砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

594円 (税込)

2pt

その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。あたし=中学生の山田なぎさは、子供という境遇に絶望し、一刻も早く社会に出て、お金という“実弾”を手にするべく、自衛官を志望していた。そんななぎさに、都会からの転校生、海野藻屑は何かと絡んでくる。嘘つきで残酷だが、どこか魅力的な藻屑となぎさは徐々に親しくなっていく。だが、藻屑は日夜、父からの暴力に曝されており、ある日――直木賞作家がおくる、切実な痛みに満ちた青春文学。

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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    砂糖菓子の弾丸を吐き出す時代があったことを思い出す備忘録。好きって絶望だよね 人魚になった藻屑はなんて言うんだろう

    0
    2025年11月04日

    Posted by ブクログ

    切実な痛みをもった、女子中学生が主人公の青春小説です。

    読んだあと、切なくて苦しくて悲しくてたまらないのに、なぜか爽やかな気持ちになりました。

    主人公のなぎさには引きこもりの兄がいて、不思議な転校生の藻屑は、父親に虐待を受けています。


    藻屑の抱える苦しみ、なぎさの抱える悩み、幼さの中に見え隠

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

    鬱小説として名高いお話
    でも、この物語の本質はそれだけではない

    以下、公式の説明
    ----------------------
    直木賞作家がおくる、暗黒の少女小説。
    
    ある午後、あたしはひたすら山を登っていた。そこにあるはずの、あってほしくない「あるもの」に出逢うために――子供という絶望の季節

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

     増田佳江『不規則な部屋』(2009年)を装画に使ったカバーが、情感が有って素晴らしい(カバーデザイン/鈴木成一デザイン室)。富士見ミステリー文庫版は、内容とはちぐはぐな萌え絵が表紙で興醒め。

     海野藻屑は「ボク少女」で、ラノベによく有りがちで、食傷気味ですが、萌え系と違って、この子には血が通って

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    藻屑のことは結局救えなかったのに、砂糖菓子の弾丸はもうどこにもないのに結局クラスで無視されないようになって、兄が社会に馴染めるようになって、なぎさが進学できて、良い方向に進んでいってるのがとても悲しい。

    0
    2025年08月25日

    Posted by ブクログ

    高校生の頃に出逢った大切な本。
    桜庭一樹さんの本は高校生〜大学のときに読み漁りましたが、そのきっかけとなった一冊です。

    10代特有の、将来への絶望やもどかしさ、息苦しさが生々しく描かれています。
    いわゆる「少女小説」とも呼べる本書なのですが、大人になった今読み返しても、主人公たちに感情移入して胸が

    0
    2025年08月24日

    Posted by ブクログ

    何回も読んでしまう本。
    悲しさや苦しさの中に甘さをほんのり感じられるような不思議な読後感がある気がする。余韻も含めて大好きな本です。

    0
    2025年08月22日

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ桜庭一樹さんの作品。ここから桜庭一樹さんにどハマりする。10代の時に読んでおいてよかった。

    0
    2025年07月17日

    Posted by ブクログ

    2人の少女の悲劇の物語であり、救いの物語でもある
    これはきっと自衛のための戦争であり、砂糖菓子の弾丸を手に取り必死に戦おうとする姿が印象的でした。
    山田なぎさと海野藻屑は全く違う人物だけど、山田なぎさはきっと海野藻屑だったんだと思います。
    強烈な醜さと美しさを纏った作品でした。

    0
    2025年06月17日

    Posted by ブクログ

    透き通っていて、美しくて、どこかさらさらとしている悲劇。
    ストーリーは少し乾燥度の高い悲劇。とても美しい話だと思った。主人公の感情描写が綺麗でとても好き。

    生き残った子だけが大人になる。大人と子供の狭間を揺れる私にとても刺さったお話でした。

    0
    2025年08月04日

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