ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
東京・六本木、廃校になった小学校で夜毎繰り広げられる非合法ガールファイト、集う奇妙な客たち、どこか壊れた、でも真摯で純な女の子たち。体の痛みを心の筋肉に変えて、どこよりも高く跳び、誰よりも速い拳を、何もかも粉砕する一撃を――紡徨のはて、都会の異空間に迷い込んだ3人の女性たち、そのサバイバルと成長と、恋を描いた、最も挑発的でロマンティックな青春小説。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
本当に桜庭先生の本は私のタイプだ。想像したこともない世界が広がっていて、でもどこかで現実感がある。3部で構成されてたけど、まゆが中心の3人の物語。
東京・六本木、廃校になった小学校で夜毎繰り広げられる非合法ガールズファイト、集う奇妙な客たち、どこか壊れた、でも真摯で純な女の子たち。体の痛みを心の筋肉に変えて、どこよりも高く跳び、誰よりも速い拳を、何もかも粉砕する一撃を―。新シリーズ「赤×ピンク」の第1巻。 躁鬱の激しいブルマ少女、まゆ14歳(実...続きを読むは21歳)。魅せることに喜びを感じる女王様、ミーコ(実はSMの女王様)。女性にモテる女性恐怖症の空手家、皐月(実は…)。 彼女たちが毎夜働くのは、廃校の校舎を改良したファイトクラブ、それぞれが秘めた思いを胸に、たたかい続ける…。 都会の異空間に迷い込んだ3人の女性たち、そのサバイバルと成長と、恋を描いた、最も挑発的でロマンチックな青春小説。 DV、ネグレクト、性同一性障害などを抱えながらガールズファイトに参加して自分なりの道を探して殻を破って成長していく荒ぶる青春小説。 べたつかない女子同士のぶつかり合いながら深めていく友情と戦いが荒削りに描かれていて、熱に浮かされて一気に読破できます。本格的な格闘シーンや男前女子同士の同志のような熱い友情が、スカッとした後味の青春小説の傑作です。 「格闘技は自分を知るためにやるもの」「自分の戦い方を知ることが、自分の生き方を知ること」
桜庭一樹さんの描く少女が好きなのだが、この本は本当にドンピシャだった。 まゆ、ミーコ、皐月の3人の女の子たち、それぞれのお話による3部構成。 まゆのことを檻から出すのは男であり、 ミーコは皐月の助言、 皐月は千夏という女によって檻から出る。 大人になっても頭の隅に残っている少女性が、彼女たちの...続きを読む不安定さと呼応する。 話の構成的に1編目のまゆが1番インパクトが強く、皐月にかけて尻すぼみになっていく気もするが、 まゆがケッコンして檻から出る部分がこの小説の見せ場であり、そこにかけて加速した物語はもう減速していくだけと考えると、まあ妥当かとも思う。 実際、まゆがケッコンすることにより少女の輪を抜け出し、それに呼応するようにしてミーコと皐月も自身の少女性・帰巣本能との戦いに蹴りをつけるのだから、 まゆの急激な変化は最初にないとダメなのだ。
「失うまいと一心不乱にかき抱く。こんなにも力を込めているのに、指と指の間から、まるで液体でできているかのようにこぼれ落ちていく。」 親に庇護を受ける少女でもなく、自立した大人の女性でもない。おんな と こども の間の孤独で、不安定で、脆く、儚い、女の子達が愛おしい。 「あの子に彼氏が出来た」事に反...続きを読む応しただけで、「あの子のシアワセ」だとか「あの子の彼氏」にはちっとも興味が湧かない。女の子ってきっとそういうもの。 P 38「こうやってボルテージが下がったとき、わたしはふと、なんかわたし、うっかりこのまま死んじゃいそうだって気づくことがある。その気持ちには、死にたい、さぁ死ぬぞ、っていうほどの積極性はなくて、ただ、ついうっかりこの世からいなくなってしまいそうな弱さだ。」
内容は結構強烈なんだけど、なんかすんなり感情移入してる作品。 本当になんかすごい。 読んでいて楽しいし。 キャラクターの様々な視点で話が切り取られていく。 ハラハラしながら読み終わるとストンと何か腑に落ちるものがある。 なんか心のつっかえみたいなものがデコボコのちょっと飲み込むと痛そうな硬いモノが胸...続きを読むの中を通り過ぎたことでゴロンと取っていっちゃった感じ。 面白い。
再読。 桜庭さんの本の中でもトップクラスで好き。 躁鬱が激しい主人公や、SM倶楽部で働くミーコ。
女の子の好きそうな題名とお話です。表紙からしてまず良い。 ああこういう衝動あるなー、なんか似てるか?共感できる部分が多い全然自分に似ていない女の子たち。 全ての女の子のテーマが詰まっていると思えました。
三人の少女がそれぞれの人生を決めていく話し。 皐月と皐月がバイトをしている所の代理店長との駆け引きで文学は、と問いをかけると「三島派」「太宰派」に分れたところが何故か印象深い。 勿論他にもまゆが永遠の14歳を卒業したり、ミーコがアイデンティティを見つけようとする所など光るところ、目立つ所は多々ある。...続きを読む みんな傷ついてるけれど、それでも立ち上がって進む。
3.7という感じの評価。 女の子たちの話だというものすごくざっくりした知人からの紹介で読んだが、彼女たちの生き方在り方が心に響いた。
帰りたい場所がある人に刺さりそう。少なくとも俺には刺さった。人は自分にしかわからない苦しさを抱えてるものだし(特に思春期は)、それが蓄積されて現実から逃げ出したくなる気持ちも痛いほどわかる。けど逃げ出して終わりじゃ良くない。勇気を持って帰れる強さを持ちたい。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
赤×ピンク
新刊情報をお知らせします。
桜庭一樹
フォロー機能について
「角川文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
GOSICKs ──ゴシックエス・春来たる死神──
荒野の恋(1)
青年のための読書クラブ(新潮文庫nex)
赤朽葉家の伝説
試し読み
無花果とムーン
いつか、アジアの街角で
江戸川乱歩傑作選 獣
女殺油地獄
「桜庭一樹」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲赤×ピンク ページトップヘ