薬丸岳のレビュー一覧

  • 刑事の怒り

    Posted by ブクログ

    【夏目シリーズ第4弾】
    シリーズ第4弾は夏目刑事が東池袋署から錦糸署に異動から幕が開く。年金不正受給、レイプ被害、外国人労働、介護。現代の社会問題にそれぞれ切り込んだ作品群。

    4番目に収録された表題作『刑事の怒り』
    「植物状態になった患者」の生きる意味や苦悩、そして患者は幸せなのか。本人の意思が明確に確認できない状況で、生きて欲しいと思うのは家族のエゴなのか…
    薬丸岳さんがたどり着いた命題への答えに胸が打たれ、人の尊厳と命の大切さについて考えさせれた。

    読み終えて夏目ロス気味。夏目の娘・絵美ちゃんの今後の回復と、祐馬の心に光が灯る日が訪れる事を祈りつつ第5弾を待ちます。

    0
    2024年09月02日
  • 友罪【電子特別版】

    Posted by ブクログ

    ……。
    予想はしてたけど、重い内容でした。

    ついかっとなって…
    ほんの出来心で…
    魔が刺した…
    などと表現する犯罪や罪は人ごとでない気がするけれど、いわゆる
    猟奇的殺人と言われる理解し難い犯罪を犯した本人が実際そばにいたとしたら
    果たして自分は何も恐れる事なく接する事が出来るのか?と問われればやはり無理ではないかと思った。
    小説だから、読みながら鈴木さんを擁護したいという気持ちになったけれど、現実的には自己防衛の気持ちの方が強いんだろうな…と
    考えさせられました。

    0
    2024年08月22日
  • 神の子(上)

    Posted by ブクログ

    殺人事件で逮捕された少年・町田は母親に戸籍も与えられず、生きるためにどんなことでもやってきた。彼は類いまれなる頭脳を持っているが、大切な何かが欠けていた。

    展開が早くて一気読み。登場人物が多いが、後半に連れて徐々に繋がっていく。そこが本当に面白いしワクワクした。
    彼を取り巻く環境や、彼をひつこくつけ回す闇組織の存在。町田の頑なに閉ざしている心は変化するのか。どんな展開がまっているのか下巻が非常に楽しみ。

    0
    2024年08月12日
  • 悪党

    Posted by ブクログ

    自分の身近な大好きな人がこんな形で殺されたら、そりゃそうなるよねと思う。最後の最後踏みとどまっているのが主人公の良さがすごく出ててやばい

    0
    2024年06月16日
  • 悪党

    Posted by ブクログ

    これは期待以上に面白かった。被害者家族と加害者・加害者家族の心情が過不足なく描かれ、元警官の探偵が事件の被害者・加害者と交錯する連作ストーリもとても上手くハマっており、薬丸岳の良さが十二分に発揮されている。これは読んで損のない傑作。

    0
    2024年06月05日
  • 刑事弁護人

    Posted by ブクログ

    読み応えがありました。
    何が嘘で、殺人罪を受け入れてまで隠したいことは何なのか⁉️
    真実に辿り着けてよかった。

    0
    2024年03月11日
  • 誓約

    Posted by ブクログ

    昔悪人だった主人公が今は家族と幸せな生活を送って、まともに生きているところから物語が始まる。過去のある約束が主人公を苦しめる。
    守るべき家族がいる事で窮地に立たされて行く。
    壮大な復讐劇…。
    愛する家族が殺されたら犯人を赦さないだろうか?考えさせられる作品です。
    薬丸岳さんと言えば夏目刑事シリーズ作品が好きですが、犯罪を憎むと言う事に於いてはどの作品も一貫していますね。
    非常に良く出来た作品で一気読み必至です。

    0
    2024年01月08日
  • 刑事の怒り

    Posted by ブクログ

    夏目信人シリーズ4作品目。
    4編の中•短編集の物語、どの作品も現代社会の問題を掘り下げた内容で実際にあった事件を薬丸岳さん独自の視点で描いている。

    事件の真実を知る事への執念、夏目刑事の洞察力や犯人への優しさを感じる内容です。

    夏目信人シリーズ4作品を読んで思う事は、犯人や関わっている人への思いやりが非常に好感が持てる良い刑事だと思う。
    薬丸岳という作家さんの人柄が良く出ている。
    これからも応援します。

    0
    2023年12月17日
  • 刑事弁護人

    Posted by ブクログ

    非常に読み応えのある一冊(504ページ)。本も重いが中身も重い。読みごたえがあります。被告人の煮え切らない感じには結構苛立つし、弁護士って仕事は、忍耐強くないとできないお仕事だ…とつくづく思いました。裁判が始まってから、話に勢いがつき、面白さと好奇心が増しました。

    0
    2023年12月09日
  • ラストナイト

    Posted by ブクログ

    夢中になって読みました!
    話ごとに出てくる些細な人物が次の話の主となり、どんどんと真実が明らかになっていく過程がおもしろかった!
    すべての真実が明らかになったあとの最後の結末は切なかったけれど、人生をかけた復讐を果たせて良かったとも思いました。

    0
    2023年11月15日
  • 神の子(上)

    Posted by ブクログ

    本から遠ざかっていた頃、ふと手に取り気になって読み出したら止まらなくなる話の展開と没入感。薬丸岳さんの作品を読むきっかけになった本です。

    0
    2023年11月11日
  • ラストナイト

    Posted by ブクログ

    またまたやってしまいました。大好きな作家、薬丸岳さん、今度はなんと5人の視点から見た表現方法で何度も同じ場面が出てきます。これはなんて新鮮な試みなんでしょう。読んでいて興奮冷めやらなかったです。復讐のために32年間、罪を犯してまでも刑務所に出たり入ったり、こんなことがあっていいんでしょうか?くわしくは読んであなたも興奮して下さい。涙して下さい。感動して下さい。

