野﨑まどのレビュー一覧

  • バビロン1 ―女―

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    「鬼か、悪魔か、野崎まど、か。世界はまどに惑わされる」。

    東京地検特捜部検事の正崎善、臨床研究不正事件、麻酔科医の因幡信、紙を埋め尽くした無数の文字「F」、大型選挙等。

    死を許す時代、死を心の底から楽しみにする人、また、死を望ませた人間とはー?。

    初めての野崎まどsan。
    サブタイトルとなっている「女」がポイントですね。好きなキャラクターです。検事室での第一声が印象的でした。シリーズ2も楽しみにしています☆

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    2022年12月25日
  • [映]アムリタ

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    ミステリの旨みもSFの旨みもある。長編ながら物語に過不足がなく短編小説のような読み心地。主要人物の半分くらいが本筋と関係ないとも言えそうだが、それこそ"青春小説の偽装"のために必要だったとも言えそうだ。ただ、作中の映画観にはやや異論があり、「映画はそんなに浅くない」と言っていたが、単一のシーンの連なりに総体としての意味がたち現れるゲシュタルト的側面こそが映画の本質でありそこを外したら、それは映画ではなく動く絵画なのではないだろうか、とは思った。人間の人格もゲシュタルトだろう。面白かったので続編読みます。

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    2022年12月20日
  • パーフェクトフレンド

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    ある現象について、Aという説明とBという説明が同時に成立しうる状態、そしてそのどちらの説明にも同じくらい納得できないところがある。そんな「答え」がミステリの答えとして提示されてしまうのには、なんだか不思議な心地よさがある。”友達”もまた、きっとそんな概念なのだろう。

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    2022年12月20日
  • 死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~

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    単独で読んだらピンと来なかっただろう謎も、前2作を踏まえればメタ推理ができるようになる。これは全くの無から新しく”野崎まど印”を作り出そうという試み? ”お約束”の枠組みからメタ的に見ると、「ヒロイン格っぽい女性と別に仲良くならない」という展開自体めんどくさくなってるようにも感じられて面白い。

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    2022年12月20日
  • バビロン1 ―女―

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    ネタバレ

    全体的なストーリー展開のテンポが良く、自然の引き込まれていった。最初は大物政治家が黒幕で最終決戦までいくのかと思いきや、各界の大物達が想定しなかった展開になってきているようで続編がどう展開していくのか予想できない。
    しかし、内容自体は評判通り重く、考えさせられる部分もある。徐々にダークになってくるといった情報もあるので他の作品も間に挟みながら続編にたどり着きたいと思う。

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    2022年11月09日
  • バビロン2 ―死―

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    マジョリティの価値観に対する反証実験を物語で行っているように感じた
    つまり、重要なのは筋でなく語られている内容
    エンターテイメント性を持たせながら上手に語っていたと感じた

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    2022年11月04日
  • バビロン1 ―女―

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    本作続刊では物語を通じて死生観に対する思考実験が行われている
    本作自体はその特異な実験環境の構築を行なっている
    非常に巧み

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    2022年11月01日
  • HELLO WORLD

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    ネタバレ

    お手軽に読める日本版マトリックス。
    インセプションの要素も入っていた感じかな?

    個人的には主観が入れ替わるところが分かりにくく、クライマックスの展開で少し混乱した。
    サクッと楽しく読めました

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    2022年10月09日
  • 舞面真面とお面の女

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    舞面家の実家を相続した叔父の舞面影面に5年ぶりに呼ばれ、
    舞面真面は、総家の舞面家へと向かう。
    連根山の上にある総家に向かうため山を徒歩で登り、
    ようやくたどり着く。
    叔父に曾祖父の遺言書が出てきたが、謎があり、
    従兄弟で叔父の娘、水面と一緒に謎を解いてほしいと依頼される。
    依頼を遂行し、謎の解明に挑む中で、お面をつけた謎の少女と出合う。
    遺言書の謎は解けるのか、お面をつけた少女の正体は・・・。

    ミステリーですが、いろいろと謎を解いていくと言う感じではなく、
    何ミステリーと言えばいいのかわかりません。
    何度も読み返したい作品とは言えませんが楽しめました。
    著者の2という作品を読むためには、この作品は
    通過点ということで、って、そんなないがしろにするような
    駄作ではないので、楽しめました(笑)。

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    2022年09月23日
  • [映]アムリタ

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    芸大生の二見遭一。
    天才と言われ一芸入試で入学した後輩の最原最早の
    映画製作に役者として参加することになった。
    最原の書いた絵コンテを読み始めると二日以上経過していた。
    最原の作る映画に最原という人物に興味がわき、
    映画撮影へとのめりこんでいく。

    二見は、俳優を目指して?大学にて勉学に励む
    一学生といった感じで、
    その一学生が、天才と言われる最原に役者として、
    参加を打診されたというところが、
    謎の始まりというところで、
    この作品は単に映画を製作するという青春的な流れ
    とは違い、徐々に謎が深まり、明かされていくにつれ、
    不思議というのか怖いというのか、って感じの感情に
    襲われてしまいました。

