薬丸岳のレビュー一覧

  • 刑事弁護人

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    刑事事件の弁護人の話。
    いくつかの事件が描かれてるのかとおもいきや(それほど本が分厚い!)1つの話だった

    被疑者は女性警察官
    ホストの男性を酒瓶で死なせてしまったが無罪を主張している…という流れ

    二転三転する被疑者の嘘と真実に至るまでがとても丁寧で読みごたえ十分でした

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    2026年03月25日
  • 罪の境界

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    素晴らしかった惹き込まれた!結構な分量のはずなのに一気読み。緻密に綴られていくそれぞれの心情やエピソードが本当に苦しいけど読まずにはいられず…。読み進めていくうちに浮かび上がってくるタイトルの『罪の境界』…巧い!!薬丸作品に間違いなし、のようですね。もっともっと薬丸さんの作品を読みたくなりました!

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    2026年03月25日
  • 死命

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    刑事モノのミステリー。
    連続殺人犯とそれを追う刑事、何の因果か二人はいずれも死病に侵されていた。刻々と死期が迫る中で、どんなクライマックスを迎えるのか・・・

    薬丸岳さんの作品とは波長が合うというか、その世界にスッと没入できて、心を揺さ振られて、独特の充足感を味わえることが多いです。
    本作は、刑事と犯人の両視点でのハラハラの展開と、死生観や家族愛などに絡むエピソードでの登場人物の描き出しが秀逸でした。
    あとは、中盤に重要サブキャラを待ち受けていたイベント以降でスピード感が増すところなど、作品のリズム感もよく練られていると思います。

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    2026年03月22日
  • こうふくろう

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    登場人物が多いので、日付と話し手が変わるたびにその人のプロフィールを思い出しながら読んだ。
    2020年と2021年の大まかに二つの時系列で話が進んでいることが分かり、みんなの本名とペアレントネームが一致してきたあたりからやっと読みやすくなった。

    もとは善意の集まりだったのに、とんでもない犯罪集団になってしまった「こうふくろう」
    仲間から抜け出せずに犯罪に手を染めていく若者たち。読んでいてつらかった。

    終章にはびっくり。大悟くんはどうなったんだろう。

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    2026年03月22日
  • 神の子(下)

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    ボリュームもあって、さらに上下巻ということから
    読みたいと思いつつ何年も寝かせていたけど…
    久々の大ヒット!
    印象としては、無痛やストロベリーナイトに近い気がした。

    18歳まで無戸籍児として生活していた町田。
    高いIQを持ち、生きるために犯罪に手を染めるが
    周りとの関りの中で温かさに触れ、しだいに心を解いてく…

    先を急ぎすぎて、一気に読んじゃったから
    今後はゆっくり読みたい。最高のエンタメだった!

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    2026年03月22日
  • 神の子(下)

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    ネタバレ

    為井や楓の周囲で不可解な事件が多発、町田博史に執着する室井が仕向けたものだった。
    物語はわかりやすいけど、町田博史が頭脳派なので(?)読者側も頭を使っていろいろ勘ぐる。けどラストの伏線回収は見事で町田博史の変化に目頭が熱くなる。

    信頼し合える仲間を持て
    愛するが故に壊してしまうひともいる
    というメッセージ性を感じた。

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    2026年03月20日
  • 刑事の約束

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    今回も長編かと思って読んでいたが、短編の1話1話が長編でもいいくらいのしっかりとした内容だった。
    特に「終の住処」では涙が込み上げてきた。
    こういう母親の話に弱くなっている。
    夏目さんのやる気が失せているという表現があったが、それでも人が見落とす大事な事が目に入るというのはすごいなと思った。
    前作の登場人物も出てきて、色んな人の色んな覚悟を垣間見た気がした。

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    2026年03月19日
  • 神の子(上)

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    振り込め詐欺の頭脳役として室井のもとで働いていた町田博史。組織内の食い違いで相手を殺し少年院に入所。仲間と少年院からの脱走を企てたが、失敗。戸籍を持たず義務教育すら受けられなかった博史だが、IQ161と少年院での教育で出所後は大学の理工学部に入る。

    少年院でのエピソードは物語の序章で、メインは出所後の博史と博史を取り巻くひとたち。
    室井の手段を選ばない博史への執着が気になる。
    家庭に恵まれない青年、薬丸さん節炸裂で下巻も楽しみ。

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    2026年03月19日
  • その鏡は嘘をつく

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    面白かった。
    夏目さんのキャラが驕らず、常に圧がないので、警察という仕事以外にも普段の自分の人への接し方として見習わなければいけないなと思った。
    志藤さんのことは何となく小太りの陽気なおじさんのように考えていたので、夏目さんとあった時打ち解けるのかと思ったら慇懃無礼過ぎてびっくり。
    急に嫌いになってしまった。

