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「たいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった」川村七竈は、群がる男達を軽蔑し、鉄道模型と幼馴染みの雪風だけを友として孤高の青春を送っていた。だが、可愛そうな大人たちは彼女を放っておいてくれない。実父を名乗る東堂、芸能マネージャーの梅木、そして出奔を繰り返す母の優奈――誰もが七竈に、抱えきれない何かを置いてゆく。そんな中、雪風と七竈の間柄にも変化が――。雪の街旭川を舞台に繰り広げられる、痛切でやさしい愛の物語。
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「たいへん遺憾ながら、淫乱な母から美しく生まれてしまった」少女、川村七竈(ななかまど)。 出奔を繰り返す母親、実父を語る男性、幼馴染みの少年、元タレントの芸能マネージャーが、少女の繊細な心を揺らす。 登場人物の芝居がかった台詞も印象的。 美しい少女と少年に憧れる、平凡な後輩が言う台詞。「憧れなんて、勝手にするものよ。ほうっておいて」 少女は、女性にとって大事なものを自分から失うことで、前に進もうとする。 環境に負けることなく前向きに進む姿に勇気をもらえる作品です。
Posted by ブクログ
高2以来の再読。 とても、前回よりか内容に深めることができました。 七竈と雪風の愛の物語だと思うし、 七竈がせまい世界からでようとする物語でもある。 その中で、印象的だった文は「性質が異質で共同体には向かない生まれのものは、ぜんぶ、ぜんぶ、都会に紛れてしまえばいい」これは、梅木という女性の言った...続きを読む言葉ですが、 せまい世界で、たった美しいだけでこんなにも息苦しく思うのなら、広い世界にでたほうがいい。ということだと解釈しました。 共感しました。 しかし、それをするということは雪風との別れもあるわけですから、なんとも儚い愛の物語だと思いました。 2014.1.23 (2回目)
大好きな桜庭一樹先生の作品。これで4冊目!全部読みたいです。どの作品も先生のワールドか広がって、美しい、独特な言葉の使い方、雰囲気。どれもが私のタイプだ。独特な世界観の中に、いつも突きつけてくる切ない現実、そこがすごくいい。私の男、砂糖菓子の弾丸、本作も、母、父、 決して切ることのできない恨みたいけ...続きを読むど恨めない血の繋がりをどの作品も感じた。
桜庭一樹さんで初めて読んだ小説。 かなり好きだった。 切ない。 最後の、名前を呼び合うシーンが頭から離れない。
中学生の時に読んで、衝撃で、もう一度読みました。 これまでの人生で読んだ最も好きな本のうちの一冊です。 一、二を争う! 地方都市特有の世界の狭さ、居間のワールド、七竈と雪風の関係……。 緒方みすずも良いキャラしてる。 最後の「ゴージャス」は7話の余韻が終わってからをお勧めします。
桜庭一樹さんの本が好きで読みました。表現や擬音が独特なのでじっくり考えて読む本かなと思います。登場人物のそれぞれの人生の中で感じていることが、綺麗な景色と一緒に頭に流れてきて楽しかったです。だれもが得体の知れない使命感に支配されているのかもしれないですね。
「辻斬りのように男遊びをしたいな、と思った。ある朝とつぜんに。そして五月雨に打たれるように濡れそぼってこころのかたちを変えてしまいたいな。」 この冒頭に心掴まれた。桜庭一樹の独特な文章とキャラクター造形はなんか中毒性がある。
薄暗い靄がかかった幻みたいな狭い世界でも 降り積もる雪が真っ白なことは隠せない そんなことを思ってしまう 不思議な不穏なそれでいて蠱惑的な 桜庭一樹さんの小説 「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」や 「私の男」もなぜか惹きつけて離さない魅力があった 本書でも気味が悪いほど美しい描写や 浮世離れしたよ...続きを読むうな人たち この世界観をまた味わいたくて読んだと思う 七竈と雪風、独特な話し方でさえも綺麗と感じる。 北海道の広くて狭い世界で生きたお話。
桜庭一樹さんの作品はハマったばかりで、これで呼んだのは5冊目です。 中学生の頃から夏に読みたいみたいなのでオススメされているのを知っててやっと読みました。 美しい少女と少年 そしてその周りの大人たち どこか達観している七竃が大人たちと出会い自分も大人になっていく
台詞や文章が独特で癖になる 無表情で無機質な日本語 美しく淡々と描かれる情景 くどくないのにちゃんと伝わる感情の機微 かなり好き
美少女がでてくる本にハマっているため読んだ。 本の外装がすごく可愛い。 思っていた内容と違ったし、結末も予想と違って面白かった。
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少女七竈と七人の可愛そうな大人
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