薬丸岳のレビュー一覧

  • ラストナイト

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    顔にヒョウの入墨の男カタギリ。この時点で私の読む話かなと思ったのですが、展開がそれぞれの人たちに光をあてていくので読みやすいなと思い直しました。
    菊池さんは本当にいい人。
    中村弁護士は驚くほどの正義の人。
    松田ひかりはそういう風に思って当然。
    森口絢子は気の毒な人。
    荒木さんはやり直せた、いや、やり直し中の上恩返しに必死になる人。
    もっとそれぞれの人に思うことはあるけれど要約したらこんな感じです。
    終盤、なぜ三十年からのながい年月、服役を繰り返したかが分かります。
    どんな悪い人なんやと思わせての本当は真逆の人。
    方法は正当ではないが、それしか出来なかった人。
    人生をかけた復讐を遂げて奥さんのと

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    2026年04月10日
  • ラストナイト

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    最初は片桐のことを「ただのチンピラじゃん」と思いながら読んでいたのに、読み進めるうちに少しずつ印象が変わっていって、最後にはすっかり好きになっていました。人ってこんなふうに見え方が変わるんだなと感じさせられます。

    そして何より伏線回収が本当に見事で、「そういうことだったのか…!」と何度も驚かされて、一気に読んでしまいました。

    最後は悲しい結末だけど、復習果たせて良かったし、天国で会えていますように。

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    2026年04月08日
  • 天使のナイフ 新装版

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    未成年が起こした犯罪の被害者家族の苦しみが詳細に語られ胸に迫るものがあった。
    少年法をテーマに
    更生や贖罪について考えさせられる。

    それでいて二転三転するミステリー要素も素晴らしく、読み応えがあった。

    主人公の桧山の誠実さに感動した。

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    2026年04月05日
  • 刑事のまなざし

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    ネタバレ

    夏目刑事の強さに敬服。それまでの犯人たちに対する夏目刑事の思いやりの深さを知っていても、娘さんの事件の犯人とその理由を聞いた時は流石に強い怒りを示すかと思っていましたが。どんな風に考え抜いたらあんな境地に行けるのでしょう。
    短編はあまり好まないのですが、1話1話に重みがあり楽しめました。ただ、ほぼ全ての話で女性が使われていて不快感を覚えました。犯罪に直接的にも間接的にも絡んでくることが多いということなのかも知れませんが。

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    2026年04月04日
  • 虚夢

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    初めて読む作者の本であまり期待せずに読みました。

    最初から中盤までは読みやすいものの特筆して面白くもなかったが、終盤に入ってからどんでん返し感と一気に謎が解けていく爽快感があった。
    ただ、個人的に藤崎の過去の深掘りをもう少しして欲しかった。

    小説としての完成度は非常に高く
    よく纏まっていて読みやすいので、あまり本を読まない人にも勧めたい一冊。
    これを機に薬丸さんの他の作品も読んでみたいと思う。

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    2026年03月31日
  • 誓約

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    逃亡資金を用立てる代わりに、娘を殺した犯人が出所したら復讐してほしい…。16年前、ヤクザに追われる向井に復讐を依頼した、当時余命わずかだった女性から「あの男たちは刑務所から出ています」と手紙が届いた。
    家族と引替えに復讐を強いられる向井。向井を唆すのはいったい誰なのか。

    読み進めるにつれて緊迫感が加速していく。一気読みした!

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    2026年03月29日
  • こうふくろう

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    緊急事態宣言、三密など大変だったコロナ禍の時を思い出しました。運良くコロナにはかかりませんでしたがコロナで人生が変わった人はたくさんいたと思います。

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    2026年03月28日
  • その鏡は嘘をつく

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    何度読んでも落涙のベストセラー短編集『刑事のまなざし』に次ぐ「夏目信人」シリーズ、初の長編。

    浅川幹夫、予備校生、いとこ水森沙紀、塾友、星野ゆかり、兄洋、須賀邦治: 外科医、妻美智代、義父である松下康則、夏目刑事のパートナー安達涼子、「長峰さん、夏目サン、園部真理、須賀の痴漢被害者、志藤検事の上司、福沢検事正、佐藤次席検事、検事事務官、笹本、刑事課強行犯、菊池係長、安達涼子、夏目信人、福森、医学部専門の予備校の講師峯岸彩子、5年前当時須賀と同じ外科医、被害者夏目サンは、峯岸講師の生徒、岡本美香、須賀の部屋に入った若い女性。弁護士の中尾、峯岸さんの弁護士、いとこ上野さん

    「峰岸さんは五年前ま

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    2026年03月31日
  • 最後の祈り

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    テーマ一本勝負で壮絶な物語。盛り上げようと思えばできたと思うけど、あえてそうしていないことがこの本の格を高めていると思う

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    2026年03月27日
  • 刑事弁護人

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    刑事事件の弁護人の話。
    いくつかの事件が描かれてるのかとおもいきや(それほど本が分厚い!)1つの話だった

    被疑者は女性警察官
    ホストの男性を酒瓶で死なせてしまったが無罪を主張している…という流れ

    二転三転する被疑者の嘘と真実に至るまでがとても丁寧で読みごたえ十分でした

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    2026年03月25日
  • 罪の境界

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    素晴らしかった惹き込まれた!結構な分量のはずなのに一気読み。緻密に綴られていくそれぞれの心情やエピソードが本当に苦しいけど読まずにはいられず…。読み進めていくうちに浮かび上がってくるタイトルの『罪の境界』…巧い!!薬丸作品に間違いなし、のようですね。もっともっと薬丸さんの作品を読みたくなりました!

