薬丸岳のレビュー一覧

  • 虚夢

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    読み進めるのが辛い本でした。
    しかしながらページを捲る手が止まらなかった…

    虚しい夢…信じたくない夢のことでしょう。
    物語は通り魔殺人が起きる雪の公園から始まる。21歳の若者の刃で、12人もが殺傷…愛する3歳の娘がナイフで殺され、妻も背中を刺されたが瀕死で何とか生き延びるが精神が崩壊してしまい統合失調症で今も苦しんでいる…その夫(父親)が主人公だ。

    犯人はなんと罰せられなかった…刑法第39条に『心神喪失の者は罪に問われない(中略)』とあり、精神鑑定の結果、犯行時に心神喪失だったことが認められ不起訴となる。
    何も罪ない愛すべき幼い娘を突然奪われた絶望感と喪失感は計り知れない。

    罪に問われる

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    2025年02月27日
  • 刑事のまなざし

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    なんだか暗く重い話なのかなと思いましたがそれだけではなかった。
    確かにテーマは重いものや暗いもの、出来たら避けて通りたいことだったりしましたが、犯人と対峙する夏目さんの姿勢がとても良かった。
    最後の話はネタバレになるので詳しく書けませんが、
    どっちも辛いなぁと感じました。

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    2025年02月18日
  • 虚夢

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    愛娘を奪い去った通り魔事件の犯人は「心神喪失」にて罪に問われなかった

    刑法第39条について扱った作品

    凄いお話しだった
    重い話なので前半はなかなか読み進められなかったが後半は一気読み
    被害者、加害者両側の視点から描かれていて色々考えさせられた

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    2025年01月13日
  • 刑事の怒り

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    世相を映す痛切な犯罪事件。
    立ち向かう夏目の姿勢は「罪を憎んで人を憎まず」では語り尽くせない何かがある。
    短編賞受賞作「黄昏」や他の作品も珠玉の出来だが、やはり表題作が良かった。
    切なくなるけど、あぁ、続きが読みたいなぁ。

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    2024年12月04日
  • ブレイクニュース

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    皆さん、こんにちは。ブレイクニュースの野依美鈴ですー
    自称ジャーナリスト野依美鈴は、SNSなどに寄せられた情報を元に個人でさまざまな問題のリポートをするYoutube配信者ある。
    始まりは週刊現実の記者である真柄新次郎が彼女に出会うところから。大きな題材として彼女の正体、そして素顔を晒して時には過激で危ない真実に近づくブレイクニュースの目的はなんなのか。
    虐待、8050、冤罪、ヘイトスピーチ、SNS炎上、医療過誤など。全7編で明らかになる真実。

    無理やり恋愛ごとや家族のことなどが絡んできたりすることもなく、純粋に何かを成し遂げようとする人の軌跡のお話だと感じました。
    各話今だからこそ起こりえ

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    2024年11月29日
  • 悪党

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    薬丸岳さんの作品は重くて難しいテーマが多い。その中でも『悪党』は特に辛かった。
    15年前に姉を陵辱し殺害された元刑事・探偵の佐伯修一が、忘れることの出来ない犯罪と向き合い葛藤する物語。

    “被害者家族は加害者を赦すことができるのか”

    佐伯は被害者遺族からの『加害者追跡調査』の依頼を受け調査を重ねていくうちに、自身の問題に立ち向かい、姉を殺害した犯人達への復讐に向かって動き出す。佐伯の苦悩がリアルに描かれていて、途中読むのが辛くなったが、エピローグではほのかに明るい未来が見えて心が救われた。
    被害者家族は、どの様に前を向いて歩いて行けばいいのか。また加害者は生きる権利はあるのか。赦しや更正につ

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    2024年10月30日
  • 告解

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    面白かった。
    面白かったけど重いなぁ〜。薬丸岳さんの作品はほんとに面白いんだけどどの作品も重くてしんどくなる。続けては読めないなぁ。
    今回の作品は贖罪に対する在り方を問う作品ってことだけどでも交通死亡事故の加害者とその他の殺人事件の加害者とじゃ全然違うよなぁ。
    とりあえず毎日ハンドルを握る身としてはほんとひとごとじゃなく感じられた。
    毎日を大切に生きようと思える作品だった。

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    2024年10月28日
  • 蒼色の大地

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    螺旋プロジェクト4冊目。
    読む順番がこれでいいのかが分からない。過去の作品を何冊か読んだことのある作家さん。その時は面白かったけれど全作品を追いかけるまではいかなかったけれど、、、これは最高に面白かった!螺旋プロジェクトの海族山族の関係が違和感なく無理なく自然に組み込まれている感じがした。時代的背景とストーリーの内容がイメージしやすかった。主要人物以外の名前が誰がどっちだっけという感じなってしまうことがあったが、どんどん読めたので一気読みした。最近は現代のものを読むことが多かったので、この螺旋プロジェクトでいろいろな時代の物語を読めてうれしい。

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    2024年10月21日
  • 刑事の約束

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    このシリーズは短編の方が活きる気がする。
    今回も名作揃い。
    第4話は泣けた。
    最終話は胸を締め付けられた。
    哀しい犯罪。
    見つめる夏目の目は誠実で慈愛に満ちている。

