薬丸岳のレビュー一覧
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【夏目シリーズ第4弾】
シリーズ第4弾は夏目刑事が東池袋署から錦糸署に異動から幕が開く。年金不正受給、レイプ被害、外国人労働、介護。現代の社会問題にそれぞれ切り込んだ作品群。
4番目に収録された表題作『刑事の怒り』
「植物状態になった患者」の生きる意味や苦悩、そして患者は幸せなのか。本人の意思が明確に確認できない状況で、生きて欲しいと思うのは家族のエゴなのか…
薬丸岳さんがたどり着いた命題への答えに胸が打たれ、人の尊厳と命の大切さについて考えさせれた。
読み終えて夏目ロス気味。夏目の娘・絵美ちゃんの今後の回復と、祐馬の心に光が灯る日が訪れる事を祈りつつ第5弾を待ちます。
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Posted by ブクログ
こちら「螺旋プロジェクト」の内の1冊。
圧倒的な世界観!!読み始めてすぐ物語に引き込まれました。
まるで壮大な映画を観ているような感覚。
かつて幼馴染みだった新太郎・鈴兄妹と灯。
耳の大きい山族の兄妹と目の蒼い海族の灯。
三人が国や「種族の争い」に翻弄され、意外な形で再会を果たす…。
“運命の悪戯”としか思えないくらい悲しくて苦しい展開。
どうして人は争うのか。どうしたら争いはなくなるのか…。
『仲良くすればいいのに』
鈴がこぼした一言がとても重い。
種族も国境も越えて手を取り合って生きていけたらーー。
三人の未来に救いがありますようにと、いつの間にか祈るように読んでいました。
歴史をたどっているような気分になったし、今尚争いを繰り返す人間社会への警鐘のようにも思えました。
“#螺旋プロジェクト”としてじゃなくとも、単体で十分に楽しめる作品。
手に汗握る展開で、ページをめくる手が止まらないくらい面白かった! -
Posted by ブクログ
ネタバレ螺旋プロジェクト8冊目。最後!
全体的に時代がどうというのはあんまり気にならなかったな。その時代について知ってるか知らないかで読みやすい読みにくいというのはあったけど。
というわけで今回は明治。
山と海の対立が局地的に異常に激しいことになってた。それぞれのトップ二人がぶっちぎりでやばいだけで、他の人達はそこまででもなかったような… 青鬼が怖いと言うよりは海賊が怖い感じだったし。海龍さんはなんか深い考えがあるのかと思ってたら特にそんなことはなかったぜ!
灯と新太郎はなんかずっと嫌な感じはあるとか言いながら割と普通に会話できてたし。
そして山と海の両方の性質を持つ平蔵が単にバーサーカーになっててよくわからなかった。長老的ポジションいなかったな。どっちかというと坂本とか宗源がそれっぽいポジションだったような。
ということで、山と海の戦いというよりはただただ憎しみ合う人間という、むしろ山族海族ほっぽって、人間って愚かだねというのがずっと起きてた。すれ違いっぱなし。実際灯と鈴と新太郎もずっとすれ違い続け、最後にようやく出会えたのに話はもうクライマックス。
それにしても灯と鈴が癒やしだった。幸せになってほしかったよ…
鈴ー! -
Posted by ブクログ
おそらく再読。
読み始めると止まらないのが薬丸岳さん。
誰?誰が?と思いながら次々とページを巡り…本書も堪能!
「罪と償い」の名手ですね。
また「赦し」も薬丸岳さんのキーワードなのも納得。
「人が人を大切に思う気持ち」
「大切な人を精一杯大切にしたいと願う気持ち」
読んでいるとその想いがひしひしと伝わって来ます。
自分は薬丸岳さんの伝えたい事をちゃんと受け取れているかな…
今迄読んだ本ももう一度全部読み直してみたくなりました。
最後のメッセージ…読者に委ねられましたね!
読んだ人の数だけラストがある!
なんかそれもちょっと粋なはからいな気がします。