野﨑まどのレビュー一覧

  • 小説家の作り方

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    面白そうなタイトルが気になり読んでみました!序盤は『この世で1番面白い小説』のアイデアを持つ紫に小説を書かせるために主人公の駆け出しの作家「物実」が指導をしていきますが…終盤になると思ってもいなかった展開となります……「あり得ない!?」と思いつつしっかり楽しめました!(笑)

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    2024年10月27日
  • パーフェクトフレンド 新装版

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     少し大人びた主人公の理桜が自分より(というかそこら辺の大人より)賢く知識も豊富な天才少女のさなかと友達になっていくというのが大まかなストーリーだったが、さなかが提唱する『友達とは何なのか』『友達の作り方』がかなり異様に思えながら「全ては否定できない、むしろどこか当てはまるところがあるかもしれない」という風にも捉えられるのが不気味だった。また、途中で起きた思わぬ展開にかなり驚かされ、ミステリーの要素があるのも個人的に良かった。『「友情」の極意をお届けする』というキャッチフレーズに違わない作品だった。

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    2024年09月21日
  • 小説家の作り方 新装版

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     駆け出しの小説家と『この世で一番面白い小説』を書くことを熱望する女子大生の小説指南から予想もしない展開になり、様々な驚きを詰め込んだラストは良い意味で読者を置いてけぼりにするようなものだった。「この『あり得ないけど引き込まれる世界観』が野崎まど作品の魅力だな。」という風にも思えた。

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    2024年09月19日
  • know

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    面白かった!
    知ると生きるは同じこと、と言う台詞が印象に残った。
    SFだが読みやすく、わかりやすかったのも良かった。

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    2024年07月18日
  • 死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~ 新装版

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    ネタバレ

    著者の作品は3本目。ミステリーとオカルト?の合わせが上手だなと思ってきた。キャラは似たような感じでマンネリ気味。

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    2024年07月09日
  • 小説家の作り方 新装版

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    相変わらず最後の最後に驚かせてくれます。
    めちゃくちゃ衝撃ってほどでもない(うっすらオチに気付いてた)けど面白かったです!

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    2024年07月03日
  • 舞面真面とお面の女 新装版

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    ネタバレ

     曾祖父が残したとされる遺言状を解読するよう叔父から頼まれた主人公の真面が従姉妹の水面と一緒に調査するなかで動物のお面を被ったみさきと名乗る謎の少女に出会っていき、曾祖父の真意が明らかになっていく過程で終始何処か異質な雰囲気が漂う世界観と遺言状の謎を解くストーリーに引きこれるも、遺言状の正体や曾祖父の真意の真相を見抜いたと思ったら最後の最後に全ての構図が崩れる感覚にゾクッとした。ラストで主人公とみさきに絆めいたものが生まれたのは良かった。

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    2024年05月28日
  • 小説家の作り方 新装版

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    野崎さんの本を読んで4作目になりますが毎回思うことは最後の最後で「!?」ってなることです!
    4作目まで読むと、この最後の「!?」がクセになりつつありますw

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    2024年05月19日
  • 死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~ 新装版

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    みなさんがコメントで度々目にする野崎ワールドの意味が分かった気がしました^ ^
    独特な世界観で惹き込まれました!

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    2024年05月16日
  • ファンタジスタドール イヴ

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    アニメがあって、その前日譚が本書らしい。アニメは見ていない。この作家の登場人物の思考描写が毎回ユニークなものでとても興味深く拝見している。
    私にはない発想にいつも驚く。本作品も期待を裏切っていない。

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    2024年04月29日
  • [映]アムリタ 新装版

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    ネタバレ

     映画サークルに所属する主人公が天才と呼ばれる新入生の最原最早と自主制作映画を作っていく、という青春小説かと思いきや、映画制作の中に仕込まれた不可解な謎や最原最早の目的が何なのかが分かったとき、途轍もない狂気を感じた。また終章の展開は読者をさらに驚愕させるもので、「読者によってはこれはホラーといえるものだ。」という感想も浮かんだ。

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    2024年04月22日
  • 死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~ 新装版

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    ネタバレ

     読み始めの時は「ミステリーにSFの要素を加えたものかな?」と思っていたが、識別組子の正体が分かったときは「ここで冒頭の教えること云々が繋がってくるのか。」という風に驚かされた。また、ラストシーンがゾクッとする終わりかたなのも良かった。

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    2024年04月17日
  • 小説家の作り方 新装版

