【感想・ネタバレ】友罪【電子特別版】のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年11月28日

真実を知っても、友達でいられる?
もし、同僚が世間を震撼させたあの事件の少年犯だと知ってしまったら?

連続児童殺傷事件の「その後」を描いた本
傑作のひとつ。最後の手記は泣いた。
ラストは相変わらず重くて良い。

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Posted by ブクログ 2022年03月27日

ヘビーな内容であるものの、光景が目に浮かび一気読みしました。
考えさせられます…
犯罪でなくとも、元々イメージが悪くなくても
人から聞く噂が悪印象だとどうしてもその人を色眼鏡で見てしまったりする…最終的に鈴木くんの本質に向き合って友達でいることを選んでくれた益田くんに感謝するとともに、いざ自分がその...続きを読む立場になった時どうか…考えさせられました。
被害者側でなく加害者側の背景や心情に興味がある方はおもしろいかも。

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Posted by ブクログ 2022年02月10日

重かった。

本当の「償い」とは何なのか。
「償い」の先に赦しはあるのか。
考えさせられた。

一読の価値あり。

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Posted by ブクログ 2021年08月08日

凶悪犯罪を犯した少年のその後。受け入れることができない主人公の弱さに苛立ちましたが、現実だったら私はどう行動するのか? 考えるきっかけになりました。重いテーマですが良い本です。

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Posted by ブクログ 2021年07月28日

一緒に職場に来た同期が、過去に人を殺していた。

最初は同期として仲良くなっていくのですが、その過程で、同期が中学生の時に世間を騒がせた幼女連続殺人事件の犯人だったことが分かります。

どう接すればいいか分からないまま、自分の過去も責めつつ、物語は進んでいきます。

誰でも、重い過去はあると...続きを読む思います。(ここまで重いのは滅多にないと思うのですが)その過去とどう折り合いをつけて生きていくかがテーマなのかな?と、思ったりしてます。

逃げるのは違うと思います。

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Posted by ブクログ 2018年09月24日

益田は、早急に住むところを見つけるために、住み込みのできる仕事の面接を受けた。
そのときに一緒に入ってきた、陰気で無口な鈴木。
二人は同期として、徐々に打ち解け、
鈴木は益田にはじめての親友だと打ち明ける…
そんな鈴木が、もしかしてかつて世間を逃げわした、
児童殺害事件の犯人かもしれない…?


...続きを読むてもとても、いろんなことを考えてしまう作品だった。
罪を犯した者の更生、加害者被害者、マスコミ…
私の近くの例えばあの人やあの人が
もし犯罪者だったら。
その時私はどうするだろうか。
どう接していくだろうか、思う気持ちと同じ行動ができるだろうか。
殺人者の更生を、心の底から信じることができるだろうか。

逆に、殺害された被害者家族が近くにいたら…
いや近くどころか身内だったら…

いや、はたまた身内が加害者になる可能性だって、
一切ないとは言い切れないのだから。

犯罪に限らず、過去を忘れてやり直したいという人に対しても、
知った上でまっさらな気持ちで対応できるんだろうか。

そうありたい、信じたい、でもできる?

だってわからない、その人の本当の姿は…

犯罪を犯していない、善良な市民だって
全くの素で暮らしてるわけじゃない。
その善良な市民だって、小さい悪は持っているかとしれないんだし。
そんなの、私に判断できるの?
そもそも、私自身が犯罪を犯さない確証だって、ないのかもしれない。

頭の中がぐるぐる…
正しく生きたい。人を信じたい。愛したい。
でも、そうあれない事情ができたとき
私はどうするだろう…

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年07月20日

「友罪」
過去に重大犯罪を犯した人間が会社の同僚だとわかったら親友だったら、貴方ならばどうしますか。


町工場「カワケン製作所」で働き始めたジャーナリスト志望の益田と、他人との交流を頑なに避ける鈴木。共通点は全く無い2人だが、あるきっかけを機に少しずつ交流を深めていく。そんな中、彼らが住む町の近く...続きを読むで児童殺人事件が起こり、世間では17年前に日本中を震撼させた凶悪事件との類似性が指摘される。その事件の犯人は、当時14歳だった。益田は、その少年Aの写真を見た時、妙な既視感を覚える。その少年はどこか鈴木に似ていたのだ。


