいつらまとも)は主人公。
大学院生。男性。
いや人の名前かいってツッコミました笑
ある日主人公は叔父である舞面影面(まいつらかげとも)に呼び出される。
そこで、一代で巨万の富を築き上げた曾祖父、舞面彼面(まいつらかのも)の遺言の解読依頼を受ける。
探偵の三隅、叔父の娘である水面(みなも)とともに。
箱を解き
石を解き
面を解け
よきものが待っている
調査を進めていると、お面を被った謎の少女が現れて…
今作は『アムリタ』ほどのどんでん返しや衝撃は少なく、謎解きというよりは人間の内面に触れたお話だったように思います。
また今後の続きを匂わせるような終わり方だったので、きっと『2』に繋がるのでしょう。
いうなれば「前座」といったところでしょうか。
楽しみに続きを読み進めていきたいと思います。 -
Posted by ブクログ
どうカテゴライズすればいいんだろう?非常に迷う作品。
後半に差し掛かるまではジュブナイル小説、青春小説の印象。幼いころから小説という分野に魅せられた少年が大人になるまでの物語。ひょんなことで仲良くなった親友が文学の神様に愛された磨かれぬ原石だと気づいた時の嫉妬と羨望と諦めをないまぜにしたような感情。こういうの好きだ。最近読んだのだと『国宝』に近いかも。
後半は怒涛の展開。えっそういうジャンルの小説なの?ちょっと理解が追いつかない。でも細かい点は無視して作者のメッセージにだけ集中すれば、それはとてもシンプルなこと。
あぁ、小説を愛するって本当に素晴らしい。小説を読むことを趣味としている自分を肯定できる作品だった。
それにしてもモジャ屋敷いいなぁ。こんな屋敷が子供の頃近所にあってほしかった!
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Posted by ブクログ
ネタバレ脳に「電子葉」が搭載された世界を描いたSF作品。
今や私たちの世界にも、外部の脳サポート端末とも言えるスマートフォンや生成AIが存在している。その延長線上にあるような設定だからこそ、現実味を伴って没入できる世界観だった。
また、電子葉の存在によって知覚や思考の間に機械が介在することで、人間らしさの象徴でもある「知識欲」「好奇心」「死への恐怖」といった哲学的な問いへ物語が向かっていく点も非常に面白い。
特に印象的だったのは、この世界で最も知能の高い存在――量子コンピューターを脳に搭載した人間(クラス9)が、最後に行き着く問いとして「死」を選ぶことだった。
「死」はなぜ怖いのか。
それは、生きている人間は誰一人として経験したことがなく、その正体を知らないから。
漠然と「死は怖いものだ」と感じていた感覚が、この作品によって鮮やかに言語化されたように思う。
恐怖とは、「未知」に対する感情であり、
「恐怖=未知」なのだと改めて気づかされた。 -
Posted by ブクログ
やっと読み終わった…というのがまず感想。
ボリュームがすごい。
GOATは先発の「meets」と「愛」を紙の雑誌で読んだのだけど、今回は電子書籍で購入。
比べてみて大変申し訳ないけど電子書籍の方が読みやすかった。紙の方はたぶん(絶対)狙ってデザインされているんだけど、それがとても読みにくかった。
「悪」というテーマはとてもよかった。
悪とは視点によって正義でもあったりするあいまいなものなので、そこにこそ人の感情の機微はあるんだと思う。
ただほんとに、ボリュームがありすぎる。
申し少しライトであるなら定期購読するんだけど。
他の本が読めなくなってしまう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ芸大の映画サークルに所属する二見遭一は、天才との噂名高い新入生・最原最早がメガホンを取る自主制作映画に参加する。
だか、「それ」はただの映画ではなかった……。
野﨑まどさんのデビュー作。
芸大の学生たちの自主制作映画。あこがれの女の子との共同作業。仲間たちとの呑み会に、テンポの良いコミカルな会話。
これだけ見ると映画にかける青春小説! といった感じなのですが、途中から様子が変わってきます。
見ると何十時間も意識を奪われるようなコンテ。「天才」の「天才」たる所以。
ヒロインにあたる最原最早のミステリアスさ、可愛らしさ、邪悪さ、得体のしれなさに魅せられて、一気に読んでいしまいました。
映画含め映像作品ってあまり見ないんですが、ここまで心を乱されるような映画、死ぬまでに一度見てみたい気も少しします。
いや、というか、これラノベっぽい表紙で誤魔化されているけど結構なサイコホラーでは……?