野﨑まどのレビュー一覧

  • HELLO WORLD

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    ネタバレ

    お手軽に読める日本版マトリックス。
    インセプションの要素も入っていた感じかな?

    個人的には主観が入れ替わるところが分かりにくく、クライマックスの展開で少し混乱した。
    サクッと楽しく読めました

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    2022年10月09日
  • 舞面真面とお面の女

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    舞面家の実家を相続した叔父の舞面影面に5年ぶりに呼ばれ、
    舞面真面は、総家の舞面家へと向かう。
    連根山の上にある総家に向かうため山を徒歩で登り、
    ようやくたどり着く。
    叔父に曾祖父の遺言書が出てきたが、謎があり、
    従兄弟で叔父の娘、水面と一緒に謎を解いてほしいと依頼される。
    依頼を遂行し、謎の解明に挑む中で、お面をつけた謎の少女と出合う。
    遺言書の謎は解けるのか、お面をつけた少女の正体は・・・。

    ミステリーですが、いろいろと謎を解いていくと言う感じではなく、
    何ミステリーと言えばいいのかわかりません。
    何度も読み返したい作品とは言えませんが楽しめました。
    著者の2という作品を読むためには、こ

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    2022年09月23日
  • [映]アムリタ

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    芸大生の二見遭一。
    天才と言われ一芸入試で入学した後輩の最原最早の
    映画製作に役者として参加することになった。
    最原の書いた絵コンテを読み始めると二日以上経過していた。
    最原の作る映画に最原という人物に興味がわき、
    映画撮影へとのめりこんでいく。

    二見は、俳優を目指して?大学にて勉学に励む
    一学生といった感じで、
    その一学生が、天才と言われる最原に役者として、
    参加を打診されたというところが、
    謎の始まりというところで、
    この作品は単に映画を製作するという青春的な流れ
    とは違い、徐々に謎が深まり、明かされていくにつれ、
    不思議というのか怖いというのか、って感じの感情に
    襲われてしまいました。

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    2022年06月15日
  • なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

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    ほっこりとした作品でした。ちょっとだけファンタジーで、安心して読むことができる作品。後味も良いナイスな作品でした。

    0
    2022年05月31日
  • バビロン1 ―女―

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    ネタバレ

    巨悪と戦う検察官が、政治の新しい構想の渦に巻き込まれてそれでも正義を貫きたいと思っていたら全く違う方向からもっとひどい巨悪があらわれててんやわんやな目に。
    はたしてこの恐ろしき女を見つけること、捕まえることはできるのでしょうか。
    国家の実験場とか実際にありえそうな展開も怖いですね。

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    2022年05月17日
  • HELLO WORLD

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    直実が変わっていく大人になっていく様と、作品の構造、両方がとても作り込まれてるから読み進められた。

    私の頭では理解するのに時間がかかったけれど、ゆっくり咀嚼していくと面白さに気づけた、はず。
    読者に委ねられた部分を想像していくのは楽しい。
    この世界観、理解できると本当に面白い!

    ヒロインってもっとキラキラして描かれるものだと思っていたので、直実から見た瑠璃の個性がすごく新鮮。
    瑠璃の堅物さが好き。
    きっとそれは直実もそうなんだと思う。

    読んで良かったです!

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    2022年04月18日
  • なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

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    「縁」というものを巡る日常を描いたストーリー。野崎まどといえばSFのような世界観だと思っていたので意外だった。しかし、読んでいて楽しかった。うさぎさんとゆかり君のやりとりが面白かった。それから、4話が少し重めだが、感動できた。

    0
    2022年04月03日
  • HELLO WORLD

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    ネタバレ

    映画を観てから読んだのであらすじはわかっていましたが、改めて読むと二転三転がすごいなと思います。怪獣にやられたときはもうだめかと思いましたが、二人とも終わりはハッピーエンドでほっとしました。

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    2022年02月10日
  • バビロン3 ―終―

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    いつの時代も概ね正しいのは子供の方だ。大人はわかったような気になっているが、成長とは時間をかけてくもることでもある。

    そう。我々は見えなくとも、いい。何が見えたのかを後から教えてもらえればそれでいい。

    生物が生きること。無機物が存在すること。何かがあり、それがあり続けること。なんでもいいんだ、ただ続けば、それていいんだ。僕らは「続く」に「よい」という名前をつけていたんだ。

    悪いって「終わる」ことよ。あなたは善人、続くが好きな人。私は悪人、終わるが好きな人。


    終わりかたこれかー!アニメとは違うな。しかし、原作の終わりかた邪悪すぎる・・・こんなん善さんの気が狂う・・・どうしようもないやん

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    2022年01月16日
  • バビロン2 ―死―

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    たとえいつか答えにたどり着いたとしても、そこで考えるのをやめないことだ。正義とはなにかを掴んだと思った後も、正義とは何かを、ずっと、永遠に問い続けることだ。

    しんどい・・・アニメもほんましんどかったけど、文章でもほんまにきつい。陽麻、アニメオリジナルで原作にはでてこんことを祈ったけど、ほんなんけにはいかんかったか・・・きつい

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    2022年01月16日
  • バビロン1 ―女―