    0
    2023年08月30日
  • 蒼色の大地

    Posted by ブクログ

    面白かった。悲しい話だが、物語に引き込まれた。幼馴染の3人がたどる数奇な物語だ。螺旋プロジェクトと言われる、連作の中の一つ。次の作品は昭和の時代に移るようだ。明日書店で購入しよう。『コイコワレ』乾ルカさんの作品。
    この後、伊坂幸太郎さんの『シーソーモンスター』につながる。
    まだまだ楽しみが続く。

    0
    2023年08月09日
  • 蒼色の大地

    Posted by ブクログ

    螺旋プロジェクト4作目。この物語の転機になりそうなストーリー。悲しく哀しい争いを続けてきた族同士が初めて交わる。
    哀しくも温かいストーリー。
    それでも、この争いは続くのか。

    0
    2023年08月02日
  • 刑事弁護人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ある事情から刑事弁護に使命感を抱く持月凛子が当番弁護士に指名されたのは、埼玉県警の現役女性警察官・垂水涼香が起こしたホスト殺人事件。凛子は同じ事務所の西と弁護にあ たるが、加害者に虚偽の供述をされた挙げ句の果て、弁護士解任を通告されてしまう。一方、西は事件の真相に辿りつつあった。
    そして最後に現れた究極の存在とは……。

    涼香の二転三転に苛つく。弁護士に逆ギレしてどうしたいんだい?
    西弁護士・・・結構良い

    0
    2023年07月24日
  • その鏡は嘘をつく

    Posted by ブクログ



    「その鏡は嘘をつく」鏡が嘘をつくのではなく、それに映し出された自分の姿を自分自身が嘘をつくのだ。発見された死体が他殺なのか自殺なのか。検事と刑事が少ない手がかりを元に推理を拡げ確信へと繋げて行く。医者を目指す若者と予備校の講師、彼らに一体なにがあったのか!とにかく面白い作品でした。


    0
    2023年04月29日
  • 蒼色の大地

    Posted by ブクログ

    こちら「螺旋プロジェクト」の内の1冊。
    圧倒的な世界観!!読み始めてすぐ物語に引き込まれました。
    まるで壮大な映画を観ているような感覚。

    かつて幼馴染みだった新太郎・鈴兄妹と灯。
    耳の大きい山族の兄妹と目の蒼い海族の灯。
    三人が国や「種族の争い」に翻弄され、意外な形で再会を果たす…。
    “運命の悪戯”としか思えないくらい悲しくて苦しい展開。
    どうして人は争うのか。どうしたら争いはなくなるのか…。

    『仲良くすればいいのに』

    鈴がこぼした一言がとても重い。
    種族も国境も越えて手を取り合って生きていけたらーー。
    三人の未来に救いがありますようにと、いつの間にか祈るように読んでいました。
    歴史をたどっているような気分になったし、今尚争いを繰り返す人間社会への警鐘のようにも思えました。
    “#螺旋プロジェクト”としてじゃなくとも、単体で十分に楽しめる作品。
    手に汗握る展開で、ページをめくる手が止まらないくらい面白かった!

    0
    2023年04月18日
  • 蒼色の大地

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    螺旋プロジェクト8冊目。最後!

    全体的に時代がどうというのはあんまり気にならなかったな。その時代について知ってるか知らないかで読みやすい読みにくいというのはあったけど。
    というわけで今回は明治。
    山と海の対立が局地的に異常に激しいことになってた。それぞれのトップ二人がぶっちぎりでやばいだけで、他の人達はそこまででもなかったような… 青鬼が怖いと言うよりは海賊が怖い感じだったし。海龍さんはなんか深い考えがあるのかと思ってたら特にそんなことはなかったぜ!
    灯と新太郎はなんかずっと嫌な感じはあるとか言いながら割と普通に会話できてたし。
    そして山と海の両方の性質を持つ平蔵が単にバーサーカーになっててよくわからなかった。長老的ポジションいなかったな。どっちかというと坂本とか宗源がそれっぽいポジションだったような。
    ということで、山と海の戦いというよりはただただ憎しみ合う人間という、むしろ山族海族ほっぽって、人間って愚かだねというのがずっと起きてた。すれ違いっぱなし。実際灯と鈴と新太郎もずっとすれ違い続け、最後にようやく出会えたのに話はもうクライマックス。
    それにしても灯と鈴が癒やしだった。幸せになってほしかったよ…
    鈴ー!

    0
    2023年03月09日
  • 誓約

    Posted by ブクログ

    おそらく再読。
    読み始めると止まらないのが薬丸岳さん。
    誰?誰が?と思いながら次々とページを巡り…本書も堪能!
    「罪と償い」の名手ですね。
    また「赦し」も薬丸岳さんのキーワードなのも納得。
    「人が人を大切に思う気持ち」
    「大切な人を精一杯大切にしたいと願う気持ち」
    読んでいるとその想いがひしひしと伝わって来ます。
    自分は薬丸岳さんの伝えたい事をちゃんと受け取れているかな…
    今迄読んだ本ももう一度全部読み直してみたくなりました。

    最後のメッセージ…読者に委ねられましたね!
    読んだ人の数だけラストがある!
    なんかそれもちょっと粋なはからいな気がします。

    0
    2023年03月01日
  • 蒼色の大地

    Posted by ブクログ

    今まで争いしかなかった海族と山族の話にやっと変化が!
    これがこの話の先まで続いていくんだろうか…。
    続きが楽しみです。

    0
    2023年02月28日