野﨑まどのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
積読消化。
最早、いつ買ったか覚えていないし、何故本書を読もうと思ったのかも分からない。因みにそんな本は山ほどある訳だが。多分、野崎まどに興味を持った時に買ったのだろう。
で、だ。
基本、ラノベなのでキャラの設定や会話は、独特のものがあり、46歳のオッサンであるところの私には合わくなっている部分もある。しかしながら、野崎まどの物語はそれなりに楽しめた、と言ったところだ。
本書は連作の完結編という部分もあるようで(知らずに読んだ)、1冊目から順に読んでいたらまた違ったのかも知れないが、まぁ、いいや。
色々とトンデモ設定ではあるものの、退屈せずには読めたような、気はする。
星は3つ。3.5とかかな。 -
Posted by ブクログ
2026/09/09
まさしく、帯に書かれている『物語に救われ、読書に呪われた』話。
嫉妬や葛藤など様々な感情を伴った成長物語かと思って読んでいたら、思っていた展開から大きく外れていき、途中から一気に違う道に迷い込んでしまったような、途方に暮れた気持ちになった。
私は今、何を読んでいるのだろう?
本を読む話から、本を書く話になるのは理解できる。でも、、、
宇宙の話?いや、ファンタジーの世界?
哲学……?
この困惑は、綺麗にまとめられた最後に表れた答で一応は晴れる(綺麗にまとまり過ぎな感は否めないが)。
時空を超えて友達の疑問の答を探す。
途方もない時間をかけて。
なんて純粋な思いなのか。
髭先生の「俺も昔そうしてもらった」の言葉は、長い時を経てきた感慨が込められていると思う。
「読むだけでいい」
この答には私も救われました。 -
Posted by ブクログ
『アムリタ』シリーズ第2弾。
野﨑まどさんの作品に出てくる登場人物は名前がほんと変わってて覚えにくい笑
まず、舞面真面(まいつらまとも)は主人公。
大学院生。男性。
いや人の名前かいってツッコミました笑
ある日主人公は叔父である舞面影面(まいつらかげとも)に呼び出される。
そこで、一代で巨万の富を築き上げた曾祖父、舞面彼面(まいつらかのも)の遺言の解読依頼を受ける。
探偵の三隅、叔父の娘である水面(みなも)とともに。
箱を解き
石を解き
面を解け
よきものが待っている
調査を進めていると、お面を被った謎の少女が現れて…
今作は『アムリタ』ほどのどんでん返しや衝撃は少なく、謎解きというよりは人間の内面に触れたお話だったように思います。
また今後の続きを匂わせるような終わり方だったので、きっと『2』に繋がるのでしょう。
いうなれば「前座」といったところでしょうか。
楽しみに続きを読み進めていきたいと思います。 -
Posted by ブクログ
どうカテゴライズすればいいんだろう?非常に迷う作品。
後半に差し掛かるまではジュブナイル小説、青春小説の印象。幼いころから小説という分野に魅せられた少年が大人になるまでの物語。ひょんなことで仲良くなった親友が文学の神様に愛された磨かれぬ原石だと気づいた時の嫉妬と羨望と諦めをないまぜにしたような感情。こういうの好きだ。最近読んだのだと『国宝』に近いかも。
後半は怒涛の展開。えっそういうジャンルの小説なの?ちょっと理解が追いつかない。でも細かい点は無視して作者のメッセージにだけ集中すれば、それはとてもシンプルなこと。
あぁ、小説を愛するって本当に素晴らしい。小説を読むことを趣味としている自分を肯定できる作品だった。
それにしてもモジャ屋敷いいなぁ。こんな屋敷が子供の頃近所にあってほしかった!
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Posted by ブクログ
ネタバレ脳に「電子葉」が搭載された世界を描いたSF作品。
今や私たちの世界にも、外部の脳サポート端末とも言えるスマートフォンや生成AIが存在している。その延長線上にあるような設定だからこそ、現実味を伴って没入できる世界観だった。
また、電子葉の存在によって知覚や思考の間に機械が介在することで、人間らしさの象徴でもある「知識欲」「好奇心」「死への恐怖」といった哲学的な問いへ物語が向かっていく点も非常に面白い。
特に印象的だったのは、この世界で最も知能の高い存在――量子コンピューターを脳に搭載した人間(クラス9)が、最後に行き着く問いとして「死」を選ぶことだった。
「死」はなぜ怖いのか。
それは、生きている人間は誰一人として経験したことがなく、その正体を知らないから。
漠然と「死は怖いものだ」と感じていた感覚が、この作品によって鮮やかに言語化されたように思う。
恐怖とは、「未知」に対する感情であり、
「恐怖=未知」なのだと改めて気づかされた。