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Posted by ブクログ 2019年04月28日
GW2冊目
架空(だけれども世界中の人が1人の人を思い浮かべるだろう)のキング・オブ・ポップの突然の死を契機に、彼の子や兄弟、過去に関わった人たちの視点で彼が描写されていく作品。
桜庭さんの作品は不思議な世界観のものが多いけれど、読み進めれば読み進めるほどに世界観に引き込まれてあっという間に読み終...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月27日
亡くなったキング・オブ・ポップのことを複数の視点より、描いた作品。
どこか、掴み所がないキングを緻密に描いている。
感想は難しいが、人には人それぞれの幸福があり、苦悩があるということを思い知らされた気がした。
いくつか良い言葉が出てきた。
その中でもP294と295の言葉が特に印象的。この言葉に...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月21日
ポップス界のスーパースターとして君臨してきた、一人の男性が急逝する。彼の家族やスタッフ、ファン、ルポライターなどの回想により、孤独なキング・オブ・ポップの姿を炙り出していく。
設定こそ日本ではあるけれど、類いまれな歌とダンスで世界の人々を魅了するカリスマである一方で、繊細すぎる心が引き起こす奇行や...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月06日
読み始めてすぐにマイケル・ジャクソンをイメージして書かれていると気づく。
章ごとに語り部が変わり、最後まで登場することのないキング・オブ・ポップの存在が、愛情や憎悪をもって肉付けされ形作られていく。
彼の姉である孔雀の言葉が全てを表していて読んでとてもしっくり来た。
「人というのは、自分を基準にして...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月12日
「道徳という名の少年」にこんな話(あるいは関連する話)があったような(「地球で最後の日」だったかな?).
キングはマイケルを下敷き(あえてモデルとはいわない)にしているとは思うけど,そこは桜庭一樹先生,ちゃんと桜庭ワールドの住人に仕立てている.
傷痕や孔雀だけでなく,歪んだ心のせいでキング(や世間...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月02日
桜庭一樹さんの作品は今までいちいち心のいろんな部分を(良い意味で)抉ってくるものばかりだったのでこちらも期待して読んだが、今回はあまりわたしにはヒットしなかった。傷痕の正体、ポップスターの本音など、あらゆる部分が明らかにならないまま気がついたら話が終わっていた。最後まであの独特の衝撃を期待してページ...続きを読む
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