赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説

770円 (税込)

3pt

「辺境の人」に置き去られた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。――千里眼の祖母、漫画家の母、そして何者でもないわたし。高度経済成長、バブル景気を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる三代の女たち、そして彼女らを取り巻く不思議な一族の姿を、比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編。第60回日本推理作家協会賞受賞作。ようこそ、ビューティフル・ワールドへ。

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赤朽葉家の伝説 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    しっかりと読み終えました。
    長い小説でした。
    山陰の旧家名家の赤朽葉家の万葉、毛毱、瞳子の三代に渡る物語りです。
    特に、山の民の末裔で置き忘れられた子である万葉の話が貴重で面白かったです。千里眼というのが、とても興味深かったです。その子供の泪や鞄なども変わったキャラクターですし、いじめっ子でのち友人

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    鳥取の製鉄業を営む旧家に生きる女性三代の話
    千里眼の祖母、漫画家の母、そして何者でもないわたし

    目次で
    第一部最後の神話の時代
    第二部巨と虚の時代
    第三部殺人者

    とあって、第三部の最後の女性は殺人を犯してるのかと思っていたら違った

    第三部では平成の世代で
    自分の在り方に悩みながらも孫が祖母の最

    0
    2025年07月11日

    Posted by ブクログ

    文庫本の小さな文字にも負けずに読みました。
    それほど面白くて…

    あとがきがまた興味深い。
    この作家さんのはもっと読みたいと思いました。

    0
    2025年06月24日

    Posted by ブクログ

    今まで読んだことのないタイプの小説で初めはなんだろこれと思っていたが、50ページほど読んだところでこれは面白い!と思い始めて一気に読んだ。

    この一冊に一つの世界が詰まっている、閉じ込められているように感じる。スノードームのような錯覚。と思っていたら3部目は一挙に外に飛び出して、しかもミステリー持っ

    0
    2025年06月22日

    Posted by ブクログ

    「その大屋敷は山の樹木や土になかば埋もれるようにして、巨人の手で押されてやわらかな山に押しこまれでもしたかのように、ちょっとかしいで、のっそりと建っていた。‥‥赤朽葉家はまことに、どこもかしこも、赤かった。それは暗い、腐りかけた紅葉の赤とでもいう色彩で、山の頂に、まさに王者の風格で堂々と、しかしちょ

    0
    2025年03月16日

    Posted by ブクログ

    終戦後から平成の中頃までを、実際の出来事にも触れながら紡がれる女三代記でした。

    語り部である三代目、瞳子が私と同じ頃の生まれで、誰か人伝に聞いた話のように読むことができ、社会情勢や価値観、暮らしなど移ろう時代を登場人物に想いを馳せて読んでいました。

    特に一代目万葉の時代の話が、実家に伝わる古い話

    0
    2024年03月24日

    Posted by ブクログ

    何度目かの再読!
    桜庭一樹さんの長篇、いつも前半部の面白さがとてつもない。後半になって減速する印象は否めないが、それでも最後まで面白い。

    0
    2023年10月22日

    Posted by ブクログ

    鳥取の旧家での女三代の物語。戦後日本史、家族、青春、恋愛、いろんな側面から楽しめる。
    一部ごとに主人公がかわる三部構成になっていて、特に第一部の万葉の話と第二部の毛毬の話は濃い。第二部まででだいぶお腹いっぱいになった。

    0
    2022年10月21日

    Posted by ブクログ

    戦後不死鳥のように生き返り、猛烈に成長し、そして行き詰まる現代までの日本の歴史を、ある旧家の3代の女たちを主人公に書き上げた長編。あとがきにも記されてるけど『百年の孤独』などのラテアメ文学の影響がよく見て取れるので、マジックリアリズムがどんなのか軽く知りたいって人にもおすすめ。沢山の登場人物が出てく

    0
    2021年07月30日

    Posted by ブクログ

    三世代に渡る一族の物語。なかなかの名作。鳥取の旧家の土着的な雰囲気あり、ミステリアスな雰囲気あり、と思えばコメディタッチな部分もあり、楽しめる部分は多い。三世代それぞれが生きた時代の日本社会の描写がいささか表面的な気はするが、世代によって移り変わっていく時代を書くということが主眼であり、それ以外につ

    0
    2021年01月03日

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