薬丸岳のレビュー一覧

  • 怪物の祈り

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    ネタバレ

    実の娘を殺された牧師さんが、犯人に復讐するべく、死刑囚となった相手に教誡師として相対するお話。
    復讐の目的は、死を恐れる心を持たせること、死にたくないと思わせる事。

    という、なんとも重いお話。
    死刑に仕事として携わらなければならない刑務官の心情とか、牧師さんの苦痛とか、それはそれはキツイ小説。
    でも読むのを止められず一気に最後まで。
    死刑について考えさせられた。
    映画化ということで、非常に気になる作品になりそうなんだけど、俳優さんはどなたかな?と。
    どれもなかなかにハードな役だよなー。

    改題が割とよくて、「怪物」という言葉、小説内には出てこないんだけど、映画だとまた違った感じになるのか?と

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    2026年07月05日
  • 怪物の祈り

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    初読み作家さん。読みやすい。
    でもかなりheavyな話。当事者では無いので想像するのもなかなか難しかった。それでも宗佑や石原の感情の変化に疑問や苦痛も感じられて最後はそう終わるんだ,,,,と何となく理解できたような気がした。
    来年映画化されるそうで、是非観たい。原作と同じく喰らってしまうだろうけど。

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    2026年07月01日
  • 怪物の祈り

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    薬丸岳『怪物の祈り』角川文庫。

    2027年公開の映画原作。2023年4月に刊行された単行本『最後の祈り』を加筆修正、改題、文庫化。

    死刑囚の贖罪、被害者遺族の遣り切れぬ思い、加害者家族の複雑な心の内、死刑執行に立ち会う刑務官の苦悩、死刑制度の是非といった非常に難しく、重いテーマを薬丸岳が素晴らしい筆致で描いて見せる。

    現在、日本には105人もの死刑囚が収監されているが、死刑が執行されることは極稀である。本作の中でも死刑判決から執行までは原則6ヶ月であることが紹介されている。

    死刑制度を容認しておきながら、検察や法務大臣が世論を気にして執行を先延ばしにして、死刑囚が病死か老衰で死亡するこ

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    2026年06月30日
  • 怪物の祈り

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    緊迫感と苦しさが読み進めていく内に伝わってきました。死刑という制度について今まで考えてこなかったのですが、死刑囚の日常から執行までの心情が解像度高く描かれており、その背景を忘れてしまうほど感情移入してしまうと同時に被害者家族がどれほどに苦しい思いと憤りを抱いていて、死だけでは償いきれないほどの罪を犯しているという側面を思うと双方が納得し合える結果は生まれてこないのではないかと思ってしまいました。自分の罪をどれだけ悔い改めても、罪は消えない。罪を悔い改め、贖罪する。被害者家族はどうすれば加害者を許すことができるのか。そんなことも考えさせられるような気がしました。重くて苦しくなる内容ですが目を背け

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    2026年06月29日
  • 怪物の祈り

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    薬丸岳さんの作品は『友罪』に続いて二作品目。
    すごい本を読んでしまった というのがシンプルな感想。

    扱われているテーマは非常に重く、目を背けたくなるような描写も少なくありません。それでもページをめくる手が止まらず、一気に読み終えてしまいました。

    読んでいる間、何度も「もし自分が被害者家族だったら」と考えずにはいられませんでした。加害者や被害者という立場だけでは語れない、人間の弱さや苦しさが描かれていて、簡単に善悪を割り切れないことを痛感します。

    そして最後まで読み終えた今、一番心に残っているのは「赦しとは何なのだろう」という問いです。赦すことは忘れることでも、なかったことにすることでもな

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    2026年06月28日
  • 怪物の祈り

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    すごい作品に出会いました。ページを巡る手が止まらないのはもちろん、「死刑制度」について、考えざるを得ませんでした。私が被害者遺族になったら、また、加害者家族になったら、とさまざまな角度から、本当に考えさせられる作品でした。
    途中、本当に苦しくなることもありましたが、この作品は、いろいろな思いを考える余白を残してくれたと思います。ぜひ、皆さんに読んでいただきたいと思える作品でした。

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    2026年06月26日
  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

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    薬丸岳さんの本では珍しく、終始穏やかな感情でいられた。(勿論、感情を逆撫でしてくる「極悪人」的な存在はいるけど)
    フィクションだし現実にこんな形の犯罪があるとは思えない(あるのかは分からない)けど、人を想うがゆえの行動が人を苦しめたり傷つける要因になってることはままあると思う。間違いなく奴が悪いんだけど、どうすることができたのか。何がベストだったのか。
    自殺も、強く言えば、自分を殺し周りを被害者にする犯罪で、苦しみに耐えきれず誰かを殺す他殺と近いと思う。殺人を手段としない早急かつ効果的な解決策はなんだろう。
    贖罪も、自分が苦しむことが全てなはずはない。