児童2人を殺害した黒蛇神事件の犯人(少年A)は鈴木ではないか。益田は「そんなはずはない」という気持ちを持ちながらも、一抹の疑惑が拭えない。少年Aが鈴木ではないという証拠を揃える為に、独自の聞き込みを始める。そして、事件の関係者に当たるうち次第に鈴木=少年Aという疑惑が確証に変わっていく。


本書は、益田だけではなく、鈴木の少年院時代の担当官であった白石弥生、カワケン製作所の事務員・藤沢美代子の視点からも鈴木の人物像が描かれています。白石からすれば鈴木は行方をくらました保護対象者であり、息子と同じくらい愛情を注いできた人物。美代子からすれば、自分に付き纏う元恋人を追い払ってくれたどこか憂いを帯びながらも強い鈴木に次第に惹かれていく。3者から見た鈴木は其々異なる側面を見せているが、最終的に落ち着くのは、鈴木には過去の罪を背負って生きていって欲しいという願いである。


鈴木は、毎晩罪の意識に苛まれて魘される夜を過ごし、非常に苦しんでいる描写は出てくるものの事件を語ることは無い為、鈴木の本心が最後まで明かされることは無い。益田もその告白を受け止める勇気がなく、最終的に鈴木は去ってしまう訳ですが、彼は一体どのような気持ちを持っていたのだろうかと考えさせられます。


読者が感情移入しやすいのは、益田であることは間違いない。果たして親友になった友人が過去に重大な犯罪を犯した人間だったら、その過去を知ってしまったら今までと同様の関係を築くことが出来るだろうか。益田を自分に置き換えて考えても簡単に答えは出ないだろうけど、私だったら恐らくずっと親友でいるのは苦しいだろうなと思いました。それは被害者のことを考えるとどうしても赦すことは出来ないから。今回は、事件の動機も鈴木から語られることもない為、何が彼を犯罪に走らせたかは分かりません。しかし、事件の猟奇性からすると彼に同情することも困難だな・・・とか色々考えが巡ってしまいました。


全体的に読ませる力が凄く、すぐ読み終わってしまいましたが、個人的に気になる所は、鈴木が少年Aであったと判明した時の同僚の身代わりの速さと弥生と息子・直也の関係性です。前者は、少なくとも鈴木と良い関係性を築けていたわけだから、有名人がそばにいたとはしゃぐのは早すぎるかなと感じました。もう少し葛藤があっても良かったかなと。


後者には違和感ありでした。犯罪を犯した少年を矯正するという仕事を全うしてきただけなのに、何故息子はあそこまで弥生を毛嫌いをするのか全く理解が出来ませんでした。自分を捨てたとばかり言い出す息子ですが、男と駆け落ちした訳でもなく、どこか道端に捨てられた訳でもないのに腑に落ちない・・・。そもそもちゃんと避妊しとけボケって感じです。元旦那も、明らかに問題ありな女性、しかも大学のサークル仲間という所からみても弥生を刺激する為だけに再婚したかのように見え、どちらに対しても腹立たしい。この設定は必要なかったんじゃないかと思うくらいでした。


自分の周りに過去に犯罪を犯した者がいるというのは、フィクションではなく本当にあり得ることです。フィクションながらもノンフィクションも感じさせる1冊。

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Posted by ブクログ 2018年05月31日

2018/5/31

親しくなった友人が、残虐な殺人事件の犯人だったら...?

一気読み。
鈴木を守ってあげたい気持ちも、事件を思うと嫌悪感を抑えきれない気持ちもある。
答え出ない。

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Posted by ブクログ 2017年10月19日

映画になるというので一気読み。
重いテーマ、人ごととして読んでるけど、実際益田の立場に自分がなったらどうなるのかと考えさせられた。

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Posted by ブクログ 2017年11月09日

Free Styleさんが詳しいレポをあげられているが、
罪人となった後、周りの人の反応について深く考えさせられた。

14歳のときに犯した殺人の罪を28歳になっても背負っている青年「鈴木」。
同じように中学生の時に
表向き親友のようにつきあっていた友人がいじめにあったとき、
かばってあげる勇気がな...続きを読むく、その友人の自殺をとめられなかったことを
生涯の罪と感じている「益田」。
2人は同時期に、川口のステンレス加工工場に勤めることになり、
社員寮での生活が始まった。
その会社の事務員美代子は、
元彼にだまされてAV女優として働いていた過去があり、
美代子のヒモと化した元彼から逃げていた。

