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Posted by ブクログ
苦しみを持つ本人はその苦しみを365日24時間持っている。
誰かを助けたくても、それはパート制で、週に何回何時間とか、そのレベルでしか助けられなくて、それ以外は自分の時間に戻るために、誰かの苦しみは箱に入れてしまっておく。
それは自分だけじゃなくて他人もそう。
想像することが、誰かの切実な苦しみを無意味にすることになるかもしれない。知識も想像も多分限界があって、わかったと思うことは傲慢なのかも。だけど解決策はよくわからないから結局ずっと悩んだまま自分を疑っていくしかない?
沈黙と説明責任。どちらもいやなのは、すごくわかる。
自分が少数派になる出てくる苦しみ。黙ってやり過ごせるほど優しくないし、説明するほどの気力もない。
わかって欲しい気持ちと諦めの気持ち。
聴衆に理解してもらう被害者?とは??
聴衆とは???
人はたくさんの面があってパラレルワールドがあって一人一人から見る人は全部違うくて一つだけでなく複数あって、だからたくさんあるけど、関わり合って混ざり合って一つになっていく。
桜庭一樹先生のファンなので購入しました。
抗がん剤治療を行う波間はある日別の世界に住む同級生の甍と連絡先を交換する。甍の世界では大変な感染症が流行し始めているようで……。
あらすじを読むとSFの色が強いのかなと思いましたが、普遍的な生活の物語でした。パラレルワールドのひとと連絡が取れることはフィクションですが、病気や人間関係の苦しみ、異性からの視線など、共感できるもやもやした感情が描かれていて苦しくなりました。
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