薬丸岳のレビュー一覧

  • 天使のナイフ 新装版

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    3人の少年によって妻を失った男の話。
    彼らは法によって罰されることもなく、彼らと法廷に立つことはおろか、彼らの名前も顔も知ることができない。
    被害者の人権は守られず、まるで少年たちを守るためにあるような少年法に憤りを覚える男。「国家が罰を与えないのなら、私の手で殺してやりたい」と発言した数年後、少年のうちの一人が殺される。
    ===
    少年犯罪というものに、運良く縁がなく過ごしてきた。どんな凶悪犯罪であれ少年少女の『可塑性』を信じ罪に問われないことの非情さを、被害者遺族の目線から書かれるところから始まるが、ただ一辺倒になることなく、物語の展開と共にあらゆる視点で「更正とはなにか」に真っ向から向き合

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    2024年04月04日
  • 刑事弁護人

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    読み応えがありました。
    何が嘘で、殺人罪を受け入れてまで隠したいことは何なのか⁉️
    真実に辿り着けてよかった。

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    2024年03月11日
  • 誓約

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    昔悪人だった主人公が今は家族と幸せな生活を送って、まともに生きているところから物語が始まる。過去のある約束が主人公を苦しめる。
    守るべき家族がいる事で窮地に立たされて行く。
    壮大な復讐劇…。
    愛する家族が殺されたら犯人を赦さないだろうか?考えさせられる作品です。
    薬丸岳さんと言えば夏目刑事シリーズ作品が好きですが、犯罪を憎むと言う事に於いてはどの作品も一貫していますね。
    非常に良く出来た作品で一気読み必至です。

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    2024年01月08日
  • 刑事の怒り

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    夏目信人シリーズ4作品目。
    4編の中•短編集の物語、どの作品も現代社会の問題を掘り下げた内容で実際にあった事件を薬丸岳さん独自の視点で描いている。

    事件の真実を知る事への執念、夏目刑事の洞察力や犯人への優しさを感じる内容です。

    夏目信人シリーズ4作品を読んで思う事は、犯人や関わっている人への思いやりが非常に好感が持てる良い刑事だと思う。
    薬丸岳という作家さんの人柄が良く出ている。
    これからも応援します。

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    2023年12月17日
  • 刑事弁護人

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    非常に読み応えのある一冊(504ページ)。本も重いが中身も重い。読みごたえがあります。被告人の煮え切らない感じには結構苛立つし、弁護士って仕事は、忍耐強くないとできないお仕事だ…とつくづく思いました。裁判が始まってから、話に勢いがつき、面白さと好奇心が増しました。

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    2023年12月09日
  • 友罪【電子特別版】

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    真実を知っても、友達でいられる?
    もし、同僚が世間を震撼させたあの事件の少年犯だと知ってしまったら?

    連続児童殺傷事件の「その後」を描いた本
    傑作のひとつ。最後の手記は泣いた。
    ラストは相変わらず重くて良い。

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    2023年11月28日
  • ラストナイト

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    夢中になって読みました!
    話ごとに出てくる些細な人物が次の話の主となり、どんどんと真実が明らかになっていく過程がおもしろかった!
    すべての真実が明らかになったあとの最後の結末は切なかったけれど、人生をかけた復讐を果たせて良かったとも思いました。

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    2023年11月15日
  • 神の子(上)

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    本から遠ざかっていた頃、ふと手に取り気になって読み出したら止まらなくなる話の展開と没入感。薬丸岳さんの作品を読むきっかけになった本です。

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    2023年11月11日
  • ラストナイト

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    またまたやってしまいました。大好きな作家、薬丸岳さん、今度はなんと5人の視点から見た表現方法で何度も同じ場面が出てきます。これはなんて新鮮な試みなんでしょう。読んでいて興奮冷めやらなかったです。復讐のために32年間、罪を犯してまでも刑務所に出たり入ったり、こんなことがあっていいんでしょうか?くわしくは読んであなたも興奮して下さい。涙して下さい。感動して下さい。

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    2023年08月30日
  • 悪党

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    ネタバレ

    読みやすく面白い

    探偵 佐伯修一の元に入る依頼を1章の区切りとして展開していくため短編が集まったような構成
    ただ短編と言いつつも話が大きく変わるわけではなく佐伯が向き合い続けている姉の事件への誘導になっており、結末の説得力があった

    服役を終えた人間のどんな姿を見て『赦す』とするのか
    善良な人間として直向きに働いていたら
    きっとそんな姿を見ても、『赦す』とはならないと思う

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    2023年08月19日
  • 蒼色の大地

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    面白かった。悲しい話だが、物語に引き込まれた。幼馴染の3人がたどる数奇な物語だ。螺旋プロジェクトと言われる、連作の中の一つ。次の作品は昭和の時代に移るようだ。明日書店で購入しよう。『コイコワレ』乾ルカさんの作品。
    この後、伊坂幸太郎さんの『シーソーモンスター』につながる。
    まだまだ楽しみが続く。

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    2023年08月09日
  • 蒼色の大地

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    螺旋プロジェクト4作目。この物語の転機になりそうなストーリー。悲しく哀しい争いを続けてきた族同士が初めて交わる。
    哀しくも温かいストーリー。
    それでも、この争いは続くのか。

