野﨑まどのレビュー一覧

  • 小説家の作り方

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    野崎まどさんの小説を読むのは2冊目。1冊目は「[映]アムリタ」
    アムリタを読んだことのある方ならおわかりでしょうが、テーマはほぼ同じ。この世で一番面白いもの。前回との違いは映画か小説かというところ。
    天才が主人公の前に現れ、天才と共に行動し、一波乱有り、一段落と思いきや最後にどんでん返し。
    構成もほぼ似通っている。
    とても面白かったが個人的にはアムリタの劣化版のように感じた。

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    2013年12月05日
  • ファンタジスタドール イヴ

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    TwitterのTLで話題になっていた+同じ作者の『know』が面白かったので、アニメーションの朧げな概要以外、殆ど何の予備知識もないまま購入。



    …最後まで読んで、「何だそのオチはっ!」とリアルに叫んでしまった…(笑)
    (簡単に、矮小化した表現をするのはどうかと思うのだけれど、上手く言葉にできないので致し方ない。)
    「拗らせる」とは、こう云うことなのかしら、と思いました。
    何となく、色々な方面へものすごい波紋を投げかけたのではないでしょうか…。勿論作者自身も自分で少なからずなダメージを被っただろう、とも。
    大変面白かったです。

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    2013年11月27日
  • ファンタジスタドール イヴ

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    野崎まど流人間失格にSF要素を加味した何とも不思議な今作。
    最後の最後にアニメ前日譚ということを思い出させるようなラストは若干こじつけ感が否めないかも…
    ただあのアニメをこういう形でノベライズするのは面白い手法!
    あと、没頭していたからか、Y-Ome(ワイ・オーム)って最後まで"嫁"だってことに気づかなかったw

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    2013年12月13日
  • なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

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    野崎まどとは思えないハートウォーミングっぷりに微妙に拍子抜けしつつもタマにはこういうのもアリだよねと、いやだって野崎まどもこの路線かよとか野暮な批判いかにもありそうだしなー。

    とまれキャラもいい感じなんで素直に続編に期待したいところ。

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    2013年10月28日
  • パーフェクトフレンド

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    不思議な作家だなあ、野崎まどって。

    一筋縄ではいかない作風で、
    いわゆる「ラノベキャラクター」がボケとツッコミを
    しているだけの小説ではない何かがあって
    不思議な魅力に惹かれて「気になる作家」扱いしてしまう。

    読みやすいのでスルスルと読んでいると
    気がついたら作者の仕掛けた落とし穴の上に乗っかっていて
    ヒューと落とし穴に落とされてしまうような読み味。

    とはいえ、さすがにキャラクター同士のツッコミの応酬は
    ついていけないものもあったりする。

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    2013年10月17日
  • 小説家の作り方

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    野崎まど時系列リーディング中。「[映] アムリタ 」の次に面白い。この本のテーマである”世界で一番面白い小説”があったとしても、それは誰にも語れないのと同様に、この本の面白さをネタバレなしに伝えることは私の技量では不可能だ(笑) 実は、作者と同じようなことを発想したことがある、というか同じテーマの作品を昔読んだような気がするが思い出せない。批評家的なコメントをすると、他の方が指摘するように、前半にもう少し伏線がほしいところか。Ruby 愛好家としては、メタ○○○○な話は大好物。

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    2013年10月09日
  • 舞面真面とお面の女

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    野崎まどの作品ははじめてだったけど
    思ったより楽しめた。
    意外と相性がいい作家なのかも。

    建て付けとしてはそんなに複雑でもないし
    設定も珍しいものでもないけれど
    軽めでサクサク読めるし話の引っ張り方も
    ほど良い感じでストレスがない。

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    2013年10月08日
  • 小説家の作り方

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    ネタバレ

    この作者さん2冊目。むらさきさんの新鮮な反応がかわいくていい。
    紫さん自身もあそこまでボロを出さないのはスゴイと思った。
    落ちは安定な感じ。後味良い。
    ところでちらっと出てくる失踪事件は他作品と繋がっているんでしょうか?
    機会があれば他作品も読んでみようかと思います。

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    2013年09月08日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

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    一番最初に読んだ野崎さんの本。短編集というかショートショート。
    初っ端から衝撃を受けた。
    …?……!!な、なんだこれ…。
    っていう。
    すごく阿呆でとりとめなくて底知れない。もう大好き。

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    2013年09月08日
  • パーフェクトフレンド

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    「さすが、野崎まど!!」 いやぁ。これは一本取られた。普通の少女達が友達になろうという話。そこからこういう展開に持っていきますか!! 181ページは鳥肌が立ってしまった。
    しかし明らかに風呂敷を広げすぎた感はある。そのため着地点に疑問を呈したいが、総評としては良作でしょう。☆3.5くらいかな。半分☆はないので、☆4つで。

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    2013年08月22日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