    殺人事件の動機として、殺されて当たり前ぐらいに思うほど感情移入してしまっていた。
    刑事ものは苦手だが、このシリーズは読み進めたい。

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    2026年03月18日
  • 刑事のまなざし

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    話は読みやすいのに、事件は重かった。
    2転3転という訳では無いが、きっとこの人が犯人なんだろうなと思っても、そこから更に話があり、それぞれ人の感情というのは第三者がはかるのは難しいなと思った。
    「オムライス」の話はなんとも言えない気持ちになった。
    夏目さんのキャラが穏やかで、刑事ものにありがちな感じ悪い横柄な態度の警察が出てこないのは良かった。

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    2026年03月17日
  • Aではない君と

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    薬丸岳先生の本を読み終わると、身体中の力が抜けて、ずいぶん力が入っていたんだなと思う。
    今更だけど、父親も母親もただの1人の人間で、絶対にお手本にしなければいけない人ではなく、「悪いこと」「いいこと」の判断だって、どこでどう間違えたのか、そもそも間違いなのか、何かが起こってからじゃないと分からないんだなと感じた。
    今回も心にグッとくる話だった。

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    2026年03月15日
  • こうふくろう

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    最後の回収と涼風の家族愛がよかった


    “きみがあのとき言ってくれた言葉のおかげでぼくはこれからも生きていくことができる”
    “仮にこれからどんなことがあったとしても、涼風が求めたことは間違いじゃないから”
    この二つの台詞がお気に入り。

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    2026年03月13日
  • ラストナイト

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    内容的に単純といえば単純。よくある感動もの。
    だけど、感動した。たまにはなんの捻りもない、こんか純粋な感動を味わうのもいい。
    1つの出会いが人生を、生き方を変えることができる。たったひとつの支えがあれば人間はどれほどでも強く生きることができるのだ。

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    2026年03月12日
  • こうふくろう

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    薬丸岳さん作品のタイトルに、
    "こうふく"って入ってるだけで、「ほんまかいな〜…」になるんやけど…(^◇^;)

    家族なぁ…
    血の繋がりがあるのが、普通ではあるけど、別になくても心が繋がってたら良いような気はするけどね。
    それも虐待されてたとか、血の繋がりを疑うようなのなら特に!
    コロナ禍の話なんで、孤独感が半端ない!
    そんな経緯もあって、強烈な閉塞感から、"こうふくろう"として、本当?の家族になる人たち。
    主に若者。
    あの頃は、大学入学しても、結局、家のままで、キャンパスライフ堪能出来んもんな。私らは、家で楽な部分あるけど、学生時代はなぁ…

    こういう

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    2026年03月11日
  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

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    次々と過去の秘密(?)が明かされていく話の展開なので、最後まで読まずにはいられなくて、睡眠時間がずいぶん減ってしまいました。主人公は2人とも悲しい過去を持ってるけれど、周りの仲間やそれぞれお互いとの関わりの中で強く明るく生きていけるようになって、本当によかったです。

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    2026年03月07日
  • 天使のナイフ 新装版

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    ネタバレ

    少年犯罪と更生をテーマにした物語。

    約20年前の作品でありながら、ほとんど古さを感じなかった。テーマが普遍的であることも理由の一つだろうが、犯罪が起きた際、加害者と被害者双方の感情の落としどころをどのように法律で定めるのかという難題が、今なお議論され続けているからこそ、違和感なく読むことができたのだと思う。

    タイトルである「天使のナイフ」の意味についても考えさせられた。
    天使は純粋無垢な存在、ナイフは暴力や加害を象徴するもの。
    つまり、「守られるべき存在が誰かを傷つける」という、本作の核心を表しているタイトルなのだろう。

    客観的な出来事の上に、主観的な感情が重なることで、立場によって物事

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    2026年03月05日
  • 罪の境界

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    ネタバレ

    ひたすらやり切れない物語。
    犯罪者が悲惨な過去を負っているからといって、全てが正当化されるわけがありません。
    でも、悲惨な過去を知ると、元を作った親も憎く思えます。でもその親もまた虐待を受けていた過去があって、とどこまでも悲劇の連鎖でした。
    過酷な環境に置かれて、自暴自棄になり犯罪に走るか否か、そういう意味での罪の境界なのだとタイトルに深い感銘を受けました。

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    2026年02月28日
  • こうふくろう

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    コロナ時代を知っている世代が読むと(コロナ禍はこんな状況だったな)と感情移入出来るけれども、何十年後かにコロナ時代を知らない世代がこの作品を読んだら理解出来ないのかもしれない。最初、実話かと思って驚きながら読み進めてしまいました。さすがに途中からは物語だと分かったけれども、それ位コロナ禍ではありそうな世界。最後までハラハラと読み終える事が出来ました。
    関係ないけれども、都会は怖い。

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    2026年02月27日
  • こうふくろう

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    コロナの閉塞感と孤独を絡めて、行き場のない若者のはまり込む不条理な暴力と犯罪の連鎖。
    「こうふくろう」の理念だけで動いていた頃はいいけど、それを利用とする人が現れたときに理想は現実に取って代わられる。身近でも起こりうる恐ろしい話。

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    2026年02月23日
  • 誓約

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    段々ハラハラさせる展開と終盤にかけて明らかになってくる展開は薬丸先生らしく流石です。安定して面白い好きな作家さんの一人。次の作品も楽しみです。

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    2026年02月19日