薬丸岳のレビュー一覧

  • 蒼色の大地

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    こちら「螺旋プロジェクト」の内の1冊。
    圧倒的な世界観!!読み始めてすぐ物語に引き込まれました。
    まるで壮大な映画を観ているような感覚。

    かつて幼馴染みだった新太郎・鈴兄妹と灯。
    耳の大きい山族の兄妹と目の蒼い海族の灯。
    三人が国や「種族の争い」に翻弄され、意外な形で再会を果たす…。
    “運命の悪戯”としか思えないくらい悲しくて苦しい展開。
    どうして人は争うのか。どうしたら争いはなくなるのか…。

    『仲良くすればいいのに』

    鈴がこぼした一言がとても重い。
    種族も国境も越えて手を取り合って生きていけたらーー。
    三人の未来に救いがありますようにと、いつの間にか祈るように読んでいました。
    歴史をたどっているような気分になったし、今尚争いを繰り返す人間社会への警鐘のようにも思えました。
    “#螺旋プロジェクト”としてじゃなくとも、単体で十分に楽しめる作品。
    手に汗握る展開で、ページをめくる手が止まらないくらい面白かった!

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    2023年04月18日
  • 蒼色の大地

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    ネタバレ

    螺旋プロジェクト8冊目。最後!

    全体的に時代がどうというのはあんまり気にならなかったな。その時代について知ってるか知らないかで読みやすい読みにくいというのはあったけど。
    というわけで今回は明治。
    山と海の対立が局地的に異常に激しいことになってた。それぞれのトップ二人がぶっちぎりでやばいだけで、他の人達はそこまででもなかったような… 青鬼が怖いと言うよりは海賊が怖い感じだったし。海龍さんはなんか深い考えがあるのかと思ってたら特にそんなことはなかったぜ!
    灯と新太郎はなんかずっと嫌な感じはあるとか言いながら割と普通に会話できてたし。
    そして山と海の両方の性質を持つ平蔵が単にバーサーカーになっててよくわからなかった。長老的ポジションいなかったな。どっちかというと坂本とか宗源がそれっぽいポジションだったような。
    ということで、山と海の戦いというよりはただただ憎しみ合う人間という、むしろ山族海族ほっぽって、人間って愚かだねというのがずっと起きてた。すれ違いっぱなし。実際灯と鈴と新太郎もずっとすれ違い続け、最後にようやく出会えたのに話はもうクライマックス。
    それにしても灯と鈴が癒やしだった。幸せになってほしかったよ…
    鈴ー!

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    2023年03月09日
  • 誓約

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    おそらく再読。
    読み始めると止まらないのが薬丸岳さん。
    誰?誰が?と思いながら次々とページを巡り…本書も堪能!
    「罪と償い」の名手ですね。
    また「赦し」も薬丸岳さんのキーワードなのも納得。
    「人が人を大切に思う気持ち」
    「大切な人を精一杯大切にしたいと願う気持ち」
    読んでいるとその想いがひしひしと伝わって来ます。
    自分は薬丸岳さんの伝えたい事をちゃんと受け取れているかな…
    今迄読んだ本ももう一度全部読み直してみたくなりました。

    最後のメッセージ…読者に委ねられましたね!
    読んだ人の数だけラストがある!
    なんかそれもちょっと粋なはからいな気がします。

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    2023年03月01日
  • 蒼色の大地

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    今まで争いしかなかった海族と山族の話にやっと変化が!
    これがこの話の先まで続いていくんだろうか…。
    続きが楽しみです。

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    2023年02月28日
  • アノニマス・コール

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    急にミステリーが読みたくなって本棚を漁り好きで以前よく読んでいた薬丸岳さんの本を手にして「これだ!」と、夢中で読んだ!
    ページ数はあったけどあっという間に読破。
    やっぱり薬丸岳さん、間違いない。
    再読だけど途中経過も結末もあやふやだったので充分堪能出来た。

    正義のなんたるや!
    人それぞれの正義があり、でもその正義を守るだけでは報われないものもある。
    そしてその正義が正しいとは限らない。
    そもそも正義とはなんぞや!

    何度読んでも薬丸岳さんの本は考えさせられる。
    そしていつもの事ながら正解は出ない!
    日常の忙しさについ流されてしまうけど、こうして本を通じて時折考える事を辞めてはいけないのかもしれません。

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    2023年02月22日
  • 蒼色の大地

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    ネタバレ

    螺旋プロジェクトの第4弾。

    明治時代の話。

    鯨という名前が出てきたり、海老沼という地名が出てきたり。名前以上の意味はなかったように思いますが、螺旋プロジェクトのつながりを感じることが出来て、感動しました。また、源三さんが「もののふの国」のあの人やってビックリ。そういえば、そうだったな、と思いました。

