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森の中で、袋に入れられ木から吊るされていた三人の人間が発見された。イカれたパーティー・ガール、狂気に冒された配給所の聖女、そして小児性愛者。ひとりは助かり、ひとりは手遅れ、ひとりは瀕死の状態だった。同じ頃、小児性愛者に誘拐されていたと見られる女の子がマロリーに保護される。ココと名乗るその少女は妖精のような顔立ち、音楽的才能などからウィリアムズ症候群と診断された。ココの心を思いやるチャールズと対立しながらも、マロリーはココに犯人を思い出させようとする。マロリーと少女の奇妙な絆を描く、好評シリーズ。/解説=大矢博子
...続きを読むPosted by ブクログ 2020年10月08日
マロリーのシリーズ、10作目。
ヒロインの過去に関わるため重要な「ルート66」に続く作品。
原作でもこの間は4年、間が空いています。
キャシー・マロリーはニューヨークの刑事。
完璧な美貌だが、特異な育ちのために普通の感情をほとんど理解しない変わり者で、天才ハッカーでもあります。
前作で幼い頃の謎が...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月13日
マロリーシリーズ。
前作で、がっつり職場放棄をやらかしたマロリーは署内で微妙な位置にいるのだけど、まぁ、そんな風に思っているのは周りだけで、本人はまったく気にしてないというか、いつも通りで毎度ながら強い。
唯一繊細なキャラ、チャールズは右往左往してるんだけどね。
それに対して、もう完全に...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月25日
劇画的なまでのけれん味たっぷりな誇張により、常に超越的な存在として彫刻のように描写されてきたこの世で最も美しく冷たい女刑事キャシー・マロリーのシリーズ最新作。と言っても10ヶ月前に邦訳された作品。さらに言えば原作は2011年にUSA出版済み。
創元推理文庫の翻訳作品が原作出版から10年単位の遅れ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月06日
キャロル・オコンネルの作品で読んだことがあるのは『クリスマスに少女は還る』と『愛おしい骨』だけなので、このマロリーシリーズは読んだことがない。最初に感想を言うと、主人公であるマロリーの過去を知っていれば、もっと面白いんだろうな、と思った。マロリーはこの巻の前には、どうやら何か月か失踪していたようだ。...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月12日
だんだん分厚くなるマロリーシリーズ…登場人物の名前がこんがらがって何度も一覧をひっくり返した。
ネズミの大群に襲われた老女に怖気をふるったあと、袋に入れて吊された被害者の惨状に犯人への怒りを…感じようにも無理がある。どいつもこいつも最低な奴だった。
初耳のウィリアムズ症候群なる病気、その特異な症状と...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月13日
物騒なタイトルで気が引けるが、警察ものやハードボイルドはこうなる。
舞台はニューヨークはセントラルパーク。
その公園の森の中で事件が起こる。宙吊り人間袋詰めが三つ発見される(うわ!)
おまけに幼女誘拐も加わって・・・。
セントラルパークはもちろん新宿御苑より広いんでしょうね。
森がやたらと広く...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月17日
ウィリアムズ症候群という病気を本書で初めて知った。
今回、マロリーは、浮浪児時代、庇護者役だった娼婦(名前忘れた)的な立場に立たされることになる。
過去作に出て来た元児童娼婦(エドワード スロープが引き取った)、父親(前作「ルート 66」)、大叔母さん(過去作「天使の帰郷」)のエピソードのように、コ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月05日
「キャシー・マロリー」シリーズ。
悪徳警官の賄賂とか証拠隠滅とか、極端な例として殺人とかは、
刑事ミステリーにはある意味欠かせないパーツだが、
腹黒上官、それもトップに上り詰めようとしている元警官が直接手を汚したというのは、
なんだかしっくりこなかった。
いくら金と権力を併せ持つ存在の後押しがある...続きを読む
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