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    2026年03月25日
  • 死命

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    刑事モノのミステリー。
    連続殺人犯とそれを追う刑事、何の因果か二人はいずれも死病に侵されていた。刻々と死期が迫る中で、どんなクライマックスを迎えるのか・・・

    薬丸岳さんの作品とは波長が合うというか、その世界にスッと没入できて、心を揺さ振られて、独特の充足感を味わえることが多いです。
    本作は、刑事と犯人の両視点でのハラハラの展開と、死生観や家族愛などに絡むエピソードでの登場人物の描き出しが秀逸でした。
    あとは、中盤に重要サブキャラを待ち受けていたイベント以降でスピード感が増すところなど、作品のリズム感もよく練られていると思います。

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    2026年03月22日
  • こうふくろう

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    登場人物が多いので、日付と話し手が変わるたびにその人のプロフィールを思い出しながら読んだ。
    2020年と2021年の大まかに二つの時系列で話が進んでいることが分かり、みんなの本名とペアレントネームが一致してきたあたりからやっと読みやすくなった。

    もとは善意の集まりだったのに、とんでもない犯罪集団になってしまった「こうふくろう」
    仲間から抜け出せずに犯罪に手を染めていく若者たち。読んでいてつらかった。

    終章にはびっくり。大悟くんはどうなったんだろう。

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    2026年03月22日
  • 神の子(下)

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    ボリュームもあって、さらに上下巻ということから
    読みたいと思いつつ何年も寝かせていたけど…
    久々の大ヒット!
    印象としては、無痛やストロベリーナイトに近い気がした。

    18歳まで無戸籍児として生活していた町田。
    高いIQを持ち、生きるために犯罪に手を染めるが
    周りとの関りの中で温かさに触れ、しだいに心を解いてく…

    先を急ぎすぎて、一気に読んじゃったから
    今後はゆっくり読みたい。最高のエンタメだった!

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    2026年03月22日
  • 神の子(下)

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    ネタバレ

    為井や楓の周囲で不可解な事件が多発、町田博史に執着する室井が仕向けたものだった。
    物語はわかりやすいけど、町田博史が頭脳派なので(?)読者側も頭を使っていろいろ勘ぐる。けどラストの伏線回収は見事で町田博史の変化に目頭が熱くなる。

    信頼し合える仲間を持て
    愛するが故に壊してしまうひともいる
    というメッセージ性を感じた。

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    2026年03月20日
  • 刑事の約束

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    今回も長編かと思って読んでいたが、短編の1話1話が長編でもいいくらいのしっかりとした内容だった。
    特に「終の住処」では涙が込み上げてきた。
    こういう母親の話に弱くなっている。
    夏目さんのやる気が失せているという表現があったが、それでも人が見落とす大事な事が目に入るというのはすごいなと思った。
    前作の登場人物も出てきて、色んな人の色んな覚悟を垣間見た気がした。

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    2026年03月19日
  • 神の子(上)

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    振り込め詐欺の頭脳役として室井のもとで働いていた町田博史。組織内の食い違いで相手を殺し少年院に入所。仲間と少年院からの脱走を企てたが、失敗。戸籍を持たず義務教育すら受けられなかった博史だが、IQ161と少年院での教育で出所後は大学の理工学部に入る。

    少年院でのエピソードは物語の序章で、メインは出所後の博史と博史を取り巻くひとたち。
    室井の手段を選ばない博史への執着が気になる。
    家庭に恵まれない青年、薬丸さん節炸裂で下巻も楽しみ。

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    2026年03月19日
  • その鏡は嘘をつく

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    面白かった。
    夏目さんのキャラが驕らず、常に圧がないので、警察という仕事以外にも普段の自分の人への接し方として見習わなければいけないなと思った。
    志藤さんのことは何となく小太りの陽気なおじさんのように考えていたので、夏目さんとあった時打ち解けるのかと思ったら慇懃無礼過ぎてびっくり。
    急に嫌いになってしまった。

    殺人事件の動機として、殺されて当たり前ぐらいに思うほど感情移入してしまっていた。
    刑事ものは苦手だが、このシリーズは読み進めたい。

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    2026年03月18日
  • 刑事のまなざし

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    話は読みやすいのに、事件は重かった。
    2転3転という訳では無いが、きっとこの人が犯人なんだろうなと思っても、そこから更に話があり、それぞれ人の感情というのは第三者がはかるのは難しいなと思った。
    「オムライス」の話はなんとも言えない気持ちになった。
    夏目さんのキャラが穏やかで、刑事ものにありがちな感じ悪い横柄な態度の警察が出てこないのは良かった。

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    2026年03月17日
  • Aではない君と

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    薬丸岳先生の本を読み終わると、身体中の力が抜けて、ずいぶん力が入っていたんだなと思う。
    今更だけど、父親も母親もただの1人の人間で、絶対にお手本にしなければいけない人ではなく、「悪いこと」「いいこと」の判断だって、どこでどう間違えたのか、そもそも間違いなのか、何かが起こってからじゃないと分からないんだなと感じた。
    今回も心にグッとくる話だった。

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    2026年03月15日