薬丸岳のレビュー一覧

  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

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    弁護士、村瀬は傷害致死事件を起こした従兄弟の亮介の身元引受人となり、釈放後に二人で暮らし始める。小6で母が自殺して以来、人と深く関わる事を避けてきたが明るい亮介と交流することで人として成長していく。二人は全ての過去を受け入れ本当の友達になれた。温かい涙が溢れて止まらなかった。

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    2025年06月20日
  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

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    涙が止まらない。人の思いやりと愛情の深さに震えるほど感動する。小学6年生の時に母親が自殺して以降、人と深く関わることができない男と傷害致死事件を犯し仮釈放中の従兄弟がそれぞれの殻を打ち破り新たな人生を歩み始めるまでの物語。

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    2025年06月17日
  • ラストナイト

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    薬丸作品にしては珍しく短めだが、テーマは実に薬丸さんらしい。
    顔に豹柄の刺青を入れた男・片桐の数奇な人生が、複数の視点から語られていく構成。出所しては再び罪を犯し、何度も服役を繰り返す彼はなぜ、そうまでして犯罪に手を染めるのか。

    物語は同じ5日間を別々の立場から追いかける巧みな構成で進んでいく。片桐への思い、彼の事件によって狂わされた人生、そして彼に自らの人生を重ねる人々の視線が絡み合い、先が気になって一気に読まされる。
    大筋に裏切りはないが、ラストにはかなりの衝撃が待っている。片桐の人生の執念、そしてそれが導いた結末は、きっと彼なりの「愛」の形なのだろう。だが、それでもなお胸に残るのは、ど

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    2025年06月09日
  • 罪の境界

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    ネタバレ

    罪を犯してしまう人と犯さず踏みとどまる人の境界を考えさせられる話。
    罪を犯してしまっても社会で再度生きようとする飯山さんの過去を考えると、境界を越えてしまったらそれで終わりと言うことはできないのかと思った。
    罪の境界を越えない人と越える人ととの違いは、人と関わって大切な人ができていくことが大事なのだと考えると、そういう機会を与えなかった親の責任はすごく大きいと思った。
    母親に母親の考えや遠慮があったのかもしれないけど、子どもを突き放してしまうような最後は苦しかった。

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    2025年06月08日
  • ブレイクニュース

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    先を読みたくなる物語。時事問題を上手に扱いながら、主人公の目的を達成しようとするドラマを描いている。痛快だね〜

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    2025年06月04日
  • 友罪【電子特別版】

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    皆それぞれ過去の苦悩をもち、今とこれからを生きていかなければなりません。その苦悩を理解できる人はいない。それでも人を信用したいという思いを感じる作品でした。

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    2025年06月03日
  • 友罪【電子特別版】

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    読み進めるのが辛かったけど、めちゃくちゃ良かった。千切れた指の傷痕をみせてほしいと言ったのは、一度動かなくなった命が蘇生することに心の拠り所を見出したかったのかもしれない。

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    2025年06月03日
  • Aではない君と

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    ネタバレ

    すごく考えさせられる。
    「心と体、殺されるのどっちが悪いの」という言葉が刺さった。私も親の立場で子供が自殺を考えるくらいまで追いやる人がいたらその人を許せないと思う。だからといって、罪に問われるのは人を殺した人だけだ。心は目に見えないからこそ、誰かがその傷を気づいてあげて助けてあげる必要があると思った。
    誰の立場にたってもすごく苦しかった。なぜその行動をしたのか、行動の本質を考えることの難しさと大切さに気づいた。

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    2025年05月30日
  • Aではない君と

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    なぜ罪のない動物を殺しても罪に問われず、残虐な行いを強要するような人であったとしても人を殺すと罪に問われるのかという問いに、何と答えればいいんだろう

    罪を償うという終わりがないものを抱えた人は、どう生きていけばいいんだろう

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    2025年05月28日
  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

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    人との関わりによって、深く傷つき傷つけることもある。でも、人との関わりによってしか、人は変われないのだと、本書を通して痛感した。

    快彦と亮介、とても良い関係性を築いていけるだろう。
    相手を思いやる、とても深い愛情を感じる。
    暖かな本でした。

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    2025年05月28日
  • その鏡は嘘をつく

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    『刑事のまなざし』の夏目刑事シリーズ第2弾の長編。単なる自殺と目されていた案件に違和感を抱き現場に出て解決しようとする志藤検事と、いたずら通報疑われる事件を丹念に追っていた夏目刑事が互いに事件の核心に迫っていく様と絡みが面白い。夏目の深いまなざしは単なる犯人探しの枠を超えて加害者へも贖罪を含めた人間性の回復への信念が込められているように思える。このシリーズの今後にも期待が持てる。舞台の東池袋が身近で目が離せない感じもある。

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    2025年05月28日
  • 罪の境界

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    自分にとって初読となる薬丸岳さんの作品!
    他の方の本棚に置かれていることも多く、あらすじを読んでいるうちに段々と興味の湧いてきた作家さんの一人。
    600頁に及ぶ長編でしたが、とても読み応えのある一冊でした!

