薬丸岳のレビュー一覧
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螺旋プロジェクト4冊目。
読む順番がこれでいいのかが分からない。過去の作品を何冊か読んだことのある作家さん。その時は面白かったけれど全作品を追いかけるまではいかなかったけれど、、、これは最高に面白かった!螺旋プロジェクトの海族山族の関係が違和感なく無理なく自然に組み込まれている感じがした。時代的背景とストーリーの内容がイメージしやすかった。主要人物以外の名前が誰がどっちだっけという感じなってしまうことがあったが、どんどん読めたので一気読みした。最近は現代のものを読むことが多かったので、この螺旋プロジェクトでいろいろな時代の物語を読めてうれしい。 -
Posted by ブクログ
弁護士の持月凛子と西大輔が殺人の容疑で逮捕された警察官の垂水涼香を弁護する物語で504ページの分厚い本だったが、一気に読破できた.殺されたのはホスト・加納怜治で涼香の証言では彼の自宅でナイフで襲われ近くにあった酒の瓶で怜治の頭を殴った由.凛子と大輔が証拠集めに奔走する中で、大輔は涼香の証言に疑問を感じた.大輔は元警察官で学生時代に司法試験をパスした秀才で現在は弁護士.涼香は息子の響を亡くしており、それを悔いていた.怜治の前科を調べるうちにその捜査に涼香が加わっていたこと、その過程で涼香が有力な証拠を発見したことなど、大輔の琴線に触れる事象から調査を継続する中で新たな証拠を発見する.裁判の最終段
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【夏目シリーズ第4弾】
シリーズ第4弾は夏目刑事が東池袋署から錦糸署に異動から幕が開く。年金不正受給、レイプ被害、外国人労働、介護。現代の社会問題にそれぞれ切り込んだ作品群。
4番目に収録された表題作『刑事の怒り』
「植物状態になった患者」の生きる意味や苦悩、そして患者は幸せなのか。本人の意思が明確に確認できない状況で、生きて欲しいと思うのは家族のエゴなのか…
薬丸岳さんがたどり着いた命題への答えに胸が打たれ、人の尊厳と命の大切さについて考えさせれた。
読み終えて夏目ロス気味。夏目の娘・絵美ちゃんの今後の回復と、祐馬の心に光が灯る日が訪れる事を祈りつつ第5弾を待ちます。
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Posted by ブクログ
3人の少年によって妻を失った男の話。
彼らは法によって罰されることもなく、彼らと法廷に立つことはおろか、彼らの名前も顔も知ることができない。
被害者の人権は守られず、まるで少年たちを守るためにあるような少年法に憤りを覚える男。「国家が罰を与えないのなら、私の手で殺してやりたい」と発言した数年後、少年のうちの一人が殺される。
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少年犯罪というものに、運良く縁がなく過ごしてきた。どんな凶悪犯罪であれ少年少女の『可塑性』を信じ罪に問われないことの非情さを、被害者遺族の目線から書かれるところから始まるが、ただ一辺倒になることなく、物語の展開と共にあらゆる視点で「更正とはなにか」に真っ向から向き合