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    ネタバレ

    まさかの展開
    「今回はSF感はほぼないのかな」なんて思っていたのに、後半で一気に裏切られました。
    正直誰かの指示っていうのはわかりやすく匂わせていたけど、それが二転三転して、ページを捲る手が止まらなかった

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    2024年03月23日
  • 死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~ 新装版

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    ネタバレ

    識別組子の不死のシステムを理解するために何度か後半の方を読み返した。SFに慣れているとすんなり理解できるんだろうか、、、なかなか苦戦した。
    ただ、ラストの展開が良くて、タイトルの「識別組子とさまよえる不死」のさまよえる不死ってお前のことだったんか!!と衝撃だった。

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    2024年03月21日
  • know

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    ネタバレ

    最近は久しぶりに死後の世界とか霊とかおばけとな、そう言った類のことを考える機会がおおかったけど、今回もそんな感じの話にぶち当たって、やっぱり考えているものは引き当てるものなんだなと思った。2歳の息子は自分になる前を覚えてるっていうし(日本以外の国の男性で独り身だったらしい笑)やっぱり魂の生まれ変わりとか、死後の世界とか、あったらいいなって思う。知りたい!とは生きるということと言われて、ああ、良かったと思った。

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    2024年03月13日
  • [映]アムリタ

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    YouTubeで誰かが紹介していた
    ミステリとして取り上げられていたかどうかは失念したが、だとしても反射的に手を出すレーベルではないので何か気になるポイントがあったのだろう

    著者の名前はよく見かけるようになったが、お初
    これがデビュー作なんですね

    〜ざっくりあらすじ〜
    映画制作に携わる大学生の青春群像劇(???)

    〜感想〜
    まずもって登場人物のノリがキツい
    小説だから度を超えた洒脱な会話とか現実味の無さは許容できるがギリギリのラインだな

    数撃ちゃ当たるで稀にツボを突いてくる
    真顔で醒めていく感覚を乗り切る

    そして
    しょせんはラノベレーベルと舐めてかかり、地面すれすれまで下がったハード

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    2024年03月12日
  • バビロン2 ―死―

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    ネタバレ

    序盤は、法律のことだったり難しい話が続いていたのでぼーっと読んでて、愛ちゃんのこと忘れてたら、可哀想な精神科医の叔父登場。愛ちゃんの中学時代の話、もう異常すぎる。愛ちゃん催眠術師かと思ってたら、根っからのサキュバス体質だったのね。そんなのチートじゃん。「悪いことだわ、、」って憂いながら、人を気持ちよく自殺に追い込む愛ちゃん。怖い。素敵。好き。
    九字院さん亡くなってしまって残念。愛ちゃんと九字院さんの絡み見たかったな。
    最後は正﨑さんと一緒に「まがせぇーーー」ってなったわ。もう勇者正﨑はボロボロよ。次回、魔王愛ちゃんとの戦いが楽しみ。

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    2024年03月12日
  • know

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    情報のやり取りは脳に埋め込まれた「電子葉」で処理がされるのが当たり前の未来社会。全知を手にいれるために行動する天才学者とその娘。

    ブラックホールの中を覗ける場にいたら、覗きにいくだろうか?2度と戻ってくることができないとわかっていても。知りたいという欲求を叶えるために、天才はあらゆる準備を重ねるのだ。凡人には思いもよならい方法で。
    今回も私の想像を超える世界を見せてくれた作品でとてもおもいしろかった。

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    2024年03月09日
  • 独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】

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     YouTubeチャンネルほんタメで、あかりん嬢がおすすめしていた気がして買った一冊。
     所謂典型的なSF系ショートショート。
     昨今のコントや漫才の如く、分かりやすい落ちが無い物も多い印象を受ける。
     他の人の感想と真逆の感想だけど、古参の読書家はこれ系の傑作も過去に多く読んでいるので…。
     発想力はすさまじく、斬新な展開に膝を打って喜んじゃう程の良さはあるが、ハッキリした落ちに繋げて欲しかった旧世代の感想です。
     こっちの方が流行りだから、敢えてのこの構造なんだろうけどね。
     火浦功とか好きな世代に。

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    2024年02月29日
  • バビロン3 ―終―

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    野﨑まどの作品には哲学がある。

    一作品ごとにテーマが設定されて、その概念であったり事柄を深掘りして本質を問い質す。そして必ず作者なりの解答や見解を示すという点で、哲学であるといえる。

    各国の首脳が善悪について論じ合う展開は、それぞれの国民性も相まって一旦の結論に達したかと思いきやの暗転。

    一体この作品はどこに向かうのだろう。
    続きを出してくださいお願いします先生。

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    2024年02月13日