薬丸岳のレビュー一覧

  • 怪物の祈り

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    「教誨師」という職業を知れたことは大きかった。
    並大抵の精神では、絶対に慣れない職種。刑務官もそう。
    特に保阪はどれだけの思いで、石原と向かい合わせになったのか。自分じゃとても無理。

    リアルに描かれすぎて、ついどの人物にも感情移入してしまう。
    由亜ごめん…このセリフにすべてを持ってかれた。

    これはもう今年読んだ中でかなり自分に刺さった本だった。生きるための復讐。新しすぎる。でも、何のために生きるのか、それは「伝え続けること」なのかな。

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    2026年09月06日
  • 怪物の祈り

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    迫力が凄かった

    すごくすごく苦しい物語で、人間の暗い真っ黒な部分をどこまでも追求して描かれていて読むエネルギーがすごく必要な本だった。

    同じ人間という生き物がやったと
    想像もできないような凄惨な事件はフィクションに限らずリアルでも起こり得るものだと思うけど

    そんな事件を起こす”怪物”はどうやって生まれるのか

    被害者や遺族はどうやってその”怪物”を赦すのか

    人間から生まれた闇の連鎖はどうやって断ち切るのか

    とても重たく難しいテーマを圧倒的な表現で描いた作品に出会うことができた

    きっと自分の読書人生の中でターニングポイントになる出会いだった。

    薬丸さんはかなり前に「神の子」を読んだ

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    2026年09月05日
  • 蒼色の大地

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    明治時代、山の一族と海の一族の対立に巻き込まれた兄(新太郎)妹(鈴)と、幼なじみの灯の話。
    どうして人は争うのだろう。
    血筋や組織に縛られた3人が一触即発の空気が漂うなかでお互いを想い合う姿は、まるで少年漫画のような正義に溢れていた。読んでいて青年たちの幸せを祈らずにはいられない物語だった。

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    2026年09月02日
  • ラストナイト

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    片桐の人生をかけた復讐劇が、完結するまで、読者は、さまざまな伏線から過去の事件を推理して次の行動を予測する楽しめる作品でした。

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    2026年08月31日
  • その鏡は嘘をつく

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    10年以上前に読んでいた本を再読する。
    夏目信人シリーズの2冊目の長編。いくつか並行している事件が1つにつながっていくストーリー展開が面白かった。
     以前読んでいた時の記憶が薄かったので、一気によみました。「刑事のまなざし」に見せた優しさが全編に出ていました。
     刑事の人情味がある小説では東野圭吾さんの加賀恭一郎シリーズも好きだが、夏目信人シリーズも良いシリーズかなと思います。

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    2026年08月29日
  • Aではない君と

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    ↓以下ネタバレです







    どんな理由があったにせよ、相手を殺すことは決して許されることではない。その事を理解している上でも、
    優斗が殺されてしまった原因を作ったのは、優斗による翼への激しいイジメである。そのため、私の中ではどっちに同情するとしたら、加害者「翼」の方だった。
    少年院を出た当日から更生できるわけではない場合もある。心の問題は、常にグラデーションで変化していく。
    さらに私は、被害者優斗の父・「藤井」に常に嫌悪感を持ち読んでいた。
    イジメの主犯格である優斗の指図で、翼はハムスターの餌の万引きを余儀なくされた。この事件において、優斗の父・藤井が、弁護士の知識を利用し翼をかばったこ

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    2026年08月29日
  • 怪物の祈り

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    ものすごい読み応え。
    教誨師を題材にした小説はこれまでにいくつか読んだことがあるが、これは一番心にぐさーっと来た。こんな形の教誨があるなんて。保坂の気持ちの揺らぎがすごくよく伝わってきて、こちらまで体調が悪くなる。
    石原は本当の意味で教誨を受けることができた。心の底から極悪人っていないのかも。
    これほどの役目がボランティアなんて。教誨師、心身ともに負担が大きすぎるでしょう。

    これが映画化されるのか。
    綾野剛さんがいいんじゃないかなー。
    誰が演じるのかなー。

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    2026年08月23日
  • 怪物の祈り

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    少年犯罪小説のイメージがある薬丸さん。
    今回は更に踏み込んで、教誨師である主人公と娘を殺した犯人(死刑囚)との直接対面という小説の中でしかあり得ない設定だけど、死刑の在り方や犯罪者に対しての考え方を考えさせらた。

    自分の大事な人の命を奪われた時、犯人を赦すことができるのか。

    ―――――――――――――――――――――――――――――
    社会的に大きな犯罪を犯しても、事件報道や裁判で刑が確定後は犯人が現在どう過ごしているのか、それを指導する刑務官、教誨師が日々どんなことをしているのか知る余地がない。

    刑務所と拘置所の違いについても考えたことがなかった。犯罪を犯さない限り、直接関わりを持つこと

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    2026年08月20日
  • 怪物の祈り

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    ネタバレ

    保阪宗祐は刑務所の教誨師をしている牧師である。
    罪を犯した人に反省をさせ、社会に復帰できるよう心のケアをしている。
    そして罪人は神の前で赦しをうける。
    そんな仕事(ボランティア)に宗祐はやりがいを感じていた。
    しかしそんな矢先、実の娘が暴漢に殺害された。
    殺害の手口はかなり悪質であり耳をふさぎたくなるほどの
    恐ろしいものだった…。
    犯人 石原亮平
    石原は娘を含め4人殺害しているにもかかわらず
    まったく反省せず、死刑の判決にさえ始終 薄笑いを浮かべ、殺人に対して
    あんな楽しい思いしたんだから思い残すことなくいつでも死刑になってやるよ、と
    早く死刑になりたいと願っていて、生きることに希望すらもっ

