あらすじ
みんなよりちょっとだけ頭がよい小学四年生少女・理桜は、担任の先生のお願いで、不登校の少女・さなかの家を訪れる。
しかしさなかは既に大学院を卒業し、数学者の肩書きを持つ超・天才少女! 手玉に取られくやしい理桜は、マウントを取るべく不用意に叫ぶ。
「あんた、友達居ないでしょ!」
かくして変な天才少女に振り回される『友達探求』の日々が始まるのだった……。
野崎まど新装版シリーズ、「友情」の極意をお届けする第5弾!
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かったです!
なんとなく予想してたストーリーと全然違って度肝を抜かれました。
このシリーズの中では一番好きかも。
ただ最後のオチに関しては超序盤で気付いてしまいました…。
ミステリーを読み慣れている方なら色々深読みして気付いちゃうと思います。
なので頭空っぽにして読みましょう!
Posted by ブクログ
この作品もとても楽しめました。これは、ネタバレになるのかもしれないですので、ネタバレチェックBOXをONにします。
『スタートレック』シリーズのミスター・スポックとカーク艦長とドクター・マッコイの世界観を小学4年生に置き換えたような作品だと感じました。
友達というテーマで物語が展開されます。そこに論理と人間の心理・感情との葛藤が積み重なり、見事に友達とは何かを読み解いています。
野崎まどさんの作品は、どれも私のような凡人の想像を超える物語がありとても楽しいものが多いですね。大好きな作家さんです。
Posted by ブクログ
友達とは何か。なぜ友達は必要なのか。友達の作り方。
今回は友達にまつわるお話でした。
小学生のお泊まりのシーンは読んでて自分の思い出が呼び起こされて懐かしくなった
今回の終わり方はいつもと違ってじんわりくるラストだったなぁ
最後にアムリタとの繋がりを示唆するシーンがありましたが、あとはシリーズがどうやって繋がっていくのか…。2を読むのが楽しみ!やっと準備が整ったぞ!
Posted by ブクログ
野崎まどにしては驚きが少なくミステリアスな終わり方であった。テイストはコミカルで読みやすい。
誰かが突き落としたのか?何故浮かび上がれなかったのか?本当に魔法で甦ったのか?などの謎はあるものの綺麗なエンディングだった。
Posted by ブクログ
少し大人びた主人公の理桜が自分より(というかそこら辺の大人より)賢く知識も豊富な天才少女のさなかと友達になっていくというのが大まかなストーリーだったが、さなかが提唱する『友達とは何なのか』『友達の作り方』がかなり異様に思えながら「全ては否定できない、むしろどこか当てはまるところがあるかもしれない」という風にも捉えられるのが不気味だった。また、途中で起きた思わぬ展開にかなり驚かされ、ミステリーの要素があるのも個人的に良かった。『「友情」の極意をお届けする』というキャッチフレーズに違わない作品だった。
Posted by ブクログ
全体の半分ちょっとまではラノベ的なキャラクターのラノベ的なやり取りを楽しんでいたが、あるイベントが起きてからどんでん返しの連続でグッと引き込まれる。この流れはもう『アムリタ』から続いているやり方だけど毎回驚く。
今作は明確に『アムリタ』とつながったと思うけど、他は何か舞台以外で繋がる要素があったかなと思う。これまでの5作が6部作最後の『2』でどのように締められるのか楽しみ。
Posted by ブクログ
1人の孤独な天才少女が導き出した「友達方程式」。それが破綻してしまったときに起こる自身の変化、戸惑いにはジンとくるものがありました。キャラクター同士の掛け合いも面白く、適度に笑えて考えさせられる、文句なしに面白い作品だと思います。
さて、「さなか」の名前が明かされたことで全てのシリーズに繋がりが見えてきました。果たして「2」とはどのような作品なのか。上りに上がったハードルをどう超えてくるのか、非常に楽しみです。
Posted by ブクログ
わーーーー!まさかの!
しかし気づかんかった。
最初の方は結構しんどかったけど、理桜が死んだあたりからぐっと加速しておもしろくなったな。アムリタもう一回軽く読むか。最中お母さんなんか出てきてたような・・・って、違うな。アムリタは最早や。ってことは最中は娘か!単身赴任のお父さん誰よ。あ、しかも最早な蛍に映画を見せれば想い通りに動かせるのか?
2が楽しみやなー
Posted by ブクログ
面白かったですね〜ただ野崎まどのギャグはたまにすごくツボにハマるんですが、一冊まるまる通してギャグにするとちょっと食傷気味になりますね…あとやっぱりミステリというかSFテイストの不気味さもちゃんとあって良かったです!毎度のことながらドンデン返しがありますが今回はちょっと趣向を変えてきてました。ラスト1ページ(ちょっと)は「ん…?んん…?(パラパラ)あああああ!!!!」って感じでした笑 このラストは「2」がすごく楽しみになりますね!
Posted by ブクログ
天才ゆえにどこか常人とは感覚がずれている少女が、友達とは何か?ということについて、数理的に突き詰めていく物語。
そして、やがり辿りついた結論は、友達とは、"友人定数"と"友人方程式"から導き出される、論理的現象であるというもの。
小学生の女子たちがじゃれ合っているという雰囲気で物語は進んでいくが、終盤、ある事件をきっかけに状況は一変する。
果たしてこの物語における最大の食わせ者は誰なのか?最期まで読み終えても必ずしも真実は詳らかにされないが、読後感は悪くない。
物語全体を通して誰かの深い愛情と深慮があったということは間違いないだろう。
Posted by ブクログ
友達とはなんなのか、という物語。
さなかのツッコミ、煽り能力が面白かった。結婚の件、童貞のくだりで笑ってしまった。
最原最中が名前らしい。アムリタとのつながりが生まれた。
2が楽しみ。
Posted by ブクログ
「友達」っていうのは理屈でどうこうできるもんじゃないのよね。
人の感情っていうのは難しい。
それにしても、最後に爆弾投下してませんでしたか?最後に鳥肌だった。
これは次が楽しみだーーー!