最後の祈り

最後の祈り

2,090円 (税込)

10pt

娘を殺した男がすぐ目の前にいる。贖罪や反省の思いなど微塵も窺えないふてぶてしい態度で。

東京に住む保阪宗佑は、娘を暴漢に殺された。妊娠中だった娘を含む四人を惨殺し、死刑判決に「サンキュー」と高笑いした犯人。牧師である宗佑は、受刑者の精神的救済をする教誨師として犯人と対面できないかと模索する。今までは人を救うために祈ってきたのに、犯人を地獄へ突き落としたい。煩悶する宗佑と、罪の意識のかけらもない犯人。死刑執行の日が迫るなか、二人の対話が始まる。動機なき殺人の闇に迫る、重厚な人間ドラマの書き手・薬丸岳の新たな到達点。

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最後の祈り のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    神の子、天使のナイフと、続けて読んで、とても面白かった、ファンになったけど、けど、とても重くて脳が疲れた。それで休憩思ってたけれど。ついつい、やはり、薬丸岳さんを読んでしまった。最後の祈り。やはり、すごい。読ませる、止まらない。面白いのだ、重いけど。残酷な描写もあったし。心の闇がっ。キツイ。ほんっと

    0
    2025年10月24日

    Posted by ブクログ

    やっぱりキツいし、重いわ〜
    薬丸岳さん

    教誨師か…
    中山七里さんの作品で、知ったけど、まぁ、凄い職業やわ!

    復讐か…
    それも死刑囚相手に…
    死ぬの確定やから、それ以外の手で…
    死ぬのを何とも思っないから、何とも思うように…

    自身に経験ないから、分からんと言えば分からんのやけど、死刑が決まって、

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    娘が殺される描写が苦しすぎて辛かったし、後半で知る娘の死に際で更に苦しくなった。
    むごい、むごい
    血も涙もない、勝手な殺人犯に腹が立つ。死刑なんて当たり前!死んでも許せない、絶対許せない。
    なのにページ数が少なくなるほど石井はもうすぐ死刑になるんだと思うと、言葉にならない気持ちになる。
    なんで、、、

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    こんなにも読み進めたいと思った小説は久しぶりだった。プロローグを読んだ瞬間、なんだこれは・・・と恐る恐る惹きこまれた。主人公である保坂は過去に大切な人を失い、その後、教誨師となった。そしてさらに結婚を控えた娘を残虐死で失う。犯人の死刑囚と教誨師として関わりあうことで生きる希望を与えることが復讐に繋が

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    特に何も考えず、薬丸さんの他の作品も読んで見ようと手にしたのだが、やはり重厚だった。
    牧師であり教誨師でもあった保坂が娘を暴力的に奪われる。しかも娘を奪った犯人には全く反省の色が見られない。
    訳有りの親子だった為に保坂の苦しみは増すばかりだ。
    赦しを選ぶのか、復讐を選ぶのか、だが復讐を選んだとしても

    0
    2025年08月27日

    Posted by ブクログ

    とんでもな設定だし、なんか先わかるし、北斗の拳かよってかんじだし、主人公もあんま共感できないけど、ラスト泣いてしまった。どっちかっていうと自分は死刑囚の方に自分を重ねてしまった。

    0
    2025年07月25日

    Posted by ブクログ

    薬丸岳氏の作品は被害者の身内と加害者が軸になるものが多いのだけど、この作品はその集大成にも個人的には思えた。
    教誨師として、自分の娘を無残に殺した死刑囚石原と対話するというなんとも残酷な話。
    人も3人も殺し、人生に投げやりでふてぶてしい態度だった石原が教誨師の宗佑と対話していくうちに少しづつ心が変化

    0
    2025年03月31日

    Posted by ブクログ

    妊娠中の娘を快楽殺人犯に殺された牧師が、復讐のために教誨師として死刑囚となった犯人と交流する話。
    非常に重い内容だった。
    いわゆる「無敵の人」と言われる凶悪犯罪者にも人の心はあるはず。という薬丸岳さんの祈りも含まれた作品だという。

    最初はこの犯人への嫌悪や憎しみが溢れ出してきた。だが、読み進めてこ

    0
    2025年03月22日

    Posted by ブクログ

    第一章は辛過ぎて読むのを止めたくなりましたが、必死に己の罪と向き合う宗佑と共に何とか読み進めることが出来ました。「殺されてしまったことは、伝えたかったことを伝えることが出来ない」 だからこそ殺人という罪は最も重いのだと思いました。牧師としての務めと被害者の父としての立場で揺れ動く宗佑の心情がとてもリ

    0
    2024年12月28日

    Posted by ブクログ

    「人間が人間を殺すというのはとても辛くて苦しいことだ」

    許すことで救われる。
    自身を凶行に走らせた心に巣食う瘴気を探り、向き合い、消化することで、囚われていた心が解放される。そしてそれができて初めて自分の罪と向き合うことができるのだろう。その過程に寄り添い、死刑囚を鬼畜から人間に戻すことが教誨師の

    0
    2024年11月29日

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