薬丸岳の作品一覧
「薬丸岳」の「怪物の祈り」「こうふくろう」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「薬丸岳」の「怪物の祈り」「こうふくろう」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
駒澤大学高等学校卒。日本脚本家連盟ライターズスクール66期卒業。2005年『天使のナイフ』で第51回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。(秋葉俊介名義)ほかの代表作は『刑事・夏目信人シリーズ』、『悪党』など。
Posted by ブクログ
実の娘を殺された牧師さんが、犯人に復讐するべく、死刑囚となった相手に教誡師として相対するお話。
復讐の目的は、死を恐れる心を持たせること、死にたくないと思わせる事。
という、なんとも重いお話。
死刑に仕事として携わらなければならない刑務官の心情とか、牧師さんの苦痛とか、それはそれはキツイ小説。
でも読むのを止められず一気に最後まで。
死刑について考えさせられた。
映画化ということで、非常に気になる作品になりそうなんだけど、俳優さんはどなたかな?と。
どれもなかなかにハードな役だよなー。
改題が割とよくて、「怪物」という言葉、小説内には出てこないんだけど、映画だとまた違った感じになるのか?と
Posted by ブクログ
薬丸岳『怪物の祈り』角川文庫。
2027年公開の映画原作。2023年4月に刊行された単行本『最後の祈り』を加筆修正、改題、文庫化。
死刑囚の贖罪、被害者遺族の遣り切れぬ思い、加害者家族の複雑な心の内、死刑執行に立ち会う刑務官の苦悩、死刑制度の是非といった非常に難しく、重いテーマを薬丸岳が素晴らしい筆致で描いて見せる。
現在、日本には105人もの死刑囚が収監されているが、死刑が執行されることは極稀である。本作の中でも死刑判決から執行までは原則6ヶ月であることが紹介されている。
死刑制度を容認しておきながら、検察や法務大臣が世論を気にして執行を先延ばしにして、死刑囚が病死か老衰で死亡するこ
Posted by ブクログ
緊迫感と苦しさが読み進めていく内に伝わってきました。死刑という制度について今まで考えてこなかったのですが、死刑囚の日常から執行までの心情が解像度高く描かれており、その背景を忘れてしまうほど感情移入してしまうと同時に被害者家族がどれほどに苦しい思いと憤りを抱いていて、死だけでは償いきれないほどの罪を犯しているという側面を思うと双方が納得し合える結果は生まれてこないのではないかと思ってしまいました。自分の罪をどれだけ悔い改めても、罪は消えない。罪を悔い改め、贖罪する。被害者家族はどうすれば加害者を許すことができるのか。そんなことも考えさせられるような気がしました。重くて苦しくなる内容ですが目を背け
Posted by ブクログ
薬丸岳さんの作品は『友罪』に続いて二作品目。
すごい本を読んでしまった というのがシンプルな感想。
扱われているテーマは非常に重く、目を背けたくなるような描写も少なくありません。それでもページをめくる手が止まらず、一気に読み終えてしまいました。
読んでいる間、何度も「もし自分が被害者家族だったら」と考えずにはいられませんでした。加害者や被害者という立場だけでは語れない、人間の弱さや苦しさが描かれていて、簡単に善悪を割り切れないことを痛感します。
そして最後まで読み終えた今、一番心に残っているのは「赦しとは何なのだろう」という問いです。赦すことは忘れることでも、なかったことにすることでもな