薬丸岳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
おもしろかった。
エンタメ超大作。
これは映像化したらおもしろいだろうなぁ。
ただし丁寧に登場人物も設定も変更不可で。
となると、映画の大作はだいたい3時間前後だから…無理だね。
2クール以上か、season4?5??それ以上???でドラマ?
てことは民放は(コケた時のダメージを考えると)なかなか厳しそう。
NHKか、制作委員会スタイルのテレ東か、WOWOWかNetflix?アマプラ??
ストーリーとしては、ムロイの生い立ちや人生をもっと深堀りしてほしかった。
人を助けるのはやっぱり人なんだね。
とはいえ、やっぱり頭はいい方が人生充実するね。
頭の良さも才能だから。
映像化 -
Posted by ブクログ
ネタバレ考えさせられる話だし、元刑事の弁護士という設定が面白い。
ただ、ストーリー上、伝えたいが故の作意と思われる点に違和感があり引っ掛かった。
犯行の一部始終を録画したレコーダーを公にするのに反対する理由として、被害者加納の母を気遣う点。地獄に落ちろと思う位の男の母にそこまで思いを馳せるかなと。
もう1点、加納の実家は地元の名家で、逮捕後は保身の為家から出させるような家庭で、母はしつけに厳しくヒステリック。息子から死ねと思われる様な母親。そんな母親が裁判に傍聴に来るかな、そして無罪になった被告人に刃物で切り掛かるかなと。
以上はあるが、刑事弁護士の次作があれば読みたい。 -
Posted by ブクログ
薬丸岳という人は
複雑な生い立ちとか
メンタルが不安定とか
ちょっと境遇に恵まれない若い人の描写が本当に秀逸。
特殊能力と言っていい頭脳を持つ町田、
本当はとても姉思いの雨宮、
大切な人を守りたかった磯貝、
大企業の御曹司の為井
反抗期の町工場の娘、楓。
恵まれた時間を過ごしてきた人も、少年院に入ったりたそうでない人も、必死に生きているのは動かし難い事実。
女子大生の晶子は自分がちょっとウザい。
美形で男子にチヤホヤされて、でも誰にでも親切でちょっと意識高い系を全てわかってやっている、的な?(自分も性格悪いなー。)
特殊詐欺のてっぺん(と思われる)である室井。
非道で冷徹で恐ろし -
Posted by ブクログ
「夏目信人」シリーズの長編。
読み始め いくつかの事件が同時進行しているように思えたが 段々と集約されていく。
医大に入ること医者になることだけを義務付けられている予備校生たちの様子が読んでいてとても息苦しい。
今回 夏目刑事の他に志藤という検事が登場する。彼が検事を志した背景には記者であった彼の父の死があった。
志藤の父は元警察官僚の政治家の不正を追っていた。彼の死は自殺ということで処理されたが志藤は納得していなかった。
夏目が刑事になった理由と志藤が検事になった理由。どことなく通じるものがある。
人間性はだいぶ異なるけれど…
終盤 志藤から「彼との勝負、ぼくは負けたんでしょうか」 -
Posted by ブクログ
ストーリーや完結のしかたは面白かった。
少年の時に殺人を犯した少年、それも世間を震わせる内容の事件。
その後の人生に、ジャーナリストの夢を持つ主人公と出会い、自殺以外に生きて償うという道を選ぶ元犯罪者の話。
感想
終始、主人公や 少年の母親代わりにサポートをしていた精神科医の人間性にイライラした。
善にも悪にもなれず中途半端さに、でも実際そんな人のほうが多い世の中だからこそ、こんな人物像をメインに書いたんだろうなと、共感を得るのが多いんだろうなと思い読んでました。
全てにおいて、覚悟が足らない、自分が可愛いが故に自分の欲を,優先して結果、他人を傷つける事になって
後悔して、懺悔して、と同 -
Posted by ブクログ
七話からなる短編集
夏目信人という刑事に一話ごとに迫っていくような連作にもなっている。
夏目は娘の事件をきっかけに 少年鑑別所で罪を犯した少年たちに精神的に寄り添って正しい道を示していくとう仕事である“法務技官”から刑事になった。
穏やかで飄々としていて自らのことををあまり語らなかった夏目刑事が最終話の『刑事のまなざし』で娘の事件と対峙することになる。
ひとつの罪がまたひとつの罪を生む。
後になって悔いても罪は消えない。悲しみは広がるばかりだ…
ここで初めて発せられた夏目刑事の叫びが犯人を貫く。
ごく短い話ばかりでどれも読みやすかった。 今度は夏目刑事の長編を読みたい。きっとまわりからは -
Posted by ブクログ
「死刑になりたいから人を殺した」
「誰でもいいから人を殺したかった」
快楽殺人で4人の女性を惨殺した凶悪犯。
死刑判決に「サンキュー」と高笑いする、そういう無敵な死刑囚には本当に心がないのか。
死刑執行前には、「死にたくない」「死ぬのが怖い」と思うのか。
妊娠中の娘を殺された父の保阪は、牧師になり受刑者の精神的救済をする教誨師として犯人と対峙する。
煩悶する保阪と、罪の意識のかけらもない犯人。死刑執行の当日、何が起きるのか。
すごく重苦しい内容であったけれど、難しい題材に加えて、登場人物設定も凝っており、最後まで納得のいくストーリーに仕上がっていた。