3人3様の嫌な過去があり、誰とも付き合わずしゃべらず、
人との接触を避けるような生活をしていたのだが、
この工場で知り合ったがため、
そのバランスがじょじょに崩れてくる。
同年代、同期入社という偶然から口を聞くようになり
頑なに人を拒否していた鈴木は
唯一、自分を大事と言ってくれた益田を親友と思うようになる。
一方益田は鈴木の隠された過去に気が付き
「あの事件の犯人は今・・・」というネタを
マスコミに話してしまう・・・・。

罪を犯した人の社会復帰はこんなにも難しい。
親友だと思っていた人が実は殺人犯だったら・・・
たとえ今はすごく優しいいい人だとしても
心の奥までわからないものだから、
やはりある一線をひいて、特別な目でみてしまうだろう。

本人は「ああ、やっぱりここもか」という気持ちになるに違いない。
それ以前に、犯した過ちを悔いるなら、
一生、後悔ばかりで苦しい想いをするだろう。
いや、苦しい想いをする人ならまだ救いようがある。
懲りずにまた同じ罪を犯す人もいるからなあ。

ひっそりと隠れるように生きる罪びとの心理が
とてもよく書けている作品だと思う。
願わくば、こんな切ない人々が1人でも少なくなるような
社会になって欲しいものだ。

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購入済み

友罪

2013年05月27日

これは非常に面白かった。

加害者側の心理に寄り添う小説は「うーん、、」が多いけど、この作品は大丈夫だった。

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Posted by ブクログ 2023年10月31日

酒鬼薔薇聖斗の事件をモデルにした、少年Aのその後と彼に携わった人々の物語。

大なり小なり、誰もが持ち得る「罪」の意識。社会で生きる中で、どう向き合い、どう「償う」べきか。様々な人間模様と生き方の中で、自分だったら、自分の友人だったら、自分の家族だったらと、常に問いかけられ、考えさせられる本だった。...続きを読む

長編ながら、一気に読み進めたくなる話の展開と最後の締めくくり方に感心させられました。
人生とは、いつまでも答えを探し求め続ける旅の途中なんだと思います。


【追伸】
とても人間味溢れる登場人物ばかりで、薬丸岳さんのお人柄が伺えるようでした。しかし、実際の少年Aはどうだろう…彼の強い自己顕示欲については描写されていないように感じたので、当事件がモデルにはされているものの、やはりフィクションであって、実際とは乖離しているだろうと感じました。

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Posted by ブクログ 2023年10月04日

同日入社した同期が、児童連続殺傷事件の少年犯だったら…話の展開が気になり、一気読み。 この本を読んでいると、そういう罪を犯した者でも、反省し、全うに生きて行こうとするなら、擁護したい気持ちになる反面、どこかでのうのうと生きていると思うと憎悪さえ感じるような、本当に難しく、重いテーマだけど、とても読み...続きを読む応えのあるものでした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年04月19日

もし、近くに犯罪者がいたら。
気づかないでいるのも怖いし、気づいてしまった時も怖い。
いくら今、友達として一緒にいるとしても、一緒に居たくなくなってしまうと思う。
益田の気持ちもわかるし、結局裏切られたと思われるなら、自分の手で原稿を書いた方が良かったのではないかと思う。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年12月18日

日本中を震撼させた少年事件の犯人が、医療少年院を経て社会復帰。知らずに親密になる益田は、正体を察し苦悩する。

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Posted by ブクログ 2021年06月28日

もし、自分の友達が少年犯罪者だったら…
友達のままでいられるのだろうか…
そんなことを考えさせられる話でした。

本当に残酷な犯罪を犯したとしても、
今の人権まで否定するのは違うと思った。
けど、実際の社会は「犯罪者」のレッテルを貼ったまま
だと思う。
逆に、友達のままでいられる方が珍しいと思う。
...続きを読むけど、道徳的なことを考えると、仲良くしなさい、
ってなるんだろうし…。
なにが正解なのか分からなくなったけど、
主人公の益田は、鈴木くんと友達でいることを
選んでくれて、読んでて嬉しかった。
きっと、鈴木くんもこの手紙を読んでくれると思う。

