あらすじ
少年院入所時の知能検査でIQ161以上を記録した町田博史。戸籍すら持たぬ数奇な境遇の中、他人を顧みず、己の頭脳だけを頼りに生きてきた。そして、収容された少年たちと決行した脱走事件の結末は、予想だにしなかった日々を彼にもたらすこととなる――。一方、闇社会に潜み、自らの手を汚さずに犯罪を重ねる男・室井は、不穏な思惑の下、町田を執拗に追い求めていた。
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Posted by ブクログ
オーディブルで。刑務所ネタ、天才的な能力を持つクールな主人公が、犯罪組織に付け狙われる中、関わった者を支援したり、守るため、戦うストーリー。
複雑な展開の中、芯がある話で面白い。
Posted by ブクログ
すごい!!素晴らしい!!
ホントに面白くて引き込まれ具合がえげつない!!
この厚い一冊をあっという間…1日で読んでしまった!!
薬丸岳作品はどれも大好きだけど、これはその中でも私的には傑作!!
下巻をすぐ読みます!!
Posted by ブクログ
アウトローなものは理解が難しく個人的には合わないものが多いのですが
こちらは主人公の天才的な孤児、裏社会との関わりや人間模様にどっぷり
見入ってしまいました。
読みやすく、かつ先が気になるドキドキ感や登場人物たちの面白さ。
長編なのに飽きが来ない物語の進み方。
Posted by ブクログ
面白い。 テンポがよくて読みやすい。映像が目に浮かぶようだ。
後半 工場の徳山さんが町田と飲んだ時口にした「痛みっていうのは…自分がある程度幸せでなけりゃ感じられねえものなのかもしれねえなあ。……」という言葉には なんだか深く納得した。
下巻に向けて気になる人間ばかりだ。雨宮、小杉はもちろんのこと 晶子もクサい。そしてやっぱり室井だ。町田への執着は彼の頭脳だけが目的だとも思えない。
すべては下巻。
Posted by ブクログ
薬丸岳さんの上下巻!
このGWに読もうかと。まず上巻!
タイトルからして、何か宗教絡みかと思ったけど違ってたわ!
まぁ、神の子の意味の胡散臭さは変わらんけど…
成人近くまで、戸籍を持たず、教育すら受けてない。お母ちゃん、産むだけ産んで届ける事もなく、そのまま…
こんなの酷い!
親から逃げて、生きる為とは言え、詐欺に加担。
捕まって、測ってみると、IQ160以上〜
義務教育も受けてなかったのに、数年で大学入学って!
IQ測ったのって、いつやろ?小学校ぐらいの時にした気がする。いくつか忘れたけど。今は、IQだけで決めないしね。
しかし、本読むのも、サラッと見ただけで、ページ全部を写真のように記憶する!って言うのは、本読むのに有効かもしれんけど、あくまで知識として憶えるのはええけど、小説とかをワクワクして読むのはどうなんやろ?
何か、犯罪もんから、起業もんに変わったような様相を呈してきたけど、まだまだ、これから!
そんな簡単に成功談になる訳もないはずなんで、下巻を楽しみに!
ワクワクさせて〜
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月曜日に、映画観に行って来た〜
「異端者の家」
何かユダヤ教なら連なる一神教からは、耳が痛いというか、クレーム来んのかな?
ユダヤ教のコピペみたいだと、モノポリーで例にして言ってるけど。
こういう宗教論入って来ると、「はっ?」ってなってしまう八百万の神の国在住の私。
宗教論はさておき、こんなおっちゃんに捕まってしまったら、もう最後!
生きて帰れん気するわ。
もう、やるか、やられるかの世界やん!
安易に人の家に入らん事!!!