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    短編集。
    裏表紙の「裏表師」の話を本屋で読んだときが、この本を買うかどうかの分かれどころであると思われる。
    中身もほぼ同じようなバカバカしい(褒め言葉)話で構成される。短編集で本数も多く、前述の裏表紙はもちろん、カバー裏まで楽しめる。私的にはそのカバー裏が一番面白かった。ただし実用性はない(ここだけ若干ネタバレ)

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    2013年04月07日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

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    良質なギャグ&コメディ。型破りなセンスで読者を楽しませてくれます。

    短編集なのでちょこちょこ少しづつ読みすすめられるのも好ポイントですね。

    シリアスな物語を読んでいて、疲れた時の箸休めにちょうど良いのではないでしょうか。

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    2013年03月11日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

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    視点が独創的でおもしろかったです。
    こんな視点から物事を捉えることができるなんて、すごいです。
    中にはわかりにくいものもありましたが、
    全体的にはおもしろいです。

    個人的にはラーメン屋さんの話が一番面白かったです。
    公共の場で読まない方がいいです(笑)

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    2013年02月15日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

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    これは酷いwツッコミが、ツッコミが不在だー!!と心の中で何度も思った。楽しかったですwバラエティーに富んだ短編の詰め合わせ。良い意味で電撃文庫らしくない。ショートコントというか、ちょっと昔の一般ユーモア小説としてありそうな感じ。筆で遊ぶとはこういうことなんだろう。良質!
    ボツ作品に対する編集者のコメントが酷いwSFに春がきたことだってあるって!

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    2013年02月05日
  • パーフェクトフレンド

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    友達と奇跡と技術の話。友達とはなにか。発売当時に登場人物の名前とロリータアンテナに導かれて表紙買いしておきながら積読、他の野﨑作品に触れたのち立ち返ってようやく読めた、思い出深い作品。結果的にこの作戦は功を奏し、唐突なギャグにもめげず円滑に読み進めることに成功した。過去作に輪を掛けて新人作家がデビュー作でやったら賛否両論呼びそうなギミックではあったが裏切り方が良かったので別にいいや

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    2012年12月27日
  • パーフェクトフレンド

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    面白かったです。良い小説だった。

    野崎まどの今までの小説の中で一番ラノベっぽいノリ。

    友達というものについて拗らせている僕にとって、一つの指標を示してくれるような本だった。
    友達というのはシステムだという、さなかの考えと似たような考えで僕の思考は止まってたので、読んで良かった。

    ここにきて、野崎まどの著作同士がリンクし始めたので、野崎まどを読みたい方は刊行順に読んでいった方が楽しめると思います。
    アムリタがやはり原点だったのだろう。
    ただ、繋がっていると考えるとこの話は嫌な話に思えてくる。単体でみたらとても良い小説です。

    野崎まど、本を出版するごとに成長を感じさせられる。

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    2012年12月08日
  • パーフェクトフレンド

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    「友達とは何か」という児童文学的テーマをハイレベルな知能で検証する不思議な作品。
    機本伸二氏の作品と少しイメージがかぶるけど、野崎氏らしい個性的な作品だと思う。

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    2012年11月17日
  • 舞面真面とお面の女

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    野崎まど作品恒例の、物語を終盤でひっくり返す手法は今作も健在でした。
    ファンとして、やはり序盤から期待している部分ではあるので、待ってました!といった心境でした。
    主人公の舞面真面(まとも)という名前に関しても、やはり序盤からいろいろと勘ぐりながら読み進めた読者も多いかと思います。

    終盤の巻き返しからこそ急展開ですが、それまでは割とあっさりとストーリーが進行する為、サクサク読み進めることができます。
    野崎まど作品の中ではかなりライトな印象でした。

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    2012年10月26日
  • パーフェクトフレンド

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    ※当時のレビューです。

    過去4作品と比べて、
    一番ライトノベル風な作品だったと思います。
    表紙的な意味でもw
    キャラが小学生ってのがでかかったのかな?
    今までの登場人物はみんなおっきなお友達でしたからねえ…

    そして過去4作品と比べて、
    一番尖ってない作品。。毒の薄い作品だったと思います。

    まど作品の魅力と言えば、尖ったキャラと、軽快なコントと、
    読者を嘲笑うような衝撃の展開だと思うのですが、
    今回の一番の衝撃は本編じゃないというww
    しかも、過去のあの作品を読んでない人には
    この衝撃は伝わらない…

    でも逆に物語の美しさは過去作品の中でも上位。
    キャラもコントも

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    2012年06月30日
  • パーフェクトフレンド

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    最初は、小学生を主人公にした日常系な作品かと思ってたけど、途中から、急速に話の展開が面白くなり、一気に読んでしまった。世界が滅亡の危機に晒されるわけでもないし、ましてや主人公が魔法少女になるわけでもない(一人されてたか)。ただ、友達が出来る。それだけの話かもしれないけど、読後感が爽やかでとても暖かくなりました。

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    2013年01月10日