酉島伝法の作品一覧
「酉島伝法」の「紙魚の手帖」「皆勤の徒【創元SF文庫版】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「酉島伝法」の「紙魚の手帖」「皆勤の徒【創元SF文庫版】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
すごく読み応えがあった。理解するためにたくさんメモを取った。奥深く作り込まれた世界は一度読んだだけでは把握しきれない感があり、解説を読んで驚くことがいくつかあった。
やはり最初の『皆勤の徒』に抜群に惹かれた。ここから始まる未知の世界にじわじわと馴染んでいくのが楽しい。想像力を働かせる読書の楽しみを最大限得られた。
今現在の人間とはかけ離れた者たちが登場するが、行動原理が意外にも理解できるところがポイントで、仕事があり暮らしがありここにもひとつの社会があると気づく。それがなければ本当に放り出されたような気持ちになったかもしれない。
たくさん登場する造語も、つかわれている漢字や読みでなんとなく意味
Posted by ブクログ
面白い。同音異義語(?)がワラワラ出てきて言葉遊びが楽しい。
描写が妙に生物的でグロテスクなので、耐性が無い人には辛いかもしれない。
表題作が一番訳がわからない(といっても世界観がとてつもなくユニークで引き込まれる)話で、徐々にこの世界の仕組みが分かっていく構造になっている。解説を読まないと完全な理解はできないだろうが。
解説には同じような世界観として『地球の長い午後』や『新世界より』など私にはイマイチな印象だった書籍が出てくるが、それらと共通するのは「空想の生態系が出てくる」という点だけだと思う。方向性も描写の仕方も異なる。
…と思ったら、解説を読み進めていくとちゃんとそう書いてあった(