オカルトもんとかは、いつも思うけど、何でそんな時間に行くの!って思う。
まぁ、そうでないと話にならんのは分かるんやけど。
Posted by ブクログ
とても面白い。
戸籍の無い少年、詐欺集団、殺人事件、障害者、
等々、
重々しいキーワードが並ぶが、作品はちっとも重さを感じさせること無く、テンポよく進みます。
スラスラと一気に読めてしまいました。
下巻が楽しみ・・・・。
Posted by ブクログ
続きが気になってあっという間に読んでしまった。悲惨で珍しい境遇の主人公やそれを取り巻く人々、得体のしれない室井という人物、それがどうストーリーと絡み合っていくのか下巻が楽しみです。
Posted by ブクログ
殺人事件で逮捕された少年・町田は母親に戸籍も与えられず、生きるためにどんなことでもやってきた。彼は類いまれなる頭脳を持っているが、大切な何かが欠けていた。
展開が早くて一気読み。登場人物が多いが、後半に連れて徐々に繋がっていく。そこが本当に面白いしワクワクした。
彼を取り巻く環境や、彼をひつこくつけ回す闇組織の存在。町田の頑なに閉ざしている心は変化するのか。どんな展開がまっているのか下巻が非常に楽しみ。
Posted by ブクログ
頭の良い登場人物がいる作品が好きで、伊坂幸太郎のマリアビートルや甲斐谷忍のONEOUTSの様に頭の良い登場人物が出てくる作品は実際に作家が頭良くないと書けないと思う。
で、この作品を読んでみたけど直接的に頭の良いと感じる描写は無くて考えさせられる事はほぼ無く少し残念に思ったけど、ストーリーが相当面白く、クライムサスペンスが好きなら映画の様に純粋に楽しめるという印象の上巻。
話の展開がすごい!
まだ10代の少年達がそれぞれ抱える悲しみや怒り諦め、など、子供達の力だけではどうしようもなかった少年時代が読んでいて切なかったです。
これからどんな人生を歩んでゆくのか続きが気になります。
Posted by ブクログ
薬物ジャンキーな母親から生まれ、無国籍で育った少年。
しかし、実はIQ161以上を持っており、物心ついた時はその頭で生きてきた町田博史。その町田を欲しがる謎の闇の組織の男・室井。殺人で少年院に入り、脱走するが失敗。その事件後、社会に出た町田はある工場の家族のもとで居候することになり…。
おもしろかった~
町田を手に入れるために二重三重に網を張るとことか
後半の雨宮とスギさんの関係性とか
ちょっと奇人な天才繁村とか
でもって町田の変化とか…
わくわくしすぎてあっという間に読んでしまった!
下巻が楽しみすぎる~!
どうなるの~!?
Posted by ブクログ
先が全く読めなくて上巻だけでは評価がむずいけど、下巻が面白くなる予感がプンプンする前半って感じでした。戸籍なしの天才町田、家業を引き継がせてもらえない御曹司為井、謎の黒幕室井と その部下雨宮、そして何か秘密を抱えていそうなホームレス小杉。上巻では交わりきらなかった彼らが、下巻でどう絡んでくるのか。続きが楽しみです。
Posted by ブクログ
町田は特殊な能力を持っているけれど、まだそれをうまく使いこなせていないように感じました。
東大に入れたのは勿論すごいけど。下巻でその力がどう関わっていくのか、とても気になります。
みのるともう一度再会してほしいなと思いながら読みました。
そして、町田自身が「痛みを感じられるようになること」が、この物語で一番大切なことなのかもしれないとも感じます。
下巻で彼がどんな選択をしていくのか、続きが楽しみです。
Posted by ブクログ
