ローズ・アンダーファイア

ローズ・アンダーファイア

1944年9月。英国補助航空部隊に所属する飛行士のローズは、戦闘機を輸送する途中でドイツ空軍機に捕まり、航空基地に連行された。そしてスパイの疑いをかけられ、主に女性を収容しているラーフェンスブリュック強制収容所に送られてしまう。飢えや寒さに苦しみながら、苛酷な労働に従事するローズ。地獄で見つけた支えあえる“家族”と生き延び、窮地を脱するための意外な方策とは――。MWA賞受賞作家が描いた、戦争に翻弄される女性たちの強い絆と闘い。日記や手紙で構成された、先の見えない展開の果てに待つ圧巻の結末が胸を打つ傑作。

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ローズ・アンダーファイア のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年08月24日

    第二次世界大戦下のイギリス。主人公はアメリカ出身の飛行機乗りの女の子、ローズ・ジャスティス。ローズが、マディからもらった手帳に書き綴った「手記」という形で描かれるドイツの強制収容所ラーフェンスブリュックの状況。そして、極限の環境での、少女たちの友情の物語。

    「コードネーム・ヴェリティ」の姉妹編。
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    Posted by ブクログ 2019年05月23日

    英国補助航空部隊に所属する飛行士のローズが主人公。舞台は第二次世界大戦中の欧州。ローズは飛行機を移送する仕事についていたが、ドイツ軍に捕まり、ラーフェンスブリュック強制収容所に送られる。収容所での生活は酸鼻を極めるもので、ローズには何度も絶体絶命の危機が訪れる。そんな中、医学的人体実験のために手術さ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月30日

    3、良かったって書くのも憚られる、ラーフェンスブリュック強制収容所での日々。仲間たちと詩を口ずさみ、助け合い匿いあって過ごした半年間が描かれます。「ラ・ヴィクトワール!」の囁きの強さ、世界に知らせて、と叫んだ人々。全身に染み渡るような一冊。
    「コードネーム・ヴェリティ」とあわせてぜひ。

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    Posted by ブクログ 2022年07月20日

    圧倒的なのは、想像を絶する収容所内の様子

    フランス人、ポーランド人、ドイツ人、ロシア人たち
    実在したラーフェンスブリュック収容所にいた女性たちに起こったこと……。
    主人公ローズの使命は、実験台にされたポーランド女性74名の「ウサギ」たちの名前を数え歌にしてすべて暗記して、彼女たちの存在を世に知らし...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月04日

    本屋のポップに惹かれたもので…

    描写がとても細かい
    目を背けたくなるような辛さがあった
    後半は追い込むように読んでしまった

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    Posted by ブクログ 2019年01月31日

    CL 2019.1.26-2019.1.31
    なんと心揺さぶられる作品でしょう。
    コードネーム・ヴェリティを読まなきゃ。

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    Posted by ブクログ 2024年01月13日

    第二次世界大戦末期、米国人女性のローズは英国で戦闘機を輸送すする業務についていた。同じ飛行士の恋人もいたが、ドイツ軍に捕まり強制収容所に送られる。過酷な状況を様々な国の女性たちと生き延び、収容所を脱出する。想像を絶する体験と、戦後の戦争裁判での証言の様子。生態実験の対象であった仲間たちと、その体験を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年03月05日

    フィクションだけど、フィクションじゃない…そんな感じ。

    ラーフェンスブリュック強制収容所に関するもの。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年09月20日

    エリザベス・ウェイン2作目。1作目の「コードネーム・ヴェリティ」とも関連を持ったWW2女性飛行士の物語。

    前作でも戦争の悲惨さを徹底的に描いた作者だったが、本作ではミステリー要素等を少なくして、収容所内で描写と友情とサバイバル、そしてその後のPSTDの苦しみにクローズアップした小説に仕上げている。...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年10月01日

    強制収容所での過酷で残酷な日々。毎日厳しい労働と人が殺される。辛いなかどうにか生きよう、抜け出そうと闘う女性たち。そこには一人じゃなく、隣に誰かがいるということの意味が感じられる。一人では折れてしまいそうな心も誰かがいることでなんとか保っていられる。その強さが悲惨な出来事をくぐり抜けながらどんどん大...続きを読む

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