コードネーム・ヴェリティ

コードネーム・ヴェリティ

第二次世界大戦中、ナチ占領下のフランスでイギリス特殊作戦執行部員の若い女性がスパイとして捕虜になった。彼女は親衛隊大尉に、尋問をやめる代わりに、イギリスに関する情報を手記にするよう強制され、インクと紙、そして二週間を与えられる。その手記には、親友である補助航空部隊の女性飛行士マディの戦場の日々が、まるで小説のように綴られていた。彼女はなぜ物語風の手記を書いたのか? さまざまな謎がちりばめられた第一部の手記。驚愕の真実が判明する第二部の手記。そして慟哭の結末。最後の最後まで読者を翻弄する圧倒的な物語!

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コードネーム・ヴェリティ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年02月10日

    それぞれの心の動きを重視する的な物語として、凄い魅力がある。そちら専門方面から大々的に取り上げられたらイラッとしそうだけど、究極の百合と言えばそう。
    けどそこで起こってることは存分に議論すべき事柄で、うーん、実際この中で議論や教訓は掲示されないんだけど。こうやって心的に惹きつけられないと、考えるべき...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月09日

    2 続いて、「ベルリンは晴れているか」の深緑先生がおすすめされていたこちらを。時は同じく第二次大戦末期。ナチスに捕らえられ、情報を書き記すことで尋問を逃れた特殊部隊所属のクイーニー。ところが手記は小説の体裁を取り、親友のマディとの出会いやこれまでの歩みを克明に記したものだった……というのが第一部。
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    Posted by ブクログ 2019年01月05日

    第1部が三人称視点なので、読み進めるまでに時間がかかった。2部を読んだ後1部を読み返すと、あちこちに伏線があったことが分かる。最終的に彼女にとって望む結末を迎えたのではないかと思った。

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    Posted by ブクログ 2022年12月31日

    しっかりとした読み応えがある。
    謎や意外性はないけど、戦争と女性と決断の手触りがはっきりとある。
    子ども向けと思わず、大人の小説として味わうべき作品。

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    Posted by ブクログ 2022年06月28日

    女性2人の永遠の友情が描かれる戦争作品。

    第一部はクイーニーの手記。親友マディのことを綴っているけど、クイーニーが捕えられている極限状態のせいか、文章も読みにくい。(あえて彼女は読みにくくしているのかもしれないけど。)
    読みにくいと思いつつ、がんばって読み進めるしかない。
    洋書だから読みにくいとい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月06日

    ヴェリティ=真実、
    記録された歴史の裏にある人々の思いこそ、戦争の真実である。

    「スパイと飛行士」ふたりの女性。
    ドイツ占領下のフランス。

    作者のあとがきでは「マディとジュディーは私の空想から生まれたフィクション、舞台の都市名もその他の登場人物も架空、でも、一つ一つのエピソードは真実」と、さまざ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年11月01日

    読み応えのある話だった。もう少しミステリー要素があるものかと思っていたけど、戦争を舞台とした登場人物たちのライフストーリーの様な感じだった。

    最後の手紙で全てが救われた気がした。

    ただ、この時代の背景を理解していないと難しい箇所があるかも。

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    Posted by ブクログ 2019年07月10日

    本書は二部構成で、どちらも手記のような体裁で話が展開する。第一部の最初は誰が語っているのか分からず、我慢の読書となる。ゲシュタポに捕まったスパイのクイーニーが秘密を書くように強制され、しかも二週間でやれという。二週間後は想像できる悲惨が待っている。第二部は、クイーニーをフランスまで飛ばした女性飛行士...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月16日

     第2次世界大戦中に、ドイツのとある場所にイギリスからのスパイの女性が囚われる。彼女は激しい拷問のうえ、暗号を伝え、さらにイギリスのことを書き記すように紙を与えられる。
     彼女はそこにマディと呼ばれる女性飛行士の物語を3人称で語り始める。1週間という期限内に書くこと。その間は生きられることが保証され...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年04月07日

    第二次世界大戦中、イギリス特殊作戦執行部員の女性スパイがナチスに捕虜となった。彼女はイギリスに関する情報を手記とすることを強要される。
    その手記には親友であるマディのことが丁寧に綴られていた。

    こういう物語で、前半は彼女の記した手記がつづく。
    何故彼女は、手記を小説のような形にしたのか。

    わたし...続きを読む

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