何となく、読み始めただけだったのに、ハマっています。面白いです。自分の中で、名前が覚えにくくって、勘違いするので、メモしながら読んでいます。主要な登場人物は限られているので、わかりやすいのですが、オーディブルということもあるのかな?キャラクターはちゃんとしてて、わかりやすいので、単に自分の問題。ストーリーは、何で、どうしてと、謎解きをしたくて、どんどん、読み進めてしまいます。アメリカの刑事ドラマをよく見ていて、遠い話と思っていたけれど、日本でも、幼児虐待からはじまり、少年犯罪へつながっていくということが、本を読みながら、なるほどなぁと思いながら読んでいます。幸せか不幸かは、ただの運なんだというセリフが気になりました。幸せな人は、「不幸だったら、幸せになる努力をしろ」と簡単に言うけれど、自分の力ではどうにもならない運命のようなものが、自分にはりついてしまい、不幸から逃げる事はできない。だから、幸せな人を少し不幸にして(つまり犯罪行為)不幸な人は、少しだけ幸せになるんだというようなセリフが、突き刺さった。まだまだ、上巻の途中を読んでいるところです。
Posted by ブクログ
薬丸岳という人は
複雑な生い立ちとか
メンタルが不安定とか
ちょっと境遇に恵まれない若い人の描写が本当に秀逸。
特殊能力と言っていい頭脳を持つ町田、
本当はとても姉思いの雨宮、
大切な人を守りたかった磯貝、
大企業の御曹司の為井
反抗期の町工場の娘、楓。
恵まれた時間を過ごしてきた人も、少年院に入ったりたそうでない人も、必死に生きているのは動かし難い事実。
女子大生の晶子は自分がちょっとウザい。
美形で男子にチヤホヤされて、でも誰にでも親切でちょっと意識高い系を全てわかってやっている、的な?(自分も性格悪いなー。)
特殊詐欺のてっぺん(と思われる)である室井。
非道で冷徹で恐ろしくクレバーな犯罪者であることは事実なんだけど、この人もやり方を間違えてしまっているだけなのではないか??
どきどきしながら下巻へ続く。
Posted by ブクログ
人間は集団行動を経て、心の痛みや喜びなどを知るんだろうね。面倒だったことが生きていく上で必要なんだ。悪いことをしていたとは言え、ヒロシが不憫でならない。それを少しでも気にかけてくれる大人がいるのが救い。子供は成長していく上で、心ある親や近しい大人が必要なんだな。美香のムロイに対する気持ちはわからなくもないが、彼の奥底にあるモノに早く気づいてほしい、手遅れになる前に。それにしても小杉がものすごく胡散臭い。どっちサイドの人間なんだろう。続きを早く読みたい。
Posted by ブクログ
子供を愛せない愚かな母親の元
戸籍を作られず、存在の証明さえできない社会からの孤独。
神から与えられたものは、天才的頭脳。
小学校さえ行けなかった少年は
少年院で高い知能指数を記録して学習を学ぶ。
知識の吸収に反し、対人関係の構築は未熟。
そんな少年が社会へと戻っていく。
戸籍と名前を与えられ、身元引受人の町工場で
仕事を得て、大学に進学する。
彼の知能は闇組織からも狙われる。
薬丸さんは、その作品も読みやすく長さを感じません。展開は面白いのですが、下巻までいかないとこのタイトルの真意はわからないです。
さて、下巻へ
Posted by ブクログ
面白かった!
個人的に感情的にならずクールで賢い主人公にハマって、楽しく読み進められた。
かなりアウトローな話で自分とは無縁な世界だと思ったが、細かい感情の動きなどの描写でそんな世界にも吸い込まれていった。
Posted by ブクログ
18年間戸籍のなかった町田ヒロシ。
天才的な記憶能力を持つが、心がない。
色々なことに巻き込まれながら、保護司の家を助けることに。
どうなるか?政界のフィクサー、謎の室井という人物、室井に雇われた雨宮、ホームレスなど様々な人の思いが交錯する。
Posted by ブクログ
4.4
かなり面白い。
主人公である天才少年の魅力にそれぞれ全く違う環境の人々が集まってくる感じが良かった。
物語自体もこの先どうなるかが分からず、下巻が楽しみ。
Posted by ブクログ
詐欺グループ、少年院、大学生とテンポよく話が進んでいくので読みやすかった。
語り手が為井、楓、雨宮と変わって話が進んでいくが、それぞれの話がどう繋がっていくのか楽しみ。
Posted by ブクログ
上下巻かつ1冊が分厚いけど、読みごたえ満載なのでサクサク読めました!
