告解

告解

小説・文芸
836円 (税込)

4pt

罰を受けても罪は消えない。なら、どう生きていけばいい?

『天使のナイフ』『友罪』『Aではない君と』――
贖罪と向き合い続けた著者だから描けた入魂の傑作長編小説。


「自分は運が悪かっただけだ……」
女性を撥ねるも、逃げてしまった大学生

「やらなければいけないことがあるんだ」
愛する妻を奪われ、犯人の出所を待つ男

ひき逃げ事件の加害者と被害者遺族。両者の運命が交わる先にあるものは――?


深夜、飲酒運転中に何かを撥ねるも、逃げてしまった大学生の籬翔太。翌日、一人の老女の命を奪ってしまったことを知る。罪に怯え、現実を直視できない翔太に下ったのは、懲役四年を超える実刑だった。一方、被害者の夫・法輪二三久は、ある思いを胸に翔太の出所を待ち続けていた。贖罪の在り方を問う傑作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    告解
  • タイトルID
    :
    1190435
  • ページ数
    :
    448ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年08月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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告解 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    交通事故は誰でも起こす可能性が最も高い犯罪。その要因を作った彼女もまさかそんなことになるとは想像しなかったが、何がきっかけで犯罪が起こるかは誰にも分からない。

    殺人が認められた戦争が、犯罪と同じように語られる。悔い苦しみ、身の回りの死を、自分への罰だと、罰に巻き込んでしまっていると、さらに苦しむ。その反省は、共感を伴い、最大の赦しだと思う。

    罪を悔い改めようにも社会から否定される。反発してしまうけど、それを罪に対する罰だと受け止めるしかない。それを身と心を持って示してくれている。

    0
    2026年04月26日

    Posted by ブクログ

    自分は何を選択するのか。
    目の前の取り繕いを取るのか、贖罪を取るのか。
    罪を自責し続けるのか、全てを無きことにするのか。

    ことが大きくなればなるほど、人の顔が浮べば浮かぶほど間違える選択。

    そのやりきれない、報われることのない状況をすべて自分の弱さ(選択)であると嘆く。

    一つの作品として構成も素晴らしかった。なによりも、ここまで感情が揺れ動くほどのリアリティと取材力に感服した。

    "お父さんはひとつ気づいたことがあった。
    笑うことができなくなった。
    そうなんだ。逃げ続けているかぎり、人は心から笑えなくなるんだと思う。
    罪を犯した息子にこんなことを求めたら、被害者のご遺族に申し訳が立たないが、父親としては、いつかおまえが心から笑えることがあってほしいと願う。父より"

    0
    2026年02月12日

    Posted by ブクログ

    「飲酒ひき逃げ死亡事故 その後」
    加害者側だけではなく被害者側の視点でも展開していく
    読み進めるうちにこれは滅多にないことではなく、誰にでも起こり得ることだとじわじわと実感する
    まごうことなき傑作

    0
    2025年12月10日

    Posted by ブクログ

    薬丸岳作品の中で一番好きだと思いました。物語の展開が早く、どの登場人物にも共感でき、繊細な心のひだを丁寧に描かれていました。
    すごく重く悲しいテーマですが読後感はとても良いです。おすすめです。

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    本を読むのをやめられなかった。単に犯罪を犯した人が反省しハッピーエンドになるのではなく反省とは今後の過ごし方、人との接し方が考えさせられた。被害者の息子が最後まで加害者を許す表現はなくそこも良かった。

    0
    2025年03月30日

    Posted by ブクログ

    告解(こっかい)とは、キリスト教の幾つかの教派において、罪の赦しを得るのに必要な儀礼や、告白といった行為をいうそうだ。
    テーマは『贖罪』であることが多い。加害者と被害者、いつ自分や家族がそうなりうる可能性がある内容だから、なかなか重い。