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    2026年06月22日
  • 闇の底

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    女児に性的暴行を働く事件が起こるたびに、同じような犯罪を犯した過去のある者を処刑していく自称サンソン
    序盤でサンソンの正体がわかったかと思いきやそれすらミスリード、ラストは伏線回収とどんでん返し!
    妹を殺された過去を持ちながら捜査にあたる長瀬の葛藤があまりにもつらい
    ラスト長瀬の苦渋の決断は…
    本当に性犯罪はなくなってほしいと祈らずにはいられない

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    2026年06月22日
  • 刑事のまなざし

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    久しぶりにオーソドックスな刑事モノでありながら、心に刺さる作品に出会いました。天使のナイフはかなり前に読んでいて、確かに少年法関連と予想していましたが、本作は期待を超える作品でした。思わず夏目刑事の続編を購入しました!星5つ。

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    2026年06月18日
  • こうふくろう

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    ドキュメンタリーを読んでいるような気持ちになりました
    なんて重くて、なんて悲しくて、なんて辛い物語でしょうか
    でも決して目を逸らしてはいけないテーマだとも思いました

    コロナ禍の時代が舞台です
    居場所を失った者たちが「本物の家族」を求めて集い、血が繋がっていなくても「本物の家族」になれることを信じて幸せになることを目指した、そんな集団の物語でした
    登場人物の視点がいくつも切り替わり、時系列も過去から未来へバラバラに進みます
    それらが中盤から一気に合致していきます
    残酷な結末へ向かうであろう登場人物たちが、各々の幸せを求めて必死にもがく姿は胸が締め付けられました
    終盤のあのシーンでは涙がボロボロ

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    2026年06月17日
  • 告解

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    ネタバレ

    語彙力がないからうまくかけないんだけど20代のひき逃げってリアルだし、2人で最後にお話しした時に憎しみだとか叱責とかそういうんじゃなかったのが、すごく良かった

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    2026年06月16日
  • 神の子(下)

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    町田の優しさにほっこりする。とても不器用な少年なのだなと。そこに惹かれる人が多いのも分かる気がする。
    謎と伏線が全部解消されると、やっぱり(フィクションぽい)突飛な設定だなと思うところはあるけど、悪側に立つ人も、行動には背景が、その人の歴史があるのだということを伝えてくれる。

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    2026年06月14日
  • 神の子(上)

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    「あ、ここで二人が繋がるんだ(二人を繋げるんだ)」とスッキリした。伏線がはられ、解消されるのが分かりやすく、一気に読めた。

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    2026年06月14日
  • Aではない君と

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    仕事もプライベートも順風満帆だった男が突如暗転。14歳の息子が同級生を殺害し逮捕された。

    子どもを持つ親としてとても考えさせられた。
    もし自分がこの立場になったらきちんと向き合うことができるだろうか、、

    終始重く辛い展開だったが、それぞれの立場での苦悩について緻密に描かれており、心を揺さぶられた作品だった。

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    2026年06月04日
  • 悪党

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    薬丸岳の作品はたくさん読んできましたが、かなり面白い方だった!いつものような犯罪者や被害者たちのその後を考えさせられる作品。
    ショートのように依頼者ごとに完結するけれど、全体として繋がっていて、主人公の1つのテーマを追いかける構成もすごくよかった。
    ひとつひとつは胸糞悪い話なので、自分や家族だったらと想像してしまうと手が止まっちゃうのであくまで俯瞰的に読んだけれど、1つのテーマがあるからこそ、読後感もよかった!
    かなり読みやすいので、初心者にもおすすめの作品!

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    2026年06月03日
  • こうふくろう

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    今となっては早くも「過去」になりつつあるが、コロナのあのい真っ只中では本当にいつ闇が開けるのか、半年後、1年後に一体何がどうなってるのか全く予想できない日々だった。それこそ歴史上の飢饉や富士山噴火や巨大地震の大災害の真っ只中もきっとそんな感じだったんだろう。
    そんな先行きの見えない時だからこそ、人とのつながりが希薄になる時期だからこそ、素晴らしいエピソードもクソみたいな輩も暗躍したんだろうなと改めて思う。
    血が繋がってはいるものの何の安らぎも信頼も覚えない身内よりも、恋慕や義理や温情でつながった他人の方が家族と思える気持ちも理解できる。
    改めて家族の在り方を考えさせられた。

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    2026年06月03日
  • 罪の境界

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    満点です。いつも辛口の採点が多いですが、久々満足のいくものが読めました。最後まで中だるみすることなく一気読みです。なにより終わり方がよかった。

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    2026年05月31日
  • その鏡は嘘をつく

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    夏目がその後も事件の登場人物一人一人に真摯にまっすぐ向き合っている姿を知れて安心した。
    真相として語られるものが二転三転としていくので、いつもより真実が分かりづらくミステリーとしても面白かった。
    事実はより悲しく辛く、どちらにも同情してしまうけどどちらも許せないものであり、もどかしくなった。

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    2026年05月30日
  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

    匿名

    購入済み

    とても複雑なストーリーで、1人の悪人のせいでたくさんの人達が不幸になり、やるせない気持ちになりました。

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    2026年05月27日
  • 罪の境界

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    犯人の事情も被害者の想いも良い所も悪い所も描ききって最後の落とし所も納得感がある作品でした。すごかった。

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    2026年05月27日