    高校生が一芸入学のために作った映画の謎。
    参加し、製作することになった映画。
    最原の作る映画はどういう仕掛けがあるのか・・・。

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    2022年06月15日
  • なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

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    ほっこりとした作品でした。ちょっとだけファンタジーで、安心して読むことができる作品。後味も良いナイスな作品でした。

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    2022年05月31日
  • バビロン1 ―女―

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    ネタバレ

    巨悪と戦う検察官が、政治の新しい構想の渦に巻き込まれてそれでも正義を貫きたいと思っていたら全く違う方向からもっとひどい巨悪があらわれててんやわんやな目に。
    はたしてこの恐ろしき女を見つけること、捕まえることはできるのでしょうか。
    国家の実験場とか実際にありえそうな展開も怖いですね。

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    2022年05月17日
  • HELLO WORLD

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    直実が変わっていく大人になっていく様と、作品の構造、両方がとても作り込まれてるから読み進められた。

    私の頭では理解するのに時間がかかったけれど、ゆっくり咀嚼していくと面白さに気づけた、はず。
    読者に委ねられた部分を想像していくのは楽しい。
    この世界観、理解できると本当に面白い!

    ヒロインってもっとキラキラして描かれるものだと思っていたので、直実から見た瑠璃の個性がすごく新鮮。
    瑠璃の堅物さが好き。
    きっとそれは直実もそうなんだと思う。

    読んで良かったです!

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    2022年04月18日
  • なにかのご縁 ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る

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    「縁」というものを巡る日常を描いたストーリー。野崎まどといえばSFのような世界観だと思っていたので意外だった。しかし、読んでいて楽しかった。うさぎさんとゆかり君のやりとりが面白かった。それから、4話が少し重めだが、感動できた。

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    2022年04月03日
  • 2 新装版

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    「愛とは、人と関係したいと思う欲求です」 「関係?」 「人に何かをしたいと思うこと。人から何かをされたいと思うこと。人を変えたいと思うことと、人を変えたくないと思うこと。人から変えられたいと思うことと、人から変えられたくないと思うこと。それらの全て」

    「創作とは、人を感動させるために進化してきた文化であり、人とは、創作に感動するために進化してきた生物なんです」

    あーー、なんかもう最後はご都合主義って言っても良いレベルだったけど、まあなんというか、アベンジャーズの作り方やな笑二見、なかなか出てこんと思ってたらずっとかい。色々こまけえええ。
    天使が全然全能じゃなくて笑った。子役、まさかの神とはねえ。
    しかし、さてはブギーポップ好きやな野崎さん。
    続編が出ることがあればまた読みたいな

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    2022年02月21日
  • パーフェクトフレンド 新装版

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    わーーーー!まさかの!
    しかし気づかんかった。
    最初の方は結構しんどかったけど、理桜が死んだあたりからぐっと加速しておもしろくなったな。アムリタもう一回軽く読むか。最中お母さんなんか出てきてたような・・・って、違うな。アムリタは最早や。ってことは最中は娘か!単身赴任のお父さん誰よ。あ、しかも最早な蛍に映画を見せれば想い通りに動かせるのか?
    2が楽しみやなー

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    2022年02月19日
  • 小説家の作り方 新装版

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    森見登美彦と西尾維新を混ぜたような感じに急になったな・・・話自体はそこそこ面白かった!
    そしてこれは執筆者の話か。最後にみんな集まってきたりするのかな?全体で何を描こうとしとるんやろ?
    しかし、やはり野崎さんの思考は知りたい、ということに強い気持ちを感じるなー

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    2022年02月18日
  • HELLO WORLD

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    ネタバレ

    映画を観てから読んだのであらすじはわかっていましたが、改めて読むと二転三転がすごいなと思います。怪獣にやられたときはもうだめかと思いましたが、二人とも終わりはハッピーエンドでほっとしました。

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    2022年02月10日
  • バビロン3 ―終―

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    いつの時代も概ね正しいのは子供の方だ。大人はわかったような気になっているが、成長とは時間をかけてくもることでもある。

    そう。我々は見えなくとも、いい。何が見えたのかを後から教えてもらえればそれでいい。

    生物が生きること。無機物が存在すること。何かがあり、それがあり続けること。なんでもいいんだ、ただ続けば、それていいんだ。僕らは「続く」に「よい」という名前をつけていたんだ。

    悪いって「終わる」ことよ。あなたは善人、続くが好きな人。私は悪人、終わるが好きな人。


    終わりかたこれかー!アニメとは違うな。しかし、原作の終わりかた邪悪すぎる・・・こんなん善さんの気が狂う・・・どうしようもないやん。続きをよみたいような読みたくないような。

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    2022年01月16日
  • バビロン2 ―死―

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    たとえいつか答えにたどり着いたとしても、そこで考えるのをやめないことだ。正義とはなにかを掴んだと思った後も、正義とは何かを、ずっと、永遠に問い続けることだ。

    しんどい・・・アニメもほんましんどかったけど、文章でもほんまにきつい。陽麻、アニメオリジナルで原作にはでてこんことを祈ったけど、ほんなんけにはいかんかったか・・・きつい

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    2022年01月16日