キレイな友情の話を見せてもらって感じー。

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Posted by ブクログ 2021年06月09日

好感のもてる友人が、かつて人を殺していた犯罪者だとしたらあなたはどうしますか
そんな果てしなく正解のない問いを圧倒的な文章力と構成で示され続けているような作品だった。
過去に後ろめたさを持つ人は、ずっとその後ろめたさに追われ続けねばならないのか、犯罪者を許すとはどういうことなのか、幸せを願うのは罪な...続きを読むことなのか。一般的な立場として答えるならば人を殺したことは変わることのない事実だ、一生苛まれて然るべき、幸せになんて被害者のことを思ったらなるべきじゃないだろう、そんなふうに思うだろう。
しかしこの作品は、その犯罪者がふと自分の隣にいる友人のことのような距離感で、語りかけてくるのだ。だからこそ先ほどの問いが息が苦しくなるほどの重量感を伴って迫ってくる。
ぜひ、この作品の主人公、益田がどのような答えを出したのか見届けてほしい。

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Posted by ブクログ 2021年02月04日

猟奇的殺人を犯した少年の出所したその後、あなたは友達になれますか?
なさそうであり、ありそうでない、もしかしたら身近で今もあるのかもしれないそんな話。
薬丸氏の小説は引き込む力強さがあり、長編小説でありながらぐいぐい持っていかれて気が付けば読み終わっていた。
途中何度も登場人物に苛立ったことだろう。...続きを読む続きが気になりながらも先が読みたくない、でも読まずにはいられない。どれだけ不幸の境遇を同時多発させるんだろう、とw
過去に痛みを持ったものだから、いや、自分は違う。そう叫びたい、でも生きていてほしい、わかる。
途中何度もカレが本性をむき出しになるんじゃないだろうかとハラハラしたりもしたが、そんな安易なストーリーを綴る作者じゃない、うん。さすがだ。
後半の手記、手紙オチは嫌いな自分であるが、これはまっとうに正しい使い方。若干のラスト周辺のグダグダなところはあるもののしっぽりと結び終えている。
あとがきで書かれていた『Aではない君と』が気になる!

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Posted by ブクログ 2020年08月25日

忘れてはならない事件 が ある
忘れてはならない事実 は ある
忘れてはならない感情 は ある

あの事件が起きたのは
今から23年前の、
1997年の五月、神戸だった

戦争に終わりがないように
陰惨な事件にも 終わりはない

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Posted by ブクログ 2019年12月19日

『友罪』×薬丸岳、となると何となくストーリーは予想がついた。友達が元犯罪者でも友達を続けられますか?と問うような内容かと思い、概ね合ってはいたのだが...ちょっとその犯罪が桁違いだった。許せん。私は大原則、加害者の更生よりも被害者や遺族の人権を尊重すべきと思うので、どう寄り添ってこの物語を読んでいく...続きを読むのか大いに悩んだ。この著者は犯罪者サイドからの話が多く、自分の倫理観が問われるので疲れる。それでも引きこまれ、各々登場人物の苦悩が伝わって、イッキ読みしてしまった。でも正直ラスト含め、腑に落ちない所多々あり。

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Posted by ブクログ 2019年02月22日

連続児童殺傷事件の犯人が、医療少年院を出所して社会のどこかで暮らしている。
同僚の鈴木が“あの事件”の犯人だと知ってしまった益田。しかも、親友だと慕われていた。
益田自身も、少年時代にいじめにあっていた友達を見捨て、自殺に追い込んだという罪悪感を抱いている。

“あの事件”への嫌悪感。
犯罪者を友達...続きを読むと思えるわけがない。

更生した犯罪者と、彼をとりまく社会の厳しさ。大なり小なり罪悪感を背負いながらもがいている、普通の人々の葛藤を描いている。
巻末の「特別寄稿 Sくんへの手紙」は、涙がポロポロこぼれてくる。

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Posted by ブクログ 2018年07月07日

ある町工場に同じ日に入社した二人。年も近く、次第に親しくなっていくのだが、あるきっかけで、相手が世間を揺るがした大事件の犯人ではないかと思い始め…。
読み応えのある、ヘビーな作品。実際にあった事件を思い起こさせる内容だけど、それとは全然別の感情を起させる。ラストはやっぱり友達でいて欲しいと願ってしま...続きを読むう。重たい話だけど、ずんずん読める。やっぱりたまにはこういう作品も読まないと、読む楽しみがないものね。