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    2023年08月02日
  • 刑事弁護人

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    ネタバレ

    ある事情から刑事弁護に使命感を抱く持月凛子が当番弁護士に指名されたのは、埼玉県警の現役女性警察官・垂水涼香が起こしたホスト殺人事件。凛子は同じ事務所の西と弁護にあ たるが、加害者に虚偽の供述をされた挙げ句の果て、弁護士解任を通告されてしまう。一方、西は事件の真相に辿りつつあった。
    そして最後に現れた究極の存在とは……。

    涼香の二転三転に苛つく。弁護士に逆ギレしてどうしたいんだい?
    西弁護士・・・結構良い

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    2023年07月24日
  • その鏡は嘘をつく

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    「その鏡は嘘をつく」鏡が嘘をつくのではなく、それに映し出された自分の姿を自分自身が嘘をつくのだ。発見された死体が他殺なのか自殺なのか。検事と刑事が少ない手がかりを元に推理を拡げ確信へと繋げて行く。医者を目指す若者と予備校の講師、彼らに一体なにがあったのか!とにかく面白い作品でした。


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    2023年04月29日
  • 蒼色の大地

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    こちら「螺旋プロジェクト」の内の1冊。
    圧倒的な世界観!!読み始めてすぐ物語に引き込まれました。
    まるで壮大な映画を観ているような感覚。

    かつて幼馴染みだった新太郎・鈴兄妹と灯。
    耳の大きい山族の兄妹と目の蒼い海族の灯。
    三人が国や「種族の争い」に翻弄され、意外な形で再会を果たす…。
    “運命の悪戯”としか思えないくらい悲しくて苦しい展開。
    どうして人は争うのか。どうしたら争いはなくなるのか…。

    『仲良くすればいいのに』

    鈴がこぼした一言がとても重い。
    種族も国境も越えて手を取り合って生きていけたらーー。
    三人の未来に救いがありますようにと、いつの間にか祈るように読んでいました。
    歴史をた

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    2023年04月18日
  • 蒼色の大地

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    ネタバレ

    螺旋プロジェクト8冊目。最後!

    全体的に時代がどうというのはあんまり気にならなかったな。その時代について知ってるか知らないかで読みやすい読みにくいというのはあったけど。
    というわけで今回は明治。
    山と海の対立が局地的に異常に激しいことになってた。それぞれのトップ二人がぶっちぎりでやばいだけで、他の人達はそこまででもなかったような… 青鬼が怖いと言うよりは海賊が怖い感じだったし。海龍さんはなんか深い考えがあるのかと思ってたら特にそんなことはなかったぜ!
    灯と新太郎はなんかずっと嫌な感じはあるとか言いながら割と普通に会話できてたし。
    そして山と海の両方の性質を持つ平蔵が単にバーサーカーになってて

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    2023年03月09日
  • 誓約

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    おそらく再読。
    読み始めると止まらないのが薬丸岳さん。
    誰?誰が?と思いながら次々とページを巡り…本書も堪能!
    「罪と償い」の名手ですね。
    また「赦し」も薬丸岳さんのキーワードなのも納得。
    「人が人を大切に思う気持ち」
    「大切な人を精一杯大切にしたいと願う気持ち」
    読んでいるとその想いがひしひしと伝わって来ます。
    自分は薬丸岳さんの伝えたい事をちゃんと受け取れているかな…
    今迄読んだ本ももう一度全部読み直してみたくなりました。

    最後のメッセージ…読者に委ねられましたね!
    読んだ人の数だけラストがある!
    なんかそれもちょっと粋なはからいな気がします。

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    2023年03月01日
  • 蒼色の大地

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    今まで争いしかなかった海族と山族の話にやっと変化が!
    これがこの話の先まで続いていくんだろうか…。
    続きが楽しみです。

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    2023年02月28日
  • アノニマス・コール

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    急にミステリーが読みたくなって本棚を漁り好きで以前よく読んでいた薬丸岳さんの本を手にして「これだ!」と、夢中で読んだ!
    ページ数はあったけどあっという間に読破。
    やっぱり薬丸岳さん、間違いない。
    再読だけど途中経過も結末もあやふやだったので充分堪能出来た。

    正義のなんたるや!
    人それぞれの正義があり、でもその正義を守るだけでは報われないものもある。
    そしてその正義が正しいとは限らない。
    そもそも正義とはなんぞや!

    何度読んでも薬丸岳さんの本は考えさせられる。
    そしていつもの事ながら正解は出ない!
    日常の忙しさについ流されてしまうけど、こうして本を通じて時折考える事を辞めてはいけないのかもし

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    2023年02月22日
  • 蒼色の大地

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    ネタバレ

    螺旋プロジェクトの第4弾。

    明治時代の話。

    鯨という名前が出てきたり、海老沼という地名が出てきたり。名前以上の意味はなかったように思いますが、螺旋プロジェクトのつながりを感じることが出来て、感動しました。また、源三さんが「もののふの国」のあの人やってビックリ。そういえば、そうだったな、と思いました。

    物語は山族が山神と新太郎、鈴。海族が灯、蒼狼と海龍。この登場人物たちの関係が入り乱れていて、今まで読んだ螺旋プロジェクトの感じとはちょっと違う感じでした。

    新太郎も灯も、組織(というか一族)の裏切り者になって、海と山の対立っていう運命に逆らい抵抗していたのが印象的でした。この物語の海と山の

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    2023年02月19日