薬丸岳さんの本で個人的に好きな作品上位にランクイン。
殺人の罪で少年院に入所した主人公:町田は、18年間戸籍を持たず「自分が生き残るためにできることは何でもやる」精神で生きてきた。
人並外れた知能指数を持ち、その能力ほしさに闇の組織からも執拗に狙われるが、町田自身は他人に関心なく我が道を行く。その人格形成や行動には少なからず生い立ちが関係しているのだろう。
町田目線での話は少なく、様々な人物が登場してどんどん物語が進んでいくから思わず集中してしまう。町田のもつ能力に興味を持つ者・嫉妬する者が物語を盛り上げる。水面下で動く闇の手から町田は逃れられるのか、味方はできるのか。
すぐに下巻が読みたくなる1冊。
Posted by ブクログ
出生届けも出されず、戸籍を持たずに育った少年は、殺人事件の容疑者として少年院へ収容される。
そして、少年院で初めて「町田博史」の戸籍を取得する。
絶望的な孤独とIQ161以上の天才的頭脳だけを頼りに、脱走を試みたりする。
町田博史が、どう生きて行くのか、伏線はどう回収されるのかは、下巻へ続く。
とても長い長い長編。
Posted by ブクログ
IQ160以上の無戸籍の少年とその周囲の話。どうなっていくのか全く読めない!無戸籍、詐欺、殺人、障害、が飛び交う中この少年や、周囲がどうなっていくのか本当に気になる。その展開からこうなる?更に!?って上巻だけで十分振り回される、早く下巻読みたい。
Posted by ブクログ
「誓約」読んだ時も戸籍がうんぬん、、だったから
主人公に同じ雰囲気を感じた。
第一章、プリズンブレイク(失敗)
第二章、義手(まさかこんな義手の話だなんて思いもしなかった)
為井が軽いのよ。
次期社長自分じゃなかったの悔しい!起業したい!→面白い合成樹脂!これだ!
までの流れ。かるっ。
いや分かるんだけど、町田の義手と工場の立て直しに繋げるためにそうなったのは分かるけど、デキレースすぎて、だったらもっとさらっと繋げてほしかった。これ何の物語?下町ロケット?となってる時間長すぎた。
そして楓がイライラポイント。
殺人鬼の居候いるのうざい!ボコって!→もしかして犯罪してない?ごめん→工場潰れちゃうかもしれないから助けて
なんて都合がいいんだ。しかも結局惚れてるっぽいわ。
あと町田の口調が
「そんな暇じゃないのさ」とか「そうかい?」とか
妙にキザでダサめで、もしやこの本出版されたのだいぶ昔?と思ったら、10年前くらいだった。
これも人とのコミュニケーション不足で、本ばっか読んでるから本に出てくる話し言葉になってるってこと?
最後の数ページ、雨宮のターンは面白いことになりそうだぞー!と思ったけど、どうか杉村が雨宮の父親ではありませんように。そしたら評価2。
Posted by ブクログ
主人公は戸籍を持たずに育った少年。
生きる為に様々な犯罪に手を染める。
ある組織で類まれなる頭脳を買われ
振り込め詐欺のシナリオを作る役目を与えられる。
上巻はおいたちと社会復帰を描くが、常に組織から監視されている。
とある町工場の女社長に身元を引き受けてもらい、
住み込みで働きながら大学に通うようになる。
工場の取引先が倒産し資金繰りに窮しその立て直しを
下巻が楽しみ
Posted by ブクログ
ずっと次が気になって上下巻もあるのに、サクサク読み進められる内容。
でも心に大きく残ったり、衝撃を受けたかと言われるとそうでもない。
登場人物全員に想いがあることを、しっかり描いてくれてたから違和感なく読み切れたのかな。
⭐︎3.8