    また小説の舞台となる地域が埼玉県であることが多いのが、薬丸岳の小説の特徴だ。大宮駅の改札、上尾警察署、川越刑務所、主人公は北本のアパートに住んでいて、元恋人は鴻巣にいる、宮原や桶川まで…それぞれの場所でのシーンなどは実際に取材も行っているのかなあ。どうしても親近感が湧き、読んでしまう。(プロフィールを見る限り、埼玉生まれでは無い)

    あらすじは…
    二十歳の大学生が、バイト仲間と居酒屋で飲んだ後に、恋人から『話がしたい』とメールが届き、免許を取ったばかりで雨の日の運転は初めてだったにもかかわらず、ハンドルを握ってしまう。ある交差点に差し掛かった時、何かを轢いてしまう…
     被害者は老婆。そしてこのひき逃げ死亡事件の加害者と、被害者の配偶者とその家族、双方の視点をスイッチしながら物語は進んでいく…

    車の運転中に睡魔に襲われたり、飛び出してきた自転車や歩行者に驚いたり、夜や雨の日に怖い思いをしたことって、免許を持ってる人なら誰でも思い当たる節はあると思う。もちろん事故は起こしたくない、人を轢きたくはない。ただ一瞬の判断、気の迷いが運命を変える場合がある。

    ハンドルを握る立場としては、襟を正して読まないといけない内容でした。

    0
    2025年02月27日

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    面白かったけど重いなぁ〜。薬丸岳さんの作品はほんとに面白いんだけどどの作品も重くてしんどくなる。続けては読めないなぁ。
    今回の作品は贖罪に対する在り方を問う作品ってことだけどでも交通死亡事故の加害者とその他の殺人事件の加害者とじゃ全然違うよなぁ。
    とりあえず毎日ハンドルを握る身としてはほんとひとごとじゃなく感じられた。
    毎日を大切に生きようと思える作品だった。

    0
    2024年10月28日

    Posted by ブクログ

    飲酒運転でひき逃げにより、
    1人の老人が亡くなってしまう。
    犯罪者は、刑務所を出所してから、
    どう生きるべきなのか。

    償いとは何か。
    正解のない答えに、犯人だけでなく、
    家族や友人、恋人にも苦悩は尽きない。

    どう生きるかを
    突きつけられる。

    日々、ニュースになる交通事故の裏には
    苦悩を続ける被害者と犯罪者がいるのだ。

    この後、
    ドラマ「悪党〜加害者追跡調査〜」を一気見!




    0
    2026年09月24日

    Posted by ブクログ

    ありきたりという言い方は悪いが、どこにでもあるような事件で、それなのに当たり前に被害者にも加害者にも家族がいて。

    薬丸岳先生の本は常に「許す」というのはどういうことなのかを追っている気がする。
    今回のことで、翔太がどのように罪を償うのかというのと、被害者側の気持ちがありありと描かれていた。

    自分のせいじゃないと思いたい気持ちやら、出所した後の友達の反応があまりにもリアルだった。
    そうは自分がなりたくないなと思った。

    0
    2026年05月16日

    Posted by ブクログ

    これは飲酒運転での引き逃げからの、主人公の気持ちの葛藤。主人公の、家族、友達、恋人、それぞれの気持ちも、描かれていて、引き込まれる作品。ひき逃げで被害者となった、おばあちゃんの家族の葛藤。ずっと、残虐な犯罪からみの、薬丸作品を読んできたので、ほんの少し、自分には物足りなかったような気もするけれど、ラストはなかなか、感動的です。不注意や、ちょっとしたことからの交通事故と、怖くて逃げてしまったこと。ひき逃げ事件のニュースを、テレビで見たりするけれど、加害者も被害者もそれぞれの家族もつらいね。気が重くなった。でも、読むのをやめられない、薬丸岳さん。

    0
    2025年11月01日

告解 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    告解
  • タイトルID
    :
    1190435
  • ページ数
    :
    448ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年08月10日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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