    渋谷のスクランブル交差点にて通り魔事件が発生するところから物語は始まる。
    通り魔事件の被害者である明香里、恋人を事件に合わせてしまい後悔する航平、自身の境遇を重ね加害者に興味を持ったフリーライターの省吾。3人はそれぞれの矜持を胸に真相へと迫っていく。

    「刑務所に入りたかった」「誰でもよかった」という犯人のあまりに身勝手な動機。結婚し幸せな家庭を築きたい、と願っていた明香里の夢を一瞬で地

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    2025年05月26日
  • 神の子(下)

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    最近読んだ中で1番面白かった!!
    朝の電車、お昼休みの公演、帰りの電車がわたしの小説タイムですが、今回は帰宅後のソファも小説タイムになるほど引き込まれた。
    みんな、幸せになってほしい。
    続きがあればいいのになぁ。

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    2025年05月24日
  • 神の子(上)

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    無駄がない!
    ぎゅっと詰まって、無駄な言葉が何一つない!
    ページをめくる手が止まらない!
    まだ下巻があるという喜び。

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    2025年05月24日
  • 刑事弁護人(下)

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    たまには新刊をと思いこちらを手に取りました。

    1つの事件(裁判)について上下巻で完結。

    弁護士の仕事ぶりとかはドラマや映画でなんとなく分かっていたけど、刑事事件の弁護人の心情を考える機会って全然なかったなと。
    犯罪者の証言の真偽なんて信じようにも信じれない。それでも弁護人は被告を最後まで信じて弁護するんだから信念を貫いていて強いと思った。
    (弁護人の背景はネタバレになるから省略)

    これは映画化されそうだよ

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    2025年05月22日
  • 友罪【電子特別版】

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    ネタバレ

    先ず、今心がお疲れの方、後半は個人的な話になりますし重たい話になりますので、しんどくなられましたらすぐにお読みになるのを中止して下さい。
    その話をせずには本作の感想は語れないので、書かせて下さい。

    本作はオーディブルで拝聴しました。中盤から非常に苦しかったです。途中で何度か聴くのを止めようかと思った程ですが、鈴木が過去に犯した犯罪を知った益田がどういう選択をするのか、どうしても知りたくて聴き終える事が出来ました。

    鈴木は過去に子供を2人殺し、しかもその目を抉るという犯罪を犯して世間を恐怖の底に陥れた事がありました。ジャーナリスト志望の益田と、出所して名を変えて生活をしている鈴木が、同時期に

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    2025年05月21日
  • 友罪

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    薬丸岳さん著「友罪」
    著者の作品の中でも特に人気のある作品で約10年前の作品。観てはいないが映画化もされているとのこと。

    凄い作品だった。
    何が凄いかというと今回のこの鈴木と益田の間柄の偶然性に関しては誰にでも起こりうるという点。だいたいの場合、過去に何があったのか?というのはお互いの理解を深めていくのと同時に進行していくものであり、最初から解っていることなど皆無だろう。
    今回のこの作品のように徐々に違和感や疑心感が募り、過去が見え隠れしていくのが通例だと思う。そこを炙り出していくように物語は進行しており、凄く深い読後感を得ている。

    もう20年位前になるが、自分がまだ雇われ店長をしていた店

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    2025年05月17日
  • 友罪【電子特別版】

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    映画から見てこっちに
    映画はさっぱり覚えてないんですが、
    おもんなかったと記憶しています。

    なぜなら
    覚えてないから。

    だがコレは傑作になるだろうと思います。
    maybe。

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    2025年05月13日
  • 虚夢

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    心神喪失での殺人をテーマにした作品
    罪を犯した人への対応やフォローはもちろん考え、整備されていると思う。でも殺された被害者家族の気持ちのぶつける先やそのフォローって考えられているんだろうか

    まさかのラストの展開も驚きで引き込まれた!

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    2025年05月13日
  • 友罪【電子特別版】

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    この物語は過去の事件の犯人鈴木の視点がなく、周囲の視点で語られているので今、鈴木が事件をどう思っているのか、謝罪の思いを抱えながら生きているのかは読み手に委ねられます。
    そして最大の問い、過去に罪を犯した人間を赦せるのか、友達と呼べるのか。を投げかけられるのです。
    読み終わった今も私は答えが出せないでいます。

    益田の手記を鈴木がどこかで読んでいてほしい。

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    2025年05月12日