    物語は山族が山神と新太郎、鈴。海族が灯、蒼狼と海龍。この登場人物たちの関係が入り乱れていて、今まで読んだ螺旋プロジェクトの感じとはちょっと違う感じでした。

    新太郎も灯も、組織(というか一族)の裏切り者になって、海と山の対立っていう運命に逆らい抵抗していたのが印象的でした。この物語の海と山の対立のそもそもの原因は個人的怨嗟やったような感じだったので、組織に見切りをつけたのか、とも感じました。

    海と山はぶつかる、っていう宿命だったけど、新太郎と灯は争いを乗り越えた穏やかさを得たような。鈴には生きていて欲しかった。鈴の死以外は明るいエンディングで良かったなと思いました。

    この物語での「超越した存在」は、沙羅という幼い女の子なんですが、沙羅は荒れた海を穏やかにしたり、夢に現れて助言したり。全部解っていた感じ。ウェレカセリっぽかった(笑)。

    「手をつないでみたらいい」って、カンタンだけど解っていないと言えないよなって思いました。

    メチャメチャ面白かった。

    引き続き、螺旋プロジェクトを楽しみます。

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    2023年02月19日
  • 刑事弁護人

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    長い話しだったけれど読み入ってしまいました。
    最後は感動しました。
    映像化しても面白いなって
    その場合、凛子は西は誰がいいかな?
    西弁護士は小手伸也さんかな

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    2023年02月19日
  • 刑事弁護人

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    圧巻。
    長年抱いて来た弁護士という職業に対する疑問に対し明確な回答を得た思いだ。

    女性警察官が起こしたホスト殺害事件。
    弁護をする事になったのは弁護士の父を逆恨みにより殺された過去を持つ持月凛子。

    被疑者の二転三転する供述に翻弄されながらも真実を追い求めていく凛子と共に事件の真相を追い続けた。

    その時々で自分なら何を考えどう行動するか考えさせられる。

    もし自分が被疑者の立場なら「罪を憎んで人を憎まず」とは到底思えない。
    ましてその母親を慮る余裕などない。

    憎しみの連鎖に息が詰まるが弁護士としての矜持を貫く者達に感服する。

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    2023年02月18日
  • 蒼色の大地

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    螺旋プロジェクト3冊目
    明治時代の海族と山族の争いは、時代背景もあって正に戦いだった。
    当時の社会状況もしっかり描かれていて、単体としてのエンタメ性もしっかりあった。
    本能から拒絶する異なる種族の愛と友情が、これまでの3冊の中で一番色濃い作品だった
    残りの作品も楽しみ

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    2023年02月09日
  • 闇の底

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    うわ~!この小説、おもしろかった~!

    子供への性犯罪事件が起こるたびに性犯罪者を殺す…
    殺人で子供への性犯罪を阻止しようとする処刑人・サンソン
    子供の頃に妹を失った過去を持つ埼玉県警の刑事・長瀬
    身内を残酷な事件で失ったものにとって犯人を殺すのは悪なのか?そしてサンソンとは…

    サンソンが…
    驚いた~!

    でもって…ラストも…

    薬丸岳さんって本当にすごい作家さんだわ~!
    まさに世の中の闇にザクッと切り込んで
    「さあさあ…」と迫ってくる
    目をつぶりたくなるような問題を「さあどう思う?」
    と先送りにできないように心に突き付けてくる

    すごいわあ~。
    目の前にグイグイ

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    2022年10月23日
  • 闇の底

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    江戸川乱歩賞の受賞作は好みのものが多いのですが、これも例に漏れず、好きでした。

    【あらすじ】
    少女を犠牲者とした痛ましい性犯罪事件が起きる度に、かつて同様の罪を犯した前歴者が首なし死体となって発見される。
    身勝手な欲望が産む犯行を殺人で抑止しようとする予告殺人。
    狂気の劇場型犯罪が日本中を巻き込んだ―。絶対に捕まらない―。運命が導いた、哀しすぎる「完全犯罪」。

    過去に妹を亡くした刑事が過去に同様の犯罪を犯した人間の警護を命じられるという苦悩をも謎解きと共に描いていて完全に作者に翻弄された感があります。
    面白かった!

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    2022年10月23日
  • ハードラック

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    久々の、寝る間を惜しんでの一気読み。
    すっごい面白かったー!

    社会派ミステリーだが、重いテーマで考えさせられるというよりは、単純にストーリーにのめり込んで楽しめる作品。

    でもやっぱりラストはさすが。単なるエンタメでは終わらない。
    「たいした悪だと思っていないこと」への報いも、これ以上「積み重ね」ないような救いもしっかりと描かれていた。

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    2022年09月12日
  • 神の子(上)

    購入済み

    話の展開がすごい!

