薬丸岳のレビュー一覧
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薬丸岳先生の夏目刑事シリーズの第4作目。
異動になったところから始まるが、はたから見たら気にならない事案も丁寧に「何も無い」を確認するため、少し変わっていると思われているが、そんな所もすごく好感を持てる。
夏目刑事はいつも物腰が低く、丁寧な話し方なのだが、いつもなにかに憤っていて怒っているような印象がある。
なぜそう思うのかは分からないが。
特に日本人以外の国籍の方の話は印象的だった。
民間人で通訳を頼むことがあるなんて初めて知った。
お金のために日本に来て、日本人の代わりにされるのは腹が立つなと思った。
今は少しでも働きやすくなっているといいんだが。 -
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終盤の追い込みがエグい。そして主人公を取り巻く環境が地獄過ぎる。そのため、もちろんフィクションであることを前提としつつも、現実の延長線上にある日本社会を舞台にしているからこそ、終盤で明らかになる真相に作りものっぽさを感じてしまいます。流石にこの構図は現実味がなさ過ぎるような。
但し、被害者と加害者の立場についてはとても考えさせられます。世間を賑わせる幾つもの事件をみていると、どうしても被害者寄りになってしまう方で、「加害者の人権に配慮」という主張にどこか違和感を覚えてしまうのです。しかし、すべての加害者を一括りに論じることはできないのでしょう。そして、犯した過ちに蓋をしてしまうのではなく、これ -
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薬丸岳先生の作品は少年法のことが多いように感じていたが、39条にも触れていたとは知らず、見識の広さに驚いた。
また自分も知っていたことは知っていたが、具体的にどう言う事なのかというのは知らず、勉強にもなった。
作中で佐和子が「時限爆弾」と言っていたことが、妙に腑に落ちた。
確かに自分以外の誰かが、自分の心のことを判断するというのは、特に基準も持たないし危険なことだと思った。
佐和子が身を呈して伝えようとしたことは、ここまでしないと伝わらないという絶望でもあった。
自分の不勉強が露見したが、知らないことを知ることが出来たチャンスだと思って再度知る努力をしていこうと思った。 -
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顔にヒョウの入墨の男カタギリ。この時点で私の読む話かなと思ったのですが、展開がそれぞれの人たちに光をあてていくので読みやすいなと思い直しました。
菊池さんは本当にいい人。
中村弁護士は驚くほどの正義の人。
松田ひかりはそういう風に思って当然。
森口絢子は気の毒な人。
荒木さんはやり直せた、いや、やり直し中の上恩返しに必死になる人。
もっとそれぞれの人に思うことはあるけれど要約したらこんな感じです。
終盤、なぜ三十年からのながい年月、服役を繰り返したかが分かります。
どんな悪い人なんやと思わせての本当は真逆の人。
方法は正当ではないが、それしか出来なかった人。
人生をかけた復讐を遂げて奥さんのと -
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何度読んでも落涙のベストセラー短編集『刑事のまなざし』に次ぐ「夏目信人」シリーズ、初の長編。
浅川幹夫、予備校生、いとこ水森沙紀、塾友、星野ゆかり、兄洋、須賀邦治: 外科医、妻美智代、義父である松下康則、夏目刑事のパートナー安達涼子、「長峰さん、夏目サン、園部真理、須賀の痴漢被害者、志藤検事の上司、福沢検事正、佐藤次席検事、検事事務官、笹本、刑事課強行犯、菊池係長、安達涼子、夏目信人、福森、医学部専門の予備校の講師峯岸彩子、5年前当時須賀と同じ外科医、被害者夏目サンは、峯岸講師の生徒、岡本美香、須賀の部屋に入った若い女性。弁護士の中尾、峯岸さんの弁護士、いとこ上野さん
「峰岸さんは五年前ま