少女七竈と七人の可愛そうな大人

少女七竈と七人の可愛そうな大人

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作品内容

「たいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった」川村七竈は、群がる男達を軽蔑し、鉄道模型と幼馴染みの雪風だけを友として孤高の青春を送っていた。だが、可愛そうな大人たちは彼女を放っておいてくれない。実父を名乗る東堂、芸能マネージャーの梅木、そして出奔を繰り返す母の優奈――誰もが七竈に、抱えきれない何かを置いてゆく。そんな中、雪風と七竈の間柄にも変化が――。雪の街旭川を舞台に繰り広げられる、痛切でやさしい愛の物語。

ジャンル
出版社
KADOKAWA / 角川書店
掲載誌・レーベル
角川文庫
電子版発売日
2014年02月21日
コンテンツ形式
EPUB

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書店員のおすすめ

「たいへん遺憾ながら、淫乱な母から美しく生まれてしまった」少女、川村七竈(ななかまど)。
出奔を繰り返す母親、実父を語る男性、幼馴染みの少年、元タレントの芸能マネージャーが、少女の繊細な心を揺らす。
登場人物の芝居がかった台詞も印象的。
美しい少女と少年に憧れる、平凡な後輩が言う台詞。「憧れなんて、勝手にするものよ。ほうっておいて」
少女は、女性にとって大事なものを自分から失うことで、前に進もうとする。
環境に負けることなく前向きに進む姿に勇気をもらえる作品です。

Posted by ブクログ 2017年11月16日

“辻斬りのように男遊びをしたいな、と思った。(p6)”という初めの一文に惹かれ、“わたし、川村七竈十七歳はたいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった。(p25)”という一話の初めの一文でさらに惹かれました。その文だけで、頭の中で色々な想像が広がりました。魅力的な文が多い作品でした。

いんらんな母か...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年02月10日

綺麗で切ない。
終わりはいつも通りすごいハッピーエンドじゃないのになんだかストンとして、報われた気もしてる。
なんでだろうなー。
桜庭さんってすごいなー…

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Posted by ブクログ 2015年10月10日

辻斬りのように男遊びをしたいと思った平凡な白っぽい丸、な母親から産まれた、少女七竈の物語。七竈は、「大変遺憾ながら、美しく生まれてしまった。」それを体現するかのような整った文体で、多方向の視点から七竈は描かれる。整然とした少女に、大人たちは抱えきれないものを置いていく。哀しくもはかなく散るように、こ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2015年07月27日

桜庭さんの作品で初めて読んだ本。
「男なんてみんな滅びてしまえばいい」そう思う七竈にとても共感し手にとった。
そして、その容姿、顔の表現を「かんばせ」と表している所もとても気に入った。
母、優奈の狂った行動にも自分に重なるような感覚に襲われ、共感したのを覚えている。
七竈をはじめ、優奈や雪風など登場...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年03月20日

主人公はだれもが振り返る「かんばせ」の持ち主。だが本人はそのかんばせをいんらんな母のせいだと思っていていやに思っています。そんなところが美人なことを鼻にかけていなくて憎めません。
文章も淡々と綺麗に書かれていて割とさらっと読むことができます。

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