野﨑まどのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小学校3年連続学級委員を務め、4年生になりまたも候補となる中学受験を見据えた、
「理桜」とその仲の良い友達の「ややや」と「柊子」、先生の依頼で、
ある理由から登校拒否している「さなか」にプリントを届けるよう頼まれる
ところから始まる不思議?な交流の物語。
さなかが登校拒否をする理由や、さすがにまっとうな理由があっても、
生きてきた年数から経験不足で勉強だけではカバーできない部分など、
読み進めていくうちに、さなかとそれを少し鬱陶しく思っていた理桜との
関係が変わっていくのだが、急展開が訪れ、びっくりする展開が待ち受けていた。
同作家の「2」という作品へとつながるとされる5冊の作品の中の1つ -
Posted by ブクログ
いわゆるSFというものをあまり読まないのですが、なんだか遠くない話のような気がして手を伸ばしました
人工知能に頼り切った生活を営む人間は労働からも解放されて、自由に生きている。そんなタイタンが鬱になり、カウンセリングを数少ない人間の〈仕事〉をする主人公、、
本作の大きなテーマである〈仕事とは何か〉という問い。
あまりにも身近でみんながよく知っている当たり前の概念に対してうまく説明できない、その一つに〈仕事〉があって
でもそれを考えることによって真価を得るのかもしれない、し、タイタンが繰り返してきた進化をするのかもしれない
では、私にとって仕事とは…() -
Posted by ブクログ
ネタバレ「この学校には、永遠の命を持つ生徒がいる」
主人公である生物教師の伊藤が勤めることになった私立藤凰学院ではそんな噂があった。
伊藤はある日「死なない生徒」と出会うが、ほどなく何者かによって殺害されてしまう。
不死とは何か、教育とは何かについて迫る話。
シリーズ3作目。相変わらずの面白さでした!1度の驚きだけでは終わらせない展開がクセになる!
ラノベのような文体は読みやすく、学生時代の読書を思い出します
バーベキューの場面はとっても面白かった!
不死や教育についての概念がオチに繋がるなんて全然想像できませんでした.ラストは考察をみて納得しました☺︎ -
Posted by ブクログ
すごい。2009年に出た単発のライトノベルで、以前から気にはなっていた。『タイタン』『パーフェクトフレンド』と著者の他の作品を読んで面白かったので何れ此方も読んでみようと思っていた。
自分が読んだ野崎まど作品の中では暫定にして断トツの最高傑作である。新装版も出版されて既に久しいが今なお高く評価され、ネットには最近の感想が見受けられる。
天才とは何か、而して芸術とは、映画とは何かと云う深遠な問いを孕みつつもサクッと読めてしまう。ライトノベルとしてこれほど質が高く完成度の高い作品にはそうそうお目に掛かれない。最後の最後まで楽しませてくれる。それでいて背筋が寒くなるような読後感もある。