Aではない君と

Aではない君と

小説・文芸
946円 (税込)

4pt

同級生の殺人容疑で逮捕された14歳の息子。だが弁護士に何も話さない。真相は。親子は少年審判の日を迎える。吉川文学新人賞受賞作

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  • ドラマ化

    「テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「Aではない君と」」

    2018年9月21日 テレ東系
    出演:佐藤浩市、天海祐希、杉田雷麟

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Aではない君と のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ


    すごい本だった。
    ノンストップで読み続けてもうすぐ朝の3時半です。


    なぜ翼は誰にも事件のことを話さないのか。
    真実はどうだったのか。
    話せない事情があるのか。

    とにかく疑問だらけで、
    一瞬も読む手が止まらなかった。


    親子の愛情。
    子供はそれほどまでに親の愛情を求めているのか。
    当たり前と言えば当たり前のことだけれど、私たち大人はそんな簡単で大切なことをしばしば忘れてしまうのではないだろうか。


    今すぐ息子を抱きしめたいです。
    朝になったら必ず彼を抱きしめて、変わることも揺らぐこともない愛を彼に伝えたいです。

    0
    2026年09月16日

    Posted by ブクログ

    ↓以下ネタバレです







     どんな理由があったにせよ、相手を殺すことは決して許されることではない。その事を理解している上でも、優斗が殺されてしまった原因を作ったのは、優斗による翼への激しいイジメである。そのため、私の中ではどっちに同情するとしたら、加害者「翼」の方だった。
     少年院を出たその当日から更生できるとは限らない。心の問題は、常にグラデーションで変化していく。
     さらに私は、被害者優斗の父・「藤井」に常に嫌悪感を持ち読んでいた。
    イジメの主犯格である優斗の指図で、翼はハムスターの餌の万引きを余儀なくされた。この事件において、優斗の父・藤井が、弁護士の知識を利用し翼をかばったことについて。これは、弁護士として、また大人としての正義感100%から来るものであったとは思えない。なぜならば、事件の概要がわかった時点で、優斗が行った卑劣なイジメを損害賠償の訴訟を起こす事をさしがねとして、公にしないでほしいと翼の父に頼んだ事である。ハムスター万引き疑惑の時点ですでに、藤井は息子優斗の悪事をうすうす勘づいていたからではないか?ここで万引きが公になれば、今までやってきた優斗のイジメが暴かれると計算したからの言動であったからだと思う。
     藤井の息子優斗が殺されてしまったという理由で、優斗の行った壮絶なイジメがチャラになるとは思いたくない。
     藤井にとっては辛いかもしれないけど藤井は、優斗が翼をいじめていたことについて翼に謝罪してほしかった。自分の息子がハムスターを複数回購入し、それを翼に殺させていた事、翼のペットの猫を殺させた事。この出来事に向き合ってほしい。藤井からの謝罪があれば、翼としても、「真の贖罪」また「真の更生」ができたと思う。
     また、加害者の父である吉永に対して、突然、息子が殺人容疑で逮捕されたと聞かされれば動揺するのは当たり前ではあるが、それにしてもどこかしら現実から逃げているようでジレったかった。しかし苦悩に苦悩を重ねた末に、父親としての強さが徐々に備わってきていた。これから、命ある限り永遠に翼の味方でいてほしい。
    印象に残った言葉がある。
    「やったことの善悪よりも、子供がどうしてそれをしたのかを考えるのが親」
    「殺したら、苦しまなければいけないの?」
    「動物の命と人間の命はどちらが重いのか?」
    「心を殺されたことと、体を殺されたことはどちらが悪いのか?」
    などなど、いろいろと考えさせられた。
     翼や吉永を見てて思うように、心を殺されても肉体が殺されていなければ、心が生き返る可能性はある。しかし、心が宿る肉体を殺されたのでは、生き返る可能性はゼロである。さらに肉体を殺された人の周囲の人の心が殺される。そうなると、法律以前に、肉体を殺す方が悪いのである。
     優斗のしでかしたイジメは到底許すことのできないレベルだが、ここはやはり翼の方が罪は重いだろう。
     藤井の家に吉永と翼が訪れた時の藤井の様子は、個人的には嫌悪感を抱きつつも、相当参っていた。加害者は生きている。自分の息子はよみがえらない。こんなことを思うのは不適切だとは思うが、藤井の悲しみによって、「復讐」は十分に果たせたのではないかな?翼とても重い十字架を背負って一生を送ることになるが、生きていさえすれば、どうにでもなる。翼にはこの先一回でも多く、心から笑えることができたらいいと願う。

