告解

告解

836円 (税込)

4pt

罰を受けても罪は消えない。なら、どう生きていけばいい?

『天使のナイフ』『友罪』『Aではない君と』――
贖罪と向き合い続けた著者だから描けた入魂の傑作長編小説。


「自分は運が悪かっただけだ……」
女性を撥ねるも、逃げてしまった大学生

「やらなければいけないことがあるんだ」
愛する妻を奪われ、犯人の出所を待つ男

ひき逃げ事件の加害者と被害者遺族。両者の運命が交わる先にあるものは――?


深夜、飲酒運転中に何かを撥ねるも、逃げてしまった大学生の籬翔太。翌日、一人の老女の命を奪ってしまったことを知る。罪に怯え、現実を直視できない翔太に下ったのは、懲役四年を超える実刑だった。一方、被害者の夫・法輪二三久は、ある思いを胸に翔太の出所を待ち続けていた。贖罪の在り方を問う傑作。

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告解 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    面白かったけど重いなぁ〜。薬丸岳さんの作品はほんとに面白いんだけどどの作品も重くてしんどくなる。続けては読めないなぁ。
    今回の作品は贖罪に対する在り方を問う作品ってことだけどでも交通死亡事故の加害者とその他の殺人事件の加害者とじゃ全然違うよなぁ。
    とりあえず毎日ハンドルを握る身としては

    0
    2024年10月28日

    Posted by ブクログ

    薬丸岳先生、個人的3作目。どの作品にも言えることですが、ただ面白いだけでなくメッセージ性が強く毎回考えさせられます。今回のテーマは贖罪。加害者が罪を償うのは当然としても、刑を終えたその人とどのように付き合っていくべきなのか色々考えさせれました。目の前に元受刑者の人がいたとして、自分はその人とどう向き

    0
    2024年08月29日

    Posted by ブクログ

    巻末、解説を書かれた著者がとっても深みを出す作品。(そこが私的にはハイライト)

    解説を書かれたのは、ザノンフィクションというTV番組にも出演されている方(親族である妹さんを亡くされ、その後、出所の方々を受け入れる場を作る方)

    最後から50Pはくどいような長いような、作調。
    最後の解説で深み(フィ

    0
    2024年07月25日

    Posted by ブクログ

    物語以上に、解説を読んで、耐え難い経験をした上で「人類皆キョウダイ」と言える人間が、この世の中に実在することに、人間の強さを感じた。

    強くて、弱い、人間。ネット怖。

    0
    2024年07月02日

    Posted by ブクログ

    罪を背負った加害者が、どう生きていくのか。また被害者家族の思いは…。罪との向き合い方について考えさせられる一冊。読みやすかった。

    0
    2024年03月23日

    Posted by ブクログ

    20歳の翔太は飲酒で死亡ひき逃げ事故を起こしてしまう。事件の起きる前から少年の側から物語が語られる。
    身勝手で責任感のない言動ながらも、人間ならどこかで同じ様な間違いを犯してしまうかもしれない…そんな恐れと共に物語は進む。
    被害者の老女の夫と翔太はどう関係を近づけていくのか?
    ずっと隠したい真実はど

    0
    2024年01月04日

    Posted by ブクログ

    飲酒運転で信号無視で轢き逃げの結果、老女の命を奪った籬翔太は約5年の刑期を終えて出所。翔太は、家族崩壊と自信を襲う亡霊によって心が休まる日が無く、遺族・法輪昌輝も母・君子を失った深い悲しみと同時に犯人である籬翔太をどうしても許す事が出来なかった。一方、君子の夫であり父でもある二三久は死ぬ前に何とか籬

    0
    2023年10月05日

    Posted by ブクログ

    自分や家族がいつでも加害者になり、また被害者になるということを改めて考えさせてくれる作品。薬丸作品はいつも一気読みになります笑

    0
    2023年08月31日

    Posted by ブクログ

    自分から悪い事をして刑務所に入るのではなく、ある日なんの前触れもなく人を殺してしまう、それが誰の身にも起こりうるのが交通死亡事故。
    自分だけではなく親、兄弟、子供も不幸にしてしまう、もちろん相手の家族も巻き込んで…
    もしも事故を起こしてしまった時、どういう行動をとれば良いのか、その答えが幾つも散りば

    0
    2023年07月11日

    Posted by ブクログ

    "自分を赦す"
    これは容易に出来ない事ですよね。
    読んでいて共感というか、実際に当事者となった時
    近い考え方になってしまうのでは?と思ってしまいます。

    主人公の翔太が自己嫌悪に陥るのも分からなくもないです
    人を撥ねての殺人を犯したのですから
    生きている間は亡霊も視ますし、十字架

    0
    2024年11月03日

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