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    アニメとはやっぱ多少違うんやな。あの女の事務官がバラバラにされるてころがないかもでそれは嬉しいな。あのシーン、えぐかったから・・・
    しかし、改めてやはり野崎まど、おもろいな・・・

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    2022年01月16日
  • [映]アムリタ

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    読みやすい文体で一気に読めた。
    衝撃の結末。

    中盤位まではただ読みやすいだけの本だったが、
    そこからの展開がナナメ上だった。
    SFだと思うが。。

    著者の本は初めて読んだが、良い読後感を味わえた。
    次の作品も読んでみようと思う。

    0
    2021年11月29日
  • BLAME! THE ANTHOLOGY

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    原作の続きでキリイのその後を描いた作品も期待していたのですが、それはなかったですね。私は飛浩隆作品が気に入りました。BLAME!ファンにおすすめ。?

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    2021年11月18日
  • HELLO WORLD

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    青春恋愛SF。映画化作品。映画未視聴。
    よくある設定ではあるが、著者の本がそれだけで終わるわけもなく。
    シンプルに、登場人物がとても好印象。
    主人公のような優しい人でありたいし、一行さんのような真っ直ぐな人になりたい。
    登場人物に素直に感情移入できて、クライマックスだけでなく、中盤から感動。
    更に一捻りあるエピローグも好き。
    アクションシーンだけはあまり好きではないが、全体的には大満足。

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    2021年09月21日
  • 正解するカド(1)

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    この世界とは別の世界『異方』から来たヤハクィザシユニナ。
    世界を推進したい、という彼の本当の目的とは?
    無限のエネルギーを供給できる物体『ワム』。

    もし、それを世界各国に提供したら、世界のエネルギー問題が、一気に解決すると共に、世界のエネルギー構造が、全く変わってしまう...
    新たな紛争の勃発が、、、

    理想的な展開のようで、難しい問題ですね。

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    2021年08月29日
  • HELLO WORLD

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    ネタバレ

    展開が2転3転しワクワクが止まらない作品でした。本書の冒頭はよくある展開のように思えましたが、中盤以降の展開は全く予想できないものでした。
     大きな謎解き要素もありましたが、小さな伏線もたくさんあり楽しめました。個人的に好きなシーンとして主人公とヒロインの会話で好きな小説について教えあい、主人公はSF、ヒロインは冒険小説が好きと語ります。そして本書はその二つの要素を兼ね備えたものになっているという粋な計らいがとられていました。
    以下ネタバレ含みます。
     
     
     私が本書の中で一番好きなシーンは何事も自分では決められない主人公が苦難を乗り越えた先に「僕」がやりたいことが決められます。しかし、その

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    2021年08月21日
  • 舞面真面とお面の女

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    ネタバレ

    解明まではああでもないこうでもないと予想をたてましたが、わかってなるほどでした。ひとじゃないだろうとは思ってましたが。
    三隅さんが気の毒ですが、二人が大層楽しそうなので叔父さんのお金に対する憂慮は取り払われそうで何よりです。

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    2021年07月04日
  • 独創短編シリーズ2 野崎まど劇場(笑)【電子特別版】

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    バカ小説集の2作目(笑)

    前作よりも視覚に頼った作は少ないかな?
    ま、それでもカフェの日替わりボードのやつはなかなか面白いアイデアだと思う

    なかなかウケたのは、小説家になろうを揶揄した医者バージョンのやつ
    オチの部分は、なんでそこまで気づかないんだよ というツッコミが大部分を占める

    麻雀のやつは僕は結構笑えたけど、元ネタの麻雀放浪記とか哲也を読んでないと面白さ半減なんじゃなかろうか?
    ムダヅモ無き改革の小説って感じかねぇ

    個人的に一番好きなのは写経のやつ
    チア部か写経かの揺れ動く心理とか
    エクセル写経のバカバカしさと、オチを知ってからの「そういうことか」という納得のギャップもなかなか

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    2021年05月21日
  • HELLO WORLD

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    量子コンピューターの内部に再現された仮想現実の京都を舞台に、16歳の高校生・堅書直実は未来の自分と出会う。初恋の人・一行瑠璃を救うために奮闘するが……。
    瑞々しい恋愛とSFが程良く融合している。
    映画のパンフレットでも言及されていたが、要するにロボットが出てこないゼーガペイン。

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    2021年04月21日
  • バビロン3 ―終―

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    ネタバレ

    この章がどうして我々にとって残念なのかと言うと、自殺を大真面目に議論したところで稀代のヴィラネス曲世愛との対決と排除とはなんら関係がないことが、前章までで明らかになっていたからだ。また前章の衝撃的な幕引きを経た以上、次に必ず正崎善の家族が狙われることや、その展開が訪れるまでは単なる茶番か目眩しで実質停滞同然であることも我々は見透かせてしまえたからだ。

    だから我々は、おそらく作家がそれなりに真剣に考えて練ったであろう、この章の大部分を占める他国民の思考と議論について、まともに取り合うことなく、活字を然程拾わず、おざなりに受け流して最後まで滑っていけてしまったのだった。(漫画・映像媒体の特色につ

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    2021年01月17日