「13階段」や「グリーンマイル」などで、死刑囚の映画は視たが、この本ほど、詳細に描かれているのは初めて。
絞首刑というものが、それを執行する刑務官、教誨師など、どれだけの精神的なストレスを与えるのか、ひしひしと伝わってくる。
処刑の方法は、もっと見直されなければ、成り手がいなくなってしまうのでは?
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死刑反対を唱える団体もあるが、
実際、自分の大切な人が殺められたら、どうだろう。
その犯人が、塀の中とはいえ、規則正しい生活の中、食事と睡眠を保証されている。
それも、すべて、国民の税金で賄っている。
どんな理由があるとしても、命を殺めた人が、殺められた人の遺族にとっては決して許されるはずがない!
ストーリーとしても、さすが!
石原の心を開き、殺人鬼から人間に戻った姿を見届ける姿に胸が熱くなった。
虐待や親の身勝手で、子供たちがひどい幼少期を過ごさないためにも、もっと支援する工夫が大事。
未来の犯罪者を作らないためにも。
出生率を上げるだけが、子育て支援ではない。