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    2024年10月09日
  • 刑事弁護人

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    弁護士の持月凛子と西大輔が殺人の容疑で逮捕された警察官の垂水涼香を弁護する物語で504ページの分厚い本だったが、一気に読破できた.殺されたのはホスト・加納怜治で涼香の証言では彼の自宅でナイフで襲われ近くにあった酒の瓶で怜治の頭を殴った由.凛子と大輔が証拠集めに奔走する中で、大輔は涼香の証言に疑問を感じた.大輔は元警察官で学生時代に司法試験をパスした秀才で現在は弁護士.涼香は息子の響を亡くしており、それを悔いていた.怜治の前科を調べるうちにその捜査に涼香が加わっていたこと、その過程で涼香が有力な証拠を発見したことなど、大輔の琴線に触れる事象から調査を継続する中で新たな証拠を発見する.裁判の最終段

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    2024年10月06日
  • 虚夢

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    刑法39条“心神喪失者の行為は罰しない”
    犯罪を犯した精神障害者の責任能力の有無について真っ向から問題提議をする社会派ミステリー。

    『幼い娘を心神喪失者に命を奪われた。犯人は刑法39条により罪に問われなかった』

    刑法39条の違和感や理不尽さを被害者家族を通して表現しているだけでなく、犯人の精神疾患の問題の複雑さにも触れており、法律や精神鑑定のあり方についてとても考えさせられた。そして終盤に明かされる驚きの真実。心が揺さぶられた。
    読者に投げかける問題は深く結論は出ない。

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    2024年09月25日
  • 逃走

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    これは正解はなんだったのだろう。
    あの日に4人で心中すればよかったのか、夫婦が逮捕されるのがよかったのか、もう少し早く妹に真実を話せばよかったのか。。。すごく考えさせられました。わたしが妹なら、本当のことを早く教えて欲しかった。

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    2024年09月13日
  • 刑事の怒り

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    【夏目シリーズ第4弾】
    シリーズ第4弾は夏目刑事が東池袋署から錦糸署に異動から幕が開く。年金不正受給、レイプ被害、外国人労働、介護。現代の社会問題にそれぞれ切り込んだ作品群。

    4番目に収録された表題作『刑事の怒り』
    「植物状態になった患者」の生きる意味や苦悩、そして患者は幸せなのか。本人の意思が明確に確認できない状況で、生きて欲しいと思うのは家族のエゴなのか…
    薬丸岳さんがたどり着いた命題への答えに胸が打たれ、人の尊厳と命の大切さについて考えさせれた。

    読み終えて夏目ロス気味。夏目の娘・絵美ちゃんの今後の回復と、祐馬の心に光が灯る日が訪れる事を祈りつつ第5弾を待ちます。

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    2024年09月02日
  • 告解

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    薬丸岳先生、個人的3作目。どの作品にも言えることですが、ただ面白いだけでなくメッセージ性が強く毎回考えさせられます。今回のテーマは贖罪。加害者が罪を償うのは当然としても、刑を終えたその人とどのように付き合っていくべきなのか色々考えさせれました。目の前に元受刑者の人がいたとして、自分はその人とどう向き合うのだろう。恐らく、拒絶的な感情を抱くのだろうけど、その人が社会復帰できるように支えてあげる人が必要ということも考えていこうと思う。何より、加害者にならないように運転は気をつけよう。。

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    2024年08月29日
  • 友罪【電子特別版】

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    ……。
    予想はしてたけど、重い内容でした。

    ついかっとなって…
    ほんの出来心で…
    魔が刺した…
    などと表現する犯罪や罪は人ごとでない気がするけれど、いわゆる
    猟奇的殺人と言われる理解し難い犯罪を犯した本人が実際そばにいたとしたら
    果たして自分は何も恐れる事なく接する事が出来るのか?と問われればやはり無理ではないかと思った。
    小説だから、読みながら鈴木さんを擁護したいという気持ちになったけれど、現実的には自己防衛の気持ちの方が強いんだろうな…と
    考えさせられました。

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    2024年08月22日
  • 神の子(上)

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    殺人事件で逮捕された少年・町田は母親に戸籍も与えられず、生きるためにどんなことでもやってきた。彼は類いまれなる頭脳を持っているが、大切な何かが欠けていた。

    展開が早くて一気読み。登場人物が多いが、後半に連れて徐々に繋がっていく。そこが本当に面白いしワクワクした。
    彼を取り巻く環境や、彼をひつこくつけ回す闇組織の存在。町田の頑なに閉ざしている心は変化するのか。どんな展開がまっているのか下巻が非常に楽しみ。

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    2024年08月12日
  • 悪党

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    自分の身近な大好きな人がこんな形で殺されたら、そりゃそうなるよねと思う。最後の最後踏みとどまっているのが主人公の良さがすごく出ててやばい

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    2024年06月16日
  • 悪党

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    これは期待以上に面白かった。被害者家族と加害者・加害者家族の心情が過不足なく描かれ、元警官の探偵が事件の被害者・加害者と交錯する連作ストーリもとても上手くハマっており、薬丸岳の良さが十二分に発揮されている。これは読んで損のない傑作。

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    2024年06月05日
  • 刑事弁護人

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    読み応えがありました。
    何が嘘で、殺人罪を受け入れてまで隠したいことは何なのか⁉️
    真実に辿り着けてよかった。

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    2024年03月11日
  • 誓約

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    昔悪人だった主人公が今は家族と幸せな生活を送って、まともに生きているところから物語が始まる。過去のある約束が主人公を苦しめる。
    守るべき家族がいる事で窮地に立たされて行く。
    壮大な復讐劇…。
    愛する家族が殺されたら犯人を赦さないだろうか?考えさせられる作品です。
    薬丸岳さんと言えば夏目刑事シリーズ作品が好きですが、犯罪を憎むと言う事に於いてはどの作品も一貫していますね。
    非常に良く出来た作品で一気読み必至です。

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    2024年01月08日