    追記:あくまでも報復殺人を正当化するコメントではありません。

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    仕事もプライベートも順風満帆だった男が突如暗転。14歳の息子が同級生を殺害し逮捕された。

    子どもを持つ親としてとても考えさせられた。
    もし自分がこの立場になったらきちんと向き合うことができるだろうか、、

    終始重く辛い展開だったが、それぞれの立場での苦悩について緻密に描かれており、心を揺さぶられた作品だった。

    0
    2026年06月04日

    Posted by ブクログ

    心を殺すのと、肉体を殺すのとでは、どちらが罪深いのか
    それは忘れずに生きていきたいが、どちらも殺さずにいるには互いにどうしたらいいのか考えさせられた

    0
    2026年05月04日

    Posted by ブクログ

    自分の子供が加害者や被害者にならない保証なんてない。
    殺人を犯した我が子やその罪、そして被害者遺族とどう向き合うのか、更生するとはどういうことなのか、その先に何が見えるのか、痛いほどに考えさせられる。
    薬丸岳作品を読んだ後は、様々な少年犯罪を思い出し、その後の関係者がどのように暮らしているのかずっとずっと考えてしまい苦しくなる。
    けれど、こうして社会全体で考えてゆくことが大切なのだと改めて思う。

    0
    2026年03月17日

    Posted by ブクログ

    深く考えさせられた一冊でした。少年犯罪の保護者の目線で話は進みますが、自分も子を持つ親として他人事のようには思えませんでした。
    特に最後にかけての親と子の気持ちの葛藤は、とにかく涙腺が緩みました。

    0
    2025年12月12日

    Posted by ブクログ

    重いけど、やっぱり良かった。父親として、Aではない息子と向き合う。2人が少しずつ、気持ちを共有していく。どう生きていくのか、わからないけれど、向き合っていかないといけない苦しい気持ちが伝わってきました。薬丸岳さんの本を全部読みたい気持ちです。

    0
    2025年10月28日

    Posted by ブクログ

    薬丸さんの小説は3冊目。今回も一気読みしてしまった。文章に無駄がなく読みやすい。それでいて奥が深い。父親の子を思う心情に引き込まれた。読み応えがある小説。

    0
    2025年09月16日

    Posted by ブクログ

    同級生の殺害容疑で逮捕された少年と、その父親の話。
    少年犯罪、親子の関係、被害者の心情、いろいろと考えさせられた。
    小説としての終わりはあるけど、生涯続いていく話。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    離婚し、息子は元妻が引き取り、仕事に邁進する男。
    息子とは時々連絡を取り合い、時々逢う。
    中学生になって頻度は減ったものの…気にしてなかった。

    が、息子はある日突然、警察に捕まった。
    一体なぜ⁈
    弁護士とともに奔走し、息子とようやく向き合った。

    事件は一体⁈

    面白かった。彼は犯人ではないのでは、という思いで読み抜いた!てか、気になりすぎて睡眠時間削った笑
    久々に薬丸さんにハマったので、積読減らします!

    0
    2026年09月13日

Aではない君と の詳細情報

  • ドラマ化

    「テレビ東京開局55周年特別企画ドラマスペシャル「Aではない君と」」

    2018年9月21日 テレ東系
    出演:佐藤浩市、天海祐希、杉田雷麟

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