薬丸岳のレビュー一覧

  • 神の子(下)

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    ボリュームもあって、さらに上下巻ということから
    読みたいと思いつつ何年も寝かせていたけど…
    久々の大ヒット!
    印象としては、無痛やストロベリーナイトに近い気がした。

    18歳まで無戸籍児として生活していた町田。
    高いIQを持ち、生きるために犯罪に手を染めるが
    周りとの関りの中で温かさに触れ、しだいに心を解いてく…

    先を急ぎすぎて、一気に読んじゃったから
    今後はゆっくり読みたい。最高のエンタメだった!

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    2026年03月22日
  • 神の子(下)

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    ネタバレ

    為井や楓の周囲で不可解な事件が多発、町田博史に執着する室井が仕向けたものだった。
    物語はわかりやすいけど、町田博史が頭脳派なので(?)読者側も頭を使っていろいろ勘ぐる。けどラストの伏線回収は見事で町田博史の変化に目頭が熱くなる。

    信頼し合える仲間を持て
    愛するが故に壊してしまうひともいる
    というメッセージ性を感じた。

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    2026年03月20日
  • 刑事の約束

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    今回も長編かと思って読んでいたが、短編の1話1話が長編でもいいくらいのしっかりとした内容だった。
    特に「終の住処」では涙が込み上げてきた。
    こういう母親の話に弱くなっている。
    夏目さんのやる気が失せているという表現があったが、それでも人が見落とす大事な事が目に入るというのはすごいなと思った。
    前作の登場人物も出てきて、色んな人の色んな覚悟を垣間見た気がした。

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    2026年03月19日
  • 神の子(上)

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    振り込め詐欺の頭脳役として室井のもとで働いていた町田博史。組織内の食い違いで相手を殺し少年院に入所。仲間と少年院からの脱走を企てたが、失敗。戸籍を持たず義務教育すら受けられなかった博史だが、IQ161と少年院での教育で出所後は大学の理工学部に入る。

    少年院でのエピソードは物語の序章で、メインは出所後の博史と博史を取り巻くひとたち。
    室井の手段を選ばない博史への執着が気になる。
    家庭に恵まれない青年、薬丸さん節炸裂で下巻も楽しみ。

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    2026年03月19日
  • その鏡は嘘をつく

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    面白かった。
    夏目さんのキャラが驕らず、常に圧がないので、警察という仕事以外にも普段の自分の人への接し方として見習わなければいけないなと思った。
    志藤さんのことは何となく小太りの陽気なおじさんのように考えていたので、夏目さんとあった時打ち解けるのかと思ったら慇懃無礼過ぎてびっくり。
    急に嫌いになってしまった。

    殺人事件の動機として、殺されて当たり前ぐらいに思うほど感情移入してしまっていた。
    刑事ものは苦手だが、このシリーズは読み進めたい。

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    2026年03月18日
  • 刑事のまなざし

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    話は読みやすいのに、事件は重かった。
    2転3転という訳では無いが、きっとこの人が犯人なんだろうなと思っても、そこから更に話があり、それぞれ人の感情というのは第三者がはかるのは難しいなと思った。
    「オムライス」の話はなんとも言えない気持ちになった。
    夏目さんのキャラが穏やかで、刑事ものにありがちな感じ悪い横柄な態度の警察が出てこないのは良かった。

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    2026年03月17日
  • Aではない君と

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    薬丸岳先生の本を読み終わると、身体中の力が抜けて、ずいぶん力が入っていたんだなと思う。
    今更だけど、父親も母親もただの1人の人間で、絶対にお手本にしなければいけない人ではなく、「悪いこと」「いいこと」の判断だって、どこでどう間違えたのか、そもそも間違いなのか、何かが起こってからじゃないと分からないんだなと感じた。
    今回も心にグッとくる話だった。

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    2026年03月15日
  • こうふくろう

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    最後の回収と涼風の家族愛がよかった


    “きみがあのとき言ってくれた言葉のおかげでぼくはこれからも生きていくことができる”
    “仮にこれからどんなことがあったとしても、涼風が求めたことは間違いじゃないから”
    この二つの台詞がお気に入り。

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    2026年03月13日
  • ラストナイト

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    内容的に単純といえば単純。よくある感動もの。
    だけど、感動した。たまにはなんの捻りもない、こんか純粋な感動を味わうのもいい。
    1つの出会いが人生を、生き方を変えることができる。たったひとつの支えがあれば人間はどれほどでも強く生きることができるのだ。

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    2026年03月12日
  • こうふくろう

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    薬丸岳さん作品のタイトルに、
    "こうふく"って入ってるだけで、「ほんまかいな〜…」になるんやけど…(^◇^;)

    家族なぁ…
    血の繋がりがあるのが、普通ではあるけど、別になくても心が繋がってたら良いような気はするけどね。
    それも虐待されてたとか、血の繋がりを疑うようなのなら特に!
    コロナ禍の話なんで、孤独感が半端ない!
    そんな経緯もあって、強烈な閉塞感から、"こうふくろう"として、本当?の家族になる人たち。
    主に若者。
    あの頃は、大学入学しても、結局、家のままで、キャンパスライフ堪能出来んもんな。私らは、家で楽な部分あるけど、学生時代はなぁ…

    こういう

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    2026年03月11日
  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

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    次々と過去の秘密(?)が明かされていく話の展開なので、最後まで読まずにはいられなくて、睡眠時間がずいぶん減ってしまいました。主人公は2人とも悲しい過去を持ってるけれど、周りの仲間やそれぞれお互いとの関わりの中で強く明るく生きていけるようになって、本当によかったです。

