ほんとうの花を見せにきた

ほんとうの花を見せにきた

764円 (税込)

3pt

郷愁を誘う大河的青春吸血鬼小説!

中国の山奥からきた吸血種族バンブーは人間そっくりだが若い姿のまま歳を取らない。
マフィアによる一家皆殺しから命を救われた少年は、バンブーとその相棒の3人で暮らし始めるも、
人間との同居は彼らの掟では大罪だった。
禁断の、だが掛けがえのない日々――。

郷愁を誘う計3篇からなる大河的青春吸血鬼小説。

【目次】
ちいさな焦げた顔
ほんとうの花を見せにきた
あなたが未来の国に行く

解説・金原瑞人

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ほんとうの花を見せにきた のユーザーレビュー

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    購入済み

    残酷で切ない物語

    残酷で哀しいけど救いもある小説。
    竹の妖怪バンブー、吸血を必要とし、120年の寿命を持つ。
    理不尽な世の中で生きていくこと、人の心変わり、人間が持つ残忍性が淡々と描かれているのと対象に、無性の愛をそそぐバンブー。
    寂寥と切なさを感じる一冊。

    #切ない #ダーク

    0
    2025年01月27日

    Posted by ブクログ

    ひさびさに、本で泣いた。

    印象に残った言葉は、
    「おまえのここに、火がある。生まれた時から、ずっとだ。だから俺たちは必死でおまえを守ってきた。おまえは、火だ。命が尽きる最後の日まで、人間は、火だ。
    そのことをけっして忘れなかったなら、このさきどんなに辛いことがあっても、おまえはきっと生きていけるだ

    0
    2023年04月17日

    Posted by ブクログ

    痛いくらい美しい世界観。
    梗ちゃんの狂おしい愛情が一方的なものなんかじゃなかったことが、洋治の最期や帰って来たムスタァ、茉莉花の執着から伝わってきた。生きることの意味や価値が、人間だけじゃなくて竹族にもあるんだって類類の姉さんが教えてくれた。種族が違ったって変わらないものはきっとある。

    0
    2022年11月24日

    Posted by ブクログ

    涙が止まらなかった。
    ページをめくることがこんなにも辛い本に出会ったのは初めて。
    妹と一緒に涙でぐちゃぐちゃになりながら読んで、間違いなくこの本は一生記憶に残ると思った。
    恋と愛の違いを知ることができた。

    0
    2020年06月02日

    Posted by ブクログ

    私は桜庭一樹の作り出す世界観が心底好きだなと改めて実感した作品。 まんまとメロメロになった。 あらすじを読んだ時点でこれはいかにも好きな感じだなと思ってたけど、本当にはずかしいくらい好みど真ん中で降参してしまった。 言葉ひとつひとつに力があって、でもたくましいだけじゃなくしっとりした色っぽさもあって

    0
    2021年05月12日

    Posted by ブクログ

    すごくよかった。
    やっぱり桜庭一樹さんの本は好きだ。
    言葉のセンスがすごいと思う。私好み。

    ちいさな焦げた顔
    ほんとうの花を見せにきた
    あなたが未来の国に行く

    の3篇からなる。
    全部が繋がっていて、すごく切なかった。
    ある話では悪役に見えたヒトが、ある話ではその背景が分かって読んでて悲しくなった

    0
    2019年09月02日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに桜庭一樹さんが読みたくなって。

    イメージしてた桜庭一樹さんとは
    また違ってびっくりした。
    でも、やっぱり読後感は求めていた通り。

    切なくて悲しくて、美しい。
    真っ黒も透明も紙一重みたいな感じがする。

    竹の種族バンブーと人間のお話。
    大人になってもこんなにファンタジーを楽しめると思わな

    0
    2021年11月25日

    Posted by ブクログ

    ものすごく切ない気分になる短編集でした。
    読みやすく美しい文体に、ファンタジックでありながらも、人間の内面をえぐるような心情描写とそのリアリティさ。堪能させていただきました。

    本書はフォロアーさんの素晴らしいレビューを読んで手に取った本でした。著者の桜庭一樹さん自体も初読みの作家さんです。
    「一樹

    0
    2019年12月19日

    Posted by ブクログ

    バンブーは優しい。
    命の火を灯す人間に憧れ、慈しむ。
    自分の命にかえても大切な人を守ろうとする。
    人が日々の忙しさの中で忘れていってしまうことでも、バンブーは忘れない。
    いつまでも。。。

    私は、この物語を読んでバンブーに魅了された。
    どのバンブーも愛しい。

    0
    2019年09月20日

    Posted by ブクログ

    面白かったです。昔々におすすめしていただいたのを漸く読みました。
    吸血種族であるバンブー、竹なのかな…?と思いましたが細かいことは明かされず、それがまた不思議さを増していて良いです。
    1話目の、かなり治安の悪い町での、それでも安らかな日々が尊いです。舞台は日本のどこかなのですが、マフィアが牛耳る異国

    0
    2019年08月10日

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