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    2026年08月23日
  • 怪物の祈り

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    久々に良いもの読んだなと言う感覚。

    私、こういう職業のことも知らなかったので。

    映画化されるということで、、映像でも見たいなと思いました。

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    2026年08月09日
  • 怪物の祈り

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    とても心を揺さぶられた。

    こんなに順調に人の心って動いていくものなのか…?とは思いつつ、すごくよかった。

    生死について、赦すこと、赦されることについて、深く考えさせられる作品だった。

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    2026年08月07日
  • 友罪

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    もしも自分が中学生のころの益田なら、どのような対応をしていたのだろうか。
    もしも自分がカワケン製作所での益田なら、どんな対応をしていただろうか。
    非常に考えさせられる内容であり、想像力を掻き立てられる展開であった。
    美代子の元カレであり、クズ人間である達也のその後も気になるところ。

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    2026年08月05日
  • 刑事弁護人(下)

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    「誰かがやらなければいけないから自分がする」というお父さんの言葉が、シンプルだけどとても説得力がありました。
    検察官も弁護士も、どちらも恨まれやすい、命懸けのお仕事なんですね。

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    2026年08月04日
  • 怪物の祈り

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    ネタバレ

    もし自分の家族、大切な人を殺した犯人を許せるか。富山にいた頃の営業部長が、殺しに行くに決まってると私に言い切ったのを今でも覚えている。確かに、自分が結婚していたら迷わずそう言うかもしれない。ただ、憎しみの連鎖を断ち切ること、そしてそんな殺人鬼達も同じ地の通った人間であることを、重厚なストーリーに沿って読んでいくにつれて、工藤や石原に同情している自分もいた。死んでしまったら、伝えられないし、伝わらない。当たり前のことだが、それが出来るのは生きている間だけ。それだけでも生きている価値がある。映画も必ず観てみたい。

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    2026年08月02日
  • 刑事のまなざし

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    刑事▪️夏目さんシリーズ第1弾!

    通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目さんが刑事の道を歩む…

    色々な闇を抱えた人たちを夏目さんが温かく見つめて事件を解いていく

    すごく温かく涙せずにはいられない

    そんな話が7つの物語

    このシリーズ大好きになりました(* 'ᵕ' )☆

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    2026年07月26日
  • 怪物の祈り

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    重い。
    とにかく重い。
    赦すとは赦されるとは、どういうことなのか?読み終わったいまずっと考えている。
    読んで良かった。

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    2026年07月26日
  • 怪物の祈り

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    ネタバレ

    小説としてはとても満足度の高い読み応えのある一冊。
    いろいろ考えたし、とてもとても良かった。

    ただ、これが一般人と宗教家の違いか…と納得できないというか理解できないというか。(小説どうこうじゃなくて、きっと現実でもそうなんだろうと思う)
    私ならなにがどうなっても、自分の大切な家族を殺されたら許せない。
    せっかくあそこまで自分を信頼させ、死の恐怖を感じさせることができたのなら、やり遂げてほしかった。

    死刑制度については深く考えたこともないから賛否どちらとも言えないけれど、執行する刑務官の気持ちを考えるととてつもない心理的負担だろうなといつも思う。
    自分の大切な人を殺されたらなら憎悪の気持ちを

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    2026年07月23日
  • 怪物の祈り

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    大切な人を殺した相手を許すことができるのか、という問いに真正面から向き合った作品だと思った。
    第1章の途中までは、言い方は悪いがよくあるタイプの小説だと思いながら読んでいた。
    しかし、途中からぐっとキャラクターの思いに引き摺られて、気がつけばあっという間に読み終わってしまった。
    罪もない人を殺した石原は、たとえどんなに辛い過去があったとしても死刑にせざるを得ないだろう。しかし、せめて刑が執行されるときに少しでも希望を与えてあげてほしい、と願いながら読んだ。
    娘の命を奪った石原を絶望させるためだけに教誨をしていた保阪が最後に選んだ言葉は、考えうる限り最良だったと思う。
    石原のような人が生まれない

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    2026年07月21日
  • 怪物の祈り

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    帯の映画化決定により、久しぶりに薬丸岳さんの本を手に取りました。
    正直、衝撃的な作品であり、最後は涙が溢れてしまいました。
    娘を殺された宣教師が、娘を殺した被告人と対峙して教誨を行い、最後には…
    映画は、どんなものになるか今から楽しみにしています。
    由亜が、最後に口にした言葉では、体が震えるほど衝撃でした。
    ちょっとだけ残念なのは真里への描写が描かめなかった点。
    ぜひ映像では表現して頂けたらと思いました。

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    2026年07月18日
  • 怪物の祈り

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    娘を無残に殺されてしまった保坂宗佑
    犯人の石原は裁判でも反省の色を見せるどころか、逆に煽るような態度にある、自らの死をも恐れない態度に宗佑はある復習を計画する

    被害者の父であり教誨師の保坂、加害者で死刑囚の石原、刑務官の手嶋と、それぞれの想いが伝わってくる

    2027年度に映画が公開されるが、まだキャストは発表されていない。見たいような、見るのが辛いような

    日々受刑者たちと向かい合い、刑の執行にも立ち会わざるを得ない刑務官の心労はいかばかりか。。
    職務上の守秘義務などからか、小説などでも取り上げることが少ないが、本書を読んで、なんと過酷な仕事なのだろうと痛感させられた

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    2026年07月16日