    まだ10代の少年達がそれぞれ抱える悲しみや怒り諦め、など、子供達の力だけではどうしようもなかった少年時代が読んでいて切なかったです。
    これからどんな人生を歩んでゆくのか続きが気になります。

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    2022年09月03日
  • 刑事の怒り

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    夏目刑事シリーズ。
    娘さんが回復してきているのが支えになる一方で、娘さんの本当の思いを知ることはできないという苦悩もあり。

    社会問題に向き合い、優しく導く夏目刑事を見習いたい。
    馴染みのある錦糸町周辺が舞台になったのもうれしい。

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    2022年07月31日
  • アノニマス・コール

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    警察とはで、Google先生に聞いてみた。

    国民の生命・身体・財産の保護、犯罪の捜査、被疑者の逮捕、公安の維持など、社会秩序を保つため、国家の統治権に基づいて国民に命令・強制する、行政上の作用。また、その仕事を担当する組織。

    やってる事ちゃうやん!ほんまに( *`ω´)
    自分の組織維持の為に使ってるやん!
    部下がかわいいか何か知らんけど。
    更に、それを暴こうとしてる人に無実の罪着せて…
    そんなんするから、また誘拐とか起こるねん!どうせなら、警察組織維持の為に悪さした人に対してすれば良いのに…
    警察辞めさせられた人をターゲットにするんは…なぁ…

    で、主人公は警察は信用できん。信用するのが、3日前に知り合った若者と元興信所経営の悪党の2人だけ…とは…
    何とか、そのメンツで誘拐犯を!
    結構、楽しませて貰いました〜
    やはり、身内の為でも悪いもんは悪いねんな。そんな事してたら、そのうち自身に返ってくるからね〜
    まだまだ、薬丸さんのはあるので楽しみ〜(^_^)v
    でも、こういう悪党がカッコええねんな(^◇^;)

    映画「96時間」がキッカケで誘拐もんを作ったみたい。あれも面白かったしな。

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    2022年03月02日
  • ガーディアン

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    教師の業務は多岐にわたるな。一生懸命言葉や気を掛けても返ってこない事ばかり。でも子供は子供なりに一生懸命考えている。代償がまだあまりよくわかってないからこそ、残忍で狡猾で複雑なんだと思う。だからこそ簡単に手放すことはせず、きちんと向き合っていかなきゃならないし、教えていかなければならない。先生に限らずいろんな大人がやっていかなきゃなんだよね。一生の課題だ。それにしても八巻は改心したのか?あれだけのことをしてたのに、なんだかあっさりすぎる。

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    2021年12月17日
  • 刑事の怒り

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    夏目シリーズ第4弾!
    相変わらず、洞察力抜群で事件を解決していく短編集4編。
    娘さんも植物状態から復帰して、何かええ感じ。
    とは言え、事件の方は変わらず悲惨です(T . T)

    普通なら、当然、この人が犯人、もしくは、こういう犯行でしょ!と皆んなが思ってるのに疑問を感じる。疑問を感じると納得できるまで捜査する。独りになっても。
    鋭い洞察力もそうやけど、相手の行動を、相手になりきって行動を考えるんかな?
    今回の4事件もその洞察力を発揮する。
    でも、娘さんと同じような状況の人たちが殺されるのには、怒りが!

    このシリーズは、いつも一気読み!
    ええ感じにできてます。
    夏目さん!これからも、頑張ってや!

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    2021年12月08日
  • 刑事の怒り

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    夏目刑事シリーズ。

    最初に短編集があり、最後は本の題名にもなった刑事の怒りで終わります。

    印象に残ったのは、最後の刑事の怒りで、夏目刑事が今までしてきたことは間違いだったのでは?という疑問にぶつかります。

    それをどう乗り越えるかが見所だと思います。

    個人的には間違えてないと思います。

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    2021年11月21日
  • 刑事の約束

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    夏目シリーズ第3弾。短編5作品。
    夏目さん、ええわ。少し頼りない感じに見えるけど、実は凄いって感じが(凄い洞察力で事件の真相を暴く)
    更に単独行動多い一匹狼。
    こんな人が、組織におったら、困るんかもしれんけど、やっぱり組織の論理で動くのではなく、あくまでも、真実を追求する姿勢が好き。
    こういう人は、多分、出世はしない。本人も望んでないやろうけど。
    事件も真相を暴いても、人を傷つけるだけなら、報告しないとか、組織人としては、どうかと思うけど、人としてはええと思う。
    なので、捜査一課の人も、洞察力とかだけでなく、人としても一目置いてるんとちゃうかな?

    でも、人を信じる事を信条にしている夏目さんに、人を疑う仕事は、キツそう!
    でも、頑張れ!

    娘さんが、良い方向に向かっているのが、嬉しい!(^_^)v

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    2021年11月04日
  • 宮辻薬東宮

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    宮部みゆきさんのはゾクゾクしたー。
    辻村深月さんのは既読だったな。
    薬丸岳さんのはページを繰る手が止まらなかった。

    東山彰良さんのは始め入りにくかったけど、話が動き始めてからはグイグイ。

    宮内悠介さんのは、面白かったけど、バトンな感じやホラー感はあんまなかったかな。
    最後、宮部さんのそことつながるのかーと思った。

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    2021年08月17日