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    2026年03月07日
  • 天使のナイフ 新装版

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    ネタバレ

    少年犯罪と更生をテーマにした物語。

    約20年前の作品でありながら、ほとんど古さを感じなかった。テーマが普遍的であることも理由の一つだろうが、犯罪が起きた際、加害者と被害者双方の感情の落としどころをどのように法律で定めるのかという難題が、今なお議論され続けているからこそ、違和感なく読むことができたのだと思う。

    タイトルである「天使のナイフ」の意味についても考えさせられた。
    天使は純粋無垢な存在、ナイフは暴力や加害を象徴するもの。
    つまり、「守られるべき存在が誰かを傷つける」という、本作の核心を表しているタイトルなのだろう。

    客観的な出来事の上に、主観的な感情が重なることで、立場によって物事

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    2026年03月05日
  • 罪の境界

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    ネタバレ

    ひたすらやり切れない物語。
    犯罪者が悲惨な過去を負っているからといって、全てが正当化されるわけがありません。
    でも、悲惨な過去を知ると、元を作った親も憎く思えます。でもその親もまた虐待を受けていた過去があって、とどこまでも悲劇の連鎖でした。
    過酷な環境に置かれて、自暴自棄になり犯罪に走るか否か、そういう意味での罪の境界なのだとタイトルに深い感銘を受けました。

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    2026年02月28日
  • こうふくろう

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    コロナ時代を知っている世代が読むと(コロナ禍はこんな状況だったな)と感情移入出来るけれども、何十年後かにコロナ時代を知らない世代がこの作品を読んだら理解出来ないのかもしれない。最初、実話かと思って驚きながら読み進めてしまいました。さすがに途中からは物語だと分かったけれども、それ位コロナ禍ではありそうな世界。最後までハラハラと読み終える事が出来ました。
    関係ないけれども、都会は怖い。

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    2026年02月27日
  • こうふくろう

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    コロナの閉塞感と孤独を絡めて、行き場のない若者のはまり込む不条理な暴力と犯罪の連鎖。
    「こうふくろう」の理念だけで動いていた頃はいいけど、それを利用とする人が現れたときに理想は現実に取って代わられる。身近でも起こりうる恐ろしい話。

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    2026年02月23日
  • 友罪

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    ネタバレ

    人が、人の裏側を知った時の行動が妙に生々しくて、読み進めるとしんどくなるところもあった。

    最初は、黒蛇神の犯人を見つけ出すタイプの物語かと思ったけれど、最終的には、犯人がほぼ確定した上で、周りの人間がどう動いていくのか、何を感じて何を起こすのかを描いており、とても読み応えがあった。

    週刊誌や記者などは、全く関わりのない世界だけれど、実際に色々な事件や事故の被害者と加害者の知人友人親戚はものすごく辛いのだろうと感じる。

    藤沢さんの過去を知った男たちを想像するだけで吐き気がした。
    人には隠したい過去がある。
    でもバレてしまったら逃げるしかないのか。
    何も悪いことはしていないかもしれないけれど

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    2026年02月20日
  • 誓約

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    段々ハラハラさせる展開と終盤にかけて明らかになってくる展開は薬丸先生らしく流石です。安定して面白い好きな作家さんの一人。次の作品も楽しみです。

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    2026年02月19日
  • 罪の境界

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    ネタバレ

    かなり重めのミステリー?
    通り魔に遭って心身共に深い傷を負った女性と、その犯人に興味を持ってノンフィクション本を出そうとする男性が中心の話。
    最後まで読み進めるのが嫌な暗さと重さだったけど、最後は最後まで読んで良かったなと思えた。犯人側の同情を誘うような背景だったり、被害者側の受けた闇からの攻撃性や脆さだったりを丁寧に書いていて、色々考えさせられる本だった。とても面白かったしこの著者の他の本も読みたいけれど、余裕がある時にしか読めないなと思う。余裕がある時に是非次も読みたい。

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    2026年02月18日
  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

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    文庫になるまで待ちたかったのですが、ブクトモ皆様読まれていたので単行本を買ってしまいました。
    いいのです。私の後は隣の叔母が読みますから。叔母は薬丸さんファンですから♪


    弁護士・快彦の元に、傷害致死罪で仮出所した同い年の従兄弟・亮介の身元引受人になってくれないかと亮介の弁護士から依頼が来る。
    母親の自殺から、知らぬうちに人を傷つけてしまうのではないか?と、人との関わりを拒絶していた快彦は、コミュ力が高く、誰とでも親しく出来る亮介と生活する中で、次第に変わっていく。
    そんなある日、快彦は父親の遺品から、偶然出生の秘密に繋がるものを発見する。


    厳し目評価もありますが、私はめっちゃ面白かった

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    2026年02月15日
  • 友罪【電子特別版】

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    オーディブルにて。

    罪を犯した者は一生幸せになってはいけないのか、死ぬべき存在なのか。
    加害者家族もまた、一生苦しみ、償わなければならないのか。
    勿論被害者や被害者家族からしたらたまったもんではないし、お金や死を持って償われても報われない。
    でも1番厄介なのは、無関係な第三者の中途半端な興味関心なのかもしれない。赦しってなんだろう。

    映画は見たことあるが、ほとんど覚えていなかったため初見に近い。
    でも最後に映画のネタバレを見たら、映画より小説の方が救いがあるように感じる。

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    2026年02月13日