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Posted by ブクログ 2018年05月17日

何も無かった頃に時間を巻き戻したい気持ちを抱えた人達の話だった。環境、生理的なもの、勇気の無さ。。。色んな要因で作ってしまった過去。他人の心の痛みの深さは当事者にしかわからないけど、共感する事で少しでも救われるのかもしれない

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Posted by ブクログ 2017年10月08日

仲良くなった会社の同期が、かつて世間を震撼させた、凶悪な連続殺人犯だったら…
うーん、やっぱり被害者遺族の事を思うと、色々難しいかな。同じく同僚の元AV女優のように、昔の事だし悪いことしてないし、とかでは済まされない。でも、やっぱり鈴木には、最後の手記を読んでいてほしい。

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Posted by ブクログ 2024年04月09日

事件と全く関係のない立場なら犯人が人間らしい生活をしてもいいんじゃないかと思うけど被害者の関係者なら犯人が普通の生活するのは絶対に許さないと思う
毎日苦しんで苦しんでのたうち回っていてほしい
笑ったり、楽しい事があるなんて許せない

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Posted by ブクログ 2022年09月25日

ミミの身に何か良からぬことが起こるのでは(達也に傷つけられる、大家にバレて追い出される、など)、とハラハラしながら読みましたが、無事で良かった。

担当の精神科医のパートは息子に対してオドオドし過ぎなのではと読んでてイライラした。仕事に誇りを持っているけど、あなたのことは何よりも大切に思ってるって伝...続きを読むえて堂々としてろよと。あんなビクビク接してこられたら、私が智也でもかなりイラついちゃうと思う。

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Posted by ブクログ 2022年06月23日

読んでいる間、ずっと苦しかった。
特に美代子。
救いが無さすぎる。
鈴木は美代子の前からいなくなってしまったが、幸せになって欲しい。
そして、元カレ達也のような男たちは地獄に落ちるといい。

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Posted by ブクログ 2019年07月27日

読み物としては面白いのだが、やはりいまだに記憶にある神戸のS連続児童殺傷事件が思い出されて抵抗感がある。この題材に敢えて挑んだのだろうが手放しでは受け入れ難いね。この本ではちょっといい人間にもしてあるし。実際の事件があまりに残酷だっただけに単なる読み物として楽しめなかった。

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Posted by ブクログ 2018年09月18日

薬丸さんの作品は今まで2冊読んだけど、

重たい内容ながら、
どんどん夢中になって読みすすめてしまう作品で、

この作品は、真ん中・・

いや、かなり後半まで
ちょいちょい嫌な気分になることがあったけど、

犯罪を犯したことがわかって以降は
とにかく色んな事を考えさせられたし、

ラストの手紙には
...続きを読むグッとくるものがありました。

ただ・・
やっぱ、重たい。

これを読んだあとは楽しい作品で気分を変えたくなります。

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Posted by ブクログ 2018年06月13日

普通に暮らしている自分にとって日々起こる事件は遠くで起こる出来事です。ここに出てくる人々もそう、週刊誌のネタでしかないのです。罪を犯した人をただ非難するのは自分と関わりない出来事だと思っているから。それがもし友人となった人であったなら…。関わるのは勇気のいる事です。罪を償うとは。考えさせられました。...続きを読む犯罪を犯したものをただ排除するのでない。主人公の取った行動は救いをもたらして希望をくれました。

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Posted by ブクログ 2018年06月08日

友人だと思っていた人が凶悪犯罪の加害者だったら。
読んだ人は、おそらく誰もが自分だったらどうかと考えるだろう。
私も考えて考えて途方にくれてしまった。

知らなければ、知りたいと思ってしまう。なのに、知ってしまったら苦しい。そして、何故あれほど酷い事ができたのかと考えずにはいられないだろう。
背負っ...続きを読むたもののあまりの重さに、できれば側にいないでほしいと願ってしまうだろう。

ただ、物語に出てきた同僚たちのようにはなりたくないと思った。
じゃあ、どうするのかと問われればわからない。考え続けることしかできないけれど。

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購入済み

キャラの

2013年06月28日

立ち過ぎは現実味を削ぐ?

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