無花果とムーン

無花果とムーン

704円 (税込)

3pt

18歳の少女・月夜の大好きなお兄ちゃんは、ある日目の前で突然死んでしまった。月夜はその後も兄の気配を感じるが、周りは誰も信じない。そんな中、街を訪れた流れ者の少年・密は兄と同じ顔をしていて……!?

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無花果とムーン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ここ最近ずっと桜庭一樹さんが続いています。不思議な魅力があってなかなか離れられないです。
    この小説はとても好みでした。激しいけど淡くて、切ないストーリーが好きな方におすすめです。

    0
    2025年02月19日

    Posted by ブクログ

    様々な形の愛と、日々に潜む非日常を感じた。頭から終わりまで、思春期の、大人と子供の間特有の、甘い空気が満ちていた。

    0
    2016年05月20日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの桜庭一樹。
    月夜の義理の兄・奈落の死から物語が始まる。
    血縁とか家族とかの軋轢や愛を描くのばかり読んでる気がする。

    死者を忘れるのは簡単で難しい。
    簡単に忘れて、不意に思い出して、染みみたいに残る。

    奈落みたいな男の子、モテるだろうなぁ。
    月夜みたいな子、居るよなぁ。
    生い立ちが複雑だ

    0
    2025年06月01日

    Posted by ブクログ

    ありがちなストーリーも、謎の世界観やら、不思議な語り口やら、妙なキャラクター設定やら、で新しい感じになるんだから不思議だ。
    いやまぁ言うほど目新しいわけでもないんだけど、身近な人の死を乗り越えるのに時間がかかってやっと死に向き合って周りの人たちも死を忘れようとしていたけどそれじゃダメなんだと気がつい

    0
    2022年10月08日

    Posted by ブクログ

    表紙とタイトルに惹かれて借りた、もらわれっ子で紫
    の瞳をした月夜とだいすきな奈落のお話。結末で驚い
    てあって声出ちゃった。少し泣いた。
    #さよならぼくのパープルアイ

    0
    2022年05月19日

    Posted by ブクログ

    桜庭一樹が中堅作家としての地位を確立した後に、初期作品群を思わせるような"地方都市と少女"を書いた作品
    初期作品群の雰囲気を残しつつ、円熟した筆致で語られるストーリーは見事

    0
    2021年09月30日

    Posted by ブクログ

    喧嘩と仲直りを繰り返す、女子特有の交友関係をなぜこんなにうまく描けるんだろうと思ったら女流作家さんでした。GOSICKの原作者さんだったとは、知りませなんだ。

    0
    2020年03月15日

    Posted by ブクログ

    桜庭一樹さん!「砂糖菓子~」の時も思ったけど、読み終えた後の不思議な感じ(でも、爽やか)好きだな。最初は、月夜の幼い感じや変な一人称が鼻についたけど、後半は逆に、アンバランスな文章が凄く心に響いた。この人の書く人物、凄く魅力的。お父さんや、兄貴、お兄ちゃん、イチゴ先輩、密、約…みんな。桜庭さん、好き

    0
    2016年10月30日

    Posted by ブクログ

    パープル・アイと尖った犬歯の女の子の月夜。
    貰われっ子と自分の外見がコンプレックスな月夜はお兄ちゃんを突然なくしてしまう。
    お兄ちゃんの死に関する秘密と罪悪感、喪失感を抱きながら過ごすうち、死んだはずのお兄ちゃんを感じ出す。

    大好きだった人の死から始まるので涙腺崩壊。
    そりゃ、乗り越えられないだろ

    0
    2016年02月17日

    Posted by ブクログ

    桜庭さんの作品は久しぶりに読んだかもしれないです。

    死者が絡む物語は、胸が締め付けられてしまいます。
    わかっているのに涙腺崩壊寸前でした。

    他の家族と血の繋がりがない主人公が、兄を喪ったことで自分を追い込んでいるような辛い空気が感じられた。
    兄の死の真相が吐露される場面は辛くて切なかった。
    終盤

    0
    2016年02月10日

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