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探偵事務所で働いている佐伯修一は、老夫婦から「息子を殺し、少年院を出て社会復帰した男を追跡調査してほしい」という依頼を受ける。依頼に後ろ向きだった佐伯だが、所長の木暮の命令で調査を開始する。実は佐伯も姉を殺された犯罪被害者遺族だった。その後、「犯罪加害者の追跡調査」を幾つも手がけることに。加害者と被害者遺族に対面する中で、佐伯は姉を殺した犯人を追うことを決意し……。衝撃と感動の社会派ミステリ。
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「悪党 ~加害者追跡調査~」
2020年10月9日公開 出演:東出昌大、松重豊
2019年5月~ WOWOWプライム 出演:東出昌大、松重豊、新川優愛
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Posted by ブクログ
読むのがつらかった。オーディブルなので、耳から、感情を揺さぶる感じ。ひどい、聞きたくない、少し飛ばそうかなと思ったりもしたけれど、聞きました。被害者の家族もいろいろ出てきて、時々、人物の人間関係が?に、なったけれど。 薬丸岳さんのファンで、続けて読んでいる。いつもテーマが重いので、疲れるけれど、奥...続きを読むの方には、人間の温かい想いがあるから、次々と読んでしまいます。 復讐に燃えている探偵の目線から、描かれている。彼の周りの人々の様々な思いも、優しいモノだった。 大切な人がいない、誰にも大切に思われないと、心はすさんでいくかもそれないね。人との関わりは、小さなこと、一つ一つが、大切だなと思った。
最初から最後まで読みやすく、1話完結ドラマを見てるようでした。 許すとは何か、、きっと当事者になっても分からないし被害者、加害者家族はいつまでも過去に縛られるんやろなと思います。
薬丸岳さん著「悪党」 今回の作品は軸が一本しっかりと通った連作短編集になるのだが、その軸の核がかなり著者作品特有の独自性を伴っている上、著者の筆圧の力も相まって読後の感想としては一本の長編小説に近い印象を受ける。 今回の作品、被害者遺族の視点から描かれていく物語。姉がレイプ事件の被害にあい殺されて...続きを読むしまった被害者遺族の未来が描かれている。 贖罪の気持ちを持たない加害者達に対しての怒り、加害者達の出所後の人生の放漫さや噛み砕き方に対しての赦し難い気持ち。 それらを各短編ごと、上手い具合に他の犯罪等をもを引用とし、比較対象させながらの物語展開は圧巻だった。 凄いなと感じさせられた台詞があった。 姉を殺された犯罪被害者である主人公が里帰りし父親に言われる台詞 『いつでも笑っていいんだぞ。いや、笑えるようにならないといけないんだぞ。 おれたちは絶対に不幸になっちゃいけないんだ』 鳥肌が立った。 これは色んな意味が含まれている名言。 父親が息子の復讐への抑止のために言った台詞なのかもしれないし、自分の為に言った台詞なのかもしれない。事件以来立ち止まってしまった時の流れに対しての言葉かもしれない。 父親はもしかしたら息子の復讐の果てを見抜いていたのかもしれない。もし復讐として罪を犯したとしてもなおの言葉だったのかもしれない。 『おれたちは絶対に不幸になっちゃいけないんだ』 亡くなってしまった娘の為にも… 残された今ある自分達の人生の為にも… 倫理観や道徳観を越えた深い言葉だった。同じ家族、同じ被害者遺族でしか共感できないであろう名言であり、その間柄だからこその言葉、言葉にできる数少ないであろう言葉なのだろう。 素晴らしすぎた。
薬丸岳さんの作品は重くて難しいテーマが多い。その中でも『悪党』は特に辛かった。 15年前に姉を陵辱し殺害された元刑事・探偵の佐伯修一が、忘れることの出来ない犯罪と向き合い葛藤する物語。 “被害者家族は加害者を赦すことができるのか” 佐伯は被害者遺族からの『加害者追跡調査』の依頼を受け調査を重ねて...続きを読むいくうちに、自身の問題に立ち向かい、姉を殺害した犯人達への復讐に向かって動き出す。佐伯の苦悩がリアルに描かれていて、途中読むのが辛くなったが、エピローグではほのかに明るい未来が見えて心が救われた。 被害者家族は、どの様に前を向いて歩いて行けばいいのか。また加害者は生きる権利はあるのか。赦しや更正について重たい難問を投げ掛けられる作品だった。 遺族の抱える困難を克明に描いた問題提起する傑作です。
自分の身近な大好きな人がこんな形で殺されたら、そりゃそうなるよねと思う。最後の最後踏みとどまっているのが主人公の良さがすごく出ててやばい
これは期待以上に面白かった。被害者家族と加害者・加害者家族の心情が過不足なく描かれ、元警官の探偵が事件の被害者・加害者と交錯する連作ストーリもとても上手くハマっており、薬丸岳の良さが十二分に発揮されている。これは読んで損のない傑作。
オーディブルにて ひたすらにしんどかった。 メンタルえぐられる。 薬丸岳さんの作品はいつもしんどい。
随分前の作品だけどまだ読んでなかったので購入。 実際に起こっているであろう犯罪 とても読みやすい話の展開 文字から場面が想像できる 薬丸岳作品の気に入ってるところ。 そしていつも思うのが「罪の軽さ」 もどかしさを感じる
現実でレイプ事件に関しての理不尽な判決を耳にしてたのでなんだかとてもやりきれない気分になる。被害者遺族は何をもって赦すことができるのか、答えがでない永遠の問い。修一の最後の葛藤が辛すぎる。
悪党 著者:薬丸 岳 --- **あらすじ** 乱歩賞作家・薬丸岳が贈る、現代の「罪と罰」。 復讐はなされなければならないのか!? 犯罪者と犯罪被害者、そして残された家族は、事件の後、どう生きてきたのか? 江戸川乱歩賞デビューの注目の新鋭、渾身の社会派ミステリ! --- **感想** 中山七...続きを読む里さんのエッセイで薬丸岳さんの名前を何度か目にし、以前から気になっていた作家でした。中山七里さんの作品は数多く読んできましたが、薬丸岳さんの作品を手に取ったのは本作が初めてです。同じ社会派ミステリーのジャンルに分類される両者ですが、薬丸さんの方がより現実に根ざした重厚なテーマを扱っている印象を受けました。 本作は、犯罪そのものではなく、事件が終わった“その後”に焦点を当てています。加害者と被害者、その家族が抱える苦しみや葛藤が、静かに、しかし強烈に胸に迫ってきます。とりわけ、罪を償い終えた加害者と、それでも癒えることのない被害者側の心の傷。この二つの「正しさ」が交錯する場面では、読み手としても感情を揺さぶられ、簡単には割り切れない現実を突きつけられます。 恨みや怒りに縛られて生きることの苦しさと、それでもなお前を向いて生きていこうとする人々の姿。その両方が描かれているからこそ、物語には深みがあり、読後には重くも清冽な余韻が残りました。小説としての完成度も高く、読み応えのある作品ですが、テーマが重い分、読むタイミングには少し覚悟が必要かもしれません。 薬丸岳さんの作品にはまだ触れたばかりですが、今回の読書体験で非常に引き込まれたので、他の作品にも手を伸ばしてみたいと思います。
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