ラストナイト

ラストナイト

小説・文芸
682円 (税込)

3pt

片桐達夫、五十九歳。顔には豹柄の刺青がびっしりと彫られ、左手は義手。傷害事件を起こして服役して以来、三十二年の間に誘拐事件を三回、強盗を一回起こし、刑務所を出たり入ったりの生活を送る男には、胸に秘めた思いがあった――。
菊池正弘が営む居酒屋「菊屋」に、刑務所を出所したばかりだという片桐達夫が現れた。三十五年来の友人を迎える菊池だが、刑務所から離れられない人生を送る彼に、忸怩たる思いを持っていた。片桐が犯罪に手を染めるようになったきっかけは、彼が「菊屋」で起こした傷害事件だった。しかしそれは因縁をつけてきた暴力団員から、店と菊池の妻を守るための行動だったのだ――。
片桐は、なぜ、罪を重ねることになったのか? 涙腺崩壊必至! 心奪われる、入魂のミステリ。

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ラストナイト のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読み終わった後漠然と「じゃあどうしたら良かったのか」という気持ちが浮かんだ。
    憤りにも似た、何故?が今も心の中にある。

    色んな人の視点で事案を見ていくと、やっぱり娘の気持ちは当たり前だと思うが、なんだか悲しくなった。
    世の中には本当の悪はたくさんあるのに、こんな方法でしか愛を貫けない片桐が悲しくな

    0
    2026年05月06日

    Posted by ブクログ

    これは文句なしに面白い。顔に入れ墨のあるインパクトのある主人公、5人の登場人物の視点で同じ場面が何度も描かれ、その積み重ねでだんだんと謎が解けていくように色々なことの理由とか背景が分かっていく。そして悲しい。
    しかし、菊屋には一度行ってみたい。顔に入れ墨のある瓜田純士みたいな客が来たら、早々に引き上

    0
    2026年05月05日

    Posted by ブクログ

    薬丸作品にしては珍しく短めだが、テーマは実に薬丸さんらしい。
    顔に豹柄の刺青を入れた男・片桐の数奇な人生が、複数の視点から語られていく構成。出所しては再び罪を犯し、何度も服役を繰り返す彼はなぜ、そうまでして犯罪に手を染めるのか。

    物語は同じ5日間を別々の立場から追いかける巧みな構成で進んでいく。片

    0
    2025年06月09日

    購入済み

    赦しと償い

    自分ではどうにもならない不条理に出会した後、自分だったらどう生きるのか。自分の周りの人が不条理に絡めとられたら自分は見捨てずにいられるだろうか。考えさせられるとともに終盤は涙が止まらなかった。

    0
    2020年05月20日

    Posted by ブクログ

    オーディブルにて

    場面の切り替えの記述が不足してるから、ん?翌日の話?って思うところが何箇所かあったり、登場人物視点から見た章立てになっているから、物語が進んでは戻ったりするとこはあるけども、主人公の不可解な行動の目的が分かってからは、目頭が熱くなった

    この作者の作品を読むのはまだ2作品めだけど

    0
    2026年09月03日

    Posted by ブクログ

    Audibleにて。一気に聞き終えた。
    不幸な生い立ちもあるのだろうけど、不条理というか、やるせない気持ちになった。

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    傷害事件を一度起こしてから、何度も何度も再犯を繰り返す片桐。ラストでその意味がわかった時、どうにもならないもどかしさを感じた。
    片桐に関わった人達5名の目線から描かれた5章。
    同じ出来事を様々な角度から見てみると、こんなにも景色が変わるのかと思う。
    時間でいうとたったの5日間のこと。その濃密な時間が

    0
    2026年08月24日

    Posted by ブクログ

    ある意味で、こんなに純粋に生き抜ける人がいるんだ。。。
    と熱い思いを感じる作品です。
    最後に真実が伝わるかもしれない・・・
    それがまた・・・

    0
    2026年05月31日

    Posted by ブクログ

    ただただ悲しい物語だった。
    優しい男が純粋な愛過ぎる情故に罪を犯し続け、でも愛する娘の一言で最後まで人を殺すことはなかった。
    自分の都合のために誰かが犠牲になるのは新たな憎しみや苦しみを生むためやって良い訳はないが、絢子や荒木だけでなく、もしかしたらほかの事件でも、彼に救われた人がいるのかもしれない

    0
    2026年05月18日

    Posted by ブクログ

    顔にヒョウの入墨の男カタギリ。この時点で私の読む話かなと思ったのですが、展開がそれぞれの人たちに光をあてていくので読みやすいなと思い直しました。
    菊池さんは本当にいい人。
    中村弁護士は驚くほどの正義の人。
    松田ひかりはそういう風に思って当然。
    森口絢子は気の毒な人。
    荒木さんはやり直せた、いや、やり

    0
    2026年04月10日

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